きせかえ
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平成26年

平成26年12月24日 市長記者会見

とき 平成26年12月24日(水)午前10時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長、市立病院事務部長
  • 記者側:7社9名参加

発表内容

  1. 北海道厚生局「施設基準等に係る適時調査」の結果について

市長説明

 本日の記者会見の案件は、市立病院における「北海道厚生局『施設基準等に係る適時調査』の結果について」でございます。

 本年10月28日に北海道厚生局による施設基準等に係る適時調査において、改善事項の指摘を受け、約2億円の診療報酬返還等が発生する見込みとなりました。
 なお、返還金額等については、今後、自主点検を行い、北海道厚生局に書類を提出した上で確定することになります。

 それでは、詳細につきまして、市立病院事務部長から説明いたします。

市立病院事務部長説明

 それでは、私から、北海道厚生局「施設基準等に係る適時調査」の結果につきましてご説明申し上げます。

 医療機関の会計検査とも言うべき、北海道厚生局による施設基準等適時調査が実施され、改善事項の指摘とともに診療報酬返還等の指示を受けましたので、ご報告いたします。

 まず、新生児特定集中治療室管理料1につきまして、当該治療室勤務の看護師が夜勤帯に他の入院料を算定している患者を診ており、そのため当該治療室に必要な看護師の配置を満たしていないこと、基準どおりの専用の新生児特定集中治療室となっていなかったことが指摘されました。
 NICUは平成24年末に6床から9床に増床いたしましたが、看護師不足から6床運用してまいりました。この間、6床分のみ新生児特定集中治療室管理料1という高い加算で請求し、残りは小児入院管理料で請求しておりました。この度の指摘は、夜間の看護体制について、NICUの専任看護師であるべき2名が、6床を超える患者を診ているため看護配置を満たしていないとされ、さらに、施設的にも6床を超える患者が収容されているGCUとの間が自由に往来できること、またGCUへの専用出入口がないことにより、平成25年10月診療分以降の新生児特定集中治療室管理料1と一般病棟特別入院基本料との差額に係る診療報酬について返還することとされました。
 今後、患者別に計算しますが返還額は約2億円前後を想定しております。
 なお、施設は、平面図下段のとおり、GCU専用の出入口を設け、NICUとのドアを撤去、看護師配置も基準通り運用することで、12月1日より再届出済みでございます。
 
 次に、重症者等療養環境特別加算につきまして、届出対象病床数が平均入院患者数の概ね7%以内のところ、平成26年6月分で基準を超えていることが確認されたため、当該月の超過病床に係る診療報酬約3万9千円について返還することとなりました。これは、平均7%ですと18床のところ19床で請求していたことによるものです。

 次に、療養環境加算につきまして、本来届出をするべき4床について、届出漏れのまま請求していることが確認されたため、平成26年6月診療分以降の診療報酬約14万円について返還を求められております。
 
 最後に、感染防止対策加算1については、感染制御チーム(医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師の4職種)の構成が不十分であり、1週間に1回程度、院内を巡回していないという指摘を受け、10月1日付け、辞退届を提出しております。
 これは、保険者への請求前に修正しておりますので、保険者への返還はございませんが、2カ月で1,200万円余りの影響があったものと推定しております。なお、10月中に退院された患者様の一部負担金に返還額が生じましたので別途お返しする旨の手続を行いました。指摘事項を改善し、12月1日から再届出を行っております。

 以上が返還等の指摘事項でございます。
 今後、1月中旬まで自主点検を行い、相手方と精査をし、最終的な返還額が決定されます。返還額には、平成25年度分が含まれますので、こちらは過年度損失として扱い、現年度分については、一括で現年度の特別損失として扱う手法と、毎月の診療報酬から分割して調定減額を行う手法があるようですが、今のところどちらを選択するかは未定でございます。
 また、新生児特定集中治療室管理料1の返還先は、乳幼児医療費助成制度の対象であることから、苫小牧市国保や診療報酬支払基金などの各保険者とマル乳制度を実施している市町村が返還先となるものと考えております。
 返還額が未確定の状況ではございますが、大きな返還額が想定されることとなりましたので、先の議会代表者会議で説明をしたところでございます。
 今後、返還額が確定いたしましたら、市議会等でご報告させていただきたいと考えております。

 以上で私からの説明を終わります。

 市長説明

 説明は以上です。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。 

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。

記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成26年11月26日 市長記者会見

とき 平成26年11月26日(水)午前11時00分から
場所 第2応接室
出席者
  • 岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長、総務部長、財政部長、消防長
  • 記者側:7社10名参加

発表内容

  1. 第18回市議会定例会の招集告示について
  2. 救急自動車の6台配置について

市長説明

 本日の記者会見の案件は、2件でございます。

 最初に案件1の「第18回市議会定例会の招集告示について」説明させていただきます。 
 第18回市議会定例会を、12月4日に開会するため、本日、招集告示をさせていただきました。
 今議会に提出を予定している案件は、報告につきましては、議会からの委員会審査結果報告が2件、補正予算や損害賠償の額の決定についての専決処分が6件の計8件、陳情は、議会からの提出案件で1件でございます。
 議案につきましては、平成26年度各会計補正予算が5件、条例案件が9件、指定管理者の指定が5件の計19件、人権擁護委員候補者の推薦の諮問が1件の合計29件となります。 
 案件の詳細につきましては各部長から説明させていただきます。

総務部長説明

 第18回市議会定例会、市長提出案件につきまして、御説明いたします。
 報告3の「専決処分について」は、平成26年度水道事業会計の第1回補正予算について、9月26日付け専決処分により定めましたので、これを議会に報告し、承認を求めるものです。
 その内容は、後ほど報告7で説明いたします、水道配水管の改良工事による損害賠償の支払に充てるため、収入を30万9千円、支出を36万円増額補正するものです。なお、収入と支出の差額の5万円は、保険の免責金額でございます。
 報告4の「専決処分について」は、平成26年度一般会計の第6回補正予算について、10月31日付け専決処分により定めましたので、これを議会に報告し、承認を求めるものです。
 その内容は、本年9月の大雨災害に係る河川及び道路の復旧に要する費用として、9千960万円を増額補正したものです。
 報告5の「専決処分について」は、平成26年度一般会計の第7回補正予算について、11月21日付け専決処分により定めましたので、これを議会に報告し、承認を求めるものです。
 その内容は、衆議院議員総選挙等に要する費用として、5千900万円を増額補正したものです。
 報告6の「専決処分について」は、市営住宅の明渡しに係る訴えの提起について、10月29日付け専決処分により、札幌地方裁判所(苫小牧支部)に行ったため、これを議会に報告するものです。
 内容につきましては、市営住宅の入居者3人に対し、住宅の明渡しと滞納家賃等の支払を求めるものです。
 報告7の「専決処分について」は、物損事故に係る損害賠償の額を、9月26日付け専決処分により、35万9千194円と決定しましたので、これを議会に報告し、承認を求めるものです。
 この事故は、本年8月25日午後3時20分頃、有明町の水道配水管の改良工事において、濁りが生じた水道水が相手方の工場の給水装置に流入し、当該工場の生産品を汚損したものです。
 報告8の「専決処分について」は、市営住宅の漏水事故による損害賠償の額を、10月24日付け専決処分により5万円と決定したので、これを議会に報告するものです。
 その内容は、本年9月13日、午前11時30分頃、大成町1丁目9番1の市営住宅において、パイプシャフトの雑排水管の漏水により、階下の住戸にあった家財を損傷させたものです。
 なお、この事故の賠償金につきましては、被害者が直接請求したため、賠償金に係る予算措置はございません。
 次に議案について説明いたします。
 議案1から5までの「平成26年度苫小牧市各会計補正予算について」は、後ほど財政部長から説明させていただきます。
 議案6の「苫小牧市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について」は、国家公務員に準じて特別職の職員に支給する期末手当の支給割合を引き上げる等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、一部を除き、公布の日でございます。
 議案7の「苫小牧市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」は、国家公務員の給与改定に鑑み、一般職の職員の給料月額を改定するとともに、通勤手当及び勤勉手当の支給割合を引き上げる等のため、関係規定を整備するものです。
 改正内容(1)は、給料月額の改定について、改正内容(2)は、通勤手当の引上げについて、改正内容(3)は、勤勉手当の支給割合の引上げ等についてで、施行日は一部を除き、公布の日でございます。
 議案8の「苫小牧市税条例の一部改正について」は、国民健康保険税の課税限度額を引き上げるため、関係規定を整備するもので、施行日は平成27年4月1日でございます。
 議案9の「苫小牧市心身障害者福祉センター条例の一部改正について」は、児童福祉法の改正に伴い、条例で引用している同法の条項に移動があったため、関係規定を整備するもので、施行日は平成27年1月1日でございます。
 議案10の「苫小牧市国民健康保険条例の一部改正について」は、出産育児一時金の額を改定するため、関係規定を整備するもので、施行日は平成27年1月1日でございます。
 議案11の「苫小牧市テクノセンター条例の一部改正について」は、新たに導入する機器の使用料を定めるため、関係規定を整備するもので、施行日は平成27年1月1日でございます。
 議案12の「苫小牧市サイクリングターミナル条例の廃止について」は、サイクリングターミナルを廃止するため、本条例を廃止するもので、施行日は平成27年4月1日でございます。
 議案13の「苫小牧市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部改正について」は、錦岡オーシャンヒルズ地区整備計画区域について、制限の一部を変更する等のため、関係規定を整備するものです。
 改正内容(1)は、当該区域の建築物の用途、容積率等に関する制限の一部変更について、改正内容(2)は、建築基準法施行令の改正に伴う規定整理で、施行日は公布の日でございます。
 議案14の「苫小牧市水道事業給水条例の一部改正について」は、水道料金の額を改定するため、関係規定を整備するもので、施行日は、平成27年10月1日でございます。
 議案15から次のページの19までの「指定管理者の指定について」は、公の施設を管理する指定管理者の指定を行うため、議会の議決を求めるものです。
 指定をする施設は、植苗ファミリーセンターほか4施設となっております。
 諮問1の「人権擁護委員候補者の推薦について」は、人権擁護委員の岡田秀樹委員、小谷博義委員、今村裕昭委員、二階堂久美子委員が平成27年3月31日をもって任期満了となるため、後任者の推薦について、議会の意見を求めるものです。 以上で私からの説明を終わります。

財政部長説明

 私から補正予算案について、説明をさせていただきます。
 今回の補正は、一般会計と、後期高齢者会計、水道会計、下水道会計、市立病院会計の5会計でございます。
 一般会計の補正額は5億9,205万円、特別会計は、156万9千円、企業会計は3億9,846万7千円、総額で9億9,208万6千円の増額補正でございます。
 「総務費」1番・児童手当・児童保育システム事業費は、平成26年12月1日の児童扶養手当法改正施行に伴い、児童扶養手当額よりも公的年金等の受給額が低い場合に、その差額分を支給することに対応するためのシステム改修でございます。
 2番・福祉医療システム事業費は、高額療養費制度の月額上限区分改正に伴う、重度心身障害者、乳幼児等医療費のシステム改修費でございます。
 3番・街路灯整備事業費は、再編交付金を活用し、植苗地区の市道植苗停車場道線の街路灯を整備するものでございます。
 4番・市民会館建設基本計画策定事業費は、市民会館建設に向けた基本計画策定のための検討委員会等に係る経費でございます。
 5番・白鳥アリーナ設備整備費は、白鳥アリーナ1号冷凍機の交換工事及び冷却塔の更新に係る経費でございます。
 「民生費」6番・福祉ふれあい基金積立金は、指定寄附8件を積立てるものでございます。
 7番・旧道立病院改修等事業費は、旧道立病院を心身障害者福祉センターの機能移転を中心に、呼吸器内科診療所を含む医療・福祉関連施設としての改修に向けた実施設計費でございます。
 8番・保育士等処遇改善臨時特例事業費は、国及び北海道の補助金を活用し、待機児童対策として保育士等の処遇改善に取り組む民間の保育所(16園)に、人件費上乗せ相当額分を補助するものでございます。
 「環境衛生費」9番・保健センター医療機器整備事業費は、再編交付金を活用し、平成27年度に購入を予定していた胃部エックス線撮影装置を前倒し購入するものでございます。
 なお、特定財源の再編交付金でございますが、当初予算で計上し、9月で動産の取得の議決をいただいた医療機器「心電図情報システム」につきまして、事務手順の誤りにより交付対象外となったことから、当初予算の減額と今回の増額をあわせて、財源更正の補正をお願いするものでございます。
 「労働費」10番・緊急雇用対策事業費(市単独)は、道路清掃や雪氷除去作業、樹木等の剪定・伐採などの雇用創出事業を、市単独で実施するものでございます。
 「農水産業費」11番・農地台帳システム整備事業費は、全国農業会議所の農地情報公開システムとの連携に必要な農地情報管理システムの改修費でございます。
 「土木費」12番・公園整備費の再編交付金事業費は、交付金を活用し、勇払ファミリー公園の整備及び拓勇公園のフェンス設置工事に係る経費でございます。
 13番・緑化推進基金積立金は、指定寄附1件を積立てるものでございます。
 「消防費」14番・消防施設・装備等整備事業費は、特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用し、消防団の雨衣等装備品を整備するものでございます。
 15番・消防車両保安整備事業費は、特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用し、経年劣化により腐食が激しい、水槽付消防ポンプ自動車の水槽を修理するものでございます。
 「教育費」16番・小中学校文化活動助成金は、和光中学校マーチングバンドの全国大会出場など、文化活動に対する補助金が不足することから、必要額を補正するものでございます。
 17番・教育施設整備基金積立金は、指定寄附3件を積立てるものでございます。
 18番・児童用机・椅子整備事業費は、特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用し、小学校4年生の机及び椅子の更新を図るものでございます。
 19番・特別支援学級設置事業費は、平成27年4月より、勇払中学校及び光洋中学校の空き教室に、特別支援学級を設置するものでございます。
 20番・市民文化芸術振興基金積立金は、指定寄附1件を積立てるものでございます。
 「諸支出金」21番・財政調整基金積立金は、一般寄附5件の積立を行うものでございます。
 22番・過誤納還付金外は、国・道支出金等に対する償還金の増加分でございます。
 23番・備荒資金組合納付金は、平成25年度の雪氷対策費の執行残相当額を積立てるものでございます。
 次に、特別会計及び企業会計の補正についてでございます。
 後期高齢者医療特別会計の保険料還付金は、保険料減額更正に係る遡及年数の取扱い変更による還付金及び還付加算金でございます。
 水道事業会計は、樽前地区の配水管改良工事を行うものでございます。
 下水道事業会計は、青葉町及び弥生町地区の管渠の整備や大雨による浸水対策として、糸井中継ポンプ場及び西町下水処理センターにポンプの増設などを行うものでございます。
 市立病院事業会計は、再編交付金を活用し、医療機器の整備を行うものでございます。 以上、簡単ではございますが、補正予算の説明を終わらせていただきます。

