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臨床工学室

臨床工学技士とは

  • 1987年5月に制定された「臨床工学技士法」に基づく医学と工学の両面を兼ね備えた国家資格です。
  • 医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う事を業とする医療機器の専門医療職種です。
  • 医師をはじめ、看護師等と医療機器を用いたチーム医療の一員として生命維持をサポートしています。
  • 臨床工学技士は「ME(Medical Engineer)」、「CE(Clinical Engineer)」などと呼ばれています。当院ではMEと呼ばれています。
  • 当院のMEは現在4名で、以下の業務を行っています。

臨床工学技士の業務

血液浄化業務

血液浄化療法とは、体外循環により血液を様々な方法で血液の中に含まれる病因となる物質を取り除く(浄化する)治療法のことです。当院では基本的に血液透析室か集中治療室で血液浄化を行いますが、まれに各病棟などでも行うことがあります。

血液透析療法(HD)、血液濾過透析(HDF)

血液透析療法とは慢性腎不全などにより腎臓の機能が低下している患者様に対し、腎臓の働きを代行するものです。血液透析は祝日など関係なく週2回から3回、1透析あたり3時間から4時間行い、体に溜まった病因物質や水分の除去と、体に必要なものを補充します。

血漿交換療法(PE)

血漿交換療法とは、体外循環を行い血漿分離器(もしくは遠心分離法)で血液と血漿を分けて、患者様の血漿を取り除き、その代わりに新鮮凍結血漿を体内に入れる治療法で、多種類の病因物質の除去が可能です。

二重濾過血漿分離交換方法(DFPP)

基本的には血漿交換で分離した患者様の血漿をさらに分離し選択的に病因物質のみを取り除き、体に必要なものは取り除かずに体内に戻すという治療法です。

血液吸着(灌流)療法(HA、DHP)

血液吸着(血液灌流)とは、血液を体外循環により吸着器に流すことで血液中の不要な物質を吸着器(吸着剤)に吸着させて取り除き血液を浄化させる治療法です。

血漿吸着療法(PA、PP)

血漿吸着とは基本的には血液吸着と同じであるが、血液を血球成分と血漿に分離し血漿のみを吸着器に流して不要な物質を除去した後、血液とまぜてから体内へ戻す治療法です。

白血球除去療法(LCAP、GCAP)

白血球除去療法とは体外循環を行い、白血球のみを取り除くフィルターに血液を通して、その病気の原因となる白血球の種類を取り除いた後に残りを体に戻すという治療法です。

集中治療室業務

持続緩徐式血液濾過透析(CHDF)、持続緩徐式血液透析(CHD)、
持続緩徐式血液濾過(CHF)

基本的に前述した血液透析療法と同じようなものですが、救急・集中治療領域における循環動態の不安定な患者様に対する血液浄化法(血液透析)の一つです。「C」は「continuous(持続)」の略で基本的には24時間以上連続で行うことが多い治療法で、期間は通常2日くらいから、長くなると14日間以上施行する場合があります。

人工呼吸器

集中治療室で行われている各種人工呼吸器の終業、始業前点検を行い、いつでも安全に患者様が使用できるようにします。また、患者様に装着後も機械的な面から日常点検を行っています。現在集中治療室には大きく分けて3種類(6台)の人工呼吸器を常備しています。

その他

血液透析室でも行いますが、同じように集中治療室でも行います。
  • 血漿交換療法(PE)
  • 二重濾過血漿分離交換方法(DFPP)
  • 血液吸着(灌流)療法(HA、DHP)
  • 血漿吸着療法(PA、PP)

高気圧酸素療法業務

高気圧酸素療法とは、高気圧治療装置というタンクの中に患者様が入り加圧することにより、大気圧下の10~20倍という酸素を体内に供給して様々な低酸素症による疾患の改善をおこなうものです。主として、一酸化炭素中毒、ガス壊疽等の疾患をはじめ、脳梗塞、腸閉塞、網膜動脈閉塞症、突発性難聴、熱傷等にも使用される場合があります。
治療の副作用としては加圧時の耳の痛みが起こる場合がほとんどです。しかし『耳ぬき』が上手に出来れば治療自体なんら問題はありません。しかし、装置の安全性としては発火物などの持込による火災(爆発)がもっとも重要になります。
また、この治療法はあくまで補助的治療法として選択されることが多く、原疾患に対する他の治療法と並行して行うことが多くなります。

医療機器管理業務

医療機器管理業務とは病院内ではよく「(医療機器)中央管理」と呼ばれています。このシステムは私たちMEで院内のほとんどの場所で使用する医療機器をまとめて管理し、その機器を使用したい部署が使用したいときに取りに来るというシステムです。
それを行うことで不要な機器を減らしコストの削減、機種の統一などが図れ、なおかつ私たちMEが点検を行うことで安全性も向上します。
私たちが管理している機器と、保守点検・修理に関する法律についてご紹介します。

輸液ポンプ

時間あたりの注入量を設定すればその通りに注入する機械で、生命維持管理装置にこそ分類はされていませんが、薬剤を投与するME機器であり、そして病院内の配置数を考えると非常に重要なME機器と言えます。
よく使用される部署としては、集中治療室、循環器病棟、小児科病棟、産婦人科病棟、内科病棟などです。

シリンジポンプ

輸液ポンプより微量で正確な投薬が必要な場合に使用する機械で、輸液ポンプと同様に生命維持管理装置にこそ分類さはれていませんが、薬剤を投与するME機器なので病院内の配置数を考えると非常に重要なME機器と言えます。
よく使用される部署としては、集中治療室、循環器病棟、NICU、小児科病などです。

人工呼吸器

人工呼吸器とは、大きく分類して侵襲的なものと非侵襲的なものに分類されます。いずれにしても人工的に患者様の呼吸の補助を行ったり、呼吸そのものの代わりを行ったりする生命維持管理装置です。
使用部署は集中治療室業務の項目で前述したように集中治療室での使用がメインとなります。

その他

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

ESWLとは、腎臓や尿管にできた結石を体表面に密着させられた衝撃波発生源(ESWL装置)から照射することにより結石を破砕する装置のことです。
ここでのMEの業務は、治療開始前の準備と動作確認、機器消耗品の管理などです。

胸水・腹水濾過濃縮処理(胸水・腹水濾過濃縮再静注法)

ある原因によって腹腔内あるいは胸腔内に体液が溜まってしまったものを腹水や胸水といいます。胸水・腹水濾過濃縮処理(胸水・腹水濾過濃縮再静注法)とは、その胸水や腹水を体外に抜き取ります。その液体には体にとって不要な物質もあれば、必要な成分も含まれているので不要な成分のみを取り除き、最終的には量も10分の1程度まで濃縮します。濃縮処理したものは患者様本人の静脈へ点滴します。

低圧持続吸引器

この機器は手術後の浸出液を低圧で、連続又は間欠的に吸引を行ったり、胸腔内を陰圧に保つために使用する機械です。MEは場合によっては機器の内部が体液や血液で汚染されることがあるため、そのときに内部の洗浄と消毒を行います。

その他

その他、ME機器はもちろん、その他の機器などについても依頼があればその都度対応しています。

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