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秦皇島市友好サポーター通信 2012年3月号 ~沙歓さん~
2012年3月号 ~沙歓さん~ 写真

 中国の北部では、旧暦2月2日のことを「龍抬頭(龍が頭をあげる日)」と呼んでいます。これは古くからの言い伝えで、毎年旧暦2月2日は、天上で風雨を管理している竜王が頭を擡げる日という意味です。そしてこの日から、寒く厳しかった冬が終わり、雨の日が多くなるので別名"春龍節"と呼ばれます。龍は雨を司る神で、龍が頭をあげると雨が降り、この一年がいい天候に恵まれ、豊作になると信じられてきたため、龍抬頭の日は、農民にとって大切な祝日でもあります。
 今年は2月23日が、その日に当たり、辰年の「龍抬頭」は例年以上に様々なイベントが開催されました。それでは写真を通じて、秦皇島の山海関のイベントを紹介しましょう。

秦皇島の山海関のイベント 秦皇島の山海関のイベント
*シンバルや太鼓、銅鑼(どら)の音とともに祝いの中国獅子や龍が舞う華やかなイベントです。

秦皇島の山海関のイベント 秦皇島の山海関のイベント
龍の凧
*龍の凧も空を飛んでいます。

秦皇島の山海関のイベント
*「二月二、龍抬頭、大倉満、小倉流」と書かれた大きな布地が広げられています。これは「この日に、龍が頭をあげると、雨が降ります。それで、この一年がいい天候に恵まれ、大きい倉庫も小さい倉庫も豊作で一杯になります」という意味です。

秦皇島の山海関のイベント 秦皇島の山海関のイベント
*丁度、秦皇島へ遊びに来た苫小牧市の西森さんも「一番印象深かったのは秦皇島のおばさんが元気なことです」と言いながら、楽しく体験していました。

秦皇島の山海関のイベント
*この日は「剃龍頭」という風習があり、髪をカットするのが習わしとなっています。今年も「良い運に恵まれますように」と願って頭を綺麗にします。

秦皇島の山海関のイベント
*この時期になると、中国北方では、小麦粉で出来た食品、たとえば春餅や餃子、麺類を食べますが、特に龍抬頭の日は、龍を祭る日なので、こうした食べ物の名前に「龍」という字を付けます。例えば、春餅のことを龍鱗(龍のうろこ)、餃子のことを龍耳(龍の耳)、うどんのことを龍須(龍のひげ)などと呼びます。


 龍抬頭の風習は元の時代から始まったもので、当時の中国では、農業が主な産業とされていました。その年が豊作になるかどうかが、人々の暮らしに大きくかかわっていたため、人々は真剣に豊作を祈る必要があったわけです。暦の上では、2月2日は春の始まりとされ、この日を豊作祈念の日として祝うようになりました。またこの日は皇帝自ら、農村を訪ね、田んぼに入って農民と一緒に農作業をすることもあったようです。しかし、近年農業離れが進み、都市では龍抬頭の日を祝う風習がほとんど見られなくなったそうです。今年、「晴れ男」の西森さんのおかげで晴天の中で一緒に見ることができて、本当によかったなと思います。
沙歓
2012年3月

※毎月20日に更新予定です。

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