市長説明

 次に案件2の「救急自動車の6台配置について」説明させていただきます。
 平成26年10月31日付けで、「消防力の整備指針」及び「消防水利の基準」の一部改正が、総務省 消防庁より公示されました。
 苫小牧市において、大きく影響を受けるのは、救急自動車の配置基準です。
 これまでは、本市の人口では5台の配置が基準でしたが、新しい基準では6台が必要となります。
 この改正の背景は、全国的に人口が減少しているものの、高齢化の進展により救急車の出動件数が毎年増加していることにあります。本市においても例外ではなく、出動件数は毎年増加しており、今後も増加し続けることが予想されます。
 「ふくしのまちづくり」を政策の柱としている苫小牧市といたしましては、早急に6台目の配置に向けた対策と対応が必要と考えているところでございます。 詳細につきましては消防長から説明させていただきます。

消防長説明

 私から「救急自動車の6台配置について」ご説明申し上げます。
 平成26年10月31日付けで、「消防力の整備指針」及び「消防水利の基準」の一部改正が 総務省 消防庁より公示されました。
 本市において、大きく影響を受けるのは、救急自動車の配置基準です。今までの指針によりますと、本市の人口では5台が基準で、現行は基準どおり5台で運用しておりますので充足率は100%でしたが、新しい基準では6台が必要となり、現行の5台のままでは充足率が83%に下がってしまいます。
 また、市長から説明がございました救急車出動件数の増加についてですが、昨年、平成25年の出動件数と5年前の平成21年を比べてみますと、この間で760件の増となっており、その利用者のほとんどは65歳以上となっております。
 国立社会保障人口問題研究所の調査では、本市はこれから10年で人口が約1万人減少するのに対し、65歳以上の人口割合は30%を超えると発表しています。これら高齢化の進展等による救急出動件数増加に対応するため、救急自動車1台を増台する救急体制の確立が求められます。
 しかしながら、一方では救急車1台に隊員が10名必要となることから、正式に運用させるためには、資格者の確保や養成など、若干時間を要する面もあります。
 つきましては、暫定期間として平成28年4月から、「日勤の救急隊」を暫定の6隊目として運用させます。さらに、その3年後の平成31年4月からは、正式な24時間体制で、正規の6隊目の救急隊としてスタートさせ、市民サービスの充実に努めます。 とは言え、依然として救急車は限られた資源です。本当に救急車を必要としている緊急性の高い方に効率よく利用して頂けるよう、今後とも市民の皆様におかれましては「救急車の適正利用」にご理解とご協力を、よろしくお願い申し上げます。

市長説明

 説明は以上です。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
 
記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成26年10月24日 市長記者会見

とき 平成26年10月24日(金)午前10時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、和野教育長、総合政策部長、健康こども部長、産業経済部長、教育部長
  • 記者側:7社7名参加

発表内容

  1. 平成26年度苫小牧市市政功労者・自治貢献者表彰について
  2. 平成26年度苫小牧青少年表彰について
  3. 平成26年度苫小牧市技能功労者表彰について
  4. 平成26年度苫小牧市文化賞・文化奨励賞について
  5. COCOTOMAオープンについて

市長説明

 本日の記者会見の案件は5件でございます。

 最初に、案件1の「平成26年度苫小牧市市政功労者・自治貢献者」が決定いたしましたので、発表いたします。
 この表彰は、苫小牧市表彰条例に基づき、市勢の伸展に寄与した方や市民の模範となる方を表彰し、その功績をたたえるものでございます。
 本年度は、市政功労者6名、自治貢献者7名、合計13名の方を表彰いたします。
 市政功労者の方は、市議会議員として岩田典一さん、小野寺幸恵さん、熊谷克己さん、谷本誠治さん、松井雅宏さん、渡邊敏明さん、自治貢献者の方は、統計調査員として渡辺久美子さん、消防団員として、三田村宏之さん、学校医として山本一男さん、横田稔さん、学校歯科医として清水勝行さん、尾形正東さん、主任児童委員として工藤エリ子さんで、いずれも長年にわたり、地方自治の振興と発展に尽くされたことによるものでございます。
 なお、表彰式は、11月4日午前11時30分から、グランドホテルニュー王子において執り行います。

 続いて、案件2の「平成26年度苫小牧市青少年表彰」の受賞者が決定いたしましたので、発表いたします。
 この表彰は、苫小牧市における青少年の誇りを高め、豊かな心を養い、有為な社会人の育成を目的として、昭和47年から実施しているもので、本年度は次の5名の方を表彰いたします。
 自動車整備工の網野修平さん、輸送機器製造の岩瀬万里奈さん、介護員の木林由樹さん、髙瀬舞子さん、清掃作業員の富田和人さんでございます。
 なお、表彰式は、11月20日午前10時から、文化会館において執り行います。

 続いて、案件3の「平成26年度苫小牧市技能功労者」が決定いたしましたので、発表いたします。
 この表彰は、苫小牧市における技能者の社会的地位及び技能水準の向上を図るため、昭和60年から実施しているもので、本年度は次の9名の方を表彰いたします。
 造園師として生田忠義さん、塗装工として一條浩也さん、自動車整備工として内山昭宏さん、電気工事作業者として尾崎賢一さん、建築大工として小野寺里司さん、一般機械器具修理工として岸浦博美さん、板金工として佐々木隆司さん、配管工として須田敏幸さん、調理人として船越哲治さんでございます。
 なお、表彰式は、11月19日午前11時30分から、グランドホテルニュー王子において執り行います。

 次に、案件4の「平成26年度苫小牧市文化賞・文化奨励賞」でございますが、この案件は、教育委員会の所管となりますので、教育長から発表いたします。

教育長説明

 平成26年度の苫小牧市文化賞及び文化奨励賞受賞者の方を発表いたします。
 この賞は、苫小牧市文化賞及び文化奨励賞規則に基づき芸術、文化、教育の分野において、優れた事績を修められ、本市の文化振興に寄与された方々を表彰するものであります。
 本年度は、文化賞1名、奨励賞として4名の方が表彰されます。文化賞は、社会教育の分野で功績のあった入谷壽一さん、文化奨励賞は、同じく社会教育の分野で功績のあった内潟光尚さん、書道の分野で功績のあった大澤充矩さん、詩吟の分野で功績のあった澤田周一さん、社会教育の分野で功績のあった星川成一さんでございます。
 なお、表彰式は、11月3日「文化の日」の午前11時30分から、グランドホテルニュー王子において執り行います。

市長説明

 最後に、案件5の「COCOTOMAオープン」について説明をさせていただきます。
 平成21年度から始動したCAP“まちなか再生総合プロジェクト”において、まちなかは、商業、金融、医療等、様々な機能が集積しているほか、公共交通の結節点でもあることから、通勤・通学客、買い物客、観光客など、幅広い層の方々が訪れるこのエリアに、にぎわい創出のための新たな集客拠点が必要と考え、その開設に向けて取り組んでまいりました。
 20年、30年先の将来を見据えて、長期的な都市運営の観点からまちづくりを進めるというCAPの基本的な理念はぶれることなく、まちなかのにぎわい創出と、定住人口・交流人口の増加を目指して様々な取り組みを展開してきたところですが、その核となる施設が必要との思いは、ますます高まってまいりました。
 平成26年11月1日、まちなかの新たな集客拠点COCOTOMAが、ついにオープンいたします。
 「ココからトマコマイの魅力を発信!」という名称に込められた思いを実現するため、“まちなか”から地域全体の魅力を発信し、にぎわいの創出と交流人口の増加を目指してまいりたいと考えておりますので、今後のCOCOTOMA、まちなかの展開に、どうかご期待をいただきたいと思います。

 説明は以上でございます。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。

記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成26年9月25日 市長記者会見

とき 平成26年9月25日(木)午前10時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長
  • 記者側:7社8名参加

発表内容

  1. 苫小牧市新ときわスケートセンターのオープンについて

市長説明

 本日の記者会見の案件は、「苫小牧市新ときわスケートセンターのオープンについて」でございます。

 市民の皆さんの心身の健全な発達とアイススポーツの普及・振興を図ることを目的に、平成25年度から建築中でありました新ときわスケートセンターが、10月25日にオープンすることになりました。
 新ときわスケートセンターの設計コンセプトは、地域になじむシンプルな外観、館内は、ユニバーサルデザインを導入し、多目的トイレ、車椅子用観覧スペース、通路とリンク面の段差に配慮し、誰もが使いやすく、利用者にやさしい施設としました。さらに北海道で初めて選手ベンチとペナルティーボックスに透明なフェンスを採用し、パラリンピックの正式競技でもあるアイススレッジホッケーに対応する施設としています。
 氷都苫小牧の新たな氷上スポーツの拠点として、多くの皆さんに利用していただきたいと思います。
 今後は、来月のオープンに向けて、指定管理者をはじめ関係者の皆様のご協力を得て安全な施設運営のために準備を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 詳細につきましては総合政策部長から説明させていただきます。

総合政策部長説明

 それでは、私から新ときわスケートセンターオープニング記念セレモニーに関する内容につきまして若干ご説明申し上げます。
 開催日は10月25日土曜日で、午前10時から新ときわスケートセンターのリンク内で行います。
 まず、はじめにテープカットを執り行う予定でございます。市長、議長はじめ、苫小牧市体育協会会長、そして地元のときわ町内会の爾波寛文会長さん、あと、小学生のアイスホッケーとフィギュアスケートの選手にもテープカットに参加していただきます。テープカットに引き続き落成式として、市長の挨拶及び来賓を代表して苫小牧市体育協会の関口会長様にご祝辞を頂戴いたします。その後、苫小牧市民吹奏楽団の皆様による「祝いの演奏」を行います。 演奏終了後10時半頃から記念試合を4種目行います。
 まず、市長から説明がございました2018年平昌パラリンピック正式種目であります「アイススレッジアイスホッケー」を、2010年バンクーバーパラリンピックで銀メダルを獲得した日本代表選手による紅白戦として、代表監督の解説を交えて開催いたします。
 次に、11月3日から市内で開催される「ブルームボール」世界大会出場2チームによるミニゲーム、そして苫小牧フィギュアクラブの皆さんによる華麗な演技をご覧いただいたあと、最後に、王子製紙アイスホッケー部で過去に活躍された本間貞樹選手、杉沢明人選手をはじめとした往年の名プレイヤーと市内の中学校女子選抜選手とのエキシビションマッチを行います。
 以上の4種目、それぞれ20分間ずつプレーを行う予定でございます。
 また、施設の外では、指定管理者によるソフトドリンクのサービス、とまチョップクリアファイルの配布を行います。さらに、イベント終了後午後5時まで滑走を楽しむことが出来るようにリンクを無料開放する予定でございます。
 以上で私からの説明を終わります。

市長説明

  説明は以上です。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。
 
 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。

記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成26年8月28日 市長記者会見

とき 平成26年8月28日(木)午前11時00分から
場所 第2応接室
出席者
  • 岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長、総務部長、財政部長
  • 記者側:7社10名参加

発表内容

  1. 第17回市議会定例会の招集告示について
  2. まちなか交流センターの名称決定について

市長説明

 本日の記者会見の案件は、2件でございます。

 最初に案件1の「第17回市議会定例会の招集告示について」説明させていただきます。
 第17回市議会定例会を、9月5日に開会するため、本日、招集告示をさせていただきました。
 今議会に提出を予定している案件は、報告につきましては、継続費の精算や健全化判断比率及び資金不足比率などの報告が4件、陳情は、議会からの提出案件で2件でございます。
 議案につきましては、教育委員会委員や公平委員会委員に係る人事案件が2件、平成25年度苫小牧市全会計における決算の認定が11件、平成26年度各会計補正予算が7件、条例案件が6件、指定管理者の指定が1件の計27件で、合計33件となります。
 案件の詳細につきましては各部長から説明させていただきます。

総務部長説明

 第17回市議会定例会、市長提出案件につきまして、御説明いたします。

 報告1の「継続費の精算について」は、一般会計において、平成24年度・25年度を継続年度とする住宅建設事業が終了しましたので、その精算報告をするものでございます。
 報告2の「健全化判断比率及び資金不足比率について」は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、平成25年度決算に基づく「健全化判断比率及び資金不足比率」を報告するものでございます。
 報告3の「専決処分について」は、市営住宅の明渡しに係る訴えの提起について、8月19日付け専決処分により、札幌地方裁判所(苫小牧支部)に行ったため、これを議会に報告するものです。内容につきましては、市営住宅の入居者3人及び相続人に対し、住宅の明渡しと滞納家賃等の支払を求めるものです。
 報告4の「専決処分について」は、3件の市有自動車による人身及び物損事故に係る損害賠償の額を決定しましたので、これらを議会に報告するものです。
 1つ目は、8月18日付け専決処分により、25万9千312円と決定したものでございます。
 事故の内容は、本年1月23日午後3時5分頃、新開町(2丁目109番)の市道交差点において、都市建設部職員運転の市有自動車が、交差点に進入した際、右側道路から当該交差点に進入してきた相手方車両と接触し、当該車両を損傷するとともに相手方に傷害を負わせたものでございます。
この事故の過失割合は、市40対相手60となっております。
2つ目は、8月18日付け専決処分により、22万240円と決定したものでございます。
事故の内容は、本年7月16日午後3時5分頃、新富町(1丁目14番1)の市道交差点において、環境衛生部職員運転の市有自動車が、交差点に進入した際、左側道路から当該交差点に進入してきた相手方車両に接触し、当該車両を損傷したものでございます。
この事故の過失割合は、市100対相手0となっております。
 3つ目は、8月21日付け専決処分により、18万1千645円と決定したものでございます。
事故の内容は、本年7月8日午前10時25分頃、錦岡(2番7先)の国道交差点において、福祉部職員運転の市有自動車が、交差点を右折しようと停車し、発進した際、左側の車線を走行していた相手方車両に接触し、当該車両を損傷したものでございます。
この事故の過失割合は、市100対相手0となっております。
これら3件の事故の賠償金につきましては、いずれも相手方が直接請求したため、賠償金に係る予算措置はございません。

