苫小牧市立病院研修医1年目の岸部です。当院での初期研修について、個人的に良いと感じている点を紹介させていただきます。
・日当直での豊富な経験で培える対応力
当院は苫小牧市を中心に東胆振と日高を医療圏とする広域中核病院で、奇数日の救急を当番しています。当直は1年目+2年目研修医+当直医の3人体制です。従って当番日には広域医療圏から搬送されてきた多様な症例を、先輩方の対応を間近で見ながら経験することができます。4月5月の頃は次に何をすればいいのかわからないことも多かったのですが、最近では「あのとき先輩はこうしていたな」と自分の中の引き出しが増えてきたことを実感しております。また当直帯で施行した画像検査については、日中に放射線科医師からの読影レポートを作成していただいています。充実した復習を通して確かな読影力を身につけることができる環境です。
・研修医について
医局には独立した研修医室が備わっています。ローテーションしている診療科で学んだことや救急外来で経験した症例について、共有しあうことで切磋琢磨できる環境です。また仕事や医学以外のプライベートなことも気兼ねなく話すことができますので、同期ともすぐに打ち解けることができたと思っています。人数についても7人と過不足ないと個人的に感じています。手技の取り合いもないですし、当直も月に4回程度で程よい回数で回すことができています。
以上、簡単ではございますが紹介させていただきました。是非一度見学にお越しいただき、実際の雰囲気など感じていただければと思います。
令和5年11月
基幹型研修医 岸部 丞
(出身大学:北海道大学)