平成20年度4次隊 中国 日本語教師 今泉智子さん
8. 日本文化紹介のイベント―中外文化展示会―
(2010年7月22日)
こちらでは日本より一足早く夏休みが始まりました。夏休みは7月の中旬から始まり、8月の末から新学期が始まります。
中外文化展示会
6月4日に、貴州師範大学の外国語学院で「中外文化展示会」というイベントが行われました。外国語学院には英語科と日本語科があり、それぞれの学科の生徒が中国や外国の文化について紹介したり、出店を出したり、歌や踊りなどを披露したりしました。


日本語科の出し物
日本語科の学生は、グループに分かれ、それぞれのグループで準備をすすめていました。茶道を実演するグループ、巻き寿司の出店を出すグループ、お弁当を作って展示するグループ、コスプレショーを行うグループなど、様々でした。イベント前はそれぞれのグループから「茶道を教えてください!」「日本の踊りを教えてください!」「巻き寿司の作り方を教えてください!」「七夕の飾りはどうやって作りますか?」と、大忙しでした。


トラブル・・・
生徒がこのイベントで浴衣を着たいと言うので、北京の「国際交流基金」という組織から、浴衣を6セット郵送で貸してもらいました。しかし、浴衣が到着したその日に「開催日が1週間遅れました」と言われたのです…!! 5、6月はどこの学校でもイベントが多い時期で、国際交流基金の方でももうすでに次に貸す予約が入っていて、延長することはできません。せっかく借りた浴衣なので授業や授業外で着付け大会を開いて活用し、当日はもともと学院で所有していた手作りの浴衣を着ました。さらに当日も開催時間が変更され、午前中別のキャンパスで授業があった私は初めの方を見ることができませんでした。
中国で働いていると、この様な「急な予定変更」がしょっちゅうあります。私だけではなく、他の協力隊員も皆経験しているようです。また、仕事だけではなく食事などに誘われる時も、「来週の○曜日に…」という事前の約束はほとんどなく、「今晩!」「今から来て!」という誘いが断然多いです…。日本人にとって初めは結構ストレスなのですが、「突然ギリギリに決まるスケジュール」にももう慣れました…。

