きせかえ
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平成27年

平成27年12月22日 市長記者会見

とき 平成27年12月22日(火)午後5時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、佐々木副市長、佐藤副市長、総合政策部長、環境衛生部長
  • 記者側:6社6名参加

発表内容

  1. 「米軍再編に係る千歳基地への訓練移転に関する連絡協議会」の開催結果について

市長説明

 本日、北海道防衛局において「米軍再編に係る千歳基地への訓練移転に関する連絡協議会」が開催され、本市から佐々木副市長が出席いたしましたが、この会議で千歳基地における米軍再編に係る訓練移転について通知がございました。
 通知の内容でございますが、訓練移転の実施については、1月中旬に実施する方向で、日米間において調整中とのことであります。
 訓練移転の期日や参加部隊等の具体的な計画概要については、決まり次第お知らせするとのことであり、現時点では明確になっておりませんが、1月中旬の訓練実施に向けて、関係職員に対し準備の開始を指示いたしました。
 今回行われる訓練については、現地連絡本部が基地内に設置され、24時間体制をとると聞いておりますが、市民の皆さんの安心・安全の確保に万全を期すため、北海道防衛局に対し、北海道・千歳市・苫小牧市で構成する「米軍再編に係る千歳基地への訓練移転に関する連絡会議」から、「協定の遵守」はもとより、「自衛隊が通常使用している訓練空域や飛行経路、飛行方法によること」、「訓練の安全管理及び米軍人の滞在中における規律の維持に万全の対応を行うこと」、「訓練期間中の騒音測定の実施と早期に結果を公表すること」、「訓練に参加する戦闘機に関し、整備など安全確保に万全を期すこと」、「説明会の開催など、訓練に関する情報を住民、自治体、報道機関に詳細に提供すること」を強く要請しております。
 また、苫小牧市の個別要請として7項目ございますが、「これまでの協議経過を踏まえ、協定書及び協議・確認書を遵守すること」、「現地説明会や米軍ブリーフィング及び戦闘機見学会を開催するなど、丁寧な説明を行うこと」、「米軍人の外出時等の対応及び訓練に関する情報提供を速やかに行うこと」、「戦闘機や輸送機の事故が頻発しており、住民は安全面で非常に不安を抱えていることから、機体点検等を徹底し、安全確保に努めること。また、発生した事故の原因及び今後の対策について速やかに情報提供を行うこと」、「訓練終了後の「検証」は必ず行うこと」、「米軍帰還の際も、深夜・早朝、土・日などに飛行することのないよう配慮すること」、「これまで実施された訓練移転によって、沖縄の負担がどの程度軽減されたのか、目に見える形で検証すること」を要請しております。
 今後のスケジュールといたしましては、航路下地域での説明会、航空機騒音対策協議会で説明するほか、市ホームページやフェイスブックへの掲載、新聞の市役所だよりなどで市民周知を図るほか、町内会連合会などの関係団体への報告、総合開発特別委員会を開催し、議会への報告を予定しております。
 訓練の1週間ほど前に、訓練内容の詳細通知があると思いますが、今後、新たな情報が入り次第、お知らせしたいと考えております。 市役所内部の体制でございますが、本日、既に設置済みの「苫小牧市在日米軍再編問題対策会議」を開催し、通知の内容を再確認して、市民の皆さんの安心・安全の確保に万全を期すための庁内体制を整えております。

  私からは、以上でございます。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。

記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成27年11月25日 市長記者会見

とき 平成27年11月25日(水)午前11時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、佐々木副市長、佐藤副市長、総合政策部長、総務部長、財政部長
  • 記者側:5社5名参加

発表内容

  1. 第4回市議会定例会の招集告示について

市長説明

 第4回市議会定例会を、12月3日に開会するため、本日、招集告示をさせていただきました。

 今議会に提出を予定している案件は、報告につきましては、議会からの委員会審査結果報告が2件、専決処分が3件の計5件でございます。
 議案につきましては、平成27年度各会計補正予算が3件、条例案件が7件、指定管理者の指定が5件、その他の議案が2件の計17件で、合計22件となります。
 なお、国民健康保険税収納金の紛失についての行政報告を、私からさせていただきたいと思います。
 案件の詳細につきましては各部長から説明させていただきます。

総務部長説明

 第4回市議会定例会、市長提出案件につきまして、御説明いたします。

 報告3の「専決処分について」は、市営住宅の明渡しに係る訴えの提起について、11月6日付け専決処分により、札幌地方裁判所(苫小牧支部)に行ったため、これを議会に報告するものです。
 内容につきましては、市営住宅の入居者3人及び相続人に対し、住宅の明渡しと滞納家賃等の支払を求めるものです。
 報告4及び5の「専決処分について」は、物損事故に係る損害賠償の額を、10月29日付け専決処分により、23万8,324円及び16万1,922円と決定しましたので、これを議会に報告し、承認を求めるものです。
 この事故は、本年8月6日午後6時頃、大成町1丁目14番61の市営住宅駐車場において、市営住宅のベランダ天井から剥落したモルタルにより、駐車中の相手方車両を損傷したものです。
 なお、この事故の賠償金につきましては、被害者それぞれが直接請求したため、賠償金に係る予算措置はございません。

 次に議案について説明いたします。
 議案1から3までの「平成27年度苫小牧市各会計補正予算について」は、後ほど財政部長から説明させていただきます。
 議案4の「苫小牧市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」は、特殊勤務手当のうち深夜看護手当を改定するため、関係規定を整備するものです。
 改正内容は、勤務時間が深夜の全部を含む場合の支給区分を追加するもので、施行日は、平成28年1月1日でございます。
 議案5の「苫小牧市議会の議員等の公務災害補償等に関する条例等の一部改正について」は、地方公務員等共済組合法等の改正に伴い、関係規定を整備するものです。
 この改正は、いわゆる「年金制度一元化法」による関係法律の改正に伴うもので、施行日は公布の日でございます。
 議案6の「苫小牧市税条例等の一部改正について」は、地方税法の改正に伴い、徴収の猶予等について必要な事項を定める等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、一部を除き、平成28年4月1日でございます。
 議案7の「苫小牧市福祉ふれあいセンター条例の制定について」は、心身障害者福祉センター及び心身障害者体育館の機能を備えた、福祉ふれあいセンターを設置するため、本条例を制定するものです。
 内容につきましては、名称、位置、事業等、指定管理者が行う業務の範囲及び管理の基準の設定について規定しており、施行日は、規則で定める日でございます。
 議案8の「苫小牧市テクノセンター条例の一部改正について」は、新たに導入する機器の使用料及び手数料を定めるため、関係規定を整備するもので、施行日は、平成28年1月1日でございます。
 議案9の「苫小牧市営野球場条例の一部改正について」は、新たに設置するスコアボードの使用料を定めるため、関係規定を整備するもので、施行日は、平成28年4月1日でございます。
 議案10の「苫小牧市消防本部及び消防署設置条例の一部改正について」は、消防本部及び消防署の移転に伴い、その位置を変更するため、関係規定を整備するもので、施行日は、一部を除き、平成27年12月21日でございます。
 議案11の「新たに生じた土地の確認について」及び議案17の「字の区域の変更について」は、国土交通省北海道開発局室蘭開発建設部による字弁天545番の地先の公有水面における埋立事業が竣功し、本市内に1,891.80平方メートルの新たな土地が生じたことから、その土地の確認と、当該土地を字弁天に編入することについて、議会の議決を求めるものです。
 議案12から16までの「指定管理者の指定について」は、本市の公の施設を管理する指定管理者の指定をするため、議会の議決を求めるものです。
 指定をする施設は、豊川コミュニティセンターほか7施設でございます。

 以上で私からの説明を終わります。

財政部長説明

 私から補正予算案について、説明をさせていただきます。

 今回の補正は、一般会計、水道会計、下水道会計の3会計でございます。
 一般会計の補正額は、歳入、歳出ともに、12億5,592万8千円の増額補正でございます。
 なお、補正予算に係る一般財源は、前年度繰越金を充当いたします。
 次に、企業会計の水道会計と下水道会計は、債務負担行為のみの補正となっております。

 内容につきまして、一般会計から順にご説明させていただきます。
 2款『総務費』1項11目「こども国際交流基金積立金」は、指定寄附2件を積み立てるものでございます。
 2項1目「北海道新幹線×nittan(にったん)地域戦略会議活動事業費」は、日胆地域の知名度向上と新幹線開業後の誘客促進を目的としたプロモーション活動実施の取組みが、北海道市町村振興協会に事業採択されたため、北海道新幹線×日胆地域戦略会議に対して事業負担するものでございます。
 「広域観光ルート及びDMO構築検討調査事業費」は、「噴火湾横断ルート」構築を含めた広域観光等の調査・検討事業が、国の地方創生先行型事業に採択されたため、北海道新幹線×日胆地域戦略会議に対して事業負担するものでございます。
 2項4目「スポーツ施設整備費」は、沼ノ端スポーツセンターの暖房設備の改修を行うものでございます。
 3款『民生費』1項1目「福祉ふれあい基金積立金」は、同基金への指定寄附金7件を積み立てるものでございます。
 2項1目「介護サービス提供基盤等整備事業費」は、地域密着型サービスで定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業者が行う施設整備等に対する助成でございます。
 5款『労働費』1項1目「緊急雇用対策事業費」は、道路清掃や雪氷除去、樹木等の剪定・伐採などの雇用創出事業を、市単独で実施するものでございます。
 7款『商工費』1項3目「電気自動車充電設備管理経費」は、国が推進する次世代自動車普及のためのインフラ整備として、ウトナイ交流センターに設置する、電気自動車充電設備の維持管理に係る委託費でございます。
 8款『土木費』2項2目「単独道路舗装事業費」、「単独道路新設改良費」、3項2目河川改良費の「単独事業費」、4項3目公園整備費の「単独事業費」は、景気対策として、事業の必要性について市民要望等を勘案しながら実施するものでございます。
 2項2目に戻りまして、「特定防衛施設周辺調整交付金事業費」は、特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用し、冬期間の安全確保のための防雪柵の整備を行うものでございます。
 4項4目「緑化推進基金積立金」は、指定寄附5件を積み立てるものでございます。
 9款『消防費』1項3目「救急車両整備事業費」は、救急隊6隊の安定運用をはかるために救急車1台を導入するものでございます。
 「消防車両保安整備事業費」は、特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用し、沼ノ端出張所の化学消防ポンプ自動車を整備するものでございます。
 10款『教育費』1項5目「教育施設整備基金積立金」は、指定寄附4件を積み立てるものでございます。
 2項2目「小学校図書館用図書整備費」は、指定寄附1件と再編交付金を活用して、小学校図書の整備を行うものでございます。
 3項1目「特別支援学級設置事業費」は、平成28年4月に開設する明野中学校及び緑陵中学校の設置費用と、平成28年度改修予定の開成中学校の空き教室確保のための工事費でございます。
 2目「中学校図書館用図書整備費」は、再編交付金を活用して、中学校図書の整備を行うものでございます。
 4項1目「市民文化芸術振興基金積立金」は、指定寄附3件を積み立てるものでございます。
 13款『諸支出金』3項1目「財政調整基金積立金」は、一般寄附21件及び商工振興費指定寄附1件、今後の財源対策分を同基金に積み立てるものでございます。
 2目「減債基金積立金」は、今後の償還財源として同基金に積み立てるものでございます。
 3目「公共施設整備基金積立金」は、指定寄附3件を積み立てるものでございます。
 4項2目「過誤納還付金外」は、生活保護費分など、国・道支出金に対する償還金の増加分でございます。
 「繰越明許費」につきましては、消防費の「救急車両整備事業費」が、年度内に事業が完了しない見込みであることから、繰越明許費の補正をお願いするものでございます。
 「債務負担行為の追加」につきまして、「呼吸器内科クリニック医療機器等整備補助金」は、呼吸器内科クリニックを開設するにあたり、指定管理者が整備する医療機器等に対する補助金でございます。
 「各施設指定管理費」は、コミュニティーセンターほか3件の指定管理費について追加するものでございます。

 水道事業会計の補正は、水道メーター検針等業務委託の債務負担行為の追加でございます。

 下水道事業会計の補正は、下水処理センター維持管理業務委託ほか3件の債務負担行為の追加でございます。

 以上、簡単ではございますが、補正予算の説明を終わらせていただきます。

市長説明

 案件の説明は以上です。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。

記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成27年10月26日 市長記者会見

とき 平成27年10月26日(月)午前10時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、佐々木副市長、佐藤副市長、和野教育長、総合政策部長、環境衛生部長、産業経済部長、教育部長、健康こども部次長
  • 記者側:7社8名参加

発表内容

  1. 平成27年度苫小牧市自治貢献者表彰について
  2. 平成27年度苫小牧市青少年表彰について
  3. 平成27年度苫小牧市技能功労者表彰について
  4. 平成27年度苫小牧市文化賞・文化奨励賞表彰について
  5. ごみステーションからの資源ごみ持ち出しについて

