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青年海外協力隊~協力隊員の声~(平成20年今泉さん) No.5

平成20年度4次隊 中国 日本語教師 今泉智子さん

5. 中国の大学生

(2010年4月2日)
ここ最近中国の南部では何百年に1度と言われる干ばつ被害を受けています。「天に三日の晴れ無し」と言われるほど天気が変わりやすく雨の多い貴州省でも、3カ月ほど雨が降りませんでした。先週から少しずつ雨が降り始めましたが、やはりまだ心配です。
私が中国に来てちょうど1年がたちました。本当にあっという間の1年でした。今回は1年間見てきた中国の大学生について、日本の大学生と同じところ、違うところなどを紹介したいと思います。

兄弟のようなクラスメート

貴州師範大学の学生は基本的にほとんどの学生が大学キャンパス内の寮に住んでいます。家から通っている生徒も少しいますが、貴陽市内に家がある学生もほとんどは寮で生活し、週末だけ家に帰っているようです。
寮は8~10人で一緒に住んでいます。門限は夜11時半。日本語科の場合専門科目は全て必修なので、ほとんどの時間、クラス全員いつも一緒に授業を受けています。したがって、同じ寮で朝起き、一緒に食堂でご飯を食べ、一緒に授業を受け、夜は同じ寮に帰る、と言うように、一日中一緒に生活しています。ですから友達同士の仲がとても親密だなぁと感じます。
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勉強熱心!

中国の大学生は本当に勉強熱心だと感じます。日本の大学生と言えば、サークルやアルバイトに夢中になる人も少なくないですが、こちらはサークル活動もほとんどなく、アルバイトも、家庭教師や週末のチラシ配りくらいで、普段からそれほど力を入れている人はいません。
朝7時にはキャンパス内にはもう学生がたくさんいて、本を持って立って朗読している姿がたくさん見られます。日本の大学なら、キャンパスにはまだ誰もいない時間でしょう…。肉まん片手に大きな声で英語を読んでいる学生、豆乳片手に教科書を朗読する学生…こんな二宮金次郎さんのような姿を初めて見たときは、とても驚きました。夜も遅くまで図書館には学生がいっぱいです。
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それでもやっぱり大学生

それでもやっぱり、大学生は大学生です。日本語科の学生は日本に興味があるので、日本のアイドルや俳優など良く知っていて、映画やドラマなどもよく見ています。また、漫画やアニメが好きな学生も多く、私も知らない漫画やアニメについて質問されることもあります。また、学生と話している時は、恋愛の話になると大盛り上がりになります。異文化にいて気付くことは「違い」だけではありません。「同じこと」に気付くことも、大切な異文化理解なのではないかと思います。

おまけ

春の貴州省の風物詩は「菜の花畑」です。3月は郊外に行くと菜の花が満開でとてもきれいでした。中華料理は油をたくさん使うので、中国の人口分の食生活を補うには、やっぱりこんなにたくさん菜の花が必要なのかな…なんて考えながら見ていました。
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