令和7年1月号 読み上げ用ページ
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令和7年 市長新年挨拶
新年を迎えて
苫小牧市長 かなざわ すぐる
明けましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年12月に行われました第20回苫小牧市長選挙の結果を受けて、市政を担うこととなりました。市民の皆さまから寄せられた期待にしっかりとお応えできるよう、常に市民の皆さまの声に耳を傾け、全力でふるさと苫小牧の市政運営に当たってまいります。
昨年は、パリ2024オリンピックスケートボード女子パークにおいて、ひらき ここな選手が2大会連続となる銀メダルを獲得され、市民に大きな感動を与えていただきました。
全国で最初にスポーツ都市宣言を行ったまちとして、大変誇らしいことであり、本市のスポーツ史上に新たな歴史を刻む出来事となりました。
ひらき選手や関係者の皆さまに敬意を表するとともに、更なるご活躍を期待しております。
また、昨年は「子育て世代に手厚いまち」の実現に向け、子どもの医療助成の大幅な年齢拡大や産後ケア事業の充実、教育・保育施設の副食費無償化の拡大、新中学生への制服等購入助成の実施のほか、母子保健・児童福祉の両機能が一体的に相談支援を行う機関として「こども家庭支援センター」を設置し、切れ目のない相談体制を構築するなど、さまざまな取り組みを展開しております。
今後も、これらの子ども・子育て支援施策の更なる充実を図りながら、子どもを取り巻く環境整備に努めてまいります。
近年、地球規模での温暖化対策が求められる中、本市が2023年11月に脱炭素先行地域に選定されたことは、2050年のゼロカーボンシティ実現に向け、大きな推進力になるものと考えております。
これまでも地域の産学官が連携しながらさまざまな取り組みを実施してきましたが、引き続き、本市の事例が全国のモデルケースとなるよう、積極的にゼロカーボンの取り組みを進めてまいります。
本年2月には、アイスホッケー女子日本代表のスマイルジャパンが出場する、第25回オリンピック冬季競技大会(2026/ミラノ・コルティナダンペッツォ)女子アイスホッケー最終予選がnepiaアイスアリーナを会場に開催されます。
氷都苫小牧からも、多数の選手が参加することとなりますので、市民の皆さまには、ぜひ会場に足を運び、熱い声援をお送りください。
4月には、Rapidus株式会社の半導体製造工場試作ラインの稼働が予定されており、ソフトバンク株式会社の大規模データセンター建設についても、2026年度開業に向けて着々と準備が進められております。どちらも本市に大きな影響を与えるプロジェクトであるため、このことを絶好の機会と捉え、効果を最大化できるよう取り組みを推進してまいりたいと考えております。
また、新年度に向けて、将来人口推計の分析と将来展望を提示する人口ビジョンと、人口減少の克服と地方創生に関する政策目標や施策を定める、「第3期苫小牧市人口ビジョン及び総合戦略」を策定しています。未来を担う子どもたちやこれからの世代のための基盤となるような計画を策定し、多くの市民や企業に「わがまちに住んでよかった・ここで創業してよかった」と思っていただけるようなまちづくりを実践してまいります。
私にとってこれからの4年間は初めての市政運営となります。私たちを取り巻く環境は刻々と変化しており、特に子ども・子育て関連の施策は時代の変化に対応することが求められているものと認識しております。「子どもど真ん中のまち」を目指し、立ち止まることなく挑戦を続け、「選ばれるまち苫小牧」を実現してまいります。
結びに、これまでと変わらない市政へのご支援とご協力をお願いいたしますとともに、市民の皆さまのご健勝とご多幸を祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
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岩倉前市長、18年間ありがとうございました!
詳細 秘書広報課 電話 32-6108
市長退任のあいさつ
令和5年11月に出張先の韓国で倒れてから1年、任期満了まで市政のために尽くす思いでおりましたが、この間2度の入院もあり肉体的にこれ以上市政のかじ取り役として皆さまにご心配とご迷惑をかけるわけにはいかないと、市長の職を辞することとなりました。
平成18年7月に市長に就任して以来、約18年にわたりふるさと苫小牧のため全身全霊で取り組んできたことから、任期途中での辞職は断腸の思いでありますが、在職期間中は皆さま方からの温かいご支援とご協力を賜りましたことに、心から感謝とお礼を申し上げますとともに、今後も苫小牧市発展のため変わらぬお力添えをいただければ幸いでございます。
皆さまのご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ、退任の挨拶とお礼にかえさせていただきます。
いわくら ひろふみ
昭和25年1月15日生まれ。
衆議院議員などを経て平成18年に苫小牧市長に就任。
5期18年を務め、令和6年11月5日をもって苫小牧市長を退任。
岩倉市政 18年間のあゆみ
1期目
平成18年
第61回国民体育大会開催(スケート・アイスホッケー)
全国高等学校選抜アイスホッケー大会初開催
平成19年
財政健全化計画を策定
苫小牧市自治基本条例施行
平成20年
ごみ収集業務の民間委託拡大
平成21年
教育・福祉センター、道の駅「ウトナイ湖」オープン
2期目
平成22年
行政改革プランを策定
沼ノ端スポーツセンターオープン
平成23年
公式キャラクター「とまチョップ」誕生
苫小牧東港国際コンテナターミナルの延伸岸壁が完成
平成24年
市営バスの民間移譲
第1学校給食共同調理場の民間委託
平成25年
美術博物館(あみゅー)オープン
男女平等参画都市宣言
3期目
平成26年
東胆振1市4町による定住自立圏構想中心市宣言
新ときわスケートセンター、COCOTOMAオープン
平成27年
行政改革プラン-NEXT STAGEを策定
平成28年
財政基盤安定化計画を策定
日本初のCCS実証試験開始
平成29年
苫小牧市手話言語条例施行
日本女性会議2017とまこまいを開催
4期目
平成30年
沼ノ端交流センターオープン
TOMAILLU SQUARE 初開催
令和元年
財政基盤安定化計画Second Stageを策定
とまチョップ水がモンドセレクション2019で金賞を受賞
令和2年
地方版図柄入りナンバープレート「苫小牧ナンバー」交付開始
道央自動車道苫小牧中央インターチェンジ開通
令和3年
苫小牧支援学校開設
ゼロカーボンシティへの挑戦を宣言
5期目
令和4年
TOMAKOMAI MIRAI FEST初開催
東開文化交流サロンオープン
令和5年
パートナーシップ制度開始
「苫小牧市」ロゴマーク完成
令和6年
とまこまい国スポ2024開催
苫小牧市ヤングケアラー支援条例施行(道内初)
駅前再整備に向けた地権者との基本合意を締結
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~技術で拓け、夢・未来~
モノテク苫小牧
令和7年度入校生募集!
北海道立苫小牧高等技術専門学院(モノテク苫小牧)では、令和7年度入校生を募集しています。魅力あふれるモノテク苫小牧で専門的な知識・技術・技能を身に付け、自らの確かな未来につなげましょう。
※モノテク苫小牧とは北海道立苫小牧高等技術専門学院の愛称です
詳細 工業・雇用振興課 電話 32-6436
モノテク苫小牧とは
ものづくり産業界で将来活躍するために必要な「専門的な知識・技術・技能」を基礎から学び、また、その職種に必要とされる多くの「免許・資格」の取得にも挑戦するとともに、「行《考》動力・コミュニケーション能力」など、社会人として必要な基礎力の向上に取り組んでいます。
2年制訓練課程を基本としていますが、主に既卒で早期に就職を希望する方向けに、1年制訓練課程が併設されています。
魅力1
就職に直結する訓練カリキュラム
就職したときに即戦力として活躍していただけるよう、実技を主体とした訓練カリキュラム(2年制・1年制)となっています。
また、働く上で必要とされている「各種の技能講習・安全衛生特別教育」の習得を訓練に反映することにより、自信を付けて社会で働くことができます。
金属加工科
金属同士を接合する溶接技術などを学び、「溶接技能士」を目指します。
主な就職先
鉄鋼構造物・産業機械・建築金物製作会社、プラント製作・保守会社など
精密機械科
各種産業機械の部品加工・保守技術などを学び、「機械加工技能士」を目指します。
主な就職先
産業機械・自動車部品・農業機械製造会社など
電気工事科
電気配線工事・設備保守技術などを学び、「電気工事士」を目指します。
主な就職先
電気設備・電気通信設備設計施工会社、防災設備会社など
取得可能な資格
専門資格
溶接技能者評価試験(金属加工科)
2・3級技能検定(精密機械科)
第1種・2種電気工事士(電気工事科)
技能講習
ガス溶接(3科)
玉掛け(3科)
小型移動式クレーン運転(3科)
高所作業車運転(電気工事科)
安全衛生特別教育
アーク溶接(3科)
クレーン運転(5トン未満)(3科)
自由研削砥石(3科)
低圧電気取扱(電気工事科)
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魅力2
高い就職率
毎年、訓練生数の10倍前後の求人があり、直近5年間の就職率は80%台~100%の高い水準を達成しています。また、就職者の約7割が市内の企業に就職しています。
令和2年3月修了
就職希望者 12人
就職者 12人
就職率 100%
市内就職 10人
市内就職率 83.3%
令和3年3月修了
就職希望者 6人
就職者 6人
就職率 100%
市内就職 4人
市内就職率 66.7%
令和4年3月修了
就職希望者 5人
就職者 5人
就職率 100%
市内就職 1人
市内就職率 20.0%
令和5年3月修了
就職希望者 7人
就職者 7人
就職率 100%
市内就職 5人
市内就職率 71.4%
令和6年3月修了
就職希望者 6人
就職者 5人
就職率 83.3%
市内就職 4人
市内就職率 80.0%
計
就職希望者 36人
就職者 35人
就職率 97.2%
市内就職 24人
市内就職率 68.6%
魅力3
訓練生の高い満足度
令和5年、6年9月に、苫小牧高等技術専門学院で訓練に関する満足度についてアンケート調査を行った結果、7割以上の訓練生から「満足している」または「やや満足している」との回答がありました。
在校生からのメッセージ
金属加工科1年 N.K(35歳)
(令和6年4月入学)
入学当初、女性が一人ということでコミュニケーション面で不安がありましたが、職業訓練指導員の先生方、先輩の支えもあり、最初の不安もなくなっていきました。学科や実技の中で溶接に関する技術や知識など、とても分かりやすく教えていただいています。製造業が初めてでも個々のペースに合わせて、都度、問題点や課題点なども含めて親身に指導していただいています。
これからの就職活動に向けてまだ迷っているところもありますが、あと約1年間の訓練期間の中で自分自身の特性や適性なども念頭におきながら考えていきたいと思います。ものづくりに興味がある方は、ぜひ見学や体験に来てみてください。
精密機械科1年 S.A(20歳)
(令和6年4月入学])
小さい頃にものづくりのYouTubeを見たときから、将来はものづくりに関連した職業に就きたいと考え、苫小牧高等技術専門学院の精密機械科に入学しました。
現在は、国家試験3級技能検定普通旋盤作業に向けて訓練をしています。時間内に課題すべての寸法を規定内に収めて加工する難しさもありますが、他の試験も含め、努力して合格し、次年度の2級技能検定試験にステップアップしたいと考えています。そして、取得した資格をベースとして、希望するものづくり企業に就職できるように頑張りたいと思います。
電気工事科2年 R.K(21歳)
(令和5年4月入学)
苫小牧高等技術専門学院に入学した頃は、電気に関する知識もなく、いろいろな不安を抱えながら入学しました。最初は電気の基礎的な勉強などをして、分からない所があれば職業訓練指導員の先生方に質問をしていく中で、電気分野にやりがいを感じるようになっていきました。
電気工事士を目指す中で、自分にできるのかと不安に思うこともありましたが、学んできたことを復習したり、分からないことがあれば質問をして理解し覚える、これらのことを経て無事、資格を取得することができました。そして、この学院生活の中で重要だと思ったことは、不安でも努力し、時には休憩もして、自分に合ったペースを見つけて物事をやり続けることだと思いました。今後も、この学院生活で得た経験を生かして頑張りたいと思います。
令和7年度訓練生募集中‼
申し込み期限 4月上旬まで
対象
学校教育法による高等学校もしくは中等教育学校を卒業した方(令和7年3月に卒業見込みを含む)またはこれと同等以上の学力を有すると認められる方(高等学校卒業者と同等以上の技能習得能力を有すると認められる方または、高等学校中退(中学既卒含む)などの学歴を有する方)
金属加工科短期課程(1年制)については、職業の転換を必要としている求職者の方向けの訓練課程ですが、新規学卒(中卒含む)の方も応募可能です
定員
各科10人
申し込み
北海道立苫小牧高等技術専門学院
電話 55-7007
所在地
〒053-0052
新開町4-6-10
入校生には市から最大10万円の奨励金を交付します
(苫小牧市ものづくり技能習得奨励金)
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