市長説明

 本日の記者会見の案件は5件でございます。

 最初に、案件1の「平成27年度苫小牧市自治貢献者」が決定いたしましたので、発表いたします。
 この表彰は、苫小牧市表彰条例に基づき、市勢の伸展に寄与した方や市民の模範となる方を表彰し、その功績をたたえるものでございます。
 本年度は、自治貢献者として8名の方を表彰いたします。
 自治貢献者の方は、統計調査員として伊藤素江さん、髙畑敬子さん、スポーツ推進委員として中村峰子さん、保護司として二階堂徹さん、学校医として山下能旦さん、残念ながら先週の10月20日にお亡くなりになりました末國正美さん、学校歯科医として山崎力さん、堤厚二さんで、いずれも長年に亘り地方自治の振興と発展に尽くされたことによるものでございます。
 なお、表彰式は11月2日(月曜日)11時30分からグランドホテルニュー王子で執り行います。

 続いて、案件2の「平成27年度苫小牧市青少年表彰」の受賞者が決定いたしましたので、発表いたします。
 この表彰は、苫小牧市における青少年の誇りを高め、豊かな心を養い、有為な社会人の育成を目的として、昭和47年から実施しているもので、本年度は次の11名の方を表彰いたします。
 環境計量士の川畑奈津美さん、板金工の泉田優人さんと蜂谷史朗さん、総務事務員の下川部博紀さん、産業廃棄物処理の森田勝次朗さんと金野一樹さん、配管工事施工管理の佐久間凌さん、珠算指導者の西田藤子さん、住宅販売営業員の佐藤絢香さん、飲食店運営管理の青木ひまわりさん、自動車生産関係職の笹森健太郎さんでございます。
 なお、表彰式は、11月27日(金曜日)午前10時から、市役所9階会議室において執り行います。

 続いて、案件3の「平成27年度苫小牧市技能功労者」が決定いたしましたので、発表いたします。
 この表彰は、苫小牧市における技能者の社会的地位及び技能水準の向上を図るため、昭和60年から実施しているもので、本年度は次の7名の方を表彰いたします。
 板金工として入倉政彦さん、塗装工として大友正志さん、調理人として佐藤英也さん、造園師の出垣匠さん、自動車整備工として中井忠司さん、電気工事士として平目豊さん、配管工として柳田強さんでございます。
 なお、表彰式については11月26日(木曜日)午前11時30分からグランドホテルニュー王子で執り行います。

次に、案件4の「平成27年度苫小牧市文化賞・文化奨励賞」でございますが、この案件は、教育委員会の所管となりますので、教育長から発表いたします。

教育長説明

 平成27年度の苫小牧市文化賞及び文化奨励賞表彰者の方を発表いたします。
 この賞は、苫小牧市文化賞及び文化奨励賞規則に基づき芸術、文化、教育の分野において、優れた事績を修められ、本市の文化振興に寄与された方々を表彰するものであります。
 本年度は、文化賞1名、文化奨励賞として1名の方が表彰されます。文化賞は、俳句の分野で功績のあった名取光恵さん、文化奨励賞は、社会教育の分野で功績のあった砂澤代惠子さんでございます。なお、表彰式の日程につきましては、11月3日「文化の日」の午前11時30分からグランドホテルニュー王子で執り行います。

市長説明

 最後に、案件5の「ごみステーションからの資源ごみ持ち出し」について説明をさせていただきます。
 本市では、「053(ゼロごみ)のまち とまこまい」を目指して、053大作戦を平成19年より平成25年まで進めてまいりました。これまでの大作戦を通してごみ排出量は減少し、リサイクル率も上昇しております。
 昨年度は、市民の皆さんの御協力により、一人1日当たりの家庭ごみ排出量は目標の550グラムを達成することができました。さらに、リサイクル率は道内人口10万人以上の都市で苫小牧市が28.2%でトップになり、2位が札幌市28.0%、3位が江別市27.9%となっており、市民の皆さんの意識の高まりを感じております。
 しかしながら、本市ではリサイクル推進のため、缶・びん、ペットボトルなど資源ごみの回収を行なっておりますが、一部の地域でごみステーションからの持ち出し行為が見受けられるとのお話をお聞きしました。市民の皆さんの御協力による貴重なリサイクル資源であり、非常に残念なことであります。
 資源を持ち出す行為は、市民の皆さまへの迷惑になっていることや、市の一般廃棄物処理とリサイクルの推進に対する信頼やごみ分別意識の低下につながる恐れがあることから、見過ごすことはできません。
 今後、市としてもパトロールの強化や持ち去り行為の調査・指導などの対策を行なっていきたいと考えております。行為者を発見した場合には、清掃事業課への連絡など地域の皆さまの御協力をお願いいたします。
 なお、今年度はこれまでの大作戦の取組みをさらに継続発展させ、より一層のごみの減量とリサイクルの推進、環境美化に対する市民意識の向上のため、『053(ゼロごみ)大作戦~ステージ4~』を展開しており、リサイクル率については道内人口10万人以上の都市で初めての30%の達成を目標としています。
 今後とも、市民や企業市民の皆さまと行政とが協働して、三者が一丸となり行動し、目標を達成したいと考えておりますので、さらなる御理解と御協力をよろしくお願いいたします。

 説明は以上でございます。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。

記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成27年8月26日 市長記者会見

とき 平成27年8月26日(水)午前11時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、佐々木副市長、佐藤副市長、総合政策部長、総務部長、財政部長
  • 記者側:7社7名参加

発表内容

  1. 第3回市議会定例会の招集告示について

市長説明

 第3回市議会定例会を、9月3日に開会するため、本日、招集告示をさせていただきました。

 今議会に提出を予定している案件は、報告につきましては、継続費の精算が2件、健全化判断比率及び資金不足比率が1件、専決処分が2件の計5件でございます。
 議案につきましては、公平委員会委員に係る人事案件が1件、平成26年度の全会計における決算の認定等が10件、平成27年度各会計補正予算が5件、条例案件が9件、その他の議案が6件の計31件で、合計36件となります。
 なお、職員の不祥事及び不適切な事務処理についての行政報告を、私からさせていただきたいと思います。案件の詳細につきましては各部長から説明させていただきます。

総務部長説明

 第3回市議会定例会、市長提出案件につきまして、御説明いたします。

 報告1の「継続費の精算について」は、一般会計の平成25・26年度を継続年度とする、ときわスケートセンター建設事業が終了したので、その精算報告をするものでございます。
 報告2の「継続費の精算について」は、下水道事業会計の平成25・26年度を継続年度とする西町下水処理センター受変電動力設備更新費(電気設備工事)が終了したので、その精算報告をするものでございます。
 報告3の「健全化判断比率及び資金不足比率について」は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、平成26年度決算に基づく「健全化判断比率及び資金不足比率」を報告するものでございます。
 報告4の「専決処分について」は、「苫小牧市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」を8月25日付け専決処分により定めましたので、これを議会に報告し、承認を求めるものです。
 この改正は、職員の不適切な事務処理等に対する責任として、本年9月に限り、市長及び副市長の給料額を1割減額するため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年9月1日でございます。
 報告5の「専決処分について」は、物損事故に係る損害賠償の額を、7月17日付け専決処分により、46万6,668円と決定しましたので、これを議会に報告し、承認を求めるものです。
 この事故は、本年6月11日午後2時30分頃、沼ノ端児童センター敷地内において、草刈作業中に飛散した石により相手方車両を損傷したものでございます。
 なお、この事故の賠償金につきましては、被害者が直接請求したため、賠償金に係る予算措置はございません。

 次に議案について説明いたします。
 議案1の「苫小牧市公平委員会委員の選任について」は、高嶋めぐみ(たかしま・めぐみ)委員が、本年10月10日をもって任期満了となるため、後任者の選任について、議会の同意を求めるものです。
 議案2から議案11までは、平成26年度苫小牧市各会計決算の認定と土地造成事業会計を除く、各企業会計の剰余金の処分の認定等について、議会の承認を求めるものでございます。
 議案12から16までの「平成27年度苫小牧市各会計補正予算について」は、後ほど財政部長から説明させていただきます。
 議案17の「苫小牧市個人情報保護条例の一部改正について」は、番号法の制定に伴い、特定個人情報の取扱いに関し必要な事項を定めるため、関係規定を整備するものです。
 改正内容につきましては、特定個人情報の利用及び提供の規制等の特例を設定するもので、施行日は、一部を除き、本年10月5日でございます。
 議案18の「苫小牧市個人番号の利用に関する条例の制定について」は、番号法の制定に伴い、個人番号の利用に関し必要な事項を定めるため、本条例を制定するものです。
 内容につきましては、法定外の事務における個人番号の利用及び同一機関内における特定個人情報の利用について条例で定める必要が生じたため、本条例を制定するもので、施行日は、平成28年1月1日でございます。
 議案19の「苫小牧市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部改正について」は、本審査会について、所掌事項を追加するため、関係規定を整備するものです。
 改正内容につきましては、所掌事項に特定個人情報保護評価の点検に関することを追加するもので、施行日は、公布の日でございます。
 議案20の「苫小牧市土地開発基金条例の廃止について」は、当該基金を廃止するため、本条例を廃止するもので、施行日は、本年11月1日でございます。
 議案21の「苫小牧市旧道立病院改修等事業基金条例の制定について」は、旧道立病院の施設の改修を目的として発行する市債の償還等に要する経費の財源に充てるため、基金を設置することとし、本条例を制定するもので、施行日は、公布の日でございます。
 議案22の「苫小牧市手数料条例の一部改正について」は、通知カード及び個人番号カードに係る手数料を定める等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、一部を除き、本年10月5日でございます。
 議案23の「苫小牧市暴力団の排除の推進に関する条例の制定について」は、暴力団の排除に関する基本理念、施策等を定めることにより、社会全体で暴力団の排除を推進し、市民の安全で安心な生活を確保する等のため、本条例を制定するものです。
 内容につきましては、基本理念、市、市民、事業者の役割、公共事業等及び公の施設に係る措置、暴力団の威力利用及び利益供与の禁止などからなっており、施行日は、公布の日でございます。
 議案24の「苫小牧市ふるさと農園条例等の一部改正について」は、ウトナイ北及びウトナイ南の住居表示を実施することに伴い、関係規定を整備するもので、施行日は、本年11月1日でございます。
 議案25の「苫小牧市放課後児童クラブ条例の一部改正について」は、放課後児童クラブの利用料を改定するため、関係規定を整備するもので、施行日は、平成28年4月1日でございます。
 議案26から28までの「契約の締結について」は、沼ノ端クリーンセンター及び日新団地市営住宅に係る工事の請負契約について、いずれも予定価格が1億5千万円以上のため、議会の議決を求めるものでございます。
 議案29の「動産の取得について」は、デジタルX線TVシステムの取得について、取得予定価格が2千万円以上のため、議会の議決を求めるものでございます。
 議案30の「権利の放棄について」は、土地開発公社の解散に当たり、回収不能な債権を放棄するため、議会の議決を求めるものでございます。
 放棄する権利の内容は、土地開発公社に対する短期貸付金34億7百万円から同公社から弁済を受ける320万円及び代物弁済として取得する土地の評価額13億555万366円を控除した額である20億9,824万9,634円の返還請求権でございます。
 議案31の「地方債の起債の許可の申請について」は、土地開発公社の解散に伴い、第三セクター等改革推進債の起債について、北海道知事に許可の申請をするため、議会の議決を求めるものです。
 この起債は、土地開発公社の解散に当たり、同公社に対する短期貸付金に係る債権放棄に伴う歳入不足を補填することを目的としており、起債の限度額は33億1,380万円、起債の方法は証書借入又は証券発行、利率は年4%以内、償還の方法は10年償還でございます。

 未定案件ですが、議案1から3までの「契約の締結について」は、いずれも、旧道立病院改修等事業に係る請負契約の締結について、予定価格が1億5千万円以上のため、議会の議決を求めるものでございます。

 以上で私からの説明を終わります。

財政部長説明

 私から補正予算案について、説明をさせていただきます。

 今回の補正は、一般会計、国民健康保険会計、介護保険会計、水道会計、下水道会計の5会計でございます。
 一般会計の補正額は、歳入、歳出ともに、9億365万4千円の増額補正でございます。
 なお、補正予算に係る一般財源は、前年度繰越金を充当いたします。
 次に、特別会計及び企業会計の補正額は、歳入で2億7,250万8千円、歳出で3億7,250万8千円の増額補正となり、5会計の歳出補正の総額は、12億7,616万2千円の増額補正でございます。

