
高砂下水処理センターは苫小牧駅から2kmほど南下した、海岸沿いに位置し、市内中心部および東部地区(勇払・沼ノ端地区を除く)を処理区域とする分流式(一部合流式)の下水処理センターです。当センターの歴史は古く、昭和34年に簡易処理ながら道内初の終末処理場として運転を開始しました。苫小牧市の下水道普及率が高いのは(99.3%・令和5年度)、長い時間をかけて普及に取り組んできた成果です。
施設概要
施設概要
運転開始 |
昭和34年4月2日 |
敷地面積 |
20,820平方メートル |
処理能力 |
33,600立方メートル/日 |
処理方式 |
標準活性汚泥法 |
放流先水域 |
太平洋 苫小牧海域(2) |
環境基準 |
C-ロ |
水処理施設 |
沈砂池 |
2池 |
最初沈殿池(中央系) |
3系列6池 |
最初沈殿池(汐見系) |
4系列8池 |
反応タンク |
3池 |
最終沈殿池 |
4池 |
滅菌施設 |
3池 |
汚泥処理施設 |
初沈汚泥を西町下水処理センターへ圧送 |
流入・放流水質(令和5年度 年平均)
流入・放流水質
項目 |
中央系流入水 |
汐見系流入水 |
放流水 |
放流水の基準 |
BOD |
160 |
170 |
6.5 |
15mg/ℓ |
COD |
120 |
120 |
18 |
160mg/ℓ以下 |
SS |
137 |
163 |
12 |
40mg/ℓ |
大腸菌群数 |
110,000 |
120,000 |
180 |
3,000個/立方センチメートル |
※BOD、CODは、数値が高いほど水が汚れていることを示します。BODは、微生物が有機物を分解するのに使う酸素量、CODは酸化剤で有機物を分解して消費する酸素量で測ります。放流水の基準は、河川はBOD、海域はCODにより定められています。