令和7年4月から給食費を改定します
給食に使用する食材は保護者の皆様からお支払いいただく給食費で購入しておりますが、近年の急激な物価高騰や輸送費、人件費の高騰により、食材価格も高騰しております。これまで、できるだけ安価な食材を選定したり、献立の工夫をするなど、様々な努力を重ねてまいりましたが、現在の給食費では栄養基準量を満たし、安全安心な給食の提供を継続することが困難な状況となったため、令和7年度以降の給食費を下記のとおり改定することといたしました。
区分 | 月額 | 年額 |
小学校 | 5,180円 | 62,160円 |
中学校 | 6,040円 | 72,480円 |
※小学校1年生の4月分は月額3,890円、中学校3年生の3月分は月額3,020円
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給食費改定に関する保護者アンケート結果について
- 調査期間:令和6年9月9日(月)から9月20日(金)
- 調査方法:さくら連絡網を利用したWEB回答方式
- 回答数:2,878世帯(回答率:33.8%)


●給食費の値上げについて
内容が充実するのであれば、物価高騰分以上に値上げしてかまわない | 23% |
内容が維持できる必要最小限の値上げはやむを得ない | 64% |
質や量が落ちてもかまわないから、値上げは反対 | 6% |
その他 | 7% |

●給食の年間回数について
現状の回数でよい(年間199食) | 50% |
値上げ額が増えても、授業がある日は給食を出してほしい | 41% |
値上げ額が抑えられるのならば、給食回数を減らしても仕方ない | 9% |

●値上げを検討するにあたって、重視する部分


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学校給食費改定に伴うQ&A
学校給食費改定に関するアンケートでいただいたご質問にお答えするものです。
ぜひご一読ください。
Q1:夏休みや冬休みで給食が少ない月の給食費は減額されないのか?
A1:苫小牧市の学校給食費は日額ではなく月額として徴収させていただいております。ひと月分の給食費は1年間の食数分(令和6年度:199食)の金額を12か月で割った額としておりますので、毎月同額の徴収となっております。
Q2:給食費は何に使われているのか?
A2:納めていただいた給食費は全て食材購入に使用しております。なお、調理場職員や調理員の人件費及び調理場の光熱水費、調理場から学校への配送費などは市費で賄われております。Q3:給食の回数は増やせないのか?
A3:年間の給食回数(令和6年度:199食)は授業日数から学校行事等で給食を食べることができない日数を除いた回数を想定しているため、増やすことは難しいと考えております。
Q4:昔と比べて、おかずの量や種類が少ないのではないか?
A4:令和3年度3学期から副菜が増えていますが、食材費が高騰している中、限られた金額でエネルギーや栄養素を満たす工夫をしているため、献立によっては、量が少なく感じるお子さんがいらしたかもしれません。今回の給食費の値上げにより、おかずの量や種類を少しでも充実させていきたいと考えております。
Q5:味が薄いのではないか?もっと濃い味にしてほしい
A5:日本人は塩分摂取量が多いため、文部科学省が定める「学校給食実施基準」において、塩分基準の設定が厳しくなっています。調理にあたっては薄味でもだしを効かせるなど、味付けに工夫をしていますが献立によっては、ご家庭の味よりも薄味に感じることがあるかもしれません。子どもたちが将来も健康であり続けるための「減塩」にご理解ください。
Q6:臨時休校の場合、食材は廃棄しているのか?
A6:給食提供が中止になった日の食材については、可能な限りキャンセルや後日使用に回すなど廃棄や費用負担を減らす取り組みをしておりますが、生肉など生鮮食品等は後日の使用ができないため、やむを得ず廃棄することになり、費用負担も生じることになります。支払いが生じなかった食材費については、それ以降の献立で使用し、内容の充実を図るなどの対応をしております。