 内容につきまして、一般会計から順にご説明させていただきます。
 2款『総務費』1項1目「放課後児童クラブシステム事業費」は、平成28年4月からの利用料徴収に伴うシステム導入経費でございます。
 4目「旧西弥生児童館解体工事費」は、売却に付すために老朽化した建物を解体するための経費でございます。
 8目「まちなか交流センター設備等整備費」は、盗難図書補充のための再購入経費と、防犯カメラの設置に要する経費でございます。
 13目「消費者行政推進交付金事業費」は、北海道の補助を活用し、消費生活相談員の資質向上のための研修などに要する経費でございます。
 2項1目「市民自治推進事業費」は、北海道市町村振興協会助成金を活用し、町内会等の地域組織の活性化のためのセミナーなどに要する経費でございます。
 「駅前バスターミナル乗降場所変更工事費」は、駅前バスターミナル閉鎖によるバスの乗降場所変更のための工事に要する経費でございます。
 4目「スポーツ施設整備費」は、新ときわスケートセンターの防音改修工事等の各スポーツ施設の整備に要する経費でございます。
 「新ときわスケートセンター休館補償金」は、防音工事実施による休館期間中の補償金を、指定管理者に支払うための経費でございます。
 5項1目「戸籍住民登録事務経費」は、マイナンバー法施行による通知カード及び個人号カードの発行等に要する経費でございます。
 3款『民生費』1項1目「福祉ふれあい基金積立金」は、同基金への指定寄附金7件を積み立てるものでございます。
 4目「旧道立病院改修等事業基金積立金」は、旧道立病院改修等事業に係る北海道からの補助金について、公債費等に充てるために、基金に積み立てるものでございます。
 4項2目「生活保護法に基づく各種扶助費」は、生活保護費の障害加算等の誤認定に伴う追加支給に要する経費でございます。
 4款『環境衛生費』3項1目「清掃庁舎管理運営経費」は、落雷により故障した沼ノ端清掃事務所内の火災受信機の修繕費でございます。
 「053(ゼロごみ)大作戦~ステージ4~事業費」は、同事業への指定寄附金2件を充当するものでございます。
 5款『労働費』1項2目「労働福祉センター施設整備費」は、点検により焼損が判明した高圧区分開閉器の取替工事費でございます。
 6款『農水産業費』1項3目「農業・畜産・酪農収益力強化対策事業費」は、とまこまい広域農業協同組合が行う事業に対して助成するものでございます。
 7款『商工費』1項2目「企業立地振興条例助成金」は、条例に基づき新増設等を行った企業に対する助成金でございます。
 8款『土木費』4項4目「緑の基本計画事業費」は、同事業への指定寄附金2件を充当するものでございます。
 「緑化推進基金積立金」は、同基金への指定寄附金1件を積み立てるものでございます。
 10款『教育費』1項3目「北海道道徳教育推進事業費」は、北海道からの委託事業として、市内推進校にて実施する道徳教育の実践教育に要する経費でございます。
 2項3目「ウトナイ小学校校舎増築実施設計費【繰越明許費】」は、児童数増加に伴う校舎の増築工事のための実施設計に要する経費でございます。
 13款『諸支出金』2項1目「土地開発公社貸付金」は、公社解散に伴い、貸付金の債権放棄等により生じる歳入不足分を、三セク債の借入れ及び土地開発基金の繰入れによる財源更正を行うものでございます。
 3項1目「財政調整基金積立金」は、一般寄附6件及び財政健全化計画に基づく基金の積み立てを行うものでございます。
 2目「減債基金積立金」は、株式会社苫東の資本剰余金の配当と旧土地区画整理事業保留地の売却分を同基金に積み立てるものでございます。
 3目「公共施設整備基金積立金」は、市民ホール建設指定寄附金1件を同基金に積み立てるものでございます。
 4項3目「備荒資金組合納付金」は、平成26年度の雪氷対策費の執行残相当額を積立てるものでございます。
 4目「つり銭補填金」は、今年6月に紛失しました国保課のつり銭について、関係職員が自主的に補填することについての補正でございます。
 「繰越明許費」につきましては、教育費の「ウトナイ小学校校舎増築実施設計費」につきまして、年度内に事業が完了しない見込みであることから、繰越明許費の補正をお願いするものでございます。
 「債務負担行為の追加及び廃止」につきまして、はじめに、「企業立地振興条例に基づく助成金」は、助成期間が平成29年度までとなることから、平成28年度分以降について追加を提案するものでございます。
 次に、「苫小牧市土地開発公社借入金に対する債務保証」は、公社の解散に伴い、債務負担行為の廃止を行うものでございます。

 国民健康保険事業特別会計の9款『基金積立金』1項1目「国民健康保険事業基金積立金」は、平成26年度の決算剰余金を、同基金へ積み立てるものでございます。
 介護保険事業特別会計の5款『諸支出金』1項1目「償還金及び還付加算金」は、平成26年度の国庫支出金等の精算に係る返還金でございます。
 6款『基金積立金』1項1目「介護給付費準備基金積立金」は、平成26年度の決算剰余金を同基金に積み立てるものでございます。
 水道事業会計の1款『資本的支出』1項2目「改良工事費」は、配水本管及び配水管の改良工事を行うものでございます。
 下水道事業会計の1款『資本的支出』1項1目「下水道築造費」は、大雨対策3ヵ年事業の一部前倒しで行う10年確率雨水管整備と汚水管の入替を行うものでございます。

 以上、簡単ではございますが、補正予算の説明を終わらせていただきます。

市長説明

 案件の説明は以上です。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。

記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成27年7月28日 市長記者会見

とき 平成27年7月28日(火)午前10時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、佐々木副市長、佐藤副市長、総合政策部長、総務部長、財政部長
  • 記者側:7社8名参加

発表内容

  1. 平成26年度苫小牧市各会計決算の概要について
  2. 職員の逮捕について

市長説明

 本日の記者会見の案件は、2件でございます。

 はじめに、本市の一般会計、特別会計及び企業会計合わせて10会計の「平成26年度決算の概要」がまとまりましたので、発表いたします。
 詳細につきましては、のち程、財政部長から説明させますので、私からは総括的なところと健全化指標についてお話をさせていただきます。
 一般会計の決算は、歳入歳出の差引に繰越財源を確保した実質収支では、17億2千万円ほどの黒字となりました。 前年度に比べ3億円ほどの増となりました。
 この額は、歴代で最高額となりましたが、市税収入全般につきましては、未だリーマンショック以前の水準に戻っておらず、また、財政運営全般から見ますと社会保障費の増嵩、公共施設の更新、さらにその背景にある少子高齢時代を考えますと、剰余が多くてもまだ楽観できる状況ではないと考えております。

 次に特別・企業会計の決算につきましては、病院事業会計で単年度資金不足を計上しておりまして、今後も一層の経営努力が必要と考えています。

 次に、本市の財政健全化計画の指標としている三つの数値についてご説明します。
 まず、「経常収支比率」は、86.9%で前年度の86.4%から0.5ポイント上回りました。
 「公債費比率」は、11.0%で前年度の12.4%から1.4ポイント下回りました。
 「実質公債費比率」は、速報値ですが、7.4%で前年度の9.1%から1.7ポイント改善する見込みとなっています。
 健全化計画ステップ3の取り組みとして、いずれの数値においても目標管理ゾーンを下回り、健全性を確保する結果となっております。
 しかしながら、先ほども申し上げましたとおり、少子高齢社会の中で社会保障の問題、あるいは苫小牧として公共施設老朽化への対応など様々な問題があり、ぐらつかない強固な財政基盤を確立するため、この健全化指標を確保しつつ、将来に備えたまちづくりに向けて、今後とも、気を引き締めて財政運営に取り組んでまいりたいと考えております。
 なお、正式な比率は、監査委員の審査を経て、9月定例会に報告をさせていただく予定でございますので、よろしくお願いいたします。詳細は財政部長から説明します。

財政部長説明

 本市の一般会計、4つの特別会計及び5つの企業会計、合わせて10会計の「平成26年度決算の概要」について説明いたします。
 一般会計と特別会計の決算概要です。
 一般会計の決算は、歳入歳出差引に繰越財源を確保した実質収支が、17億2,117万8千円の黒字で、平成25年度決算に比べますと、3億129万9千円の増となり、これまでで最も多い黒字額となります。
 黒字の要因ですが、収入で、法人市民税や固定資産税、地方消費税交付金などが予算額より上振れたことや、沼ノ端土地区画整理保留地等の土地売却で収入増となったこと、支出で、扶助費や他会計への繰出金などが予算額を下回ったことなどによるものでございます。
 約17億円の使途についてですが、27年度の当初予算として計上している分で、1億円と、扶助費の執行残に伴う国庫支出金等返還金として、3億円は、すでに確定しているものですが、これらに加えて、28年度の財源対策や今後の起債事業の償還財源の備えのため基金への積み立てのほか、27年度中の補正予算で計上する事業の財源として考えてございます。
 なお、基金等の残高についてです。
 平成8年度末の基金等の合計残高は118億5,800万円ありました。
 その後、年度毎の財政状況により一貫して減り続け、平成20年度にはほぼ底をつく状況となりました。平成25年度には新たに公共施設整備基金を設置し、平成26年度末の基金残高は、63億5,200万円の残高となっておりますが、平成8年度末残高の水準までにはいたらない状況です。

 次に、経常的経費となる扶助費などの社会保障経費の推移についてご説明します。
 社会保障経費を一般財源ベースでお示しするものですが、平成20年度で85億8千万円が、平成27年度では114億7千万円となり、その差は、28億9千万円の増となっている状況です。
 国の制度改正や老齢人口等の対象者の増により事業費は年々増加しておりますので、今後も留意していかなければなりませんが、こうした社会保障経費の動向を踏まえつつ、市税等の歳入の大幅な落ち込みや災害などの不測事態にも対応できる安定的で柔軟性のある財政運営のために、基金の確保は今後も必要と考えているところです。
 一般会計の歳出規模は、前年度に比べ、21億円ほどの増となっております。その主なものは、障害者や生活保護の扶助費、私立保育所の入所児童委託料、ときわスケートセンター建設、緑ケ丘公園陸上競技場改修、消防庁舎整備に要する費用などで増加の要因となったものの、25年度に実施しました若草町及び日新町市営住宅建設事業などで減となったことによるものでございます。
 市税収入の、総額は277億5,496万6千円で、昨年度に比べ7億5,414万7千円、2.8%の増となってございます。
 その中での増減についてですが、市民税6.7%、6億3,706万3千円増、固定資産税1.0%、1億3,447万1千円の増でしたが、市たばこ税で2.1%、4,035万2千円の減となっており、それらの差引によるものでございます。

 次に、収納率でございますが、現年度分について98.7%で、昨年度より0.1ポイント増、滞納繰越分は、0.2ポイント増となっており、全体では94.3%で、昨年より0.4ポイント上がりました。
 道内主要10都市では、現年度分で第4位、滞繰分で第5位、合計では第6位となり、現年度分の順位は昨年度より一つ上がっております。

 主な特別会計の実質収支をご説明いたします。
 国民健康保険事業会計は、849万4千円の黒字となっております。
 職員退職手当基金会計につきましては、平成25年度末をもちまして会計を閉鎖しております。
 介護保険事業会計は、1億6,070万7千円の黒字となっております。
 後期高齢者医療会計は、26年度から出納整理期間の保険料収入分を翌年度に繰り越すこととしたため、実質収支額は、6,171万円となっております。

 次に、企業会計でございますが、水道事業会計は、単年度資金収支、1億7,115万8千円の黒字で、累積資金収支額は、16億5,169万4千円の黒字となっております。
 下水道事業会計は、単年度資金収支、2,516万2千円の赤字で、累積資金収支額は、7億4,052万9千円の黒字となっております。
 市立病院事業会計は、単年資金収支、3億8,537万8千円の赤字で、累積資金収支額は、1億1,255万2千円の赤字となっております。
 土地造成事業会計は、単年度資金収支、6億5,179万1千円の黒字で、累積資金収支額は、6億8,334万円の黒字となり、会計閉鎖により、現金などの財産はすべて一般会計に引き継がれております。
 公設地方卸売市場事業会計は、単年度資金収支は、2,860万8千円の黒字で、累積資金収支額は、4億8,208万4千円の黒字となっております。

 以上で、各会計の決算概要の説明とさせていただきます。

市長説明

 次に、案件2の「職員の逮捕について」を説明させていただきます。

 産業経済部農業水産課主事 伊藤遼平(いとうりょうへい)(24歳男性)が、北海道青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕されました。
 現在、詳細の把握に努めているところですが、事実関係が確認され次第、厳正に対処してまいります。

 説明は以上です。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成27年6月10日 市長記者会見

とき 平成27年6月10日(水)午前11時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、佐々木副市長、佐藤副市長、総合政策部長、総務部長、財政部長
  • 記者側:7社7名参加

発表内容

  1. 第2回市議会定例会の招集告示について

市長説明

 第2回市議会定例会を、6月18日に開会するため、本日、招集告示をさせていただきました。

 今議会に提出を予定している案件は、報告につきましては、予算の繰越しが3件、専決処分が1件、出資法人等の経営状況が1件の計5件でございます。
 議案につきましては、人事案件が1件、平成27年度各会計補正予算が3件、条例案件が7件、その他の議案が1件の計12件、諮問は人権擁護委員候補者の推薦についての1件で合計18件となります。案件の詳細につきましては各部長から説明させていただきます。

総務部長説明

 第2回市議会定例会、市長提出案件につきまして、御説明いたします。

 報告1の「予算の繰越しについて」は、一般会計の平成26年度・27年度の継続事業で実施している「住宅建設事業」の平成26年度予算現額のうち、176万5千円を翌年度に繰り越しましたので、これを議会に報告するものです。
 報告2の「予算の繰越しについて」は、平成26年度一般会計補正予算で追加された繰越明許費の苫小牧市総合戦略策定事業ほか6事業について、翌年度に繰り越しましたので、これを議会に報告するものです。
 報告3の「予算の繰越しについて」は、平成26年度下水道事業会計予算に係る「下水道築造工事」に要する経費を翌年度に繰り越しましたので、これを議会に報告するものです。
 報告4の「専決処分について」は、市営住宅の明渡しに係る訴えの提起について、5月25日付け専決処分により、札幌地方裁判所(苫小牧支部)に行ったため、これを議会に報告するものです。 内容につきましては、市営住宅の入居者4人それぞれに対し、住宅の明渡しと滞納家賃等の支払を求めるものです。
 報告5の「出資法人等の経営状況について」は、市が出資している苫小牧市土地開発公社ほか2法人の平成26年度決算及び平成27年度事業計画を報告するものです。

