平成20年度4次隊 中国 日本語教師 今泉智子さん
6. 休日@貴陽
(2010年5月9日)
日本語教師のいいところは、生徒が色々な所に連れて行ってくれることです。週末や連休には一緒に遊びに行くこともあります。貴州省内の場所なら、その地元出身の学生と行けばとても便利ですし、長期休暇には省外の学生も実家に帰るので、旅行に行ったときに案内してくれることもあります。
貴陽市民の憩いの場 (1)「黔灵公園」
貴陽市で休日に遊びに行くところと言えば、「黔灵公園」、「花渓公園」という公園が有名です。中国人はなぜか山登りが好きで、よく休みには山に登ります。特に貴州省は山地で山が多いので、ちょっとした山登りになる山がたくさんあります。「黔灵公園」は公園と言う名前ですがとても広く、山や湖、動物園、小さい遊園地のようなものもあります。山の上にはお寺があり、結構きつい階段を、年配のおじいさんおばあさんも登って行きます。公園には朝早くからおじさんおばさんがたくさんいて、太極拳をしたり、踊りを踊ったり、バトミントンをしたりしています。独自の健康法なのか、後ろ向きに歩いている人や、四つん這いで階段を上っている人もいました…

「黔灵公園」の「黔」は貴州省を表す文字です。


貴陽市民の憩いの場 (2)「花渓公園」
「花渓公園」は郊外にあり、貴陽市内からバスで40分~1時間位かかります。ここもとても広く、自転車に乗ったり、夏には川で泳いでいる人もいます。(ちなみに貴州は山地なので、普段自転車に乗ることはあまりありません。生徒の中には自転車に乗れない人もいます。)また、この公園でバーベキューをすることも代表的な貴陽人の休日の過ごし方だそうです。先月は2年生がクラスみんなでバーベキューをしに行き、一緒に連れて行ってくれました。



都会の貴陽
貴陽は省都なので、街も大きいです。外資のスーパーや高級デパートもたくさんあります。貴州省は中国の中でも最も貧しい省の1つなのですが、最近急速に発展してきたためか、物価がとても高いです。食べ物でも洋服でも、もちろん安いものもたくさんありますが、高いものは日本円に換算しても手が届きません。格差の大きさを痛感させられます。
