メインの活動の他に行っている「キャリア教育」の授業について紹介したいと思います。
カブドゥラ小学校の子どもたちに「将来、何になりたい?」と聞くと、
男子生徒は警察・軍人、女子生徒は看護師と答える子がほとんどです。
医者、看護師、教師、警察、軍人以外の回答はほぼありません。(写真1、2:将来の夢についてのアンケート用紙)
(写真1) (写真2)
そこで、子どもたちに多くの職業を知ってもらい、将来の可能性を広げられたら。と思い、キャリア教育の授業を行うことにしました。
(写真3) (写真4)
第1回目のキャリア教育の授業には同期隊員で、首都にあるカムズセントラル病院で理学療法士として活動している佐々木さんと同僚の方に来ていただきました。
理学療法士や作業療法士がどんな仕事をしているのか、なるためにはどんなことが必要かなど、子どもたちにわかりやすいように説明してくれました。
病院で働いている人=医者・看護師というイメージが子どもたちにあったので、医療分野に携わりたいと考えている子どもたちには、とても興味深かったようです。
(写真5) (写真6)
第2回目のキャリア教育の授業にはJICAマラウイ事務所の現地スタッフの方々にきていただきました。
職業についての説明の他、JICAの取り組みやJICAとはどんな組織なのかを子どもたちに説明していただきました。
子どもたちは私が「日本人」だということを知っていても、「JICA」がどんな組織であるか、どんな取り組みをしているかを知らず、私も現地語で説明できないため、この機会に説明していただけて、とても助かりました。
JICA事務所で現地スタッフとして働くためには、私たち日本人と英語でコミュニケーションをとらなければなりません。現地スタッフの方々はみんな英語が流暢です。第2回目の授業を通し、子どもたちは英語を学ぶ大切さや意義を強く感じたようでした。
キャリア教育の授業後のアンケートでは、2回ともほぼ10割の子が「勉強に対してのモチベーションが上がった。」と答えていました。
また、子どもたちから「いろんな職業について知りたい。」という声が多く聞こえます。
活動期間中にあと何回できるかわかりませんが、今後も職業紹介の授業を続けていきたいです。