 次に議案について説明いたします。

 議案1の「苫小牧市教育委員会委員の任命について」は、上原毅委員が、本年10月19日をもって任期満了となるため、後任者の任命について、議会の同意を求めるものです。
 
議案2の「苫小牧市公平委員会委員の選任について」は、大谷和広委員が、本年10月19日をもって任期満了となるため、後任者の選任について、議会の同意を求めるものです。 
 議案3から13までの「平成25年度苫小牧市各会計決算の認定について」は、全11会計の決算の認定について、議会の承認を求めるものです。

 議案14から20までの「平成26年度苫小牧市各会計補正予算について」は、後ほど財政部長から説明させていただきます。
 
議案21の「苫小牧市スポーツ推進審議会条例の制定について」は、スポーツ推進審議会を設置するため、本条例を制定するものです。内容につきましては、本審議会の組織及び会議に関する事項を定めるもので、施行日は、公布の日でございます。
 
議案22の「苫小牧市福祉に関する事務所の設置に関する条例等の一部改正について」は、母子及び寡婦福祉法等の改正に伴い、条例で引用している同法の題名を変更する等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、一部を除き、本年10月1日でございます。
議案23の「苫小牧市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の制定について」、次の議案24の「苫小牧市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の制定について」は、放課後児童健全育成事業及び家庭的保育事業等の設備及び運営の基準を定めるため、条例を制定するものです。児童福祉法の改正により、これらの事業の設備及び運営については、条例で基準を定めることになり、省令と同じ内容を規定しておりますが、一部、独自基準を設けております。施行日は、法律の施行の日でございます。
議案25の「苫小牧市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の制定について」は、当該施設及び事業の運営の基準を定めるため、本条例を制定するものです。子ども・子育て支援法により、当該施設及び事業の運営については、条例で基準を定めることになり、内閣府令と同じ内容を規定しております。施行日は、子ども・子育て支援法の施行の日でございます。
 
議案26の「苫小牧市立小中学校設置条例等の一部改正について」は、拓勇西町、拓勇東町及び北栄町の住居表示を実施することに伴い、関係規定を整備するもので、施行日は、本年11月1日でございます。
 
議案27の「指定管理者の指定について」は、ときわスケートセンターを管理する指定管理者の指定をするため、議会の議決を求めるものです。欄外に未定案件を記載しております。議案(1)の「契約の締結について」及び議案(2)の「動産の取得について」は、いずれも、会期中に追加提案する予定でございます。

 この他に、ここには載せておりませんが、「土地の譲渡について」の議案を追加提案する予定です。これは、北海道が、安平川改修工事を行うに当たり、市有地を河川用地とする必要があるため、当該市有地を譲渡するものでございます。

 以上で私からの説明を終わります。

財政部長説明

 私から補正予算案について、説明をさせていただきます。

 今回の補正は、一般会計と国保会計、介護会計、後期高齢者会計、市立病院会計、土地造成会計、市場会計の7会計でございます。
 一般会計の補正額は5億6,254万6千円、特別会計は、2億2,999万1千円、企業会計は3,094万9千円、総額で8億3,158万6千円の増額補正でございます。

 「総務費」1番・苫小牧市広報紙作成等業務委託事業費は、広報とまこまい発行業務の民間委託を継続更新に向けた、27年4月号分の発行経費でございます。
 2番・コミュニティセンター利用環境整備費は、豊川コミセンの給水ポンプ更新及びのぞみコミセンの電話設備交換に係る経費でございます。
 
3番・市民会館整備事業費は、経年劣化による屋上笠木の修繕及び防水補修の経費でございます。
 
4番・豊川コミュニティセンター大規模改修事業費は、老朽化により大規模改修が必要となったことから改修に向けた基本設計費を計上するものでございます。
 
5番・国際友好都市交流事業費は、姉妹都市及び友好都市との交流事業を行う団体への事業補助でございます。
 6番・こども国際交流基金積立金は、指定寄附を1件積み立てるものでございます。
 7番・男女平等参画啓発推進事業費は、国の交付金を活用し、事業費を増額して男女平等参画に係る啓発推進の強化を図るものございます。
 
8番・消費者行政活性化交付金事業費は、北海道の基金を財源とし、消費生活相談員のレベルアップ事業等を行い、相談体制の強化を図るものでございます。
 9番・まちなか再生総合プロジェクト事業費は、エガオビルに入居しております、商業観光課及び駅前証明取扱所の移転に係る費用やふれんどビル入居に伴う内装工事などの経費でございます。
 10番・統合型リゾート可能性調査・検討事業費は、市民に対してIRの基本的な情報を提供するための調査、検討に係る経費でございます。
 11番・スポーツ推進計画策定事業費は、平成28年度に迎えるスポーツ都市宣言50周年に向けて策定するスポーツ推進計画に係る経費でございます。
 12番・スポーツセンター施設指定管理費は、現在のときわスケートセンターの指定管理が10月末で終了することから、当該施設に係る11月から3月分までの指定管理費でございます。
 13番・スポーツセンター設備整備費は、老朽化に伴う日新温水プールの暖房系統配管を更新するものでございます。
 14番・体育館設備整備費は、弓道場に防矢ネットを設置する経費でございます。
 15番・市営野球場改修事業費は、緑ヶ丘野球場の改修に係る実施設計費でございます。
 16番・防災車両整備事業費は、市町村振興協会設立35周年特別支援事業助成金を活用し、防災用車両を4台更新する経費でございます。

 「民生費」17番・精神保健福祉拠点センター設置助成事業費は、精神保健の医療法人などによる、精神障がい者に対する生活支援や地域移行を担う精神保健拠点施設整備として、旧すみれ保育園の内部改装工事に係る助成金でございます。
 18番・旧道立病院改修等事業費は、旧道立病院を改修し、公共施設として活用するための調査設計費でございます。
 19番・私立幼稚園就園奨励費補助金は、国の補助金限度額改定に伴う奨励費の増額でございます。

 「環境衛生費」20番・予防接種経費は、10月1日から定期接種化となる水ぼうそう及び高齢者肺炎球菌ワクチンの予防接種に係る経費でございます。
 21番・法定外予防接種助成事業費は、再編交付金を活用し、大人の風しん予防接種を行うもので、風しん抗体検査により抗体価が低い妊娠希望者や妊婦の同居家族に対する予防接種に係る経費でございます。
 
22番・053(ゼロごみ)推進事業費は、指定寄附3件を活用し、生ごみ減量パンフレットの作成を行い啓発活動を行うものでございます。
 23番・ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理及び運搬業務事業費は、各施設で保管する微量PCB汚染廃棄物の運搬処理に係る経費でございます。

 「労働費」24番・緊急雇用創出事業費は、国の平成25年度補正予算により創設された、地域人づくり事業を活用し、高齢者地域就業機会拡大事業を実施する経費でございます。

 「農水産業費」25番・就農者等支援事業費は、国の交付金を活用し、農業者との交流などを通じて新規就農者の増加につなげるなどの取り組みを行う、樽前交流センター運営協議会に対する補助金でございます。
 26番・経営所得安定対策直接支払推進事業費は、全額、道の補助で、制度の推進活動や要件確認などの実施主体となる苫小牧市地域農業再生協議会への補助金でございます。
 27番・農業振興地域整備計画策定事業費は、農業振興地域の整備計画の策定に係る経費でございます。

 「商工費」28番・企業立地振興条例助成金は、条例に基づき新増設等を行った14社に対する助成金でございます。

 「土木費」29番・道路橋りょう管理経費、30番・単独道路新設改良費は、市民要望に対応するための道路舗装等の補修に係る経費でございます。
 31番・河川改良費の単独事業費は、旧勇払川の河床浚渫に係る経費でございます。
 32番・公園・緑地管理経費、34番・樹木等管理経費は、労務単価の上昇に対応する業務委託料の増額でございます。
 戻りまして33番・公園整備費の単独事業費は、公園遊具等の取替えや修繕に係る経費でございます。  
 35番・緑化推進基金積立金は、指定寄附2件を積立てるものでございます。

 36番・住宅改善事業費、37番・外壁等改修事業費、38番・給水設備等改修事業費は、市営住宅の避雷針、揚水ポンプの取替えや外壁などの改修に係る経費でございます。
 39番・市営住宅配置検討事業費は、市営住宅管理戸数の適正化に向けた素案作成に係る経費でございます。

 「教育費」40番・給食センター管理運営経費は、第1学校給食共同調理場の冷温水器の修繕に係る経費でございます。
 41番・文化交流センター設備整備費、42番・文化会館設備整備費、43番・科学センター設備整備費は、各施設の設備修繕などに係る経費でございます。

 「諸支出金」44番・介護保険事業会計繰出金、45番・後期高齢者医療会計繰出金は、それぞれの会計で導入するコンビニ収納システムに係る経費の繰出金でございます。
 46番・財政調整基金積立金は、一般寄附5件の積立を行うものでございます。
 47番・減債基金積立金は、株式会社苫東の資本剰余金の配当を積立てるものでございます。

 次に、特別会計及び企業会計の補正でございます。
 国民健康保険事業特別会計の国民健康保険事業基金積立金は、平成25年度の決算剰余金を同基金へ積み立てるものでございます。
 介護保険事業特別会計のコンビニ収納システム導入事業費は、同事業に係るシステムの改修費で、国庫支出金等返還金は、平成25年度年分の精算に係る返還金、介護給付費準備基金積立金は、平成25年度の決算剰余金及び介護給付費に係る道負担金を同基金へ積み立てるものでございます。
 
後期高齢者医療特別会計のコンビニ収納システム導入事業費は、同事業に係るシステムの改修費でございます。
 市立病院事業会計の東4病棟の一部再開に係る経費として、材料費では診療用材料費等、医療管理に関する経費では消耗品等、医療機械器具整備事業では、ベッド等の医療機器の整備を行うものでございます。また、医療管理に関する経費で微量PCB汚染廃棄物の運搬処理に係る経費を計上するものでございます。
 土地造成事業会計の一般管理に要する経費は、今年度末の会計閉鎖に伴う開発行為の変更などに係る経費でございます。 公設地方卸売市場事業会計の市場管理に要する経費は、微量PCB汚染廃棄物の運搬処理に係る経費でございます。

 以上、簡単ではございますが、補正予算の説明を終わらせていただきます。

市長説明

 次に案件2の「まちなか交流センターの名称決定について」説明させていただきます。

 JR苫小牧駅南口の隣接地に建設中の高齢者複合施設テナント棟1階部分において、本年11月、「まちなか交流センター」を開設いたします。 CAPでは、「まちなか交流センター」をまちなかの新たな集客拠点と位置づけており、市民の皆さまをはじめ、幅広い層の方々に親近感を もって施設を利用していただけるよう、6月2日~30日の29日間の期間において、「まちなか交流センター」の名称を募集いたしました。 市内外の54名の皆さまから応募いただいた87候補の中から選考した結果、「まちなか交流センター」の名称が決定しましたので、発表いたします。
 まちなか交流センターの名称は、市内緑町在住の小林亜美さんから応募いただいた「COCO TOMA(ココトマ)」に決定いたしました。
 「COCO TOMA(ココトマ)」という名称には、「ココからトマコマイの魅力を発信!」という小林さんの思いが込められています。「COCO TOMA(ココトマ)」では、画一的ではなく、柔軟な運営に努めることで、“まちなか”から、地域全体の魅力を発信し、にぎわいの創出と交流人口の増加を目指してまいりたいと考えておりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 この「COCO TOMA(ココトマ)」のオープニングセレモニーには、苫小牧市公式キャラクター「とまチョップ」も参加する予定です。
 その「とまチョップ」ですが、9月2日から投票が始まる「ゆるキャラグランプリ2014」への出場について、多くの皆さんが注目をされていることと思います。今年は、11月1日から3日間、愛知県の中部国際空港セントレアにおいてグランプリ決選投票及び表彰式が開催されますが、ちょうどこの期間、COCO TOMAのオープンや、コスプレフェスタが開催され、たくさんのお客様が苫小牧にお越しになることと思います。 「とまチョップ」には、多くのお客様をおもてなしする公務がありますことから、中部国際空港セントレアには行くことが難しく、会場で行われる決戦投票にも参加できませんので、今年の「ゆるキャラグランプリ2014」については、「とまチョップ」のエントリーを見送ることといたしました。本人も大変残念がっておりますが、1年間の充電期間を経て、来年の「ゆるキャラグランプリ2015」では、全国ベスト10入りを目指したいと言っておりますので、ぜひ、今後も応援をお願いいたします。

 説明は以上です。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
 
記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成26年7月28日 市長記者会見

とき 平成26年7月28日(月)午前10時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長、財政部長、病院事務部長
  • 記者側:6社10名参加

発表内容

  1. 平成25年度苫小牧市各会計決算の概要について
  2. 苫小牧市立病院休止中病棟の一部再開について

市長説明

 本日の記者会見の案件は、2件でございます。

 はじめに案件1の「平成25年度苫小牧市各会計決算の概要」がまとまりましたので発表させていただきます。
 詳細につきましては、のち程、財政部長から説明させますので、私からは総括的なところと健全化指標についてお話をさせていただきます。
 一般会計の決算は、歳入歳出の差引に繰越財源を確保した実質収支では、14億2千万円ほどの黒字となりました。
 前年度に比べ8億2千万円ほどの増となりましたが、これは、予算額に比べ固定資産税や譲与税の収入等が増えたことや、他会計への追加繰出金などの支出が減少したことなどによるもので、市税収入全般につきましては、未だリーマンショック以前の水準に戻っておらず、まだ楽観できる状況ではないと考えております。

 次に特別・企業会計の決算につきましては、全体的には大きく収支改善が図られておりますが、今後も一層の経営努力が必要と考えています。土地造成事業会計については、土地の売却が順調に進み、25年度末で資金不足額を解消し、黒字に転じており、26年度末には、会計閉鎖を考えております。また、病院事業会計も1億5千万円ほどの黒字で、まずまずの決算と考えております。