 続きまして、議案について説明いたします。
 議案1の「苫小牧市公平委員会委員の選任について」は、牧田宏委員が、本年7月12日をもって任期満了となるため、後任者の選任について、議会の同意を求めるものです。
 議案2から4までの「平成27年度苫小牧市各会計補正予算について」は、後ほど財政部長から説明いたします。
 議案5の「苫小牧市住民投票条例の制定について」は、市政の重要な課題に関する市民の意思を直接確認するための住民投票の制度を設けることにより、これによって示された市民の意思を市政に反映させるため、本条例を制定するものです。内容は、市政の重要な課題、投票資格者、実施の請求及び発議、投票の結果等からなっており、施行日は、平成28年4月1日でございます。
 議案6の「苫小牧市職員の退職手当に関する条例の一部改正について」は、国家公務員退職手当法の改正に鑑み、退職手当の調整額を改定するため、関係規定を整備するもので、施行日は公布の日でございます。
 議案7の「苫小牧市税条例の一部改正について」は、地方税法等の改正に伴い、旧3級品の製造たばこに係る特例税率を段階的に廃止する等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、一部を除き、平成28年1月1日でございます。
 議案8の「苫小牧市手数料条例の一部改正について」は、長期優良住宅建築等計画の認定に係る手数料について、住宅性能評価書を提出した場合の手数料を定める等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、公布の日でございます。
 議案9の「苫小牧市診療所条例の制定について」は、市民の健康の保持に必要な医療を確保するため、診療所を設置することとし、本条例を制定するものです。内容は、名称等、利用料金、指定管理者が行う業務の範囲及び管理の基準の設定などからなっており、施行日は、平成28年4月1日でございます。
 議案10の「苫小牧市建築基準法施行条例の一部改正について」は、建築基準法の改正に伴い、構造計算適合性判定に係る手数料を廃止する等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、公布の日でございます。
 議案11の「苫小牧市火災予防条例の一部改正について」は、消防法施行令の改正に伴い、自動火災報知設備の設置基準の一部を廃止する等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、公布の日でございます。
 議案12の「動産の取得について」は、小型動力ポンプ付水槽車Ⅱ型艤装の取得について、取得予定価格が2千万円以上のため、議会の議決を求めるものでございます。

 諮問1の「人権擁護委員候補者の推薦について」は、人権擁護委員の 名越由記子委員及び森下多美子委員が、本年9月30日をもって任期満了となるため、その後任者を推薦するものです。

 議案(1)及び(2)の「契約の締結について」は、いずれも予定価格が1億5千万円以上の工事のため、議会の議決を得るもので、会期中に追加提案する予定でございます。

 以上で私からの説明を終わります。

財政部長説明

 私から補正予算案について、説明をさせていただきます。

 一般会計の補正額は、歳入、歳出ともに、1億1,300万6千円の増額補正でございます。なお、補正予算に係る一般財源は、前年度繰越金を充当いたします。
 次に、特別会計及び企業会計の補正額は、歳入で、1,496万5千円、歳出で596万5千円の増額補正となり、3会計の歳出補正の総額は、1億1,897万1千円の増額補正でございます。

 内容につきまして、一般会計から順にご説明させていただきます。
 2款『総務費』1項1目「住民投票システム事業費」は、制度創設に伴うシステムの導入経費でございます。
 4目「駅前バスターミナル塔屋看板撤去事業費」は、危険看板について、市民の安全確保のための緊急措置として、既定予算の流用により、5月22日に撤去しました経費でございます。
 7目「町内会コミュニティ助成事業費」は、全国自治宝くじの自治総合センターの助成制度により、西町親交会の活動備品購入について助成するものでございます。
 8目「豊川コミュニティセンター大規模改修事業費」は、実施設計業務に要する経費でございます。
 10目「姉妹都市交流推進事業費」は、日光東照宮の四百年式年大祭を記念して本市において実施する流鏑馬公演の実行委員会への補助金でございます。
 11目「こども国際交流基金積立金」は、同基金への指定寄附金1件を積み立てるものでございます。
 2項4目「スポーツ施設整備費」は、新ときわスケートセンターの防護ネット設置等に要する経費でございます。
 3項2目「自主防災組織育成事業費」は、全国自治宝くじの自治総合センターの助成制度により、ときわ町内会自主防災組織の防災資機材購入について助成するものでございます。
 3款『民生費』1項1目「福祉ふれあい基金積立金」は、同基金への指定寄附金4件を積み立てるものでございます。
 4款『環境衛生費』2項2目「法定外予防接種助成事業費」は、再編交付金事業基金を活用して行う大人の風しん及び高齢者の肺炎予防接種の助成に要する経費でございます。
 6款『農水産業費』1項2目「就農者等支援事業費」は、グリーンツーリズム展開事業として、地域食材提供施設利用者のための地域交流施設設置に要する経費でございます。
 次の「多面的機能支払交付金事業費」は、農業者と地域が共同で行う、農道の維持管理などの活動に対する補助金でございます。
 7款『商工費』1項1目「プレミアム付商品券タイアップ助成事業費」は、商店街振興組合連合会が連動企画として実施する事業への助成に要する経費でございます。
 11款『災害復旧費』1項1目「平成26年9月大雨災害に係る道路復旧事業費」は、雪解けなどの影響により、当初の予定を上回る範囲での復旧が必要となったことから、不足する工事費の増額及び財源更正を行うものでございます。
 13款『諸支出費』1項3目「介護保険事業会計繰出金」は、法改正により行う地域支援事業実施のための市負担分を介護会計に繰り出すものでございます。
 3項1目「財政調整基金積立金」は、一般寄附1件及び市営野球場改修事業への指定寄附2件を積立するものでございます。
 介護保険事業特別会計の3款『地域支援事業費』2項2目「地域ケア会議推進事業費」は、一般会計でもご説明しましたが、法改正に伴い、苫小牧市地域ケア会議の設置に要する費用を計上するものでございます。
 6款『基金積立金』1項1目「介護給付費準備基金積立金」は、地域ケア会議推進事業を実施するための必要財源を確保するために、基金積立金を減額するものでございます。

 次に、下水道事業会計の補正でございます。
 歳入の補正のみとなりますが、備考欄に記載しておりますとおり、苫小牧下水道管理株式会社の出資金返還金を計上するものでございます。

 以上、簡単ではございますが、補正予算の説明を終わらせていただきます。

市長説明

 説明は以上でございます。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成27年5月26日 市長記者会見

とき  平成27年5月26日(火)午前10時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、佐藤副市長、総合政策部長、市民生活部長
  • 記者側:6社7名参加

発表内容

  1. 「平成29年度日本女性会議」の苫小牧開催決定について

市長説明

 本日の記者会見の案件は、「平成29年度日本女性会議」の苫小牧開催決定についてでございます。

 日本女性会議は、男女平等参画社会の実現に向けて課題の解決策を探るとともに、参加者相互の交流促進や情報ネットワーク化を図ることを目的に開催されている全国的な大会です。
 国においても、女性の活躍に向け、さまざまな環境を整える方向にある中、本市においても、平成25年の男女平等参画都市宣言に続き、この大会を開催できることは大変意義深いものがあると捉えており、本市の男女平等参画を巡る動きにも、一層はずみがつくものと期待をしているところです。
 全国から約2千人の皆さんに来ていただくことによって、まちの経済効果なども大いに期待できるのではないかと考えております。詳細につきましては、担当から説明させていただきます。

市民生活部長説明

 私から、日本女性会議の詳細についてご説明させていただきます。
 日本女性会議は、1975年の「国際婦人年」と「国連婦人の10年」を記念して、1984年に名古屋市で第1回大会が開催されて以来、男女平等参画社会の実現を目指した各都市が開催を引き継ぎ、本年度の倉敷市で32回を迎える大会です。
 昨年、北海道としては初めて札幌市で開催され、全国から集った市民団体や行政、関心ある方々が13の分科会や記念講演、シンポジウム、交流会などに参加し、大変熱のこもった大会であったと聞いております。
 本大会は、国における所管庁が無く、開催決定自治体が次期開催地を決定するというだけのルールで引き継がれている大会であり、平成29年度開催市については、平成28年度開催予定の秋田市実行委員会が去る5月18日に開かれ、立候補していた本市に決定されたところです。

大会開催にあたっては、
1 女性とともに、男性や企業が男女平等について考え、多くの人の参加と協働による大会
2 男女平等参画都市宣言のまち、スポーツ都市宣言のまち、人間環境都市宣言とともに企業と歩んだものづくりのまち「苫小牧」の特性を活かした大会
3 近隣自治体と連携しながら、きめ細やかな心遣いで全国からの参加者を歓迎し、北海道の魅力を発信する大会を目指していきたいと考えております。

  そのためには、市民や企業のご協力を頂きながら取り組みたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

市長説明

 説明は以上でございます。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成27年5月7日 市長記者会見

とき 平成27年5月7日(木)午前10時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、佐々木副市長、佐藤副市長、総合政策部長、総務部長、財政部長
  • 記者側:5社5名参加

発表内容

  1. 第1回市議会定例会の招集告示について

市長説明

 第1回市議会臨時会を、5月14日に開会するため、本日、招集告示をさせていただきました。
 今臨時会に付議する案件は、選挙につきましては、議会提出案件で議長等の選挙が3件、報告は、専決処分の報告が2件、議案は、監査委員の選任が1件、補正予算が2件、条例案件が1件、その他が1件の計5件、推薦は、議会提出案件で農業委員会委員の推薦が1件の合計11件となります。皆さんご承知のとおり、今臨時会は改選後の議会人事が中心となるものでありますが、市長提出案件の詳細につきまして、担当部長から説明させていただきます。

総務部長説明

 第1回臨時会の市長提出案件につきまして、説明いたします。
 報告1の「専決処分について」は、平成26年度市立病院事業会計の第4回補正予算について、3月31日付け専決処分により定めましたので、これを議会に報告し、承認を求めるものです。
 その内容は、基金繰入金について、道立病院から引き続き採用された職員の退職に伴い、基金を取り崩し1千4百32万2千円を増額補正したものです。
 
 報告2の「専決処分について」は、「苫小牧市税条例等の一部を改正する条例」を3月31日付け専決処分により定めましたので、これを議会に報告し、承認を求めるものです。
 この改正は、平成27年度の地方税法の改正に伴い、関係規定を整備するものです。
 改正内容(1)は、固定資産税及び都市計画税関係で、平成27年度評価替えに伴う土地に係る負担調整措置の継続を行うもの、(2)は、軽自動車税関係で、アは、いわゆる軽自動車税のグリーン化特例(軽課)の設定について、イは原動機付自転車及び2輪車等に係る税率の引上げを1年延期するもの、(3)は、国民健康保険税関係で、5割軽減及び2割軽減の対象となる世帯の軽減判定所得の算定において、被保険者の数に乗じるべき金額を引き上げるもの、(4)は、その他規定の整理で、施行日は、一部を除き本年4月1日でございます。
 
 議案1の「苫小牧市監査委員の選任について」は、谷本誠治監査委員が本年4月30日をもって任期満了となるため、後任者の選任について、議会の同意を求めるものです。
 議案2及び3の「平成27年度苫小牧市各会計補正予算について」は、後ほど財政部長から説明させていただきます。
 議案4の「苫小牧市介護保険条例の一部改正について」は、平成27年度から平成29年度までの各年度における第1号被保険者の保険料率の特例を設けるため、関係規定を整備するもので、施行日は公布の日でございます。
 なお、議案2の一部と議案3は、この議案に関連した補正予算でございます。
 議案5の「契約の締結について」は、高機能消防指令センター及び消防救急デジタル無線活動波整備工事の請負契約の締結について、予定価格が1億5千万円以上のため、議会の議決を求めるものでございます。

 欄外に付議追加予定案件を記載しております。
 議案(1)の「契約の締結について」は、大成町市営住宅に係る改修主体工事についてで、落札した場合は、付議案件の追加告示をして提案するものでございます。以上で私からの説明を終わります。

財政部長説明

 私から補正予算案について、説明をさせていただきます。

 今回の補正は、一般会計と介護会計の2会計でございます。

 一般会計の補正額は4,916万4千円の増額補正、介護会計では財源更正の補正を行うものでございます。
 一般会計の「土木費」1番・住宅建設事業費、及び「消防費」2番・消防庁舎整備事業費は、インフレスライド適用による工事費の増額分です。
 「諸支出金」3番・介護保険事業会計繰出金は、低所得者の保険料軽減に伴う繰出金でございます。
 継続費の変更でございますが、事業費の補正に伴い、年割額などを変更するものでございます。

 介護保険事業特別会計の1番・居宅介護サービス給付費は、低所得者の保険料軽減強化のための一般会計からの繰入金の増による財源更正を行うものでございます。 以上、簡単ではございますが、補正予算の説明を終わらせていただきます。私からは以上です。

