

勇払下水処理センターは、苫小牧港西港区から2kmほど南下した海岸沿いに位置し、沼ノ端、勇払を中心に市内東部地域を処理区域とした分流式の下水処理センターです。
当センターは、昭和54年に市内3番目の下水処理センターとして運転を開始しました。
当初は酸化溝(オキシデーション・ディッチ)法で運転をおこなっていましが、職住近接への転換による東部地区の人口増に対応するため、平成9年4月に標準活性汚泥法の施設の増設をおこない運転を開始しました。また、平成13年度から平成27年度にかけて、コンポスト「土有夢」の製造・販売を実施しました。
施設概要
運転開始 | 昭和54年3月31日 | |
敷地面積 | 52,500平方メートル | |
処理能力 | 12,170立方メートル/日 | |
処理方式 | 酸化溝法 標準活性汚泥法 | |
放流先水域 | 太平洋 苫小牧海域(3) | |
環境基準 | C-イ | |
水処理施設 | 沈砂池 | 1池 |
最初沈殿池 | 2池 | |
反応タンク | 2池 | |
最終沈殿池 | 1系列2池 | |
滅菌施設 | 1池 | |
汚泥処理施設 | 濃縮槽 | 2槽 |
濃縮汚泥を西町下水処理センターへ運搬 |
流入・放流水質(令和5年度 年平均)
項目 | 勇払系 流入水 |
沼ノ端系 流入水 |
放流水 | 放流水の基準 |
BOD | 110 | 250 | 5.3 | 15mg/L |
COD | 83 | 193 | 19 | 160mg/L |
SS | 94 | 178 | 10 | 40mg/L |
大腸菌群数 | 50,000 | 60,000 | 134 | 3,000個/立方センチメートル |
※BOD、CODは、数値が高いほど水が汚れていることを示します。BODは、微生物が有機物を分解するのに使う酸素量、CODは酸化剤で有機物を分解して消費する酸素量で測ります。放流水の基準は、河川はBOD、海域はCODにより定められています。