 次に、本市の財政健全化計画の指標としている三つの数値についてご説明します。
 まず、「経常収支比率」は、86.4%で前年度の88.7%から2.3ポイント下回りました。
 これは、扶助費は増えつつも、人件費の削減や大型施設等の公債費償還が終了していることにより、健全化がより高まった結果となっています。
 「公債費比率」は、12.4%で前年度の15.9%から3.5ポイント下回りました。
 「実質公債費比率」は、速報値ですが、9.1%で前年度の10.4%から 1.3ポイント改善する見込みとなっています。
 健全化計画ステップ3の取り組みとして、いずれの数値においても目標管理ゾーンを下回り、健全性を確保する結果となっております。
 本市では、着実に健全化へ進みつつあるものの、国の財政難は厳しい状況で、また、少子高齢化社会の中で社会保障の問題などがあり、ぐらつかない強固な財政基盤を確立するため、この健全化指標を確保しつつ、将来に備えたまちづくりに向け、今後とも、気を引き締めて財政運営に取り組んでまいりたいと考えております。

 なお、正式な比率は、監査委員の審査を経て、9月定例会に報告をさせていただく予定でございますので、よろしくお願いいたします。 詳細につきましては財政部長から説明させていただきます。

財政部長説明

 本市の一般会計、5つの特別会計及び5つの企業会計、合わせて11会計の「平成25年度決算の概要」について説明いたします。
 一般会計の決算は、歳入歳出差引に繰越財源を確保した実質収支で14億1,987万9千円の決算剰余金となっており、その額は平成24年度決算に比べ8億2,114万1千円の増となっております。
 先ほど、市長がふれたとおり、市税・譲与税等の収入で5億5千万円ほどの増、歳出では、退職手当基金会計等への繰出金が2億3千万円ほど減となったことによるものです。
 また、一般会計の歳出規模は、前年度に比べ、51億ほど減少しておりますが、その主なものは、扶助費や私立保育所の緊急整備、若草町市営住宅の新築などで増加の要因となったものの、24年度に実施しました、区画整理事業会計の廃止に伴う補填や拓進小学校の新築、市立病院等への臨時的な繰出金などが減となったことによるものでございます。
 市税収入の総額は270億81万9千円で、昨年度に比べ740万5千円、0.03%の増でほぼ同様の決算でございます。その中での増減ですが、市たばこ税10.9%、1億8,747万1千円の増、固定資産税 償却資産2.3%、9,289万1千円の増、固定資産税 家屋1.5%、8,041万6千円の増でしたが一方、法人市民税13.4%、3億4,550万円、鉱産税45%、6,662万8千円の減となっておりそれらの差引によるものでございます。

 次に、収納率でございますが、現年度分について98.6%で昨年度より0.3ポイント増、滞納繰越分は、1ポイント増となっており、全体では93.9%で、昨年より0.8ポイント上がりましたが、道内主要10都市では、現年度分で第5位、滞繰分で第5位と昨年同様でしたが、合計では第6位となりました。

 主な会計の実質収支を説明いたします。
 国民健康保険会計では、前年に引き続きプラスとなり、国、道への返還分も含みますが1億2,011万3千円の剰余額となっております。
 職員退職手当基金会計につきましては、平成25年度末をもちまして会計を閉鎖しております。

 次に、企業会計でございますが、水道事業会計は、単年度資金収支で1億556万6千円、累積資金収支額は、14億8,053万6千円となっております。
 下水道事業会計は、平成24年度に補償金免除繰上償還を行ったことに伴う、借換債に係る償還元金が増えたことにより、単年度資金収支で4,322万6千円のマイナスとなり、累積資金収支額は、7億6,569万1千円となっております。
 市立病院事業会計は、単年資金収支で1億5,277万5千円、累積資金収支額は、2億7,282万6千円となっております。
 土地造成事業会計は、順調な土地売却により、単年度資金収支2億5,878万5千円、累積資金収支額は3,154万9千円のプラスに転じ、資金不足額を解消しております。
 26年度末をもって、会計閉鎖を予定しております。
 公設地方卸売市場事業会計は、単年度資金収支で2,085万円、累積資金収支額は、4億5,347万6千円となっております。 以上が各会計の決算概要であります。

市長説明

 次に案件2の「苫小牧市立病院休止中病棟の一部再開について」を説明させていただきます。

 平成24年9月から、1病棟48床を休止させていただいております。
 このたび10月1日から、ベッド数を絞った形ではありますが、再開できることになりましたのでご報告いたします。
 今年の4月からは常勤麻酔医の赴任や院長の着任と、市立病院につきましては明るいニュースが続いております。
 懸案でありました休止中病棟の再開について、発表できますことを大変うれしく思っております。
 今後も引き続き、市民から安心・信頼していただける病院として取り組みを進めてまいりますので、ご理解をお願いしたいと思います。 詳細につきましては、病院事務部長から説明させていただきます。

病院事務部長説明

 それでは「病棟の一部再開について」ご説明いたします。
 院内にはICUと8つの病棟がございますが、このうち東4病棟48床を平成24年9月から休止させていただいております。
 理由といたしましては、現行の7対1の看護体制の下では、看護職員の確保が厳しかったことや、産休や育児休暇、育児短時間勤務制度の利用者増により夜勤に就くことができる看護師が減少したため、7対1の看護基準である、月における一人あたりの夜勤時間として72時間以内が確保できないことによるものでした。
 これまで看護師給与の見直しや、学資金の貸付制度の拡大、さらには採用時における年齢制限の撤廃、病棟への介護福祉士の導入等を実施したほか、今年の4月には道立苫小牧病院からの看護師を採用するなどして、4月1日付では30人の看護師を採用いたしました。
 これらの結果、夜勤対応可能な看護師も一定程度増えて、育児短時間勤務者や嘱託・臨時職員を日勤帯に活用することにより、フルタイムで勤務することが可能な職員を再配置して、休止中の病床のうち20床について10月1日から再開することといたしました。
 今後も看護師の確保に努め、残りの病床についても稼働できるように取り組んでまいりたいと考えております。

市長説明

 最後に、案件にはございませんが、昨年10月10日にアイビープラザで開催されました「まちかどミーティング」での図書館の指定管理者制度導入に関連して、小林洋一氏に対する「恥を知れ」などの私の一連の発言につきまして、本年4月に、小林氏から発言の取り消しと謝罪を求める申入れがありました。 私といたしましても、当時の状況や発言について振り返ってみますと、確かに言葉足らずであり、適切な表現ではなかったと思い、この度、この発言を撤回させていただくとともに、この発言により小林氏に対しまして、不快な思いをさせてしまったことをお詫びいたします。

 説明は以上です。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。

記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成26年7月9日 市長記者会見

とき 平成26年7月9日(水)午前11時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長、総務部長、財政部長
  • 記者側:6社7名参加

発表内容

  1. 第16回市議会臨時会の招集告示について

市長説明

 第16回市議会臨時会を、7月18日に開会するため、本日、招集告示をさせていただきました。

 今議会は、私の市長として3期目の最初の議会となります。
 まず、私から、議会の冒頭におきまして、議員の皆様に再選のご挨拶をさせていただき、引き続き議案の審議をお願いすることとなります。
 提出を予定している案件は、報告につきましては、専決処分が2件、議案につきましては、平成26年度一般会計補正予算が1件、条例案件が1件、その他4件の計6件、合計で8件となります。

 案件の詳細につきましては各部長から説明させていただきます。

総務部長説明

 第16回臨時会の市長提出案件につきまして、説明いたします。

 報告1の「専決処分について」は、物損事故に係る損害賠償の額を、6月27日付け専決処分により、4万832円と決定しましたので、これを議会に報告するものです。
 この事故は、本年4月12日午前5時頃、新明町1丁目9番673の市道において、車道に飛び出した街路樹の折れた枝が、走行中の車両運搬車に積載された相手方車両に接触し、当該車両を損傷したものでございます。
 なお、この事故の賠償金につきましては、被害者が直接請求したため、賠償金に係る予算措置はございません。

 報告2の「専決処分について」は、市有自動車の物損事故に係る損害賠償の額を、6月30日付け専決処分により、20万5千729円と決定しましたので、これを議会に報告するものです。
 この事故は、本年5月28日午前10時5分頃、弥生町2丁目36番の市道において、福祉部再任用職員運転の市有自動車が右側の車線に進路変更しようとした際、当該車線を走行していた相手方車両と接触し、当該車両を損傷させたものでございます。
 この事故の過失割合は、市100対相手0となっております。
 なお、この事故の賠償金につきましては、相手方が直接請求したため、賠償金に係る予算措置はございません。

次に議案について説明いたします。

 議案1の「平成26年度苫小牧市一般会計補正予算について」は、後ほど財政部長から説明いたします。

 議案2の「苫小牧市議会の議決事件に関する条例の一部改正について」は、地方自治法第96条第2項の規定により、定住自立圏形成協定の締結等をすることを議会の議決すべき事件とするため、関係規定を整備するもので、施行日は、公布の日でございます。

 議案3及び次のページの議案4の「契約の締結について」は、平成26年度日新団地市営住宅7号棟新築主体工事B工区及びA工区の請負契約の締結について、いずれも予定価格が1億5千万円以上のため、議会の議決を求めるものでございます。

 議案5及び6の「動産の取得について」は、リフト付中型バス及び整氷車の取得について、いずれも取得予定価格が2千万円以上のため、議会の議決を求めるものでございます。

私からの説明は以上でございます。

財政部長説明

 私から補正予算案について、説明をさせていただきます。

 今回の補正は、一般会計のみでございます。
 補正額は216万円の増額補正であります。

 「商工費」1番・商店街活性化事業費は、エガオビルに入店しているテナントへの支援といたしまして、中心市街地以外の空き店舗に移転する場合においても、店舗賃借料又は移転改装費を補助するものでございます。

 以上、簡単ではございますが、補正予算の説明を終わらせていただきます。

市長説明

 説明は以上です。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。

記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成26年7月1日 市長記者会見

とき 平成26年7月1日(火)午前10時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長
  • 記者側:6社9名参加

発表内容

  1. 市長就任にあたって

市長説明

 本日は、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
 去る6月29日に執行されました苫小牧市長選挙の結果を受け、三度、市政運営を担うこととなりました。引き続き、よろしくお願いいたします。

 まず冒頭、共に選挙を戦い抜いた工藤氏に対し敬意を表したいと存じます。工藤氏とは、政策的な違いはあったにせよ、市民のための市政運営を目指すという基本的な考え方には変わりがないものと考えておりますので、今後とも市政に対するご指導、ご助言をいただければと思っております。

 さて、今般の選挙、私にとりましては3度目の市長選でありましたが、市民の皆様方には、これまで2期8年間の実績を評価をいただいたものと考えておりますし、将来展望を見据えた、この街に対する私の強い思いが伝わったものと感じております。

 選挙戦を通じては、相手候補が統合型リゾート、IRを大きな争点としておりました。私が一貫して申し上げてきたことは、日本経済が収縮し、需要拡大を目指した設備投資が難しくなる中で、新たな分野での雇用を確保し、若い人が地元から離れず、就職できる場がたくさんある街をしっかりと創っていかなければならないということであり、そのためのチャレンジテーマの一つがIRであります。

 今後とも法案の行方を注視していかなければなりませんが、市民への情報発信や情報共有など、法案の成立を踏まえた諸準備を進めてまいりたいと考えております。

 私は、3期目にあたり、25項目50施策の公約を掲げました。公約の実現に向けましては、できるだけ早く、具体的な施策として全力で取り組んでいく所存であります。

 特に、財政の健全化は、1期目市長就任時からの最重要課題であり、財政健全化計画ステップ3を着実に進め、次なる財政基盤安定計画の策定に繋げてまいります。また、行政改革におきましても、来年度から新たに取り組む新行政改革プランを策定し、行政費用の抑制と行政の効率化を図るなど、こうした取り組みにより、一歩一歩確実に財政基盤の強化を図り、次世代のため、20年先を見据えたまちづくりを実践してまいりたいと考えております。

 さらには、中心市街地活性化の取り組み、地域福祉力の強化や市立病院の休止病棟再開など、現在抱えている諸課題に対しても全力で取り組んでいく所存であります。

 とにかく、今は、市民の皆様の期待と、その職責の重さを感じ、身が引き締まる思いで一杯であります。
 与えられた4年間、市民のため、そして、市政発展のために、強い使命感を持って、ふるさと苫小牧の市長としての責任を果たしてまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
 
 私からは以上です。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。

記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成26年5月28日 市長記者会見

とき 平成26年5月28日(水)午前11時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長、総務部長、財政部長
  • 記者側:6社8名参加

発表内容

  1. 第15回市議会定例会の招集告示について
  2. 市長公約の取組状況(平成25年度までの実施内容)について

市長説明

 本日の記者会見の案件は、2件でございます。

 最初に「第15回市議会定例会の招集告示について」説明させていただきます。

 第15回市議会定例会を、6月5日(木曜日)に開会するため、本日、招集告示をさせていただきました。
 今議会に提出を予定している案件は、報告につきましては、専決処分が4件、予算の繰越しが1件、出資法人等の経営状況が1件の計6件、陳情は、議会からの提出案件で1件でございます。
 議案につきましては、平成26年度一般会計補正予算が1件、条例案件が4件、指定管理者の指定が2件、その他2件の計9件、人権擁護委員候補者の推薦に係る諮問が1件、議会提出案件の農業委員会委員の推薦が1件の合計18件となります。

 案件の詳細につきましては各部長から説明させていただきます。

総務部長説明

 第15回市議会定例会市長提出案件につきまして、説明いたします。

 報告1の「専決処分について」は、平成25年度一般会計の第9回補正予算について、3月20日付け専決処分により定めましたので、これを議会に報告し、承認を求めるものです。
 その内容は、各寄附金等をそれぞれの基金に積み立てるための費用として、7百8万3千円を増額補正したものです。

 報告2の「予算の繰越しについて」は、平成25年度一般会計補正予算で追加された繰越明許費の児童手当・児童保育システム事業ほか14事業について、平成26年度に繰り越しましたので、これを議会に報告するものです。

 報告3の「専決処分について」は、「苫小牧市税条例の一部を改正する条例」を3月31日付け専決処分により定めましたので、これを議会に報告し、承認を求めるものです。
 地方税法施行令の改正に伴い、国民健康保険税の軽減措置について、関係規定を整備するもので、
 改正内容(1)は、国民健康保険税の軽減措置に係る軽減判定所得の算定方法の変更について、
 アは、5割軽減において、被保険者の数に現行では除かれている納税義務者を含め算定するもの、
 イは、2割軽減において、被保険者の数に乗じるべき金額を35万円から45万円に引上げるもので、施行日は、本年4月1日でございます。