市長説明

 説明は以上でございます。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成27年4月28日 市長記者会見

とき  平成27年4月28日(火)午前10時30分から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、佐々木副市長、佐藤副市長、総合政策部長
  • 記者側:9社15名参加

発表内容

  1. 平成28年度国・道及び関係機関に対する重点要望事項について
  2. 緑ケ丘陸上競技場のオープンについて

市長説明

  本日の記者会見の案件は、2件でございます。

 はじめに案件1の「平成28年度 国・道及び関係機関に対する重点要望事項」がまとまりましたので発表させていただきます。

 要望事項につきましては、新たに加えられたものが1項目、内容を一部変更したものが6項目、表題を変更したものが1項目、前年と同じ内容のものが26項目の合計34項目でございます。また、要望を取りやめたものは1項目でございます。
 なお、昨年から、市としてより重要と考える要望項目を強調するために『最重点要望事項』を選定しておりますが、今年度は次の6項目を選定いたしました。
 1つ目が「国道の整備促進について」、2つ目が「苫小牧港の港湾機能強化と整備促進について」、3つ目が「JR特急列車の安定運行と日高線の早期復旧について」、4つ目が「室蘭児童相談所の分室の設置について」、5つ目が「道立特別支援学校の設置について」、6つ目が「苫小牧登別通(仮称)の道道昇格整備について」でございます。
 新規要望は、最重点要望事項に選定しております「JR特急列車の安定運行と日高線の早期復旧について」でございます。
 また、平成27年度で取りやめた要望は、「消防救急無線のデジタル化に対する財政支援」でございます。
 詳しい内容は、配布資料をご参照いただきたいと思います。

次に、案件2の「緑ケ丘陸上競技場のオープンについて」説明させていただきます。

 平成25年度から改修中でありました緑ケ丘公園陸上競技場が、5月3日にオープンすることをご報告させていただきます。
 陸上競技場は、昭和57年の開設から多くの市民に親しまれてまいりましたが、トラックがクレーのため利用期間が限られる上に、雨天時には使用できないなど不自由な点がございました。また、競技記録の向上はトラック面によるところも大きく、地域の競技レベル向上のためにも改修が望まれていました。
新しい競技場は、ゴムチップ舗装とすることでトラックとアウトフィールドを全天候型とし、センターハウスを建て替えるなど大幅にリニューアルしており、日本陸上競技連盟の第3種競技場として公認される予定です。また、新たに車いす用観覧席を設けるなど、利用者にやさしい施設となっております。陸上競技に取り組む市民をはじめ、企業や町内会の運動会など、地域コミュニティーの活性化に繋がるイベントにも利用されるとともに、大会や合宿で本市を訪れる人たちと市民とのスポーツを通じた交流が拡大することも期待しております。
「走ることは、あらゆるスポーツの基本」と言われており、健康でたくましい心と身体を育む施設として、多くの皆さんの利用をお願いいたします。説明は以上でございます。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成27年3月25日 市長記者会見

とき 平成27年3月25日(水)午前10時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長、健康こども部長
  • 記者側:7社10名参加

発表内容

  1. 平成27年度の市政執行について
  2. 子ども・子育て支援新制度に伴う低所得者層に対する保育料の無償化の実施について
  3. 新保健センターオープンについて

市長説明

 本日の記者会見の案件は3件でございます。

 最初に、案件1の「平成27年度の市政執行について」説明をさせていただきます。

 新年度予算を審議する第19回定例市議会におきまして、平成27年度当初予算を議決いただくとともに、すべての議会日程を無事に終えられたことにつきまして、議会をはじめ関係者の皆さんのご協力に感謝を申し上げます。新年度は、私にとって3期目初のフルスケール予算で臨む一年となります。予算審査の中で議員の皆さんからいただきましたご意見、ご要望を踏まえ、市政運営の舵取りに励んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 さて、私は、3期目の基本テーマとして、「誇れる街 苫小牧へ~活気みなぎるふくしのまちづくり~」と発信いたしました。経済が右肩上がりの時代ではない中で、行政が行う様々な「ふくし」を継続するため、新たな歳入の確保に踏み出す決意と、市民の皆さんが互いに助けあい、支えあう「共助」の精神を育み、優しさが伝わる苫小牧にしたいという願いを込めております。一人ひとりが互いを思いやる気持ちが、まちを優しくし、豊かにし、そして元気にしてくれると確信しております。
 また、3期目の目標である「財政基盤の強化!そして、20年先を見据えたまちづくりの実践」へ向けて、より効率的な行政運営や経済の活性化に尽力してまいります。
 次に、基本政策でございます。財政健全化につきましては、財政健全化計画ステップ3の取り組みにより、財政状況は着実に改善に向かっております。しかし、社会保障費の増大や市税収入の減少が予測される一方、公共施設の老朽化に備えるため、「(仮称)財政基盤安定化計画」の策定を進めてまいります。また、行政改革につきましては、新たな行政改革プランで行政運営の効率化や市民サービスの向上を進め、常に全体最適を意識しながら取り組んでまいります。さらに、市民自治の推進につきましては、「(仮称)住民投票条例」の提案に向け準備を進めるほか、まちかどミーティングなどを通じ、多くの市民の声をまちづくりに反映してまいります。
 最後に、重点施策でございますが、「053大作戦~ステージ4~」につきましては、ローコストで効率的かつ効果的なごみ処理の仕組みを次世代に引き継いでいくため、市民・企業市民・行政が協働し、まちぐるみで取り組んでまいります。また、災害に備えたまちづくりにつきましては、局地的大雨や地震への対策を行うとともに、市役所本庁舎2階に防災フロアを整備してまいります。さらに、「企業誘致」や「景気・雇用対策」、「子ども・子育て支援」をはじめとした各種施策に取り組んでまいります。
 以上、平成27年度の市政執行に当たりまして、基本的な考え方を述べさせていただきました。高齢化の加速と人口減少が同時進行する難しい時代でございますが、市役所全体で「チーム一丸」となって、魅力あるまちづくりを追求してまいります。私たちは、既成概念に捉われない柔軟な発想や創意工夫で困難に立ち向かい、「Change and Fresh」を肝に銘じながら、常に市民目線に立って職務を全うしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 続いて、案件2の「子ども・子育て支援新制度に伴う低所得者層に対する保育料の無償化の実施について」説明をさせていただきます。

 現在、保育所などの教育・保育施設に係る保育料は、生活保護世帯を除く全ての所得階層から徴収しておりますが、女性労働者の雇用ニーズが高まる一方で預け先がない等、雇用と働く人たちの間にミスマッチがあると認識しており、多くの方々が就労できるよう、低所得世帯の保育料について、独自軽減措置を実施することとしたものでございます。
 詳細は、担当部長から説明させていただきます。

健康こども部長説明

 それでは、ご説明させていただきます。
 はじめに、現在、保育所等の教育・保育施設に係る保育料につきましては、生活保護世帯を除く全ての所得階層から徴収しており、兄弟姉妹で同時就園している場合には、最年長の子どもから順に第2子は半額、第3子以降は無償としております。
 これを、全ての施設において市民税所得割非課税世帯の保育料を無償化するとともに、標準世帯年収360万円までの世帯の第2子について、半額から4分の1負担に独自軽減するものでございます。
 また、市では「子ども・子育て支援新制度」の本格実施を目前に控え、保護者負担の公平性を確保するための統一化を実施することとし、これらによる実質的な保育料負担額は網掛け表示した部分になるものでございます。
 なお、実施につきましては、平成27年度の保育料から適用することになるものでございます。以上でございます。

市長説明

 最後に、案件3の「新保健センターオープンについて」説明をさせていただきます。

 新保健センター・ハスカッププラザが関係各位のご協力のもと、4月1日に無事開設の運びとなりますことをご報告させていただきます。
 新施設は、従来の検診機能を充実させるとともに、ご自分の意思で健康管理や健康増進に取り組んでいただくためのサポートを行う「ヘルスプロモーション事業」を新たに実施します。
 また、健康意識、知識の向上や仲間づくりを支援する機能を盛り込み、時代にマッチした皆様に愛される施設を目指してまいります。
 ハスカッププラザを多くの皆様にご利用いただき、市民一人ひとりの健康寿命の延伸を図ることが「活気みなぎるふくしのまちづくり」の大きな原動力になることを期待しているところです。

 説明は以上でございます。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成27年2月12日 市長記者会見

とき 平成27年2月12日(木)午前11時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長、総務部長、財政部長、都市建設部長、上下水道部長
  • 記者側:7社10名参加

発表内容

  1. 第19回市議会定例会の招集告示について
  2. 大雨対策3か年事業について
  3. 平成26年度弥生わかば公園整備工事について

市長説明

 本日の記者会見の案件は、3件でございます。

 最初に、案件1の「第19回市議会定例会の招集告示について」説明させていただきます。
 第19回市議会定例会を、2月20日に開会するため、本日、招集告示をさせていただきました。
 今議会に提出を予定している案件は、報告につきましては、専決処分の報告が1件、陳情は、議会からの提出案件で1件でございます。
 議案につきましては、定住自立圏形成協定の締結が4件、人事案件が1件、平成26年度各会計補正予算が10件、平成27年度各会計予算が9件、条例案件が15件、その他の議案が6件の計45件で合計47件となります。
 平成27年度予算では、主な事業といたしまして、旧道立病院改修事業や町内会街路灯LED化整備事業のほか、近年多発している大雨への対策として、河川改修事業や雨水管整備事業などに予算を計上いたしました。
 案件の詳細につきましては各部長から説明させていただきます。

総務部長説明

 第19回市議会定例会、市長提出案件につきまして、御説明いたします。

 報告1の「専決処分について」は、市有自動車の物損事故に係る損害賠償の額を、2月6日付け専決処分により、29万6千168円と決定しましたので、これを議会に報告するものです。
 この事故は、本年1月18日午前1時頃、しらかば町5丁目310番11の市道において、都市建設部職員運転の市有自動車が後退した際、駐車していた相手方車両に接触し、当該車両を損傷したものでございます。
 この事故の賠償金につきましては、相手方が直接請求したため、賠償金に係る予算措置はございません。

 次に議案について説明いたします。
 議案1から4までの「定住自立圏形成協定の締結について」は、当該協定を4町との間において締結するため、議会の議決を求めるものです。
 議案5の「苫小牧市固定資産評価審査委員会委員の選任について」は、上田宣政(うえだのぶまさ)委員、谷岡裕司(たにおかひろし)委員及び岡聖子(おかさとこ)委員が本年3月31日をもって任期満了となるため、後任者の選任について、議会の同意を求めるものです。
 議案6から15までは、「平成26年度苫小牧市各会計補正予算について」で、議案16から24までは、「平成27年度苫小牧市各会計予算について」で後ほど財政部長から説明させていただきます。
 議案25の「苫小牧市行政手続条例の一部改正について」は、行政手続法の改正に準じ、行政指導の中止等及び処分等を求める手続を設定する等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。
 議案26の「苫小牧市職員定数条例の一部改正について」は、職員定数の増員を行うため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。
 議案27の「苫小牧市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定について」、議案28の「苫小牧市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定について」は、自己啓発等休業及び配偶者同行休業に関し、必要な事項を定めるため、これらの条例を制定するもので、施行日は、本年4月1日でございます。
 議案29の「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」は、当該法律の施行に伴い、新たな教育長等に係る関係条例の整備を行うため、本条例を制定するもので、施行日は、本年4月1日でございます。
 議案30の「苫小牧市保育の実施に関する条例の廃止について」は、児童福祉法の改正に伴い、保育の実施基準を条例で定める必要がなくなったため、本条例を廃止するもので、施行日は、法律の施行の日でございます。
 議案31の「苫小牧市保育所設置条例の一部改正について」は、児童福祉法の改正に伴い、保育料に関する事項を定める等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、子ども・子育て支援法の施行の日でございます。
 議案32の「苫小牧市保健センター条例の一部改正について」は、保健センターの移転に伴い、その位置を変更するため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。
 議案33の「苫小牧市介護保険条例の一部改正について」は、平成27年度から平成29年度までの各年度における第1号被保険者の保険料率を改定する等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。
 議案34の「苫小牧市企業立地振興条例の一部改正について」は、助成対象となる事業場を拡大するため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。
 議案35の「苫小牧市放課後児童クラブ条例の一部改正について」は、児童福祉法の改正に伴い、放課後児童クラブの利用資格を改正するため、関係規定を整備するもので、施行日は、法律の施行の日でございます。
 議案36の「苫小牧市立病院学資金の貸付けに関する条例の制定について」は、学資金の貸付けについて、必要な事項を定めるため、本条例を制定するもので、貸付けの対象者、額などにつきましては、現行の規則と同じ内容を規定しております。
 施行日は、本年4月1日でございます。
 議案37の「苫小牧市道路占用料徴収条例の一部改正について」は、道路法施行令の改正に準じ、道路の占用料の額を改定する等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。
 議案38の「苫小牧市土地造成事業に地方公営企業法の規定の財務規定等を適用する条例等の廃止について」は、土地造成事業会計を廃止するため、関係条例を廃止するもので、施行日は、本年4月1日でございます。
 議案39及び40の「土地の取得について」は、苫小牧市土地開発公社の長期保有地を取得するため、議会の議決を求めるものです。
 2つの議案に分けたのは、議案39は平成26年度補正予算関連議案、議案40は新年度予算関連議案となるためでございます。
 取得する土地は、両議案とも美原町3丁目9番のうちの宅地で取得の方法は買入れでございます。
 議案39の取得面積は、7,705.95平方メートル、取得予定価格は3億円で、議案40の取得面積は、5,124.12平方メートル、取得予定価格は2億円でございます。
 議案41の「動産の取得について」は、デジタルX線TVシステムの取得について、取得予定価格が2千万円以上のため、議会の議決を求めるものでございます。
 議案42の「苫小牧市土地開発公社の解散について」は、苫小牧市土地開発公社を解散するため、議会の議決を求めるものです。
 議案43の「市道路線の廃止について」は、開発行為の完成による起終点の変更などにより8路線を廃止するものでございます。
 議案44の「市道路線の認定について」は、開発行為の完成によるものなど16路線を認定するものでございます。
 なお、これらの市道路線の位置図等につきましては、別紙として添付しております。
 議案45の「苫小牧市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について」は、国家公務員の給与改定に鑑み、一般職の職員の給料月額を改定する等のため、関係規定を整備するものです。
 改正内容(1)は、給料月額の改定について
 (2)は、各種手当の改定についてで、施行日は、本年4月1日でございます。
 欄外に未定案件を記載しております。
 議案(1)及び(2)は、副市長及び監査委員の任期満了に伴う議案でございます。
 議案(3)の「平成26年度一般会計補正予算」は、国の交付金事業に係る補正予算でございます。
 議案(4)の「平成27年度一般会計補正予算」、(5)の「平成27年度介護保険事業特別会計補正予算」及び(9)の「苫小牧市介護保険条例の一部改正について」は、低所得者層の介護保険料の軽減に係る補正予算と条例改正の議案ですが、介護保険法施行令が公布され次第、追加提案するものでございます。
 議案(6)の「苫小牧市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について」は、市長等の給料額を減額する措置について、報酬審(特別職議員報酬等審議会)の意見を踏まえ、条例改正が必要な場合は、追加提案するものでございます。
 議案(7)の「苫小牧市職員の退職手当に関する条例の一部改正について」は、議案45の給料月額の減額改定により、退職手当の支給水準が下がるため、調整額を引き上げるもので、まだ公布されていない退職手当法の経過措置に関する政令などを確認した上で追加提案する予定でおります。
 議案(8)の「苫小牧市税条例の一部改正について」は、平成27年度税制改正に係る改正でございます。
 会期中に地方税法が改正された場合は、追加提案するものでございます。

