春から夏頃にかけて多くの鳥たちは子育てをします。
中には、大きくなるまでの間に不幸にも樹木から落ちてしまったり、陸上で休んでいるところを目撃されることもあります。
こうしたとき、「かわいそうだな」「このままだと死んでしまう」と思い、保護をしてしまうと、親と離ればなれになってしまい、かえってヒナの未来を閉ざしてしまう場合があります。
こうした場合、親鳥がエサを採りにいったり、自力で動くのを見守っていたり、近くにいることが多いのです。人間からみて離れて様子を見ているつもりでも、その周囲に潜んでいる親鳥からすると、警戒し「人間がいて近づけない」と思わせてしまうことがあります。
仮に保護して、すぐ元の場所に戻せば親元に戻れる(親が飛んでくる)可能性が高いですが、ある程度時間がたってから元の場所に戻しても、既に親鳥がいなくなっていたり、育児放棄をしてしまう場合があります。
ちなみにヒナが路上に落ちているなどの場合は、茂みに隠してあげたり、近くの樹上に戻すなどすると、外敵に襲われにくくなります。
上記以外で緊急的にやむを得ない場合は、環境生活課までご連絡ください。
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