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消化器内科

 当科は内科学会、消化器病学会、消化器内視鏡学会、肝臓学会、ヘリコバクター学会などの専門医、指導医を有する医師6名が担当しています。吐下血などの消化器救急疾患に迅速に対応し、また消化管癌の内視鏡治療、肝臓がんのラジオ波治療、胆膵内視鏡治療、がん化学療法などの専門的な医療についても提供できる体制をとっています。

 当院は、「一般社団法人 日本消化器内視鏡学会Japan Endoscopy Database(JED)Project」へ協力しています。詳細は以下をご覧ください。

 pdf一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 Japan Endoscopy Database(JED)Project参加について(223.57 KB)
 

消化管領域

 がんの早期病変を発見するために、最新の内視鏡機器を用いた精度の高い内視鏡検査に心がけており、早期がんであれば、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)での切除を行っています。検査に対する不安が強い場合には、鎮静剤を使用して検査を行うことも可能です。加藤(貴)医師は15年以上ESDに取り組んでおり、今まで1000名を超える患者様の治療を担当しております。
 また、胃がんの危険因子であるピロリ菌に対する除菌治療や、胸焼けや便秘といった日常生活に障害をきたす疾患に対する薬物療法にも対応しています。近年では、潰瘍性大腸炎やクローン病といった慢性炎症性腸疾患の罹患率増加に伴い、薬物療法だけでなく白血球除去療法(GMA)も積極的に行っております。

肝臓領域

 「肝疾患に関する専門医療機関」の認定を受け、急性肝疾患から慢性肝炎、肝硬変、肝がんと広く対応しております。B型肝炎やC型肝炎といったウイルス性肝炎は、肝硬変さらには肝がんに進展しうる慢性肝疾患ですが、適切な抗ウイルス治療を行うことで予防が可能です。B型肝炎ウイルスに対する核酸アナログ製剤、C型肝炎ウイルスに対するDAAs製剤によるインターフェロンを使用しない治療に積極的に取り組んでいます。最近は、生活習慣病とも大きくかかわりのある脂肪肝の増加が問題となっており、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)という肝硬変や肝がんに進展しうる病態が含まれているとされています。これらの疾患に対しては、腹部超音波検査だけでなくフィブロスキャンといった肝臓の硬さや脂肪沈着度を測定する最新の機器を用いて診断にあたっています。肝臓がんに対しては、ラジオ波(RFA)やエタノール局注療法(PEIT)といった穿刺療法、肝動脈塞栓術(TACE)、外科的切除、全身化学療法を時に併用しながら選択しています。

胆膵領域

 胆石症、胆嚢炎、膵炎などの良性疾患や、胆嚢がん、胆管がん、膵がんなどの悪性疾患に対して広く対応しております。また、硬化性胆管炎、自己免疫性膵炎や膵内分泌腫瘍といった頻度の低い疾患に対しても対応しております。胆膵領域の疾患は、良性疾患であっても重症化すると生命の危険が及ぶ病態もあり、緊急での対応もできる体制を整えています。胆膵悪性疾患においては、病理組織学的検査を行うことが困難とされておりましたが、超音波内視鏡的穿刺吸引生検を行うことにより、がん・非がんの鑑別だけでなく、可能な限り組織型を同定した上での治療方針決定を心がけています。また、経口胆道鏡を常備しており、除去困難な結石に対する電圧水圧衝撃波胆管結石破石装置(EHL)による結石除去術や通常の内視鏡では観察できない胆管内・膵管内のがん・非がんの鑑別が困難な病変に対する内視鏡観察下での生検も積極的に行っております。2022年度より北海道大学消化器内科胆膵グループで4年間研鑽を積んだ平田医師が着任し専門的に診療を行っております。

消化器がん化学療法領域

食道・胃・大腸・肝臓・膵臓・胆嚢・胆管などの消化器疾患臓器より発生した治癒切除不能・再発進行がんに対する化学療法(抗がん剤治療・分子標的治療)を行っています。多くは、切除不能進行・再発がんの患者さんを対象に行っておりますが、手術の前の術前化学療法や、手術の後の術後化学療法も行っています。また、小腸や間質系消化管腫瘍(GISTなど)、消化器由来が疑われる原発不明がんに対しても治療を行っています。化学療法は日進月歩で進歩していることから当院では北海道大学病院と連携をとることで、この分野における最新の医療情報を得ることに努めるとともに、一般臨床では使用できない最先端の治験への橋渡しや希望される方には積極的にセカンドオピニオンを行っております。また2022年度からは北海道大学消化器癌化学療法グループで研鑽を積んだ伊藤医師が着任し専門的に診療を行っております。
 上記のような、積極的な治療だけでなく、病気や治療に伴うつらい症状、精神
的ストレス、治療に関連する経済的な悩みなど全人的なサポートをがん化学療法認
定看護師や緩和ケア認定看護師と協力して診療に当たっております。

  

診療実績 令和4年度(4~3月)

胃カメラ:2,325件
大腸カメラ:746件
《消化管領域》
上部管内視鏡検査:2,325件・止血術(上部):41件・異物除去術:10件・胃瘻造設術:15件
拡張術(上部):0件・ステント術(上部):2件・イレウス管挿入術(上部):24件
下部消化管内視鏡検査:746件・止血術(下部):16件・拡張術(下部):1件
ステント術(下部):12件・イレウス管挿入術(下部):0件
〔小腸内視鏡検査〕
カプセル内視鏡検査:23件・小腸内視鏡検査:11件
〔内視鏡的治療〕
ポリペクトミー&粘膜除去術(EMR)大腸:607件
〔内視鏡的粘膜剥離術(ESD) 79件〕
食道:4件・胃:46件・大腸:29件
〔内視鏡的静脈瘤硬化療法・結紮術 33件〕
結紮術(EVL):28件・硬化療法(EIS):5件
《肝臓領域》
肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(RFA):0件・肝動脈科学塞栓療法(TACE):0件
《胆膵領域》
超音波内視鏡(EUS):85件・超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS-FNA):23件
ERCP関連手技:231件



 

担当医  職・氏名

資格

専門(得意)分野

診 療 部 長 加藤 貴司
(カトウ タカシ)
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器病学会指導医
日本医師会認定産業医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器内視鏡学会指導医
日本肝臓学会認定肝臓専門医
日本カプセル内視鏡学会認定医
日本消化管学会胃腸科認定医
日本消化管学会胃腸科専門医
消化器疾患全般
主に消化管内視鏡治療

 医 長
      

小林 智絵
(コバヤシ トモエ)

日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器病学会指導医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本肝臓学会認定肝臓専門医
日本肝臓学会指導医
日本ヘリコバクター学会H.pylori(ピロリ菌)
感染症認定医

消化器疾患全般
主に肝臓疾患

 医 長

伊藤 憲
(イトウ ケン)

日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会専門医

消化器疾患全般
主に癌化学療法

 医 長

平田 甫
(ヒラタ ハジメ)

日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医

消化器疾患全般
主に胆膵内視鏡検査・治療

医   長 佐々木 塁
 (ササキ ルイ)
日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本肝臓学会認定肝臓専門医
日本消化管学会胃腸科専門医
日本ヘリコバクター学会H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医
日本がん治療認定機構がん治療認定医
消化器疾患全般
 医 員

加藤 茜
(カトウ アカネ)

日本内科学会認定内科医 消化器疾患全般
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