中国の建築ブーム
苫小牧の皆様、こんにちは!燕山大学に勤めている韓麗萍です。今回は中国の建築ブームについて紹介したいと思います。
この話をするのは私がつい最近引っ越したためです。以前は学校の敷地内にある6階建の社宅のようなところに住んでいましたが、今は34階建ての高層ビルの28階に引っ越したのです。
停電になるとエレベータに乗れなくて大変なことになりますが、最近の中国は高層ビルを建てることがブームになっているようで、どこへ行っても高い高いマンションを建てる状況になっています。
北京、上海などの大都市に限らず、秦皇島のような中小都市もこの建築ブームに巻き込まれています。
低い建物がどんどん高いものに立て直していくうちに、以前は高層ビルに入居することに憧れていた事情も最近はちょっと変わったようで、2、3階建の建物いわゆる別荘が非常に人気になっているのです。日本の一戸建てに近い家ですね。
そうはいってもお金持ちじゃないとなかなか買えないので、私のような普通の学校教師はとても無理です。同じ住宅区の中に高層ビルも別荘も建てられているので、いつも旦那と冗談ぽく話しているのは、いつ別荘に入れるかなという話題です。
この建築ブームの波に乗って我が家が以前より2倍広い140m²ぐらいの部屋に入居することができたことはもちろん喜ばしいことですが、一方で青空が以前ほど見えなくなったので、理由はいろいろありますが、この建築現場から飛ばされたものも環境汚染に一役買ったじゃないかなと勝手に推測しています。
まあ、これは経済が高速発展していくうちになくては通れない一段階だと認識して、これからはきっとよくなると期待を込めて祈っています。

ビルと別荘

我が家から見た風景

我が家が入っているビル

同じ居住区内の別荘
韓麗萍
2013年8月
2013年8月
※毎月20日に更新予定です。