エキノコックス症検診について
苫小牧市では、年に4回(4月、7月、10月、1月)保健センターで一次検診を実施しています。一次検診で感染の可能性があった場合には、二次検診を受けていただきます。二次検診は北海道が行っています。【場 所】保健センター 2階
【対 象】苫小牧市に住民票のある小学3年生以上で、過去5年間にこの検診を
受診したことのない方
【検査方法】採血による血清検査
【申 込】予約は必要ありません。当日の時間内に直接会場にお越しください
【料 金】無料
【結 果】約3週間後にご自宅に郵送でお知らせします
令和6年度 エキノコックス症健診実施日
実施日 | 時間 |
4月12日(金) | 10時45分~11時15分 |
7月19日(金) | 10時45分~11時15分 |
10月 4日(金) | 10時45分~11時15分 |
1月10日(金) | 10時45分~11時15分 |
※エキノコックス症検診をご希望の方へ
感染予防対策のため、37.5℃以上の発熱がある方、体調不良の方は検診を控えていただくようお願いします。また、会場では、マスクの着用、手指の消毒などのご協力をお願いします。
なお、新型コロナウイルスの感染状況により、検診を急きょ中止とする場合がありますので、ご理解をお願いします。
エキノコックス症とは
エキノコックス症とは、エキノコックスと呼ばれる寄生虫の卵が、ヒトの口から体内に入り、幼虫となって肝臓などに寄生し、肝機能障害などを起こす病気です。日本では北海道に多く見られる感染症です。感染率はほかの病気に比べて高くはありませんが、感染してから自覚症状が出るまでに数年から十数年かかり、気がつかないうちに悪化してしまうことが多い病気です。
どのように人に感染するのか
エキノコックスの卵が口に入ってしまった場合に感染することがあります(経口感染)。エキノコックスが寄生したキツネなどやその糞に直接触ったり、糞に汚染された山菜や沢水やほこりなどを口にすると感染の危険があります。ヒトからヒトや、ブタや野ネズミから人に直接感染することはありません。
※成虫と幼虫が寄生できる動物はそれぞれ決まっています。ネズミ類やヒト、ブタの体内の幼虫は成虫になることはなく、卵をつくることもないので、これらの動物同士では感染は起こりません。
感染予防方法について
エキノコックス症の感染予防のために、以下のことに気を付けましょう。- 外から帰ったら、必ず手をよく洗うこと。
- 野山の果実や山菜などは、よく洗うか十分に加熱してから食べること。
※エキノコックスの卵はー20℃くらいの低温では死にませんが、熱には弱く、100℃で1分間の加熱で死滅します。 - 沢水や小川などの生水は飲まないこと。飲む場合は煮沸すること。
- キツネに触ったり、餌付けしないこと。
- キツネが人家に立ち寄らないよう、生ごみなどキツネの餌になるものは適正に処理すること。
- 飼い犬が野ネズミを食べないよう、放し飼いはしないこと。また、散歩中に拾い食いをさせないこと。
- 井戸は、雨水・排水などが流入しない構造にすること。
- 井戸の付近にキツネや犬などが近づかないようにすること。
苫小牧市以外にお住まいの方について
苫小牧市外の北海道各市町村が実施する検診や、北海道以外にお住まいの方がエキノコックス症の検診を希望する場合については、以下のホームページを確認してください。エキノコックス症の知識と予防(北海道保健福祉部感染症対策局感染対策課)【外部リンク】