令和3年12月27日 市長記者会見
場所 第2応接室
出席者
- 市側:岩倉市長、佐藤副市長、福原副市長、総合政策部長、財政部長、福祉部長、健康こども部次長
- 記者側:3社3名参加
発表内容
- 第19回市議会臨時会の招集告示について
- 市長年末あいさつ
市長説明
本日は急な要請にもかかわらず、お集りいただき感謝いたします。
第19回市議会臨時会を、令和4年1月5日水曜日に開会するため、本日、招集告示をさせていただきました。
今臨時会には、新型コロナウイルス感染症対策に関連した、令和3年度一般会計補正予算の議案を1件、提出させていただきます。
この案件は、国の「住民税非課税世帯等臨時特別給付金」及び、「子育て世帯への臨時特別給付」に係る事業費を補正予算として提案させていただくものでございます。
案件の詳細につきましては、財政部長から説明させていただきます。
財政部長説明
補正予算案について、説明をさせていただきます。
今回の補正は、一般会計のみで、補正額は歳入、歳出ともに41億5,629万5千円の増額補正でございます。
内容につきまして、説明させていただきます。
第3款『民生費』、1番「住民税非課税世帯等臨時特別給付金支給事業費」は、新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい状況にある世帯の生活・暮らしの支援として、住民税非課税世帯等へ臨時特別給付金として10万円を支給する経費でございます。
2番「子育て世帯への臨時特別給付支給事業費」は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、子育て世帯の生活を支援するため、第7回補正で計上した先行給付金に続き、現金で5万円の臨時特別給付金を支給するものでございます。
いずれも支給に要する経費は、全額、国補助金で行うものでございます。
「繰越明許費」でございますが、先ほどご説明いたしました、「住民税非課税世帯等臨時特別給付金支給事業費」に係るもので、事業実施期間が令和4年度にまたがることから繰越明許費を設定するものでございます。
以上、簡単ではございますが、補正予算の説明を終わらせていただきます。
市長年末あいさつ
次に、年末を迎え、市民の皆さまにご挨拶を申し上げます。報道各社、記者の皆さまにも、報道を通じて市政に対するご協力を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。
市民の皆さまには、今年も市政運営に当たり様々な面でご協力を賜り、誠にありがとうございました。また、新型コロナウイルス感染症に対する各種取組にご理解をいただいておりますことにも、重ねて御礼申し上げます。
はじめに、8月に開催の第16回全国高等学校選抜アイスホッケー大会におきましては、新型コロナウイルスの大規模な集団感染が発生いたしました。感染された皆さまをはじめ、ご家族や市民の方々など、多くの皆さまにご迷惑とご心配をおかけし、大会主催者として改めて心よりお詫び申し上げます。今後、各種の大会開催にあたりましては、この度の反省と検証を踏まえ、状況に合わせた万全の対策を講じてまいりたいと考えております。
新型コロナウイルスにつきましては、新たな変異株の市中感染が確認されるなど、予断を許さない状況にありますが、医療従事者をはじめ関係者の皆さまのご尽力により、対象者の8割以上の方が2回目のワクチン接種を完了しております。引き続き関係機関と協力し、3回目のワクチン接種体制の確保などに努めてまいります。
今後も一日も早い収束を願うとともに、市民の皆さまの健康と安全を守るため、「感染拡大防止・地域経済対策・健やかな日常」という3つの重点軸をテーマに、取り組んでまいります。
さて、本年も残すところ、僅かとなってまいりましたが、今年1年を振り返りますと、様々な出来事が思い出されます。
1月には、双葉町に本市の子ども家庭総合支援拠点と、室蘭児童相談所苫小牧分室の機能を有する、苫小牧市こども相談センターを開設し、地域における児童相談の拠点として、子どもや家庭を取り巻く問題に対応すべく体制の強化を図りました。
4月には、明徳町に北海道苫小牧支援学校が開校し、障がいを持つ子どもたちが、それぞれの学びの状況に合わせて専門性の高い教育を受けられる環境が整いました。
いずれの施設も、実現に向けて、市民の皆さまとともに粘り強く要請を重ねてきた成果であり、大変喜ばしい出来事でありました。
また、今年度は“笑顔あふれるふくしのまちづくり~warm heart~つながる・生まれる”をテーマに「ふくし大作戦Ⅳ2021」を展開しております。4回目となる今回の大作戦では、「あいサポート運動」などを通じて、市民一人ひとりが互いを思いやり、ちょっとした心遣いを行動に結びつけられる“ふくしのこころ”の醸成を図る取組に挑戦しています。
今年、生誕10周年を迎えた、市の公式キャラクターとまチョップも、「ふくし隊鳥」として、大作戦のPRに努めてくれています。
さらに、4月には、長年、市民の皆さまに親しまれてきた苫小牧駒澤大学が、北洋大学に校名を変更し、新たなスタートを切りました。まちの未来を創る原動力となる学生が、学業やスポーツなどに励み、実り多いキャンパスライフを送っていけるよう、大学関係者や地域の方々と共に、しっかりとサポートしてまいります。
7月には、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催され、野球では田中将大(たなかまさひろ)投手、伊藤大海(いとうひろみ)投手が金メダルに輝き、卓球では丹羽孝希(にわこうき)選手が2大会連続となるメダルを獲得されました。
さらに、スケートボードでは開心那(ひらきここな)選手が、見事、夏季オリンピック日本人最年少メダリストとなり、本市にゆかりのある選手が目覚ましい活躍をされ、明るい話題を届けてくださいました。
8月には、2050年までに二酸化炭素の実質排出量ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」に挑戦することを宣言いたしました。地球温暖化対策の更なる推進に向けた決意を示し、持続可能な快適都市の実現と、豊かな自然と調和した環境を、次世代を担う子どもたちに引き継いでいくため、官民一体となって連携・協働しながら、ゼロカーボンシティの実現に向けて、積極的に取組を進めてまいります。
また、現在、苫小牧駅南口では「とまイルスクエア2021」を開催しています。4年目を迎えた今回は、昨年とは一味違ったイルミネーションの構成になっており、七色に耀く光のドームがまちの顔である駅前を明るく灯しています。2月14日までの期間中には、様々なイベントも実施しておりますので、ぜひ足をお運びください。
最後になりますが、年末年始の間は、3密回避、マスクの着用など、基本的な新型コロナウイルス感染症対策を、あらためてお願いいたします。
皆さまが良いお年を迎えられますよう祈念して、年末のご挨拶とさせていただきます。今年一年、本当にありがとうございました。
皆さんからのご質問があれば、お受けいたします