
マダニが媒介する感染症
マダニは、森林や草地など屋外に生息するひかくてきお比較的大型(成虫の体長3~8mm程度)のダニで、生息場所に近づいた動物や人に寄生し吸血します。ダニ媒介感染症の原因となる病原体を保有していることがあり、咬まれると感染することがあります。人から人に感染することはありません。予防方法
マダニに咬まれないようにすることが最も重要です・野外活動の際には、長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋、
首にタオルを巻くなど、肌の露出を少なくすることが大切です。
・虫よけ(忌避剤)の併用が効果的です。
マダニに咬まれた際の対応について
野外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認すること、マダニの咬着(咬みついたまま皮膚から離れない状態)が認められた場合は、無理に自分で引っ張ったりせずに、ただちに皮膚科
などを受診し、マダニの頭部が残らないように除去してもらうことが重要です。
また、マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合
は内科などで診察を受けてください。