消化ガス
下水を浄化する際に発生する汚泥を処理する過程で、消化ガスが発生します。消化ガスはメタンが約60%、二酸化炭素が約39%、その他に硫化水素・酸素・窒素等が微量に含まれる可燃性ガスで、当センターではボイラー燃料やガス発電に有効利用しています。
消化ガス発電
当センターでは出力70kwの発電機を5台使用し、年間約210万kw/hを発電しています。これは当センターで使用する電力の52.0%(令和5年度実績)に相当します。下水汚泥は「バイオマス」に該当することから、消化ガスを使用する際に排出される二酸化炭素は、温室効果ガスとはなりません。
このため、消化ガス発電により、年間約1,300トンの二酸化炭素排出量を抑えることができます。
バイオマスとは
「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」で下水から得られるエネルギーはこれに該当します。バイオマスを使用した時に出るCO2は、大気中のCO2を増加させていないと考えられています。
