
苫小牧市は、セクシュアル・マイノリティに関して取り組む企業・団体を評価する「PRIDE指標2025」にて、最高評価であるゴールド認定を受けました。また、セクターを超えて社会課題の解決に取り組む企業・団体を評価するレインボー認定もあわせて受けました。今年で2年連続の認定となります。
「PRIDE 指標」は、LGBTQ+など性的マイノリティが働きやすい職場づくりを実現するためにwork with Pride が2016 年に策定した日本で初めてとなるLGBTQ+に関する企業・団体等の取り組みの評価指標です。
Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5 つの指標で構成されており、各指標内で指定の要件を満たしていれば点数が付与され、点数により、ゴールド、シルバー、ブロンズとして企業・団体が認定されます。また、レインボー認定とはLGBTQ+など性的マイノリティが自分らしく働ける職場・社会づくりの実現に向け、自社単独の取り組みでできる範囲を超えて、国・自治体・学術機関・NPO/NGO などとの、セクターを超えた協働を推進する企業・団体を評価する評価指標です。
詳細はwork with Prideウェブサイトをご覧ください。
性的マイノリティに関する主な取組
・職員用「性の多様性を知り行動するためのサポートガイドライン」を作成
・市オリジナルのALLYバッジ、啓発漫画の作成
・著名人を講師としたLGBT講演会の開催(R7.12.14 アイヴァン氏)
・職員の休暇制度(結婚休暇、忌引、法要休暇、配偶者出産休暇、育児参加休暇、短期介護休暇等)
について、パートナーシップ宣誓者に適用
・男女共用更衣室、男女共用トイレの設置
・職員のヘルスケア休暇として「ダイバーシティ休暇※」を整備
・若年向けのLGBT出前授業を当事者支援団体に委託し実施
※心と身体の性の不一致に係るホルモン治療等について職員が取得できる休暇
レインボー認定において評価された取組
苫小牧市では、令和4年に実施した市民意識調査及び企業実態調査により、「多様な性の尊重」の理解を増進させるためには、企業における取組の促進、学校における学びの充実が重要であることがわかりました。
今年度、様々な団体と連携し次の取組を実施しました。
・当事者支援団体「SOGI-Mamii’s」の運営者による出前講座を実施。
・教育委員会の協力により、上記の出前授業を市内小中学校で実施。なお、令和6年度は市内全ての
中学校で性の多様性に関する授業が行われています。
・当事者団体「さっぽろレインボープライド実行委員会」が発行する冊子に市の取組を寄稿。冊子は
道内の学校約2000校や自治体、企業などに配布されています。
苫小牧市では、今後も多様な価値観を認め合い、自分らしく働くことができる職場づくり、地域づくりにより男女平等参画社会の実現を目指してまいります。
