 以上で私からの説明を終わります。

財政部長説明

 次に、26年度の補正予算案の概要をご説明させていただきます。

 今回は、主に整理補正でございますので、事業費確定による執行残の整理などは説明を省略させていただきます。
 一般会計の総括で、制度融資分を除く合計は 3億2,440万2千円 の増額補正であり、制度融資の減額分8億3,350万円を含む補正予算総額は5億909万8千円の減額となりますが、必要な一般財源は13億854万6千円となり、その主な財源となる歳入は、法人市民税や固定資産税の市税で7億3千万円の増を見込むとともに、臨時財政対策債や前年度繰越金の最終整理により6億3千8百万円の増額補正を行うこととしております。
 特別会計では、国保会計で2億9,292万2千円の減額など、合計で3億2,259万4千円の減額補正、企業会計では、病院会計で6億8,178万7千円の増など、合計で11億4,136万円の増額補正となっております。

 それでは、一般会計歳出の主な内容ですが、「議会費」1番・議会運営経費は、期末手当の支給割合引上げに伴う増などでございます。
 「総務費」2番・一般管理事務経費は、郵便料の増などに伴うもので、5番・基幹業務システム事業費は、主に、番号制度対応システムの改修費の一部が27年度対応となったことに伴う減、6番・コンビニ収納システム事業費は、手数料が見込みを上回ったことによる増、7番・庁舎管理経費は、4月からの機構改革に伴う執務室改修による増、8番・土地開発公社支援経費は、土地開発公社の債務軽減のため、土地を追加で購入するものでございます。
 11番・街路灯電気料金補助金は、電気料金の再値上げに伴う不足額の補填、13番・総合福祉会館等補助金は、全国市有物件災害共済保険により、錦岡総合福祉会館の外壁及び川沿町総合福祉会館の非常用警報機の修繕を行うものでございます。
 17番・こども国際交流基金積立金は、指定寄附1件を積み立てるもので、22番・小・中・高校生各種体育大会遠征費助成金は、助成対象者が見込みを上回ったことに伴う増でございます。
 25番・スポーツセンター設備整備費は、日新温水プールの暖房用熱交換器で温水漏れが発生したことに伴う修繕費でございます。
 29番・燃料費高騰等支援助成金は、ときわスケートセンター及び沼ノ端スポーツセンターの、電気料金再値上げによる電気代不足見込み額、総合体育館は、基準管理費用積算時との燃料単価の差額に伴う、燃料費の不足分をそれぞれ助成するものでございます。
 30番・災害用備蓄品整備事業費は、特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用し、毛布・暖房機等の災害用備蓄品を整備するものでございます。
 38番・福祉ふれあい基金積立金は、指定寄附3件を積み立てるもので、39番・自立支援給付等経費は、障害児の通所や日中活動に要する扶助費の増、42番・公共交通利用支援経費は、身体・知的障害者のバス利用者数の増によるもので、43番・福祉のまちづくり推進事業費は、指定寄附を活用し、難聴者用スピーカーを購入し社会福祉課窓口で使用するほか、4月2日の世界自閉症啓発デーに合わせて、駅前通りを青色LEDのイルミネーションでライトアップする準備経費でございます。
 48番・母子家庭等支援経費、49番・助産施設利用経費、50番・母子家庭自立支援給付金支給事業費及び51番・苫小牧市ファミリー・サポート・センター事業費は、いずれも対象者数や利用者数の増によるものでございます。
 55番・私立保育所緊急整備費補助金は、移行予定園数が4園から3園に変更となったことに伴う減、56番・認可外保育施設運営支援事業費は、施設整備を予定していた認定こども園が施設改修計画を一部改修から全体改修に見直し、補助を辞退したことに伴う減でございます。
 「環境衛生費」64番・健康診査等経費は、肺がん検診等、受診者が見込みよりも増えたことによるもので、次の65番・がん検診推進事業費は、無料クーポンを活用する子宮頸がん等の受診者数が見込みを下回って減となったものでございます。
 68番・霊葬場整備事業費は、霊葬場設備改修に要した経費でございます。
 74番・沼ノ端クリーンセンター管理運営経費は、ボイラー水管の修繕等に要した経費で、75番・資源化センター管理運営経費は、資源ごみ搬入量の増加に伴い、選別に要する時間数の増による委託料の増などでございます。
 76番・沼ノ端クリーンセンター整備事業費【繰越明許費】は、発電用蒸気タービンの車軸に割れが見つかったことから、車軸の交換を行うものでございます。
 「農水産業費」80番・農業指導奨励経費は、農林水産物処理加工施設の排水工事に係る経費等でございます。
 81番・畜産経営改善緊急支援資金利子補給金は、北海道の補助制度と連動し、市内の畜産経営者1名の新規融資に係る利子補給金でございます。
 「商工費」84番・道央産業振興財団補助金は、給与条例改正に伴う、人件費相当分の補助でございます。
 86番・小規模企業経営改善資金信用保証料補給金は、貸付金利用者の増に伴う補給金の増でございます。
 「土木費」94番・道路橋りょう管理経費及び99番・河川及び排水路管理経費は、昨年9月の大雨災害時の緊急対応に要した費用、95番・駅自由通路等管理経費、96番・街路灯等管理費及び102番・公園・緑地管理経費は、電気料金の再値上げに伴う増でございます。
 97番・雪氷対策費は、除雪経費の今後の執行に対応するための計上でございます。
 104番・緑化推進基金積立金は、美沢市有林の立木売り払い収入を基金に積み立てるものでございます。
 105番・住宅管理経費は、市営住宅入居者の退去時に係る修繕料などの増、106番・熱供給施設管理経費は、天然ガスの単価上昇及び電気料金再値上げに伴う増でございます。
 「消防費」108番・車両管理経費は、車両修繕に係る経費等の増、109番・特定屋外タンク等保安検査経費は、審査件数の増に伴う委託料の増、110番・退職報償金は、消防団員の退職者数の増によるものでございます。
 「教育費」116番・特別支援教育支援員設置事業費及び117番・スクールソーシャルワーカー(SSW)活用事業費は、いずれも、待遇改善に係る事業費の増でございます。
 118番・教育施設整備基金積立金は、法人市民税超過課税分が予算を上回る見込額を、積み立てるものでございます。
 120番・小学校管理運営経費及び124番・中学校管理運営経費は、電気料再値上げ等に伴う増でございます。130番・市民文化芸術振興基金積立金は、指定寄附13件を積み立てるものでございます。
 「公債費」133番・元金は、繰上償還及び、臨時財政対策債の利率変動に伴う増でございます。
 「諸支出金」135番・特別会計繰出金の主な増減は、国保会計で、保険給付費等の減による減、霊園会計で、霊園使用料の減による地方債償還に係る繰出の増、介護会計で、介護認定審査会費等の減による減、後期高齢者医療会計で、広域連合納付金の減による減、病院会計で、資金不足に対する支援を行うものでございます。
 137番・財政調整基金積立金は、ふるさと納税の積立と、27年度当初予算の財源対策分として積み立てるものでございます。
 138番・減債基金積立金は、今後の起債償還に充当できるよう積み立てるものでございます。
 139番・公共施設整備基金積立金は、市税収入など予算を上回った収入を今後の公共施設更新等に向け、積み立てるものでございます。
 「継続費の変更」は事業費確定により年割り額などを変更するものでございます。
 「繰越明許費の追加」は、環境衛生費の「沼ノ端クリーンセンター整備事業費」につきまして、車軸の製作等に時間を要することから、繰越明許費の追加をお願いするものでございます。
 「債務負担行為の変更」は、今年度、債務負担行為を行った、指定管理施設の3施設について、いずれも電気料金再値上げ分を加味した限度額に変更するものでございます。
 「債務負担行為の追加」の農水産業費分は、畜産経営改善緊急支援資金利子補給金を、平成27年度から平成41年度まで、37万3千円を上限額として債務負担をお願いするもの、土木費分は、平成27年度予算の早期発注事業に伴うものでございます。
 最後に、各施設指定管理費は、前年度より継続施設の指定管理費につきまして、電気料再値上げ分について、債務負担行為を追加お願いするものでございます。

一般会計の説明は以上です。

 続きまして特別企業会計でございますが、国民健康保険事業会計では、保険給付費などの確定、見込みによる整理などでございます。
 霊園事業会計は、基金積立金と事業費の確定による減などでございます。
 介護保険事業会計では、認定調査等費の減や保険給付費など確定、見込みによる整理で、次の後期高齢者医療特別会計では、主に後期高齢者医療広域連合に納付する負担金の減によるものでございます。
 水道事業会計は、減価償却費等の計上額の整理や入札差金などの事業費の確定による整理でございます。なお、早期発注事業として配水管新設などの工事費を債務負担行為の追加として、お願いするものでございます。
 下水道事業会計は、事業確定による執行残等の整理のほか、早期発注事業としてポンプ場築造などの工事及び凝集剤の購入を債務負担行為の追加として、お願いするものでございます。
 市立病院事業会計は、医師などの給与費や医薬材料費などの増、施設基準等適時調査によるNICUに係る診療報酬の返還金(2億)などでございます。
 土地造成事業会計では、売却地の増による宅地売却原価の整理と事業費確定に伴う補正でございます。公設地方卸売市場事業会計は、事業費の確定、見込みより減額するものでございます。

 続きまして、平成27年度苫小牧市各会計予算案について、説明させていただきます。
 
 本年度の一般会計予算は、前年度に比べ53億4,200万円、7.2%増の791億5,200万円で、マイホームや商工費の制度融資等を除きますと前年比は9.4%の増となります。
 特別会計は、前年比8.1%増の347億3,146万5千円、企業会計は、2.7%増の212億1,580万円、全会計では、6.7%増の1,350億9,926万5千円の予算規模でございます。
 各会計の経常費・臨時費予算の前年度対比の表でございます。
 表の下から2行目、右側増減のところですが、経常費は、35億9,522万7千円、3.4%の増、臨時費は、49億390万8千円、23.3%の増、合計では、84億9,913万5千円、6.7%の増でございます。
 次に、一般会計歳出の款毎の経常費と臨時費の前年度対比の表でございます。
 表の一番下の行、右側増減のところですが、経常費合計は、5億1,540万5千円、0.9%の増、臨時費合計は、48億2,659万5千円、28.5%の増で、主なものは、
 総務費 13億4,497万4千円
 民生費  8億1,760万6千円
 土木費 14億2,520万7千円
 消防費  9億2,598万5千円
 教育費  7億2,119万2千円の増で
合計では、53億4,200万円、7.2%の増でございます。
 
