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病院長のあいさつ


 苫小牧市立病院は、昭和21年10月11日に内科、外科、小児科、耳鼻科の4科26床からなる町立病院として発足し、昭和23年4月1日の市制施行により、苫小牧市立病院と改称されました。その後の高度成長期に、当院は診療科増設と病棟増築などにより規模を拡大し、平成15年4月1日には17科、425床になりました。

 建築後40年を経過した旧病院は老朽化・狭隘化し、市民が求める医療提供の実現に支障をきたすようになったため、平成16年6月に新病院工事が着工し、平成18年10月1日に、現在地に移転開業いたしました。病床は急性期に対応した382床とし、平成26年4月には22診療科となりました。新病院には、高度の医療に適応できる最新の医療機器と設備を数多く整え、また、道内の自治体病院では初めて導入された本格的な電子カルテシステムを軸とする総合医療情報システムを構築いたしました。新病院は、地域周産期母子医療センター、圏域で唯一のNICU(新生児特定集中治療室)を有する病院、日胆地区小児救急医療拠点病院、北海道がん診療連携指定病院、災害拠点病院、臨床研修病院などのさまざまな役割を有する病院となりました。

 その後も、平成26年5月には入院支援センターを設置し、平成28年2月には地域包括ケア病棟を開設いたしました。平成30年9月6日に発生した胆振東部地震では、DMAT(災害派遣医療チーム)の現地調整本部が当院に置かれ、全国から派遣されたDMATが当院を拠点として活動しました。令和2年2月から流行している新型コロナウィルス感染では、圏域で唯一の感染症指定病院として、多くの感染者の入院治療、疑似患者の診断治療などを現在も継続して行っています。

 将来の高齢化、人口減少社会に対応するため、病院の機能分化・連携が求められていますが、当圏域も決して例外ではありません。これまでは病院で完結した医療を、今後は地域で完結するような体制に変化していかなければなりません。コロナの診療に際して、一般の患者さんの診療を他の病院にお願いすることも多くありましたが、これも一つの連携だと考えます。将来の医療の在り方を念頭に置き、かつ患者さんの視点に立って、地域の基幹病院としての役割をしっかりと果たし、安定した病院運営を行っていきたいと考えております。

                             令 和 3 年 1 2 月
                             院長 松岡 伸一

お問い合わせ先

苫小牧市立病院
電話:0144-33-3131

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