時間帯補正等価騒音レベル(Lden)について
航空機騒音の評価は時間帯補正等価騒音レベル(以下Lden)を使用し行われます。Ldenとは、各飛行機の聞こえ始めから聞こえ終わりまでの人が受ける騒音エネルギーを測定し、時間帯による補正を行った値をいいます。
Ldenの求め方
1日の単発航空機騒音のエネルギーを合算し、継続時間1秒の定常騒音レベルで表されるものです。算出時に夕方・夜間の航空機騒音に重み付けを行い、次の式で算出することができます。
LAE:単発騒音暴露レベル T0:1[秒] T:86400[秒](=24時間)
重み付け
区分 | 時間帯 | 重み付け |
昼間(d) | 7時~19時 | 無し |
夕方(e) | 19時~22時 | +5dB |
夜間(n) | 0時~7時、22時~24時 | +10dB |

環境基準について
生活環境を保全し、人の健康の保護に資するうえで維持することが望ましい航空機騒音に係る環境基準は、次のとおりとなります。地域の類型 | 基準値 |
Ⅰ | 57デシベル以下 |
Ⅱ | 62デシベル以下 |
※地域類型Ⅰ:専ら住居の用に供される地域
地域類型Ⅱ:Ⅰ以外の地域であって通常の生活を保全する必要がある地域