 報告4の「専決処分について」は、市営住宅の明渡しに係る訴えの提起について、4月23日付け専決処分により、札幌地方裁判所(苫小牧支部)に行ったため、これを議会に報告するものです。
 内容につきましては、市営住宅の入居者3人それぞれに対し、住宅の明渡しと滞納家賃等の支払を求めるものです。

 報告5の「専決処分について」は、市有自動車の物損事故に係る損害賠償の額を、5月23日付け専決処分により、14万1千113円と決定しましたので、これを議会に報告するものです。
 この事故は、本年4月28日午前10時30分頃、若草町5丁目1番の駐車場敷地内において、福祉部嘱託職員乗車の市有自動車のドアを同乗者が開けた際、強風により隣に駐車していた相手方車両に接触し、当該車両を損傷させたものでございます。
 なお、この事故の賠償金につきましては、相手方が直接請求したため、賠償金に係る予算措置はございません。

 報告6の「出資法人等の経営状況について」は、市が出資している苫小牧市土地開発公社ほか3法人の平成25年度決算及び平成26年度事業計画を報告するものです。

 次に議案について説明いたします。 
 議案1の「平成26年度苫小牧市一般会計補正予算について」は、後ほど財政部長から説明いたします。 

 議案2の「苫小牧市税条例等の一部改正について」は、地方税法の改正に伴い、軽自動車税の税率を引上げる等のため、関係規定を整備するものです。
 改正内容(1)は、軽自動車税関係で、
 アは、税率の引上げについて、
 イは、最初の新規検査から13年を経過した3輪以上の軽自動車の税率の引上げについて、
 改正内容(2)は、市民税関係で、法人税割の税率の引下げについて、
 改正内容(3)は、固定資産税関係で、
 アは、耐震基準適合家屋における減額措置の適用を受けるための申告手続に係る規定の設定について、
 イは、償却資産に係る課税標準の価格に乗じる割合の設定について、
 改正内容(4)は、その他規定の整理で、施行日は、一部を除き公布の日でございます。

 議案3の「苫小牧市教育・福祉センター条例の一部改正について」は、高齢者福祉センターの管理を指定管理者が行う場合の業務の範囲及び管理の基準を定める等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、一部を除き平成27年4月1日でございます。

 議案4の「苫小牧市緑ケ丘公園陸上競技場条例の制定について」は、市民の心身の健全な発達及び体育の普及振興を図るため、緑ケ丘公園陸上競技場を設置することとし、本条例を制定するものです。
 内容は、名称、位置、使用許可、使用料、管理等に関する事項、指定管理者が行う業務の範囲及び管理の基準の設定からなっております。
 施行日は、規則で定める日でございます。

 議案5の「苫小牧市火災予防条例の一部改正について」は、消防法施行令の改正に伴い、対象火気器具等を多数の者の集合する催しに際し使用する場合の消火器の準備を義務付ける等のため、関係規定を整備するものです。
 改正内容(1)は、当該場合における消火器準備に関する事項の設定について、
 改正内容(2)は、当該場合における露店等を開設するときの届出事項の設定について、
 改正内容(3)は、消防長が指定する大規模な屋外催しに係る防火管理に関する事項の設定についてで、火災予防上必要な業務計画の作成・提出について、
 改正内容(4)は、(3)に係る罰則の設定についてで、施行日は、本年8月1日でございます。

 議案6及び議案7の「指定管理者の指定について」は、まちなか交流センター及び新ときわスケートセンターを管理する指定管理者の指定を行うため、議会の議決を求めるものです。

 議案8の「町の区域の画定について」は、新たに町の区域を画するため、議会の議決を求めるものです。
 新たに画する町の区域の名称は、ウトナイ北1丁目から12丁目まで、ウトナイ南1丁目から8丁目までで、区域は、字沼ノ端及び字植苗の一部です。
 実施期日は、平成27年11月1日でございます。

 議案9の「公有水面の埋立てに係る意見について」は、苫小牧港管理組合管理者から、公有水面埋立に係る免許の出願に対する意見を求められているもので、当該埋立てについて、異議のない旨の意見を述べるため、議会の議決を求めるものです。
 埋立位置は晴海町46番の地先公有水面。面積は5万8千6百82点16平方メートル、用途は「ふ頭用地」でございます。

 諮問1の「人権擁護委員候補者の推薦ついて」は、人権擁護委員の 鶴巻 安子委員が、本年9月30日をもって任期満了となるため、その後任者を推薦するものです。

 未定案件でございますが、議案(1)は、平成26年度一般会計補正予算についてです。  
 議案(2)から(5)までは、「契約の締結について」で、いずれも消防庁舎の工事に係るものでございます。

 以上で私からの説明を終わります。

財政部長説明

 私から補正予算案について、説明をさせていただきます。
 今回の補正は、一般会計のみでございます。

 補正額は7億8,275万1千円の増額補正であります。

 「総務費」1番・基幹業務システム事業費は、番号制度(マイナンバー制度)導入に伴う関連システムの改修経費でございます。
 2番・苫小牧振興公社退職金支援補助金は、振興公社の退職金財源不足に対して支援する補助金でございます。
 3番・職員住宅維持管理経費は、経済産業省へ派遣された職員が1名増えたことに伴う住宅賃借料の増でございます。
 4番・町内会コミュニティ助成事業費は、全国自治宝くじの自治総合センターの助成制度により、川沿町町内会の祭り用やぐらなどの購入費を助成するものでございます。
 5番・まちなか交流センター指定管理費は、当該施設にかかる、本年度分の新規の指定管理費でございます。
 6番・まちなか再生総合プロジェクト事業費は、再編交付金を活用し、まちなか交流センター内のコミュニティスペースのバス待合機能に必要な備品等を整備するものでございます。
 7番・スポーツセンター施設指定管理費は、新ときわスケートセンターにかかる、本年度分の新規の指定管理費でございます。
 8番・スポーツセンター設備整備費は、白鳥アリーナ製氷車のモーター、バッテリーの交換及び沼ノ端スポーツセンターのプール滑り台の修繕にかかる経費でございます。
 9番・ときわスケートセンター建設事業費は、インフレスライド適用に伴う工事費の増額分でございます。
 10番・体育館設備整備費は、総合体育館トイレの経年劣化等に伴う改修経費でございます。
 11番・東日本大震災被災児童等受入支援事業助成金は、被災児童受入支援等を行う町内会やNPO団体などへ、児童1人につき1,000円を上限に助成を行う経費でございます。

 「民生費」12番・生活保護システム改修事業費は、就労自立給付金制度に対応するためのシステム改修経費でございます。

 「環境衛生費」13番・がん検診推進事業費は、国の通知に基づき、平成21年度から平成24年度まで実施した無料クーポン券配布による子宮頸がん検診及び乳がん検診の受診されていない方を対象に再度クーポン券を送付し、受診勧奨と検診費を助成する経費でございます。

 「労働費」14番・緊急雇用創出事業費は、国の平成25年度補正予算により、創設された「地域人づくり事業」を活用し、IT関連人材育成事業ほか4事業を実施する経費でございます。

 「商工費」15番・商工振興経費は、第55回道花連苫小牧大会に対する補助金でございます。

 「土木費」16番・がんばる地域交付金事業費は、国の平成25年度補正予算により緊急経済対策として交付される「がんばる地域交付金」を活用し、道路整備などを行う経費でございます。
 17番・緑の基本計画事業費は、同事業への指定寄附1件を事業に充当し、財源更正を行うものでございます。
 18番・小学校費:図書館用図書整備費は、指定寄附2件を活用し、小学校の蔵書整備を行うものでございます。
 19番・美術博物館設備整備費は、指定寄附1件を活用し、展示ケースを購入するものでございます。

 継続費の変更は、事業費の補正に伴い、年割額などを変更するものでございます。

 債務負担行為の追加は、指定管理者の指定に伴い、新規導入となります2施設について、管理費の限度額と期間の債務負担をお願いするものでございます。

 以上、簡単ではございますが、補正予算の説明を終わらせていただきます。

市長説明

 次に案件2の「市長公約の取組状況について」、平成25年度までの実施内容がまとまりましたので、報告をさせていただきます。
 公約の取組状況につきましては、公約の取組状況を管理している政策推進課が、独自の判断基準で30項目の公約をそれぞれ5段階評価したものでありまして、平成25年度までの取組で30項目のうち26項目、全体の87%が進捗度5とされ、昨年度と比較すると20%の上昇となりました。
 内容につきましては、広報とまこまい6月号や市のホームページに掲載するとともに、冊子を市役所2階の情報コーナーや出張所、コミセンなどへ配布し、市民の皆さんへ公表してまいります。
 私の掲げた公約に関しましては、市民の皆さんとのお約束であり、予算編成時においても、関連した施策を幅広く盛り込むなど、着実に取り組んできたところでございます。
 今後も公約関連施策を一層推進してまいりたいと考えております。

 説明は以上です。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

 上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。

記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成26年4月25日 市長記者会見

とき 平成26年4月25日(金)午前11時00分から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長、財政部長、産業経済部長
  • 記者側:8社10名参加

発表内容

  1. 平成27年度国・道及び関係機関に対する重点要望事項ついて
  2. 駅前商業ビルegaoの閉鎖について

市長説明

 本日の記者会見の案件は、2件でございます。

 はじめに案件1の「平成27年度 国・道及び関係機関に対する重点要望事項」がまとまりましたので発表させていただきます。 
 要望事項につきましては、お手元に配付しており、新旧対照表と内容の説明を添えておりますが、概要としましては、
  • 新たに加えられたものが1項目
  • 内容を一部変更したものが3項目
  • 表題を変更したものが6項目
  • 前年と同じ内容のものが23項目
合計33項目でございます。

 今回から、市として、より重要と考える要望項目を強調する形に改め、『最重点要望事項』を6項目選定いたしました。
 最重点要望事項は
  • 室蘭児童相談所の分室の設置について
  • 苫小牧駅前交通広場の再整備について
  • 道立特別支援学校の設置について
  • 苫小牧登別通(仮称)の道道昇格整備について
  • 国道の整備促進について
  • 苫小牧港の港湾機能強化と整備促進について
でございます。

 新規要望は、最重点要望事項にもなっております、
  • 苫小牧駅前交通広場の再整備について
でございます。

 平成26年度でとりやめた要望は、
  • 苫小牧中央インターチェンジの設置
  • 国営造成土地改良施設整備事業(フモンケ地区)に係る遠浅川の改修工事
  • 市立病院北東交差点の矢印式信号機設置
 でございます。

 次に、案件2の「駅前商業ビルegaoの閉鎖について」説明させていただきます。
 株式会社サンプラザは、以前から厳しい経営状況に置かれておりましたが、平成26年4月7日付で、同社よりテナントに対し、経営不振によりエガオビルを閉鎖するので、同日をもって退去することを要請する旨の告知が出されました。
 地場を中心とした多くのテナントが営業している中で、唐突にこうした告知を行うことにつきましては、当事者責任を一方的に放棄するもので、はなはだ遺憾であり、株式会社サンプラザに対し、誠意ある対応を求めているところでございます。
 現在入居されているテナントの多くは、自主営業を続けながら、新たな方向性を模索しているところです。
 商工会議所、商店街振興組合連合会、議会、市の4者による会議を4月18日に開催し、エガオビルの閉鎖の経過と対応などについての協議を行い、自主運営をしているテナントが、次の道に進むことができるよう、それぞれが連携し最善を尽くすこととしました。
 市としましては、今後の動向を注視し、各関係機関とも連携しながら、テナントがおかれている現状の把握と、テナントや勤務されている方々からの相談など、できる限りの支援に努めてまいりたいと考えております。
 詳細については、産業経済部長から説明いたします。

産業経済部長説明

 はじめに、経過についてでございます。
 平成26年4月5日付で、みぶ法律事務所より、㈱サンプラザの代理人として選任された旨の「受任通知書」が債権者やテナント宛に送られております。
 その要旨として、㈱サンプラザは、北海道電力からの電気料金滞納により送電停止となる通知を受け、その支払い能力がないことから、4月7日でビルを閉鎖するので、テナントは退去をお願いする。
 近日中に破産の手続きをするため、債権者は、今後、関係者に対し直接請求をしないようお願いするというものでございます。
 また、4月7日付で、㈱サンプラザ代表取締役佐藤秀文氏から、代理人を通じて債権者やテナントに対し、㈱サンプラザの経営の行き詰まりにより4月7日をもって会社を閉鎖し、破産の申立てを行うので、今後、㈱サンプラザに対する直接請求と会社所有物件の処分をしないことを求める旨の「告知書」が送付されております。
 なお、4月11日に代理人弁護士が札幌地方裁判所苫小牧支部に自己破産を申請したとのことです。

 次に、テナントの対応についてでございます。
 エガオ専門店店主会は関係者と協議し、4月8日以降は当面の間自主営業をする方向で調整に入り、4月10日に店主会による説明会が開催され、自主運営に向けた委員会の設置、会計、維持管理など運営方法について協議を行いました。この会議には、市からも産業経済部長、次長、商業観光課長が出席しております。
 4月16日に店主会は、自主運営について陳情書を札幌地方裁判所苫小牧支部に提出しており、4月17日には、自主運営の協力について嘆願書を北海道電力㈱苫小牧支店に提出しております。
 なお、4月23日現在で42店舗が自主運営を継続しております。

 続きまして、本市の対応についてでございます。
 初めに、4月7日に北海道電力㈱苫小牧支店を訪問し、4月8日以降の送電停止の有無と今後の対応について状況把握を行うとともに、今後も情報交換させていただくことを確認しております。また、8日には代理人弁護士と面会し、受任通知書及び告知書の趣旨、破産手続、自主運営の可否などについて確認を行っております。

 次に、テナントの支援としまして、商業観光課の職員が入居テナントを訪問し、現況及び今後の意向について聞き取り調査を行うとともに、4月8日に産業経済部駅前分室と本庁工業労政課に経営や店舗移転、従業員の雇用などについて、相談窓口を設置しました。相談件数は、4月23日までで19件受けており、空き店舗活用事業などについて説明を行っております。
 また、苫小牧商工会議所やハローワーク、労働基準監督署とも連携し、相談窓口の設置や離職者向け説明会などの情報提供を依頼するとともに、空き店舗の紹介箇所を拡充するため、JRともエスタビルの使用の可否について協議を行っております。
 また、北海道とは本件以降、緊密に連絡をとりあっており、4月16日には、胆振総合振興局において「胆振総合振興局 苫小牧駅前プラザ・エガオ関連総合相談室」を設置し、必要に応じて相談や情報収集のため職員を派遣するとの連絡を受けております。

