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004 臨床検査技師

高度医療を支える検査の現場(4)

取材:2026/3月
 

-生理検査部門の中堅として力を入れている所を教えてください
 

 今年で12年目、4月には働き始めて13年目になります。今年1年は新人教育に時間を注いできました。今年度は2人の採用があり、最初のころは2人それぞれの個性を見ながら、向いている・向いていないを判断しつつ、「この人にはこういうアプローチをしよう」、「この人にはこの言い方の方が良い」などを考えながら指導にあたりました。ベテラン技師の方々が抜けていっているので、私たちの世代が頑張り所です。


 

-日々の仕事で若い頃よりも気を配っていることはありますか?
 

 私はまだ管理職ではないので、現場をまわすことを大事に考えています。私は生理検査の中でも割と広めに色んな仕事に関わっている方なので、負担が大きい人がいたらフォローに入ることなどを考えながら、広い視野で業務を行うことが多いです。


-患者さんへの気配りも変わりましたか?
 

 患者さんへの対応はちょっと自信をもってできるようになったかなと思います。患者さんは何かしらの不安を抱えながら来院されている中で、不安にならないような声掛けをしたり、困っている人に対してはさっとすぐ体が動いて助けに行ったりは、即座にできるようになったなと思います。患者さんに対して、新人の頃は何を言ったらいいのかなとか、わからないことも多かったのですが、経験を重ねたからこそできるようになったのかなとは思います。
 

-経験を重ねてわかるようになってきたことはありますか?
 

 生理検査の中でもエコー検査や聴力検査、心電図検査など、様々な検査のことを知ったからこそ、結果についてこれがこうだから、こっちがこうなるんだっていう繋がりがわかるようになりましたね。たとえば、心電図検査が詳しくなることで心臓エコー検査の結果も「だからこれがこうなるんだな」と理解できるようになりました。


 

-若手にはどのように指導していますか?
 

 若手には、背中を見せているだけでは絶対にわからないことがあるので、言葉でなるべく伝えるようにしています。手技を見せているだけでも絶対伝わらないことがあるし、それだと手技獲得までの時間もかかるだろうから、「言語化」はやっぱり大事かなと思います。それで相手のわからないところも聞いてみたいし、「私はこれが分かりにくかったよ」という自分の経験も伝えて、「自分の時はこうだったよ」というのを踏まえて教えていたりします。
 

-女性として働く環境に満足されていますか
 

 私は、産休や育休をいただいて、今も時間をちょっと短めにした時短勤務にさせてもらっています。それも周りの方たちの協力がないと絶対できなくて、時間近くになるとやっている検査を途中でも変わっていただくこともありますね。急な休みもどうしても多くなってしまいますが、きっと大変なのでしょうけど上司や同僚の方々には「大丈夫だよ」「休んでもいいよ」という風に声をかけていただいているので、すごい心が楽になります。そういう風に言ってくれるからこそ、仕事の時間は「もう仕事でしっかり頑張ろう」という気持ちになります。
 周りの人の気遣いもありがたいです。病院の制度としても「時間で終わりにしようね」という形になっていますし、一緒に働いている人たちも「子育て大変だろうからいいよ」って言ってくれますし、そこの理解はすごく大きいと思います。ここの職場の人たちには、とても理解していただいているなってすごく感じます。


-後輩女性の方々にも励みになりますね
 

 私は、働きながら子育てもしながらということを、下の世代でも続けていって欲しくて、「みんなで協力しあって、それでもちゃんと働けるよ。もちろん仕事だってやりたくて、勉強もしたくてここにいるのでしょうから、それも両立できるよ」というのを見せてあげたいかな。それも私が継続しなきゃ、きっとついてこないことになると思うので、見せながら働き続けていきたいなと思っています。


-今後の目標を教えてください
 

 次に手掛けようと思っていることは、私自身のレベルアップで、エコー検査をまだ数年しかやっていないので、そこをさらに深く追求していきたいなと思っています。たとえば、腹部エコーや表在エコーなどですね。さらに、認定を取るための勉強も深めていきたいかなと思います。また「これは、どっちなんだろう」と悩む症例についても、はっきり言いきれるようなレポートを報告できるようになりたいですね。

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