 一般会計の歳入の前年度対比の表でございます。
 第1款、市税では、7億5,364万円、2.8%の増を見込んでおります。
 第6款、地方消費税交付金は、地方財政計画の見込から11億6,500万円、55.6%の増を見込んでおります。
 また、第22款、市債では、消防庁舎整備、学校の耐震化、商業ビル建設支援のふるさと融資など普通債で31億3,000万円、101.6%の増となっております。
 新年度の主な事業について、新規事業などを中心にご説明いたします。
 総務費9番「庁舎エレベーター改修事業」は、南庁舎の中央エレベーターを更新するもの、10番「防災フロア整備事業」は、南庁舎2階、危機管理室の執務室を防災フロアとして整備するもの、14番「町内会街路灯LED化整備事業」は、町内会等が管理する街路灯のLED化整備工事を行うものでございます。
 16番「町内会活動保険助成」は、町内会活動保険に対する助成を行うもの、19番「市民会館建設基本計画策定事業」は、市民会館の改築に向けた基本計画の策定経費でございます。
 25番「北海道新幹線×nittan地域戦略会議活動事業」は、地域戦略会議に係る活動経費、26番「定住自立圏構想推進事業」は、定住自立圏共生ビジョンの策定経費、27番「ふるさと納税普及事業」は、ふるさと納税の普及を図るため、返礼品の送付やPR活動経費、28番「市民憲章30周年記念事業」は、市民憲章の普及を図るためのPR活動経費、29番「公共施設等総合管理計画策定事業」は、公共施設等の管理の基本的な方針を定める計画策定経費、33番「商業ビル建設支援事業」は、中心市街地に建設される商業ビルに対し、ふるさと融資制度を活用した資金貸付を行うものでございます。
 36番「樽前予約運行型バス利用促進事業」は、樽前小学校に特認制度で区域外より通学している児童に対し、通学定期料金の補助を行うもの、39番「都市計画マスタープラン改定事業」は、改定に向けた現状の分析などを行うもの、44番「スポーツ合宿等助成」は、市外の者が本市のスポーツ施設・宿泊施設を利用して実施するスポーツ合宿等に対する助成金でございます。
 52番「スポーツ推進計画策定事業」は、スポーツ基本法の施行に伴う、スポーツ推進計画の策定経費、55番「市営野球場改修事業」は、グランドの拡張やバックスクリーン、スコアボート、トイレなどの改修を行うもの、56番「緑ケ丘公園庭球場改修事業」は、全面、オムニコート化へ向けた、コート、トイレ、フェンスなどの改修費でございます。
 59番「交通安全センター改修工事」は、暖房機器の改修費、60番「交通安全指導員会制服更新補助」は、指導員の制服を一斉に更新するための補助金、61番「防犯カメラ設置事業」は、防犯を目的とした、不特定多数の者が利用する施設や場所に防犯カメラを設置するもの、64番「総合防災訓練事業」は、樽前山噴火を想定した防災訓練を実施するものでございます。
 民生費73番「生活困窮者自立支援事業」、は、生活困窮者自立支援法の新年度からの施行に伴い、自立相談支援事業等の必須事業や子どもの学習支援事業等の任意事業を行い、対象者を支援していくもの、75番「地域支え合い事業」は、住み慣れた地域で住民同士が助け合い、見守りを行い、安心して住み続けることができる体制作りの支援を実施するもの、78番「臨時福祉給付金支給事業」は、低所得者に対し、消費税率引き上げによる影響を緩和するため、簡素な給付措置を引き続き実施するものでございます。
 82番「軽・中等度難聴児補聴器購入等助成事業」は、障害者手帳認定基準に満たない、軽・中等度難聴児に対し補聴器購入費を助成するもの、83番「重度心身障害者通院交通費助成」は、重度心身障害者医療受給者のうち、自家用車での同一医療機関への頻回の通院が常態である、一定の者に対して通院分のガソリン代を助成もの、86番「旧道立病院改修等事業」は、呼吸器内科診療所開設や心身障害者福祉センター移転に係る改修工事でございます。
 92番「医療情報キット配布事業」は、ひとり暮らしの高齢者等の世帯を対象に、既往歴やかかりつけ医、緊急連絡先等の情報を保管するキットを配付するもの、95番「ひとり親家庭学習支援事業」は、ひとり親世帯の子どもを対象にボランティア等を活用した学習支援事業を実施するものでございます。
 101番「子育て世帯臨時特例給付金支給事業」は、子育て世帯に対し、消費税率引き上げによる影響を緩和するため、簡素な給付措置を引き続き実施するもの、104番「子ども・子育て利用者支援事業」は、子ども・子育て新制度に伴う教育・保育施設や地域の子育て支援事業等の保護者に対する情報提供や相談支援を行うもの、105番「私立保育所緊急整備費補助」及び106番「はまなす保育園民間移譲経費」は、いずれも、平成28年度からのはまなす保育園の民間移譲に向けた、園舎建設費と引継保育に係る補助金、107番「放課後児童クラブ設置事業」は、子ども・子育て新制度による利用年齢の拡大に伴う受入人数を確保するため、放課後児童クラブを6クラブ増設するもの、109番「生活保護システム改修事業」は、社会保障・税番号制度に伴うシステム改修でございます。
 環境衛生費116番「特定不妊治療費助成事業」は、北海道が実施する特定不妊治療費助成事業の対象者に5万円を上限として助成するものでございます。
 121番「苫小牧市保健センター建設費補助」は、新保健センター(H27.4月供用開始)建設費の元利償還金分を補助するもの、127番「一般廃棄物処理基本計画策定事業」は、現計画の実施状況及び進捗状況の検証等を行い、将来を見据えた廃棄物処理を構築するため改定を行うもの、131番「沼ノ端クリーンセンター長寿命化基幹改良事業」は、沼ノ端クリーンセンターの経年劣化に対応するための施設大規模改修費、132番「ごみ焼却灰資源化事業」は、ごみ焼却灰の年間排出量の一部をセメント化し、沼ノ端埋立処分場の延命化を図るものでございます。
 労働費137番「緊急雇用対策事業(市単独)」は、市単独での景気・雇用対策として、短期の雇用・就労機会を創出するもの、138番「雇用創出奨励交付金事業」から142番「未就職者就労機会創出事業」までの各事業は、未就労者等の雇用対策事業で、143番「苫小牧市障害者雇用奨励金事業」は、国の実施する試行雇用制度「障害者トライアル雇用奨励金」に基づき雇用した事業主が、引き続き期間の定めのない労働者として雇用した場合に奨励金を交付ものでございます。
 農業水産費152番「新ご当地グルメグランプリ北海道2015in苫小牧補助」は、「新ご当地グルメグランプリ北海道2015in苫小牧」の開催補助でございます。
 商工費160番「ぷらっとみなと市場改修事業」は、安全な買い物環境維持のための建物等の改修を行うものでございます。
 土木費178番「単独道路新設改良」、182番「河川整備事業(単独事業)」及び184番「公園整備事業(単独事業)」の中で、安心安全なまちづくり事業といたしまして、全体事業費のうち大雨対策事業を2億5,770万円予算計上しております。
 192番「市有林整備事業」は、美沢市有林の立木売払跡地の造林準備業務、193番「住宅建設事業」は、市営住宅日新団地の建替建設工事・実施設計・除却工事などを行うもの、194番「除却事業」は、老朽化した音羽町市営住宅の解体に係る工事費などで、195番「住宅改善事業」、196番「外部等改修事業」は市営住宅の大規模な改修や屋根板金の改修などを行うものでございます。
 消防費200番「緊急消防援助隊合同訓練事業」は、全国合同訓練(千葉県)と地域ブロック合同訓練(岩手県)参加に係る経費、205番「消防庁舎整備事業」は、新開町消防本部・署庁舎建設費、高機能消防指令センター整備費など、206番「ヘリポート等整備事業」は、消防庁舎に隣接するヘリポート・駐車場の整備、207番「防災訓練センター整備事業」は、防災訓練センターの基本設計、実施設計、敷地地質調査費でございます。
 教育費216番「学校司書配置事業」は、モデル校に司書を1人配置するための経費、220番「校務用パソコン整備事業」は、教員1人に1台のパソコンを配備するための利用環境整備費、221番「中学校用教科用図書採択事業」は、平成28年度の新たな教科書の採択に向けた調査研究委員会経費、222番「学校給食アレルギー対応食提供事業」は、食物アレルギーのある児童生徒に対し、アレルギー対応食の提供を行うため、モデル校での試行検証を行うための経費、228番「小学校校舎・屋内体育館耐震補強工事」は、北星小学校外4校の校舎・屋体の耐震補強工事費、229番「小学校屋内体育館天井落下防止対策設計」は、勇払小学校屋体の天井落下防止対策設計費、230番「北光小学校校舎改築事業」は、校舎改築に向けた地質調査、各種実施設計費でございます。
 231番「緑小学校校舎耐力度調査費」は、校舎改築に向けた耐力度調査費、235番「中学校校舎・屋内体育館耐震補強工事」は、凌雲中学校外2校の校舎・屋体の耐震補強工事費、236番「中学校屋内体育館天井落下防止対策設計」は、勇払中学校外2校の屋体の天井落下防止対策設計費、237番「啓北中学校校舎・屋内体育館改築事業」は、校舎・屋体改築に向けた地質調査、各種実施設計費、238番「和光中学校校舎大規模改修・耐震補強工事」は、校舎の大規模な改修と耐震補強を行う工事費でございます。
 243番「赤ちゃん、絵本のとびら事業」は、親子間の愛情形成や読書習慣の形成のために、出生世帯に絵本などを配布するための経費、246番「公民館50周年記念事業」は、勇払公民館開館50周年を記念し、記念誌の発刊などを行うものでございます。
 災害復旧費250番「平成26年9月大雨災害に係る道路復旧事業」は、桜坂町の避難階段や法面復旧に係る工事費でございます。

 次に特別・企業会計の臨時事業です。
 国民健康保険事業会計は、システム改修事業(40,133千円)、ペイジー口座振替受付導入事業(2,849千円)、基金への積立金でございます(149千円)。
 霊園事業会計は、高丘霊園大規模改修事業(50,000千円)、再編交付金を活用した植苗墓地整備事業(15,347千円)、霊園管理基金への積立でございます(3,000千円)。
 介護保険事業会計は、システム改修事業(19,918千円)と基金への積立(57,383千円)でございます。
 後期高齢者医療会計は、システム更新、改修事業(11,209千円)でございます。
 水道事業会計は、市内各地区の配水管の新設及び改良工事など(1,714,014千円)でございます。
 下水道事業会計は、市内各地区の管渠築造工事や、糸井中継ポンプ場の圧送管新設、西町下水処理センターのNo3脱水機長寿命化対策など(1,865,897千円)でございます。
 都市建設部同様、安心安全なまちづくり事業といたしまして、全体事業費のうち大雨対策事業を8億4,600万円、予算計上しております。
 市立病院事業会計は、医療機器購入、看護学生への学資金貸付金でございます。(346,240千円)
 公設地方卸売市場事業会計は、水産棟の屋根葺き替え工事(33,243千円) を行うものでございます。

  以上、簡単ではございますが説明を終わらせていただきます。

市長説明

 次に、案件2の「大雨対策3か年事業」について、説明をさせていただきます。
 この事業は、本市が、平成25年8月27日、翌26年9月11日、12日と2年続けて大雨による災害を経験したことを期に、平成27年度予算の重点施策「安心・安全なまちづくりへの取組」のなかで、大雨への対策強化を最優先課題とし、3年間の期間を設定し、約24億円を投じて集中的に取り組みを進めていくものでございます。
 それでは、概要につきまして、担当から説明をさせていただきます。

都市建設部長説明

 それでは、私から、大雨対策3か年事業について、説明をさせていただきます。

 個々の事業の説明に入ります前に、「雨水処理」と「土砂災害の種類としくみ」について説明をさせていただきます。
 雨水排除のルールは、いち早く、川・海・また湖沼へ排除することがルールとなっており、たとえば苫小牧のように河川への排除を行なう場合に、排水区として一定の面積に小分けをし、それぞれについて吐口を設け雨水の排除を行うことになります。
 この際に、これまでの雨水排除の基準として、5年に1度の降雨となる、1時間当たり33.7ミリを基準として、雨水管などの施設整備を行うこととなります。
 苫小牧の年間の降水量は、各年に大きな差は無く、年間1,200ミリ前後で推移しておりますが、これに対し、1時間当たりの最大雨量は、過去10年間で、約40ミリが最大でしたが、計画降雨量33.7ミリを遥かに越える、一昨年では90ミリ、昨年では100ミリの降雨により、道路冠水や法面が崩れたり、またトイレの不具合が発生したりと、市民の皆様に不安とご不便をお掛けしたところでございます。
 「土砂災害の種類としくみ」について説明いたします。
 土砂災害は、「がけ崩れ」、「土石流」、「地すべり」の3つに分類されます。
 昨年9月の有珠の沢町や桜坂町の災害は、「地すべり」のうち、山の表面をおおっている表層の部分だけが崩れ落ちる「表層すべり」によるものと考えております。
 これ以降の金額は、すべて予定金額です。
 「事業内容とスケジュール」については一覧表のとおりで、都市建設部所管事業は、8件、3か年で5億2,030万円。
 上下水道部所管事業は、9件、3か年で19億5,600万円、合計24億7,630万円でございます。 