 次に、4者会議についてでございます。
 4月18日に苫小牧商工会議所、苫小牧市商店街振興組合連合会、苫小牧市議会、市による4者会議を開催し、エガオビルの閉鎖の経過と対応などについての協議を行いました。今後も情報交換を行うとともに、自主運営をしているテナントが、次の道に進むことができるよう、それぞれが連携し最善を尽くすことを確認しております。

 以上でございます。

市長説明

 説明は以上です。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。
 
上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成26年3月25日 市長記者会見

とき 平成26年3月25日(火)午前10時30分から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長
  • 記者側:6社6名参加

発表内容

  1. 平成26年度の市政執行について

市長説明

 本日の記者会見の案件は、「平成26年度の市政執行について」でございます。

 新年度予算を審議する第14回定例市議会におきまして、平成26年度当初予算を議決いただくとともに、すべての議会日程を無事に終えられたことにつきまして、議会をはじめ関係者の皆さんのご協力に感謝を申し上げます。予算審査の中で議員の皆さんからいただいたご意見、ご要望を踏まえ、新年度の市政運営に努めてまいりたいと考えております。

 さて、国内経済においては、アベノミクス「三本の矢」を基本方針とした経済政策や東京オリンピックの開催決定、さらには震災復興も後押しする中で、景気の低迷期から脱しつつあります。本市におきましても、市民の皆さんがより早く景気回復を実感できるよう、景気・雇用対策をはじめとする地域経済の活性化に取り組んでまいります。
 また、平成23年3年11日に発生し、広い範囲に甚大な被害をもたらした東日本大震災から3年がたち、今もなお多くの方々が避難生活を余儀なくされているところでありますが、被災地の一日も早い復興を願い、本市といたしましても、引き続きできる限りの支援を続けてまいります。

 次に、基本政策でございますが、財政健全化につきましては、財政健全化ステップ3に基づき、次世代に向けた財政構造改革を進めるなど、財政基盤の確立・強化に向けて取り組んでまいります。また、行政改革につきましては、中央図書館と大成児童センターに指定管理者制度を導入するとともに、コンビニでの市税納付を可能にするなど、市民サービスの向上に努めてまいります。さらに、市民自治の推進につきましては、住民投票条例の制定に向けた準備を進めるほか、市民への情報発信として、様々な世代に対して分りやすい情報提供に努めてまいります。

 次に、重点施策でございますが、CAPにつきましては、新たなステップとして「プログラム・パートⅡ」を策定するほか、多様な人々が交流し、様々な地域情報を発信する「まちなか交流センター」を開設するなど、まちなかのにぎわい創出につなげてまいります。また、災害に備えたまちづくりにつきましては、「ゲリラ豪雨」への対応として浸水対策を講じるほか、災害対策基本法の改正に伴い、避難行動要支援者名簿の作成や災害拠点施設の見直しなど、地域防災力の向上を図ってまいります。さらに、「企業誘致」や「子ども・子育て支援」をはじめとした施策を重点的に取り組んでまいります。

 以上、平成26年度の市政執行に当たりまして基本的な考え方を述べさせていただきました。今後の市政運営においても、市民の皆さんの意向を十分に把握する中で、10年先、20年先の都市経営を見据えたまちづくりに取り組んでまいります。
 今年の行動指針は「進取果敢(しんしゅかかん)」といたしました。本市が掲げる理念や目標に向かって職員の力を結集し、スピード感ある市政を展開いたします。そして、市民の皆さんとの約束である公約につきましても、任期中の達成に向け、最後まで全力で取り組んでまいります。
 
上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成26年2月13日 市長記者会見

とき 平成26年2月13日(木)午前11時から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長、総務部長、財政部長
  • 記者側:7社10名参加

発表内容

  1. 第14回市議会定例会の招集について

市長説明

 本日の記者会見の案件は、「第14回市議会定例会の招集について」でございます。

 第14回市議会定例会を、2月21日(金曜日)に開会するため、本日、招集告示をさせていただきました。
 今議会に提出を予定している案件は、報告につきましては、専決処分の報告が2件、陳情は、議会からの提出案件で、1件でございます。
 議案につきましては、平成25年度各会計補正予算が10件、平成26年度各会計予算が10件、条例案件が18件、その他の議案が3件の計41件、さらに、人権擁護委員候補者の推薦に係る諮問が1件で、合計45件となります。

 平成26年度予算では、主な事業といたしまして、消防庁舎建設事業や小中学校耐震補強工事などに加え、歳出構造改革の取り組みとして待機児童対策を目的とした私立保育所緊急整備費補助金など「安心、安全、前進」に重点を置いた予算を計上いたしました。

 案件の詳細につきましては、各部長から説明させていただきます。

総務部長説明

 第14回市議会定例会、市長提出案件につきまして、説明いたします。

 報告1の「専決処分について」は、動産の取得について、1月16日付け専決処分を行ったため、これを議会に報告し、承認を求めるものです。
 取得する動産は整氷車で、取得の方法は買入れ、取得価格は2,168万2千500円、相手方は株式会社ヤマトマシーンでございます。

 報告2の「専決処分について」は、市有自動車の物損事故に係る損害賠償の額を、1月30日付け専決処分により、14万8千2円と決定しましたので、これを議会に報告するものです。
 この事故は、昨年12月18日午前10時頃、字錦岡233番8の国道交差点において、都市建設部嘱託職員運転の市有自動車が右折しようとした際、一時停止標識がある右側道路から当該交差点に進入してきた相手方車両と接触し、当該車両を損傷させたものでございます。なお、過失割合は、市25対相手75となっております。また、この事故の賠償金につきましては、相手方が直接請求したため、賠償金に係る予算措置はございません。

 次に議案について説明いたします。
 議案1から10までは、「平成25年度苫小牧市各会計補正予算について」で、議案11から20までは、「平成26年度苫小牧市各会計予算について」でございます。

 議案21の「苫小牧市職員定数条例の一部改正について」は、職員定数の増減員を行うため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。

 議案22の「苫小牧市特別職の職員の給与に関する条例及び苫小牧市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正について」は、市長等の給料額を減額する措置を平成27年3月まで延長するため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。

 議案23の「苫小牧市公共施設整備基金条例の制定について」は、本市の施設の整備に要する経費の財源に充てるため、基金を設置することとし、本条例を制定するもので、施行日は、公布の日でございます。

 議案24の「苫小牧市立病院職員退職手当基金条例の制定について」は、市立病院の職員のうち、北海道の職員から引き続き本市の職員として任用された者の退職手当の財源に充てるため、基金を設置することとし、本条例を制定するもので、施行日は、公布の日でございます。

 議案25の「苫小牧市排水設備等改造資金貸付基金条例の一部改正について」は、当該基金を減額するため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。

 議案26の「苫小牧市美術館建設基金条例の廃止について」は、当該基金を廃止するため、本条例を廃止するもので、施行日は、本年4月1日でございます。

 議案27の「苫小牧市特別会計条例の一部改正等について」は、職員退職手当基金特別会計及び当該基金を廃止するため、関係規定の整備等をするもので、施行日は、本年4月1日でございます。

 議案28の「苫小牧市企業の利益及び資本剰余金の処分並びに欠損の処理に関する条例の一部改正について」は、国の地方公営企業会計制度の見直しに伴い、みなし償却制度を廃止するため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。

 議案29の「苫小牧市重度心身障害者医療費助成条例等の一部改正について」は、医療費の助成について、所得制限を設けるため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年8月1日でございます。

 議案30の「苫小牧市テクノセンター条例の一部改正について」は、産業用X線CTシステムの使用料を定めるため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。

 議案31の「苫小牧市公設地方卸売市場条例等の一部改正について」は、消費税率等の引上げに伴い、市場(しじょう)の使用料等の額を改定するため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。

 議案32の「苫小牧市勤労青少年ホーム条例の廃止について」、続きまして、議案33の「苫小牧市ハイランドスポーツハウス条例の廃止について」は、勤労青少年ホーム及びハイランドスポーツハウスを廃止するため、条例を廃止するもので、施行日は、本年4月1日でございます。

 議案34の「苫小牧市屋内ゲートボール場条例の一部改正について」は、屋内ゲートボール場の和室のみを使用する場合の使用料を定めるため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。

 議案35の「苫小牧市立病院事業の設置等に関する条例の一部改正について」は、診療科目に新生児科を設けるため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。
 
 議案36の「苫小牧市火災予防条例の一部改正について」は、消防法施行令の改正に伴い、条例で引用している同令の条項に移動があったため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。

 議案37の「苫小牧市消防関係手数料条例の一部改正について」は、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の改正に伴い、製造所の設置の許可等に係る手数料の額を引き上げるため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。
 
 議案38及び議案39の「土地の取得について」は、苫小牧市土地開発公社の長期保有地を取得するため、議会の議決を求めるものです。
 2つの議案に分けたのは、議案38は平成25年度補正予算に関連するもの、議案39は新年度予算に関連するものと考えたためでございます。
 議案38の取得する土地は、美原町3丁目9番のうち外11筆の宅地等で面積2万7千47点92平方メートル、取得の方法は買入れ、取得予定価格は3億円で、議案39の取得する土地は、美原町3丁目9番のうちの宅地で、面積5千133点90平方メートル、取得の方法は買入れ、取得予定価格は2億円でございます。

 議案40の「土地の譲渡について」は、旧弥生中学校の用地を譲渡するため、議会の議決を求めるものです。
 譲渡する土地は、弥生町1丁目14番1の宅地で面積4万4千331点97平方メートル、譲渡の方法は売払い、譲渡予定価格は5億8千460万5千104円、相手方は栗林不動産株式会社でございます。
 
 議案41の「苫小牧市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」は、再任用制度の運用の見直しに伴い、再任用職員の給料月額の特例を設ける等のため、関係規定を整備するもので、施行日は、本年4月1日でございます。

 諮問1の「人権擁護委員候補者の推薦ついて」は、人権擁護委員の千葉洋一(ちば よういち)委員が、本年6月30日をもって任期満了となるため、後任者の推薦について、議会の意見を求めるものです。

 未定案件でございますが、議案(1)の「苫小牧市税条例の一部改正について」は、平成26年度税制改正に係る改正でございます。会期中に地方税法が改正された場合には、追加提案するものでございます。

 議案(2)の「苫小牧市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部改正について」は、錦岡オーシャンヒルズ地区整備計画区域内における、制限の一部の内容を変更する等のため、関係規定を整備するもので、都市計画審議会を経て、北海道知事に協議して告示したのち、追加提案するものでございます。

 以上で説明を終わります。

財政部長説明

 次に、25年度の補正予算案の概要をご説明させていただきます。
 今回は、主に整理補正でございますので、事業費確定による執行残の整理などは説明を省略させていただきます。

 一般会計の総括でございますが、制度融資分を除く合計は 8億2,115万6千円の増額補正であり、制度融資減額分11億1,940万円を含む補正予算総額は2億9,824万4千円の減額となりますが、必要な一般財源は11億4,938万6千円となり、その主な財源となる歳入は、法人市民税や固定資産税などの市税で5億5千万円の増を見込むとともに、地方交付税及び臨時財政対策債の決算見込額の補正で5億8千万円の増額補正を行うこととしております。

 特別会計では国保会計など合計で1億6,629万2千円の減額補正、企業会計では執行残の整理など合計で1億1,915万2千円の減額補正となっております。

 それでは、一般会計の歳出の内容ですが、「総務費」1番・一般管理事務経費は、郵便料の増に伴うもので、2番・旅費は、経済産業省へ新年度より派遣する職員の赴任旅費でございます。
 6番・基幹業務システム事業費は、平成26年4月からの国民年金保険料免除に係る見直しに対応するため、7番・障害福祉システム事業費は、4月からの制度改正に対応するため、8番・福祉医療システム事業費は、4月からの組織機構改革に伴い、医療支援課の業務変更に対応するため、9番・家庭児童相談システム事業費は、全額北海道の「安心子ども基金」を活用して、相談体制の強化のため、それぞれ既存システムを改修するものでございます。
 10番・児童手当・児童保育システム事業費は、子ども・子育て三法に伴う支援新制度に基づき、国と情報共有を行うため、統一規格へシステムを改修するものでございます。
 14番・土地開発公社支援経費は、土地開発公社の債務軽減のため、土地購入を増加するものでございます。
 16番・職員住宅維持管理経費は、さきほど申し上げました、新年度より経済産業省へ派遣する職員の住宅賃貸の敷金に係る経費でございます。
 17番・街路灯電気料金補助金は、電気料金の値上げに伴う不足額の補填、19番・コミュニティセンター整備事業費は、豊川コミセンの雨漏りと沼ノ端コミセンのボイラーの改修工事に係る経費でございます。
 24番・植苗美沢地区地域情報通信基盤設備経費は、光ケーブル新規加入者の増加に伴う設備の増設及び共架柱建替に伴う工事費でございます。
 27番・災害用備蓄品整備事業費は、災害用備蓄品の整備を行うものでございます。

 「民生費」31番・福祉ふれあい基金積立金は、指定寄附5件の積み立て、35番・公共交通利用支援経費は、身体・知的障害者のバス利用者数及び福祉ハイヤー助成額の増によるものでございます。
 42番・家族介護支援対策事業費は、利用者見込数の増によるもの、43番・教育・福祉センター施設整備事業費は、屋上天板の修繕に係る経費でございます。
 46番・母子家庭等支援経費及び47番・助産施設利用経費は、対象者数や利用者数の増によるものでございます。
 48番・児童虐待防止及びDV被害者保護活動事業費は、啓発用品及び、緊急対応用車両の購入に係る経費でございます。
 51番・私立保育所入所児童委託料の増は利用者数の増によるもので、52番・私立保育所緊急整備費補助金は、すみれ保育園新園舎工事に係る北海道の補助金が追加加算されたことにより増額するものでございます。

 「環境衛生費」67番・健康診査等経費、68番・女性特有のがん検診推進事業費、70番・肝炎ウイルス検診推進事業費は、いずれも受診者数の増によるものでございます。
 76番・廃プラスチック類中間処理業務費、77番・資源化センター管理運営経費は、廃プラ収集量及び資源回収量の増加に伴う処理委託料でございます。
 78番・053(ゼロごみ)推進事業費は、電動生ごみ処理機購入助成の申し込みが多数のため、追加で助成を行うものでございます。
 80番・糸井清掃センター管理運営経費は、ごみ減量化により休炉日数が増加し、購入する電気料が増えたことによるものでございます。
 83番・沼ノ端クリーンセンター長寿命化基幹改良事業費は、長寿命化計画の策定支援業務をプロポーザル形式で行うための経費でございます。
 84番・埋立処分場管理運営経費は、降雨量の増による下水道料金の増加でございます。

