こんにちは。苫小牧市立病院研修医1年目の田中耀です。
当院で研修を始めて半年が経ちました。今後当院での研修を考えている学生さんに向けて、研修の感想や当院の魅力などをお伝えできればと思います。
1. 日々の診療科ローテーション
この半年間、消化器内科、麻酔科、外科でそれぞれ2か月ずつ研修を行いました。消化器内科で学んだ消化器系の疾患や治療法は外科に直結し、手技の流れや患者の全体像をより深く学ぶことができました。また、麻酔科で習得した手技や全身管理の知識は、外科手術や救急対応でも応用でき、大変勉強になりました。
どの診療科でも上級医の先生方が熱心に指導してくださり、私たち研修医のやる気や成長に応じて、多くの手技や病棟業務を任せていただきました。消化器内科では腹部エコーや内視鏡検査の補助を経験し、麻酔科では挿管や麻酔導入、外科では縫合や手術の助手を行うなど、実際の臨床現場で手を動かしながら学べる機会が豊富にありました。こうした経験を積み重ねることで、自分の成長を実感し、充実した研修生活を送ることができています。
2. 救急外来での初期対応
救急外来では、1年目と2年目の研修医、そして上級医の3人体制で診療にあたっています。当院は東胆振および日高地域を医療圏としており、軽症から重症まで様々な患者さんが来院されるため、幅広い症例に対応する機会があります。勤務回数は月に3〜4回で、当初は少ないかと感じましたが、症例の多様性と内容の濃さから、今ではこの頻度がちょうど良いと感じています。
2年目の先生がそばにいてくださるので、わからないことがあればすぐに相談でき、緊張感を持ちながらも安心して対応できます。また、1年後には自分が後輩を指導する立場になることを実感し、次のステップへのモチベーションにも繋がっています。CTやMRIを撮像した患者さんの症例では、翌日に放射線診断科の先生が読影レポートを提供してくださるため、画像診断の勉強にも大いに役立っています。救急対応だけでなく、その後に振り返って学べる環境が整っているのも当院の大きな魅力です。
以上、簡潔にまとめましたが、興味をお持ちの方はぜひ見学にお越しください。私たち研修医が日々どのように過ごしているのか、研修生活について詳しくお話しできると思います。
研修医一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております!