構想の策定
生活するうえで必要な水道や電気、ガス、下水道あるいは道路、公共交通機関などは都市インフラとして目に見える施設や設備として日々の暮らしの中で無くてはならないものとして当然のように利用されています。また、同じように健康で生き生きとした生活をするうえで必要不可欠な「医療」については、きわめて公共性が高く、日々の中で健康状態に応じて「自由に」「いつでも」利用することが可能な都市インフラであると考えられます。
本構想は、都市インフラである「医療」を、資源が減少していく近未来においても、永続的に維持するための方向性を示すために策定するものです。
構想の位置づけ
苫小牧市スマートシティ構想の中で、人間環境都市実現のための5つのまちづくりの目標に基づく将来像の一つとして「共に支え合い健やかに暮らすまち」の実現を掲げ、「健康・医療」、「福祉」、「子育て支援」の分野において取り組みを進めることとしています。本市の医療DX構想は、苫小牧市スマートシティ構想の目標、理念、原則に基づき、健康・医療や福祉、子育て分野における調査・研究を進めながら、関係機関や団体、企業、施設と連携し、国が進める取り組みと重複しない、または時間的余裕がない地域の課題を解消する視点で、本市が目指すデータ連携基盤等の方向性を定めるものとして位置づけます。
苫小牧市医療DX構想
