令和元年11月24日(日)に第6回とまレポ活動として、苫小牧市民会館で行われた「認知症の合図市民フォーラム」に参加しました。
「認知症を堂々と生きる~認知症になっても最期まで自分らしく生きるために~」と題して、江別すずらん病院の認知症疾患医療センター長による講演が行われました。
みなさんは認知症の有病率はどのくらいだと思いますか。なんと、80歳以上の方は2割以上、90歳以上の方は6割以上が認知症というデータがあるそうです。認知症は、高齢になれば誰もが成りうるものであり、それを恥じる必要はなく堂々と生きるべき、とのことでした。
また、認知症の方と接する上で、間違いを叱らないことや自尊心を傷つけないこと、無理強いをせずにできることをしてもらうことなどが大切なことだとお話ししていただきました。
私がとても印象に残っていることは、認知症になると自分を客観視できなくなったり周りのことがわからなくなるので、老いた自分を見つめるつらさが減り、この世に対する未練や死への恐怖が減るため楽にあの世に旅立つことができる、と講師がお話ししていたことです。今までは認知症は病気だというイメージしかなかったのですが、認知症になることは、生き物が命を終える上で必要なことなのだと思いました。
レポーターの方からは、今後親が認知症になったときの心構えができたので参加してよかった、会場に参加したたくさんの方が認知症という病気を身近な問題として捉えているのだと感じた、今後は介護の認定方法や基準など詳しい現状についても知りたいと思った、という御意見をいただきました。
次回の活動は、1月22日(水)に保健センターで行われる健幸レストランに参加します。管理栄養士のお話を聞きながら料亭於久仁のランチが食べられるとのことなので、お腹も心も満たされながら、健康になりたいと思います!