今回は普段の授業の様子を紹介いたします。
今日の授業は「angle(角)」です。
マラウイには先生用の教科書ガイドがあるので、それに沿って授業を行います。
(左:生徒用の問題集、右:先生用のガイドブック)
教科書ガイドによると、ここで子どもにつけさせたい力や技術は
「鋭角、直角、鈍角、優角を理解して書けるようになること」
ただ、子どもたちは定規・分度器・コンパスなど
日本で角の授業を行う際によく使うであろう道具は持っていません。
子どもたちは教科書も持っていないので模造紙に見本や大体の説明を書き
それを使って子どもたちとやり取りをする中で授業を進めます。
授業前にGoogle翻訳や辞書である程度のチェワ語を調べて臨むのですが、
ニュアンスがあっていないことが多くあり、子どもたちに直されることもしばしばです。
また、いくら模造紙に絵を書いて説明しても、なかなか伝わらないのが常です。
なので、授業ではなるべく子どもが物を動かしたり、子どもが身体を動かしたりするような説明を加えるようにしています。
今回は自分の身体を使っていろんな角を表現してもらいました!


(両手をつかって直角をつくる生徒) (肘をまげて鋭角をつくる生徒)


(上半身を寝かせて鈍角をつくる生徒) (指で直角をつくる生徒)
最初は腕や指で角を作る子が多かったのですが、
次第に足や身体全体で角をつくる子がでてきて、大盛り上がり!!
最後に出した練習問題でも定規や分度器がないながら
しっかりと角を書けるようになっていました!

足りないものが多いですが、足りないなりに楽しんで勉強する子どもたち。
いつも子どもたちの明るさ、笑顔に助けられています。

(最後はみんなで鈍角のポーズ!)