 それでは、各事業の概要を説明させていただきます。
 はじめに都市建設部の事業でございます。
 この事業は、浸水対策で、河川の大雨に対する安全性の向上を図るため、雨水の排出先となる河川の流下能力を高めるなどの取り組みでございます。
 一つ目の「小糸魚川流域浸水対策検討業務」は、河川の現状評価を行い、河川改修や地盤沈下、さらにJR橋架け替えの検討などを行います。
 二つ目の「豊木川河道拡幅工事」は、断面拡幅、盛土、護岸整備を予定しております。
 三つ目の「小泉の沢川護岸改良工事」は、日新町側の護岸整備を予定しております。
 最後に「丹治沼川河川改修工事」は、護岸整備を予定しております。
 「河川監視カメラ設置業務」は、小糸魚川などの河川に、監視カメラの設置を検討する防災強化の取り組みでございます。
 「豊陵公園貯水能力改良工事」は浸水対策で、大雨による公園からの雨水流出の軽減を図るもので、公園の外周に盛土を行い、出入り口に雨水を堰き止める為の角落としを設置することにより、公園敷地に一時貯水機能を持たせる取り組みで、豊陵公園、矢代公園、矢代1丁目公園の3公園を予定しております。
 「桜坂町避難階段・法面復旧工事」は、災害復旧対策で、昨年9月の大雨により被災した桜坂町避難階段と法面の本復旧工事を実施するもので、整備イメージ図にありますとおり、法面の復旧と合わせ、雨水の排水施設を整備してまいります。
 「宮の森町排水設備設置工事」は、浸水対策として、昨年9月の大雨により冠水した宮の森町の被災箇所に排水ポンプを設置し、河川増水時に排水ポンプにより雨水を強制排除するものでございます。
 次に、それぞれの対策の効果について説明させていただきます。
 河川対策の効果といたしましては、断面拡幅や護岸整備を行うことにより、流下能力の向上や護岸の強化を図るとともに、溢水の防止や道路冠水の改善を図るものでございます。
 例えば、豊木川河道拡幅工事による効果では、断面拡幅を行うことにより流下能力を向上させ、昨年9月11日のしらかば町1丁目付近の水位(5.7m)を30㎝程度低下させ、「しらかば町」や「桜木町」の道路冠水を改善させるものでございます。
 公園へ貯水機能を持たせる取り組みでございます。
 豊陵公園貯水能力改良工事による効果を例にあげますと、大雨の際に、公園から流出する雨水が道路冠水の一原因となっておりましたが、先にご説明したとおり、今回の取り組みにより、公園に一時雨水を貯水することにより、公園周辺の雨水管の機能を回復させ、道路冠水を防ぐものでございます。 宮の森町排水設備設置工事による効果では、昨年9月11日の際、雨水が排除されるまでに約半日・12時間程度時間を要しておりましたが、ポンプを設置し強制排水を行うことにより、早期の雨水排除が可能となり、約1時間半程度で貯まった雨水を河川へと排除することが可能になると見込んでおります。

上下水道部長説明

 次に、上下水道部の各事業の概要を説明させていただきます。

 この事業は、下水道事業で実施する浸水対策で、大雨に対する安全性の向上を図るため、雨水管の排水能力を高める取り組みでございます。
 一つ目の「川沿町第1雨水幹線整備」は、口径1,500ミリ~1,800ミリの雨水管を小糸魚川に沿ってJR室蘭本線の南側まで整備し、小糸魚川の流れの良い箇所に排水するものであります。
 二つ目の「川沿町第2雨水幹線整備」は、口径1,650ミリ~2,000ミリの雨水管を小泉の沢川に沿って布設し、小泉の沢川の流れの良い箇所に排水するものであります。
 以上の雨水幹線の整備により、従来の雨水吐口からの排水よりも、大雨時等における河川水位上昇による影響を受けにくくなり、速やかに排水することが可能になるとともに、上流部における河川への負担軽減を図るものでございます。
 三つ目の「10年確率雨水管整備」は、これまでの整備基準であった5年確率降雨の1時間当たり約34ミリから、10年確率降雨の1時間当たり約54ミリに能力を増強して雨水管整備を行うものであります。
 なお、川沿町の雨水幹線整備につきましても、10年確率による整備となっております。
 四つ目の「浸水シミュレーション実施設計」及び五つ目の「浸水シミュレーション対策実施」につきましては、コンピュータ上で降雨による浸水発生状況の再現を行うことで、効果的な対策方法を検討・実施することを目的とし、雨水ポンプの新設や隣接する排水区をつなぐバイパス管の整備を予定しております。
 六つ目の「災害対策用資機材整備」は、発電機及びトラック等を取得するもので、既存の雨水ポンプ等の資機材とあわせて、大雨時に現場へ急行し、速やかに排水作業を行うものでございます。
 次の事業は、汚水管への雨水浸入対策として、大雨時において汚水管が満水になり、トイレなどの流れが悪くなる状態を改善するため、施設を増設するものでございます。
 「西町下水処理センター及び糸井中継ポンプ場施設増設」につきましては、電気設備を増設し、新たに設置する汚水ポンプの運転を可能にするものであります。
 この対策により、既存の揚水能力よりも1.4倍~1.5倍の増強が図られることになります。
 「明野中継ポンプ場電気設備改良」につきましては、既存の電気設備を改良することにより、予備機であった汚水ポンプの同時運転が可能となり、2倍の揚水能力とするものです。
 「しらかば町地区汚水ポンプ所新設」につきましては、マンホール内汚水ポンプ所を2箇所新設し、大雨時に流れにくくなる通常のルートとは別に、余裕ある区域への送水を行うものであります。
 次に、それぞれの対策の効果について説明させていただきます。
 まず、浸水対策事業のうち、平成26年度より事業開始しております川沿町第1雨水幹線整備につきましては、 整備により現況より約20倍の排水能力が確保される見込みとなっております。
 効果の目安といたしましては、これまで20センチ程度の冠水、これは歩道部まで冠水している深さですが、これがほぼ解消される見込みとなります。
 次に、汚水管への雨水浸入対策についてですが、増強の効果の目安といたしましては、昨年9月11日にトイレの使用に影響を与えた時間が、16時間から4時間程度まで短縮できる見込みとなっております。
 以上の対策効果につきましては、降雨や地形の条件により左右されるものであり、降雨時の状況等により対策効果を検証していく考えとしております。

以上、都市建設部、上下水道部合計しまして、24億7,630万円の対策を予定しております。

市長説明

 次に、案件3の「平成26年度弥生わかば公園整備工事について」、担当から説明をさせていただきます。

都市建設部長説明

 都市建設部が所管しております、平成26年度弥生わかば公園整備工事について、御説明申し上げます。

 平成26年11月17日、現場に着手いたしました、弥生わかば公園整備工事におきまして、11月20日、土壌とは異質なものを確認したため、同日、工事を中断したところでございます。
 工事概要につきましては、
  工事名:弥生わかば公園整備工事
  契約日:平成26年11月7日
  契約金額:当初 3,974,400円
  設計変更後 2,224,800円
  工期:平成26年11月7日~平成27年1月9日
  工事内容:公園敷地造成1式
となっております。
 工事の中断後、公園用地の前土地所有者であります、王子製紙株式会社が公園内のサンプルを採取し、分析を行った結果、サンプルに重金属が含まれていることが判明し、その分析結果は、鉛が0.068mg/L、砒素が0.20mg/Lでございます。
 今回の処理については北海道と協議をし、その後、胆振総合振興局との協議において、埋設物とした上で、廃棄物として処理が可能であることが示されたものでございます。
 この見解により、王子製紙株式会社が改めて廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、廃棄物として調査・分析を行ったところ、本年1月30日、鉛が最大で0.11mg/L、砒素が最大で0.22mg/Lという結果が出ております。
 この結果により、埋設物は廃棄物として、王子製紙株式会社所有の管理型最終処分場で処分することになり、これに向け現在、協議を進めているところでございます。
 なお、王子製紙株式会社より、2月6日に提出された地下水の分析結果において、当初の公園用地1箇所を含めた調査地点7箇所の内の1箇所から、砒素について、環境基本法の地下水における望ましい基準0.01mg/Lとされているものに対し、これをオーバーする0.02mg/Lが検出されたことから、引き続き再調査・分析を行っているところでございます。 今後につきましては、王子製紙株式会社が埋設物の土砂等による置き換え作業に合わせ、再度安全確認のための調査を行い、その結果について双方協議の上、安全確認後、公園整備事業の再開を予定しております。

市長説明

 説明は以上でございます。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成27年1月5日 市長記者会見

とき 平成27年1月5日(月)午前10時30分から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長
  • 記者側:6社7名参加

発表内容

  1. 新年のあいさつ

市長説明

 新年明けましておめでとうございます。
 苫小牧市民の皆さまに新年のご挨拶を申し上げます。

 今年は、私の市長3期目においてフルスケールの予算で取り組む最初の年となります。寄せられた期待にしっかりとお応えし、課題解決に向けた取り組みを一層進めてまいりますので、報道機関の皆さまには、報道を通じたご協力をいただければ幸いでございます。よろしくお願いいたします。
 昨年は、ソチオリンピックに出場したアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」に、本市ゆかりの選手が多数選出され、まちぐるみで応援を行ったほか、新ときわスケートセンターのオープン、アジアで初となるブルームボール世界選手権大会の開催など、氷都とまこまいを世界にアピールする1年となりました。
 今年は、7月に「新・ご当地グルメグランプリ北海道2015in苫小牧」が開催され、特産物を利用したご当地グルメが、道内各地から本市に集まります。多くの観光客が訪れることが予測されますので、まち全体で盛り上げ、様々な魅力あふれるまち苫小牧を道内外へアピールしてまいりたいと考えております。
 また、ニュージーランド・ネーピア市との姉妹都市締結35周年となりますので、ネーピア市に市民訪問団を派遣いたします。長年にわたって続けております市民同士の草の根交流を、より一層深めてまいりますとともに、日本及び苫小牧の文化・魅力をネーピア市の多くの方に知っていただけるよう努めてまいります。
 ここで、年頭にあたり、私の市政運営に向けた思いの一端を申し述べたいと思います。
 私は、市長3期目就任にあたり「誇れる街 苫小牧へ ~活気みなぎるふくしのまちづくり~」を基本テーマに据えました。人口減少と高齢化社会に突き進み、既存の福祉政策だけでは成り立たなくなる時代に向け、市役所内はもちろんのこと、まちぐるみで知恵を絞り、「ふくし」について、どのようなことができるのかを考えてまいります。
 私が、市長就任当時から最重要課題と位置づけて取り組んでいる、財政健全化につきましては、依然として予断は許さないものの、厳しい財政状況から脱しつつあるため、財政健全化から次のステップとなる財政基盤の確立・強化に向けて新たな取り組みを計画してまいります。
 行政改革につきましても、財政健全化・財政基盤安定化の取り組みと連携させながら、新行政改革プランを策定し、さらなる効率的な行政運営や市民サービスの向上に努めてまいります。そして、限られた財源の中で効率的な予算執行ができるように、既存事業の実施のあり方や妥当性などの行政事業診断を実施し、見直した予算を「ふくしのまちづくり」などの重点事業に付け替えてまいります。
 毎年まちぐるみで取り組んでおります大作戦シリーズにつきましては、4月から『053大作戦~ステージ4~』を展開いたします。家庭ごみ有料化から1年半が経過し、ごみの減量と分別によるごみ資源化の効果は維持されており、市民の皆さまにも、ごみの適正排出とリサイクル推進の意識が根付いてきているものと思われます。さらなるごみの減量とリサイクル推進、そして、高齢者への配慮を踏まえた戸別収集の段階的な実施に向けた取り組みを進めてまいります。
 安全安心なまちづくりの推進としては、近年多発している集中豪雨等への対策強化を行ってまいります。また、公共施設等の計画的な改修・建て替えや耐震化を行い、防災拠点の充実に向けた整備を進めるほか、災害対策マニュアルの作成を進め、災害に強いまちづくりを進めてまいります。
 緑ケ丘総合運動公園におきましては、この春に陸上競技場が2年間の改修工事を終え、センターハウスや全天候型のトラックなどを備えた本格的な競技場へと生まれ変わるほか、庭球場の全天候化や野球場の両翼延長、スタンドなどの改修に着手いたしますので、各種スポーツの合宿地として積極的なアピールを行い、オリンピック合宿の誘致を目指してまいります。
 また、北海道新幹線の函館開業年度を迎える今年は、胆振日高での地域活性化の取り組み「北海道新幹線×nittan地域戦略会議」において、管内の4市14町で連携を図りながらプロモーション事業などを行い、地域全体に活況を呼び込んでまいります。
 これからも、誰もが安心して暮らし、未来に向かって明るい希望の持てる「誇れる街、苫小牧」の実現を目指し、今年一年明るい話題の多い年になるよう祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。
 本年もよろしくお願いいたします。
上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:総合政策部秘書広報課


 

お問い合わせ

総合政策部政策推進室秘書広報課
電話:秘書担当:0144-32-6096、広報担当:0144-32-6108
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