1 ヒグマを目撃したら
・ヒグマは背を向けて逃げる人や動物を追いかける習性があります。ヒグマと出会ったり、目撃した場合は、ヒグマから目を離さずに、また、刺激をしないようゆっくり後退して距離を取りましょう。・安全な場所に退避した上で、ヒグマを目撃したことを警察(苫小牧警察署代表電話35-0110)に通報しましょう。
・通報にあたっては、
①いつ(日時)
②どこで(場所)
③誰が(目撃者の氏名、電話番号)
④何を(クマなのか、クマのような生き物なのか、痕跡なのか)
⑤どんな見た目(およその大きさ、犬や猫と比較した大きさ、色、見た目の特徴など)
ヒグマ ヒグマ 柴犬
←――成獣オス体長約2m―→ ←成獣メス体長約1.5m→ ←約40cm→



⑥どんな状態だったか(歩いていたのか、走っていたのか、その場にとどまっているのか)
⑦どちらからどちらへ移動・逃げ去ったのか(方角等)・・・を伝えましょう
・その場にとどまることは大変危険ですので、写真や動画を撮影するよりも、まずは、自分自身の安全確保を優先させましょう。
・クマの痕跡(足跡、フン、つめあと、食こん等)を見つけた場合も、警察に通報しましょう。
2 ヒグマをまねきよせないために(日常的な対策)
(1)ごみを出す日時や方法を守りましょう
・決められた収集日以外にごみをステーションに出すことで、ヒグマや他の野生動物をまねきよせる可能性があります。ごみは決められた収集日(収集当日8時45分まで)に出しましょう・ごみをステーションに出す際には、ごみ袋をしっかりとしばり、生ごみのにおい等がもれないよう、気を付けましょう
(2)不法投棄をしない
・ジュースの空き缶や食品の包装紙、食べ物が入ったごみを不法投棄すると、ヒグマをまねきよせる可能性があります
(3)草刈りを行いましょう
・特に、ヒグマが移動する山林や川に近い場所では、家や庭、通路付近のササやぶ、イタドリ、背の高い草を刈り、ふだんから、見通しをよくしておきましょう
(4)庭の果樹や家庭菜園を管理しましょう
・梅やリンゴ、ブドウ、サクランボ、ハスカップなどの果樹は、実を放置すると、ヒグマや他の野生動物をまねきよせる恐れがあります。実った果実は放置せずに収穫しましょう
・家庭菜園で栽培している野菜や果物についても、適切に収穫し、実などが実ったまま放置することがないよう、適切に管理しましょう