苫小牧への思い出
苫小牧市の皆様、こんにちは。秦皇島市にある燕山大学日本語学部で日本語教師をしている韓麗萍です。
2012年8月8日~15日まで秦皇島市友好サポータとして、他の二人と一緒に北海道の苫小牧市へ一週間の友好交流をしてきました。その間、クリーンセンター、港管理組合(友好港) 、苫小牧民報社、市立病院(友好病院)、 緑陵中学校などいろいろなところを見学させていただきました。またホームスティなどを通じて一般の日本人の生活に触れるチャンスも得ることができ、非常にいい経験になりました。
今回の訪問は、私にとって初めてではありませんでしたが、いろいろなところを見て、さまざまな人と話し、本場の北海道の日本料理を食べて、久しぶりに日本の良さを味わうことができて本当によかったなあと思いました。
苫小牧市は秦皇島市の友好都市ですが、自然も気候も秦皇島市に非常に似ています。建物の形や料理は違うけど、雰囲気的に似ているので、外国に来たという感じはあまりしませんでした。両市の友好交流の象徴として市内の二箇所に置かれた秦皇島の山海関の石から作られたお地蔵尊はとても印象的でした。また、日本のほかの都市と同じように、苫小牧の町もきれいでした。クリーンセンターを見学した時、ごみを処理する所なので臭いではないかと思っていましたが、まるでショッピングセンターで買い物するような感じで非常にきれいでした。ごみ処理に頭を抱えている中国も近いうちにきちんとごみを処理することができたらいいなと願うばかりです。
滞在中、いろいろなことを体験させていただき、全部書きつくすことはできませんが、どこへ行ってもみんな笑顔で接してくれることに、とても温かく感じました。また特筆しないといけないのは好きな日本料理を大いに堪能してきたことです。外国に行っているにもかかわらず、体重がなんと2キロぐらい増えました。よく中華料理と比べると日本料理はあっさりして脂っこくないと言われていますが、そうであっても体重は増えるんだなあとつくづく思いました。まあ、うれしい悩みですけど、とにかく大満足でした。
今回の研修を通して一番変わったのは苫小牧の名前について非常に敏感になったことです。本当のことを言うと、行く前は、苫小牧がどういう所か知らなかっただけでなく、苫小牧さえ読めなかったのです。それが今回の交流のおかげでだいぶ親しく感じるようになりました。大学の日本語教師としてほぼ毎日日本のニュースをインターネットで見ていますが、今や苫小牧に関することが出ると、目を大きくして見ています。元首相鳩山由紀夫の引退会見が苫小牧市で行われたことや、いろいろなことについて感心を持つようになりました。また、授業を通して、自分が見てきたことや体験してきたことを学生たちにも自分なりに伝えています。些細なことではありますが、次世代の人に日本のいろいろなことを伝えることも中日交流のためになるではないかなと思います。
韓麗萍
2012年12月
2012年12月
※毎月20日に更新予定です。