きせかえ
きせかえ

ここからメインメニュー

メインメニューここまで

ここから本文です。

青年海外協力隊~協力隊員の声~(平成22年内海さん 19~22)

平成22年度2次隊 ケニア 養護 内海智博さん

19. チャイニーズとジャパニーズ


jocvh22.utsumi-49

地元の露店街を歩いていて、たまっていた連中の一人が挨拶してくる。
たまっていた男「どうもはじめまして」
ウツミ「どうもどうも」
連中の中によく会う、知り合いの男がいた。
知り合いの男 「よぉ、ラフィキ!(友達の意味)おれが紹介するよ。こいつはいまマランダ養護学校にいる、チャイニーズから来たジャパニーズだ。」(直訳)
彼にアジアを説明するのに、ものすごく時間がかかった…。

20. コンダクター


jocvh22.utsumi-50jocvh22.utsumi-51

ケニア名物、乗り合いタクシー「マタツ」。
大半は、トヨタか日産のバンが使われている。(ケニアは日本車が非常に多い)
どこでも乗れてどこでも降りられる。常に大音量の音楽に猛スピード。
マタツには運転手の他に、値段を決めたり、お金を集めたりするコンダクターが一人乗っている。
毎回、車が止まる度に降りて手を挙げながら、行き先と値段を早口で歌のように宣伝する。
客が車に足をかけると発進。
コンダクターは後ろから走ってきて飛び乗り、華麗に運賃を集めはじめるかっこいい職業。
どの人も運転手とバッチリ呼吸があってて、ケニアの若者の憧れらしい。
しかし、この日乗ったマタツの若い、ヤンキー風のコンダクターのにいちゃんは、何か様子がおかしい…。お金を集めはじめるのだが、 にいちゃん「60シル」 (200シル札を出す) にいちゃん「お、OK。」 両手を使って計算しはじめる。(とても答えの出そうな指の本数に見えない・・・)
ウツミ「おつり140シルだよ」
にいちゃん「ちょっと待って・・・」 (約30秒、指の動きはさらにおかしなことに…140を導き出しそうには全く見えない)
にいちゃん「140シルだな!ほれ!」 (ど、どうやったんだ・・・)
彼は今日も働けているだろうか・・・

21. 雨


jocvh22.utsumi-52

夜9時、乾期が終わり、土砂降りの雨。ケニアで雨が降るときは大体、夜で、雷を伴う大雨が、2時間くらいでやむ。そして雨が降り始めるとすごい確率で停電。 寝る前、雨水タンクに水が入ってるかなと思い、ちらっと懐中電灯を持って行ってみると、蛇口から水が出っぱなし・・・「開けっ放しはだれじゃー!」(よく言うセリフ)と閉めようとしたが、閉まらない。とりあえず指で押さえる。ずぶ濡れ・・・ (あれ、自分これいつまでおさえるんだ…?) そこへ寝に行こうとする生徒を発見する。
ウツミ「ゴドン、ちょっと待て。こっち来い。蛇口壊れた。ここ押さえろ。」
ゴドン「こう?」(押さえる)
他の生徒も集まり、なんとか止めようとするが、真っ暗なのと大雨もあり、あーでもないこーでもないと、なかなか止まらない。ここで理不尽なまでに強い、ケニアの教師の権限を発動する。
ウツミ「しょうがない。ゴドン、朝まで押さえてろ。」
ゴドン「えー!おれ寝たいよ~!」
ウツミ「だめだ~!おまえの睡眠より水が大事だ~!」
ゴドン「寝るのも大事だよ~!」
ほんとかわいい連中です。この後、何とか蛇口が閉まり、彼は本気で安心してました。

22. サイズ


jocvh22.utsumi-53

フルマラソンの金メダリスト、高橋尚子さんの、アフリカの子ども達に靴を届けるプロジェクトがあります。今回、その靴をいただけることになり、子どもらの足のサイズを調査することに…。
ウツミ「あの子サイズいくつ?」
お手伝いさん「7」
ウツミ「あの子は?」
お手伝いさん「9」 (9?でかいなぁ。)
違うお手伝いさんにも尋ねる。
ウツミ「ねぇ、あっちの子の靴のサイズいくつ?」
お手伝いさん「34」
ウツミ「34!?」
大難航しました…。それもそのはず。ケニアでは、いろいろな国から、靴が入ってきているため、世界各国の靴のサイズ表記がそのまま使われています。ここでは主に3種類くらいのサイズ表記があるのですが、お手伝いさん達は、当たり前のように分けられます。 前に言語がいろいろと書きましたが、それだけではなく、靴や服のサイズにしても、電気のコンセントにしても(変換コネクタは当たり前)、長さや重さの単位にしても、なんでもごちゃごちゃ…。 自分はひっそりインターネットで、いろいろなサイズや単位の相対表を探しました。 2学期、靴を渡す時には、さらに日本のサイズも登場します…。「みんな、すげぇなぁ…」

お問い合わせ

総合政策部未来創造戦略室
電話:0144-32-6229、0144-32-6157,0144-32-6062
フォームからのお問い合わせ(リンク)

本文ここまで

ここからサブメニュー

青年海外協力隊の声(平成22年 養護、ケニア)

サブメニューここまで

  • 前のページに戻る
  • ページの先頭へ戻る

ここからフッターメニュー

フッターメニューの文章は、リードスピーカーにより読み上げされません