 「農水産業費」88番・農業指導奨励経費は、ふるさと農園の土中の異物除去作業に係る経費でございます。

 「商工費」92番・小規模企業経営改善資金信用保証料補給金は、貸付金利用者の増に伴う利子補給金の増でございます。

 「土木費」101番・道路橋りょう管理経費は、道路等の補修箇所数の増加に伴う、業務委託料及び原材料費、102番・街路灯等管理経費は、電気料金の値上げ及び、緊急点検において発見された街路灯の修繕に係る経費でございます。
 103番・雪氷対策費は、除雪経費の今後の執行に対応するための計上でございます。
 106番・保留地処分経費は、区画整理事業地区内の倉庫解体などの経費、107番・サンガーデン管理経費は、燃料単価上昇による経費でございます。
 110番・緑化推進基金積立金は、指定寄付1件を積み立てるものでございます。
 111番・住宅管理経費は、入居者の退去時に係る修繕料の増、112番・熱供給施設管理経費は、天然ガスの単価上昇によるものでございます。

 「消防費」114番・車両管理経費、116番・消防署所管理経費は、消防車両及び消防署で使用する燃料の単価上昇による経費でございます。

 「教育費」124番・教育施設整備基金積立金は、法人市民税の増額補正に伴う、超過課税分及び、旧弥生中学校国庫補助金相当額を積み立てるものでございます。
 125番・小学校管理運営経費、129番・中学校管理運営経費は、いずれも燃料及び電気料金の上昇に伴う増でございます。
 136番・市民文化芸術振興基金積立金は、指定寄付5件を積み立てるものでございます。
 137番・図書館管理運営経費は、燃料及び宅配便単価上昇による増で、138番・図書館コンピューターシステム事業費は、セキュリティ向上のため、システムサーバーの改修を行う経費でございます。
 140番・図書館設備整備事業費は、老朽化の著しい暖房用ボイラーの改修工事を行うものでございます。
 146番・第86回選抜高等学校野球大会出場補助金は、駒大苫小牧高校の甲子園出場に係る補助金でございます。
 147番・給食センター管理運営経費は、燃料単価の上昇及び修繕箇所の増によるもの、151番・燃料費高騰等支援助成金は、燃料単価の上昇により、燃料費の不足が見込まれる総合体育館へ助成をするものでございます。

 「公債費」152番・元金は、繰上償還及び、臨時財政対策債の利率変動に伴う増でございます。

 「諸支出金」154番・特別会計繰出金は、国保会計で給与費の減、病院会計の建設改良企業債に係る繰出の増、介護会計で給付費の増によるものでございます。
 155番・財政調整基金積立金は、ふるさと納税及び寄付4件の積立と、平成26年度肉付予算財源及びその他、財源対策分の積立を行うものでございます。
 156番・公共施設整備基金積立金は、本議会に基金条例の提案をしております公共施設整備基金へ、産業会館跡地売却分と本年度売却を予定する旧弥生中学校分の積立を行うものでございます。
 157番・過誤納還付金外は、還付加算金算定誤りによる還付金の補正を行うものでございます。
 158番・備荒資金組合納付金は、備荒資金組合へ超過納付分として積立を行うものでございます。

 「継続費の変更」は、事業費確定により年割り額を変更するものでございます。

 「繰越明許費の追加」は、総務費の「児童手当・児童保育システム事業費」につきまして、システム改修に時間を要すること、環境衛生費の「沼ノ端クリーンセンター長寿命化基幹改良事業費」につきまして、計画策定のための調査に時間を要することから、繰越明許費の追加をお願いするものでございます。

 また、教育費の「緑ヶ丘公園陸上競技場改修事業」につきましては、冬期の除排雪作業が優先的に行われる季節となり、労務者や重機の手配に日数を要したことから、年度内の完了が困難となったことから、前払い金を除く残額を繰越明許費の追加をお願いするものでございます。

 一般会計の説明は以上です。

 続きまして、特別企業会計でございますが、国民健康保険事業会計では、保険給付費などの確定、見込みによる整理などでございます。

 霊園事業会計は、基金積立金と事業費の確定による減でございます。

 介護保険事業会計では、給与費や保険給付費など確定、見込みによる整理で、次の後期高齢者医療特別会計では、主に後期高齢者医療広域連合に納付する保険料の減によるものでございます。

 水道事業会計は、入札差金などの事業費の確定によるによる整理ございます。

 下水道事業会計は、同じく事業確定による執行残等の整理でございます。

 市立病院事業会計は、材料費などの医業費用のほか、新たな基金造成のための積立金の増などでございます。

 土地造成事業会計では、売却地の増による宅地売却原価の整理と事業費確定に伴う補正でございます。公設地方卸売市場事業会計は、事業費の確定、見込みより減額するものでございます。


 次に、平成26年度苫小牧市各会計予算について説明させていただきます。

 はじめに、各会計予算(案)概要について、総括表でございますが、本年度の一般会計予算は、前年度に比べ10億8,900万、1.5%増の738億1,000万円で、マイホームや商工費の制度融資等を除きますと前年比は2.3%の増となります。
 特別会計は、前年比2.6%減の321億2,955万3千円、
 企業会計は、2.5%減の206億6,057万7千円、
 全会計では、0.2%減の1,266億13万円と、ほぼ前年度並みの予算規模でございます。

 各会計の臨時・経常予算の前年度比較で、一般会計は、前年度比の増減ですが、特別会計の国民健康保険事業会計は、経常費で保険給付費など1億9,700万、1.1%の減でございます。

 職員退職手当基金会計は25年度末をもって廃止とし、一般会計に集約いたします。
 介護保険事業会計は、経常費で介護サービス等の保険給付費など10億3,600万、臨時費では、第6期事業計画の策定経費の増により、合計で9.8%の増でございます。

 後期高齢者医療会計は、広域連合納付金など1億8,700万、10.5%の増でございます。
 
 企業会計の水道事業会計は、経常費で給与費の削減など合計で4,200万、1.1%の減でございます。

 下水道事業会計は、臨時費で、下水道築造費の減など合計で2億300万、3.3%の減でございます。

 市立病院事業会計は、経常費で、給与費、医療管理経費などが増加しましたが、臨時費では、前年度事業の終了(医療情報システム更新)により、差引合計では2億6,500万、2.5%の減でございます。

 公設卸売市場会計ついても、臨時費の事業終了(会計システム整備)により、合計で1,200万、8.0%の減でございます。

 次に、一般会計の款毎の経常費と臨時費を前年度比ですが、1款・議会費の経常では、議員共済掛金の増、臨時費では、議場等改修事業の終了による減でございます。

 2款・総務費の経常では、コミセンや市民会館、スポーツセンターなど指定管理費において、消費税増税、電気料値上げによる委託料の増(53,530千円)、などでございます。臨時費では、CAPのまちなか交流センターの建設や緑ヶ丘公園陸上競技場改修事業のセンターハウス建設、継続事業の新ときわスケートセンター建設などの増、と前年度事業終了による減の差引、総務費全体では3億6,000万円の増額でございます。

 3款・民生費の経常では、生活保護扶助費の1億5,000万円を始め、私立保育所入所児童委託料や障害者自立支援経費などで増加し、臨時費では、待機児童対策としての私立保育所緊急整備費補助金の増と前年度事業終了による減の差引民生費全体では、5億1,000万円の増額でございます。

 4款・環境衛生費では、子宮頸がん等ワクチンの法定化など臨時費から経常費への移行による増加でございます。

 6款・農水産業費の臨時費の増は、新規就農者に対する支援事業の増でございます。
 
 8款・土木費の経常では、主に労務単価の上昇(36,944千円)、電気料金の値上げ(19,309千円)、燃料費(13,829千円)、指定管理費の増(39,082千円)によるものでございます。臨時費の14億9,000万円の減額は、若草町市営住宅建設事業終了による減(257,621千円)など、土木費全体では、13億4,000万円の減でございます。

 9款・消防費の臨時費の増は、消防庁舎整備事業によるもので、消防費全体では、5億1,700万円の増額でございます。

 10款・教育費の経常の増は、中央図書館指定管理導入などによるもので、臨時費では、小学校耐震補強工事の増などで、教育費全体では6億8,500万円の増額でございます。

 11款・公債費の減は、償還終了によるものなど、3億9,000万円の減でございます。

 12款・諸支出金の各会計への繰出金は介護会計の給付費の増のほか、退職手当基 金会計廃止による減など諸支出金、全体では10億円の減額でございます。

 13款・職員費は、一般職員数(1,121人→1,098人、▲23)が減となるなどで8,100万の減ですが、退職手当分が集約され、20億5,200万が増となり、差引18億4,000万円の増でございます。

 次に、一般会計の歳入について、前年度との比較ですが、市税では6億5,000万円の増で、個人市民税は3.5%増(248,291千円)、法人市民税は、7.8%増(148,775千円)、固定資産税の償却資産は、5.3%増(197,488千円)などと見込んでおります。 
 地方消費税交付金は、地方消費税増税のため、2億4,600万円、13.3%の増を見込んでおります。

 また、22款・市債では、消防庁舎整備、陸上競技場、ときわスケートセンター建設などの増と若草町市営住宅建設の終了などの減により、普通債で差引5億ほどの減でございます。

 次に、新年度の主な事業について、新規事業などを中心にご説明いたします。

 各会計主要事業一覧表をお願いいたします。

 「総務費」10番・末広町旧職員住宅アスベスト撤去工事は、安全対策として末広町旧職員住宅に含まれるアスベストを撤去するもの、11番・人財獲得新戦略事業は、有能な人材を獲得するため、公務員試験対策不要の試験を導入し、各種媒体を活用して広く周知を行うものでございます。
 16番・管理不全建物等対策費は、管理不全家屋のうち周辺地域に危険を及ぼす家屋に対し、緊急措置を行うもの、17番・地上デジタル放送難視聴地域対策事業は、対象地区の共同受信設備の設置・維持に対して補助するものでございます。
 18番・コミュニティセンター利用環境整備は、豊川・住吉・のぞみコミセンの老朽化した施設設備の修繕、19番・コミュニティセンター整備事業は、沼ノ端コミセンのトイレ洋式化及び体育館設備の改修工事を行うものでございます。24番・男女平等参画啓発推進事業は、男女平等参画都市宣言に基づき、各種啓発活動を行うものでございます。
 28番・まちなか再生総合プロジェクト事業は、まちなか交流センターの建設事業及びCAPの各種事業等を行うものでございます。
 33番・苫小牧駅前広場・バスターミナル再整備事業は、駅前交通広場のあり方の検討、34番・用途地域照会システム整備事業は、ホームページ上で用途地域の検索・閲覧可能となるシステムの導入、35番・都市防火性能評価事業は、防火地域等の指定基準の見直しを行うものでございます。
 36番・樽前地区地域振興計画推進事業は、(仮称)苫小牧登別通の早期整備の推進に向け、交通量推計等の検証を行うものでございます。
 48番・ブルームボール世界大会開催市補助は、平成26年11月上旬開催の同大会に係る運営費を補助するもの、49番・第64回全国高等学校アイスホッケー競技選手権大会開催市補助は、平成27年1月下旬開催の同大会補助でございます。
 50番・緑ケ丘公園陸上競技場改修事業、51番・初度調弁事業は、陸上競技場3種公認に向けた改修工事及び、センターハウス整備工事、初度調弁費でございます。
 53番・ときわスケートセンター建設事業は、平成26年11月オープンに向けた建設工事、54番、55番は、施設建設に伴う外構整備工事及び初度調弁費、オープニングセレモニーに係る経費でございます。
 56番・体育館設備整備は、日吉体育館非常口扉取り替えに係る工事でございます。
 63番・避難行動要支援者名簿管理システム導入事業は、災害対策基本法の改正に伴う、避難行動要支援者名簿の作成及び管理に係る経費でございます。
 68番・北海道知事及び北海道議会議員選挙費、8ページ、69番・苫小牧市長選挙経費、70番・苫小牧市議会議員選挙経費、71番・苫小牧市農業委員会委員選挙経費は、いずれも任期満了に伴う選挙に係る経費でございます。
 73番・統計調査員管理システム更新事業は、統計調査員管理システムの基本ソフトの更新でございます。

 「民生費」84番・心身障害者福祉センター送迎車両整備事業は、地域活動支援センター利用者の送迎及び障害者の福祉バスとして運行している車両を更新するもの、10ページ、97番・苫小牧市子ども・子育て支援事業計画策定事業は、支援事業計画策定に要する経費でございます。
 99番・子ども研修事業は、東日本大震災被災地(気仙沼市等)を訪問し、現地児童との交流と防災や集団行動による協調性や自立性を学ぶものでございます。
 105番・認可外保育施設運営支援事業は、認定こども園あいかの認可保育所に移行するための必要な支援を行うものでございます。
 106番・児童センター改修事業は、日新児童センター屋根の葺き替え、外壁塗装工事。109番・生活保護家庭学習支援事業は、保護受給世帯の中学生を対象に、高校進学に向けた学習支援を行うもの、110番・無料低額診療事業調剤処方費助成事業は、無料低額診療事業の適用を受けている生活困窮者に対し、調剤処方費を助成するものでございます。

 「環境衛生費」120番・保健センター医療機器整備事業は、新保健センター(H27.4月供用開始)に必要な医療機器の整備を行うもの、121番、夜間・休日急病センター非常用発電機整備事業補助は、夜間・休日急病センターの非常用発電機の設置に対し、補助するものでございます。

 「労働費」134番・緊急雇用対策事業(市単独)は、市単独での景気・雇用対策として、短期の雇用・就労機会を創出するもの、135番・雇用創出奨励交付金事業から139番・未就職者就労機会創出事業までの各事業は、未就労者等の雇用対策事業でございます。
 140番・自動車関連産業人材育成事業は、苫小牧地域職業訓練センターの三級自動車整備士育成施設整備に対する補助するものでございます。

