平成22年度2次隊 ケニア 養護 内海智博さん
27. サッカー遠征


↑ナロク・ナロク大学


↑エルドレット・カプケイノ小学校
2週続けて、他の隊員さん主催のイベントに参加しました。私は催し物はやりませんが、ケニアには大きなイベントを開催して人を集め、エイズ啓発、環境教育等を、やってる隊員さんがいます。私はスポーツのイベントでの、日本人サッカーチームに参加してみました。 たまに移動すると、いろいろギャップを感じます。この学校、なんでそんな金持ってんだ?とか…。 写真でも伝わるかと思いますが、どちらも私のいる学校とは次元が違います。
きっとやつら裸足で荒地は走れないはず。ケンカしてもきっとウチの養護学校の生徒が勝つはず!田舎は強いんじゃ!(笑)

試合。もちろんガチです。私も削ります。 子ども達はやはり、外国人チームと対戦するのは相当嬉しいみたいです。よく考えたら日本でもそうですよね。いきなり黒人チームが対戦相手だったら、きっと焦りますよね…。
私もサッカーは毎日してますが、日本人と一緒にするのも新鮮だったので、これからも参加していきたいと思います。(ただ移動が大変…)
28. 水が無いから沼へ行く
2学期も残り少し…。
正直、はやく終われ…。
なぜならば、水がねぇ…。 先日40度の熱を出し、一週間大変な目にあったのですが、それに追い打ちをかけるような水問題…。はて、いつから同じ服着てるんだろう(笑) まだ、死ぬほど無いわけではないのですが、水の調達が難しくなると、無気力になります。(仕事どころか飯すらめんどくさい)人間動けば動くだけ水が必要です。学校も、ここまでなんとかやりくりしてきたのですが、とうとう水問題は深刻で、今日はみんなで30分かけて沼へ洗濯へ行きました。

ぜんぜん泥沼です。牛がひっきりなしにやってきて水浴びしてます。

みなさん制服を洗います。いたずら小僧らがちょろちょろしていて、女性スタッフがひとりキレそうです。

私の仕事は遊ぶこと~。

私の仕事は寝~ること~。

彼ら自身も洗ってます。泥水なんですが、みなさん楽しそうで…。おもしろい写真がたくさんあるのですが載せられないのが残念です。素っ裸でも写真に写りたくてしょうがない彼ら…。けどさすがに使えません。とりあえずスタッフのジャンドーロ。
最近うちの生徒、ゴドンの写真の技術が向上してきて、私も写れるようになりました。以前は雲しか写ってなかったのですが、だいぶ慣れてきたようです。

どうもどうもありがとう。ちなみに、自分はまったくやる気が出なかったので沼の水には触れませんでした。
そんな、今日この頃でした。
29. ママ

お母さんが迎えに来るのが遅くて、まだかまだかと正門を眺めながら毎日号泣。世界の終わりを迎えているサミーくんです。 ほんとに「ママー!」って叫んでます。ママって英語は日本と共通で普及してます。

この学校で初めて写真拒否されました。

もう一人発見。朝から晩まで正門に張り付いて号泣しているのは自分のクラスの生徒ケビン…。
今学期終盤、物価高騰による食糧難と極度の水不足で、子どもらの学校での生活がいよいよ困難となり、正規の終了日の2週間以上前から、帰せる子どもから帰す作戦が敢行されたため、なし崩し的に2学期は終了しました。よって、長期間に渡って順次、親御さんが迎えに来たため、最後の方まで残された子ども達は完全にホームシック…。 そして、何日も号泣し続けて待って、お母さんが迎えに来た時の喜びようといったら…。なぜかこっちまで飛び跳ねたくなりました。
1学期の時も思ったのですが、ほんと、日本の子らとおんなじだと思います。 今朝は朝3時に起きて、長距離バスで帰る別の生徒を通りまで見送りに行ってちょっと満足、昼ごろ私の携帯に電話がかかってきて、「家に無事着いたよ~」って向こうで待ってたお母さんと共に報告までしてくれてさらに満足なウツミでした。