こんにちは、前回に続き普段の学校の様子をお伝えしたいと思います。
マラウイの学校では不定期で学校の緑化活動として
近くの原っぱから草を掘り出し中庭に移植?したり、アグリカルチャー(マラウイには教科として農業があります。)の授業で植物の苗を植えたりします。
先日もスタンダード6、7の生徒で大豆やメイズ(とうもろこし)収穫がありました。
しかし、そのことを知らされたのは授業中。
授業を行っているといきなり同僚が教室に来て、
「これから大豆の収穫行くから、授業終わりにして!」と言われました。
赴任して間もない頃は、いきなりの出来事についていけないことや授業が計画通りにいかないことに不満を感じていましたが、
今では「あと5分だけ待って!!すぐ終わるから!!」と言って
キリの良いところまで粘って授業を行います。
マラウイでは「今すぐやるよ!」と言っても、動き出すまでに20~30分かかることが多いせいか、
15~20分過ぎて授業を継続していても、他の先生たちに急かされたり、注意を受けたりすることはありません。
授業終了後、みんなで学校が所有している畑に向かいました。
畑というか原っぱじゃない?と思いましたが、草をかき分けて探せば大豆がありました。
草むらをかき分けて、緑に紛れている大豆を引っこ抜いて集めていきます。

1時間もするとあっという間に山のような大豆が収穫されました。
それを今度は荷車を使って学校へと運びます。この過程がまた大変。
積み上げられるだけ大豆を荷車に積み上げ、その上に大豆が落ちないように子どもが積み上げた大豆の上に乗ります。そしてみんなで荷車を押して学校まで戻ります。
不安定な大豆の上、しかも道は舗装されておらずぼこぼこの道。
それでもバランスを崩すことなく乗りこなす生徒と重たい荷車をなんなく押す生徒。
マラウイの子どもたちは本当にたくましいです。
帰り道、荷車を押しながら
「Ndima ndima ndimadyasoya♪」(ディマ ディマ ディマデャソヤ)とみんなで大合唱。
途中から「日本語で歌ってみて!」と生徒からリクエストがあったので、
同じリズムで「豆 豆 豆を食べる♪」と歌うと、そこから子どもたちも真似して大合唱。
炎天下の中の収穫作業で疲れていましたが、みんなで歌って楽しい帰り道でした。
後日、収穫した大豆とメイズでポリッジ(おかゆのようなもの)を作り、みんなで食べるそうなので、食べられる日が楽しみです。