 「農業水産費」142番・就農者等支援事業は、市内で新たに農業を始める新規就農者の初期投資等に対し、支援するものでございます。

 「商工費」155番・買い物サポートマップ作成事業は、地域に密着する個店独自の取り組みを周知するとともに、買い物困難者の利便性向上に向けた宅配や移動販売、出張サービスの情報を提供するマップを作成し、全戸に配布する事業でございます。
 159番・苫東通信基盤光ケーブル移設工事は、苫東道路工事に伴う市所有光ケーブル移設工事に係る経費でございます。
 167番・観光PR推進事業は、苫小牧市の観光や物産のPRを行う団体等に対し補助するもの、168番・観光案内所移設事業は、まちなか交流センター開設に併せ移転開設する苫小牧観光案内所の移転費でございます。

 「土木費」169番・道路占用システム更新事業は、道路、河川、公園、行政財産の占用物件管理システムの更新するものでございます。
 176番・道路ストック総点検事業は、照明灯、横断歩道橋、路面性状、橋梁の総点検を行うもの、177番・単独道路交通安全対策事業は、錦岡小学校他の通学路に対する交通安全対策を行うものでございます。
 188番・公共施設樹木適正化事業は、街路の緑地帯における景観改善を行うものでございます。
 189番・住宅建設事業は、市営住宅日新団地の建替建設工事、実施設計、除却工事などを行うもの、190番・住宅改善事業、191番・外壁等改修事業、20ページ、194番・エレベータ改修事業は、市営住宅の外壁、エレベータなどの設備改修工事を行うものでございます

 「消防費」197番・消防庁舎整備事業は、新開町消防本部・署庁舎建設費、高機能消防指令センター実施設計費でございます。

 「教育費」209番、小・中学校パソコン整備事業は、平成25年度に整備した教育用パソコンの備荒資金組合への償還金でございます。
 210番・学力向上推進事業は、児童生徒の学力向上に向けた、研修等のための経費、211番・小学校用教科用図書採択事業は、平成27年度の新たな教科書の採択に向けた調査研究委員会経費、212番・全日本中学校校長会苫小牧大会補助は、平成26年10月8~10日開催の同大会への補助でございます。
 221番、小学校校舎・屋内体育館耐震補強設計は、日新小学校外3校の校舎・屋体の耐震補強設計費、222番、小学校校舎・屋内体育館耐震補強工事は、錦岡小学校外4校の校舎・屋体の耐震補強工事費でございます。
 223番・苫小牧西小学校屋内体育館解体事業は、新築に伴い旧屋体を解体する経費で、224番・苫小牧西小学校外構整備事業は、屋体新築に係る児童の通学導線の確保に係る外構整備を行うものでございます。
 225番・北光小学校改築基本設計は、北光小学校校舎改築に向けた基本設計、23ページ、227番・中学校校舎大規模改修実施設計は、和光中学校校舎大規模改修に係る実施設計費でございます。
 228番・啓明中学校校舎及び屋内体育館暖房設備改修工事は、啓明中学校の校舎・屋体の暖房機更新工事、232番、中学校校舎・屋内体育館耐震補強設計は、凌雲中学校外2校の校舎・屋体の耐震補強設計費でございます。
 238番・植苗貝塚整備事業は、植苗貝塚の保護、見学者への公開のための地層面の整備工事、239番・勤労青少年ホーム閉館事業は、平成25年度閉鎖の勤労青少年ホーム窓閉鎖等の工事、240番・公民館改修事業は、勇払公民館のトイレ等の改修工事を行うものでございます。

 次に、特別・企業会計の臨時事業ですが、国民健康保険事業会計は、システム改修事業費(4,431千円)と基金への積立金でございます(117千円)。

 霊園事業会計では、高丘霊園改修事業(50,000千円)、高丘第ニ霊園造成事業(3,600千円、30区画)と霊園管理料の基金への積立でございます(4,080千円)。

 水道事業会計では、市内各地区の配水管の新設及び改良工事などでございます。(1,681,816千円)。

 下水道事業会計は、市内各地区の管渠築造工事や、西町下水処理センターの設備更新など(1,919,204千円)で、市立病院事業会計では、医療機器購入、看護学生への学資金貸付金などでございます(375,000千円)。

 土地造成事業会計では、明野地区の道路・下水道工事の負担金(9,563千円)でございます。

 以上で、説明を終わらせていただきます。

市長説明

  説明は以上でございます。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。

上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成26年1月21日 市長記者会見

とき 平成26年1月21日(火)午前10時30分から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長、病院事務部長
  • 記者側:6社9名参加

発表内容

  1. 米艦米艦CURTIS WILBUR及びJOHN S MCCAINの苫小牧港寄港要請について
  2. 市立病院の院長人事について

市長説明

 本日の記者会見の案件は、2件でございます。

 最初に、苫小牧港長から苫小牧港管理組合管理者宛てに通知のありました、「米艦CURTIS WILBUR及びJOHN S MCCAINの苫小牧港寄港要請について」でございます。
 市として、このたびの要請への受け入れを判断するにあたり、苫小牧市非核平和都市条例(第5条)に基づき、外務省及び在札幌米国総領事館に対し、「核兵器搭載の有無」について照会を行った結果、外務省から「照会のあった米艦船については、核兵器搭載能力がない以上、核兵器を搭載していないことにつき政府として疑いを有していない」との見解が示されました。
 また、苫小牧港管理組合では、この間、バースの利用状況を確認し、「勇払ふ頭1号岸壁」は利用可能であると、報告を受けております。
 このことを踏まえ、苫小牧市といたしまして総合的に判断し、1バースのみではありますが、「勇払ふ頭1号岸壁」において、受け入れることを決定いたしました。また、昨日、苫小牧港管理者として、苫小牧港長に対し回答したところでございます。
 市といたしましては、受け入れるにあたり、関係機関に対し協力要請を行うとともに、連絡体制を整え、市民の平和と安全を守る立場から、万全の態勢で対応してまいりたいと考えております。
 詳細については、総合政策部長から説明いたします。

総合政策部長説明

 それでは、私からは概要をご説明いたします。
 はじめに、1月7日の寄港要請から昨日(20日)までの間の経緯について、説明いたします。
 1月7日に、苫小牧港長から苫小牧港管理者宛てに、米艦CURTIS WILBUR 及びJOHN S MCCAINの寄港について、在日米海軍から日米地位協定に基づき通告があったことについて、港管理組合から市へ通知がございました。
 通知の内容といたしまして、まず、1隻目ですが、艦名はCURTIS WILBUR(DDG-54)、入港期間が平成26年2月4日9時から2月10日9時、入港の目的は通常入港。その他、排水トン、長さ等について記載されており、岸壁の手配の回答を1月20日までに希望するというものでございます。
 次に、もう1隻でございますが、艦名はJOHN S MCCAIN(DDG-56)、入港期間が平成26年2月4日9時から2月10日9時、入港の目的は通常入港。その他、排水トン、長さ等について記載されており、岸壁の手配の回答を1月20日までに希望するというものでございます。
 次に、1月8日に、苫小牧市非核平和都市条例(第5条)に基づき、外務省および在札幌米国総領事館へ「核兵器搭載の有無」について、同日付けで照会をしております。
 1月8日には、この間のことにつきまして、市議会議員の皆様へお知らせするとともに、報道機関に情報提供したところでございます。なお、苫小牧港管理組合からも同様に港管理組合議員の皆様へお知らせしております。また、市といたしましても1月9日に「苫小牧市米艦船等寄港問題対策会議」を開催しております。
 1月16日には、在札幌米国総領事館から、照会に対する回答文書が届いております。
 1月17日には、外務省から照会に対する回答文書が届いております。
 1月20日には、苫小牧港管理組合から、1バースではありますが寄港に必要な岸壁の手配が可能であることの報告があり、「苫小牧市米艦船等寄港問題対策会議」において、外務省からの回答とバース調整が可能であることなどを総合的に勘案した結果、市として寄港を受け入れる判断をいたしました。
 また、同日寄港を受け入れることについて、苫小牧港管理組合管理者から苫小牧港長へ回答いたしました。
また、在札幌米国総領事館首席領事へ要請文を送付しております。
 本日、このあと、市のホームページに掲載、市役所だよりに掲載依頼を行います。その後、苫小牧警察署長ほか各関係機関へ協力要請を行います。
 以上で説明を終わります。

市長説明

 次に、案件2の「市立病院の院長人事について」説明をさせていただきます。
 市立病院の院長につきましては、昨年4月から空席となっておりましたが、この度、松岡伸一(まつおかしんいち)先生に、新年度からその大役をお引き受けいただくことで、ご本人並びに関係機関のご了解をいただくことができました。
 松岡先生は、昭和31年(1956年)生まれの57歳で、昭和56年北海道大学医学部を卒業され、第一外科に入局、大学病院や関連病院で勤務され、現在は、札幌社会保険総合病院の副院長としてご活躍されております。若い頃には、1年間ですが市立病院に勤務されたご経験もございます。
 この間、院長代行の佐治先生をはじめとする副院長の皆さんには、病院経営において、ご苦労をおかけしましたが、4月以降は、新たな院長をしっかりサポートしていただき、市民の安全安心を守るべく、更なる医療提供の充実に向け、取り組んでいただきたいと考えております。
 今後は、行政としても医療提供者との連携を今以上に図ることにより、地域の中核病院としての役割に支障が生じることのないよう、努めてまいりたいと考えております。
 次に、すでにご報告済みの麻酔科の件でございますが、常勤医3名とご報告しておりましたが、常勤専門医4名という充実した配置となります。
 このうち、お一人は、河内正治(かわうちしょうじ)先生という方で、現在は、国立国際医療研究センターの手術部長をされております。また、国立感染症研究所の客員研究員として、新型インフルエンザ治療の最前線のお仕事をされており、副院長としてご就任いただくこととなっております。
 さまざまな課題がある市立病院ではございますが、残る大きな課題は、夜勤をしていただける看護師の確保となります。
 学資金の再開や枠拡大、看護師給与の改善、委託生制度の導入等を行っておりますが、効果が現れるまでは、もう数年を要するものと思っております。
 さらに、介護福祉士の導入など看護師の負担軽減を図る、さまざまな取組を検討中であり、早期の病棟再開に向け努力しておりますので、ご理解をお願いいたします。

 説明は以上でございます。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。
上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:総合政策部秘書広報課

 

平成26年1月6日 市長記者会見

とき 平成26年1月6日(月)午前10時30分から
場所 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長
  • 記者側:8社9名参加

発表内容

  1. 新年のあいさつ

市長説明

 新年明けましておめでとうございます。
 苫小牧市民の皆さまに新年のご挨拶を申し上げます。

 平成22年7月の3期目の市長就任から、早いもので3年半が経過し、任期も残すところ約半年となりました。本年も市民から寄せられた期待にしっかりとお応えし、課題の解決に向けた取り組みをより一層進めてまいりますので、報道機関の皆さまには、報道を通じた応援、支援をいただければ幸いでございます。よろしくお願いいたします。
 昨年は、苫小牧港開港50周年という記念すべき年でありました。昭和38年4月25日の第1船入港から、本市の発展とともに、北海道の経済活動を支える港湾として、大きな役割を果たしてまいりました。引き続き3月まで『未来へ!みなと大作戦~Gateway to the future~』を展開し、港への感謝とともに、新たな魅力の創出に努めてまいります。
 今年は、何といっても、ソチオリンピックに出場するアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」に注目が集まるところであります。本市に縁のある選手が多数代表に選出されているこのチームを、まち全体で応援し、氷都とまこまいを世界にアピールしていきたいと考えております。他にも、新ときわスケートセンターのオープン、アジアで初となるブルームボール世界大会の開催なども控えており、スポーツ都市宣言のまちとして、スポーツ振興の取り組みを推進してまいります。
 ここで、年頭にあたり、私の市政運営に向けた思いの一端を申し述べさせていただきます。私は、今年の行動指針を、自ら進んで物事に取り組み、決断力が強く大胆に突き進むことを意味する「進取果敢」といたしました。本市が掲げている理念や目標に向けて、職員の力を結集し、積極果敢に取り組みを進めてまいりたいと考えております。
 私が、市長就任当時から最重要課題と位置づけて取り組んでいる、財政健全化につきましては、昨年、次世代に向けた財政構造改革の取り組みとして「歳出構造改革」に着手し、既存事業を見直す「行政事業診断」と、今後の施策を検討する「重点テーマ事業」の選定を行い、予算付替えの観点から歳出の見直しを進めてまいりました。今後においても、安定的で強固な財政基盤の確立に向け、財政健全化の取り組みを進めてまいります。
 行政改革につきましては、はなぞの幼稚園の廃園やすみれ保育園の民間移譲を実施するとともに、中央図書館、新大成児童センターに指定管理者制度を新たに導入してまいります。さらに、地域の子ども・子育て支援に関する組織体制の強化を目的として、他部局にまたがる子育て関連部署を一元化する「健康こども部」の設置や、スポーツを「まちづくり」に関する様々な施策と結びつけ、より推進していくため、スポーツに関する事務を市長 部局へ移管するなどの組織機構改革を進めてまいります。
 喫緊の課題となっていた市立病院の麻酔科につきましては、4月から常勤医を派遣していただけることとなりましたが、引き続き、医師や看護師の確保に努めるなど、医療体制の充実を図ってまいります。
 中心市街地活性化につきましては、「CAP(まちなか再生総合プロジェクト)」に基づき、まちなかの集客拠点として「まちなか交流センター」を秋に開設するなど、各種事業を進めるとともに、本市の公式キャラクター「とまチョップ」につきましても、引き続き、苫小牧市を広くPRし、まちなかの賑わい創出と交流人口の増加につなげてまいります。
 市民自治のまちづくりにつきましては、市民生活に重大な影響を及ぼすことが想定される「市政の重要な課題」について、市民全体の意向を的確に把握する手段として、住民投票制度の創設に向けた取り組みを進めてまいります。また、今後とも、市民の皆さまとの情報共有を基本とした、積極的な市民参加と協働によるまちづくりを推進してまいりたいと考えております。
 最後になりますが、これからも市民の皆さまにとって魅力のある、誰もが安心して生き生きと暮らし、未来に向かって明るい希望が持てる「誇れる街 苫小牧」を目指し、全力を尽くしてまいります。
 今年1年明るい話題の多い年になるよう祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。今年もよろしくお願いいたします。
上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:総合政策部秘書広報課


 

お問い合わせ

総合政策部政策推進室秘書広報課
電話:秘書担当:0144-32-6096、広報担当:0144-32-6108
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