ウトナイ湖の概要
ウトナイ湖は、周囲9km、面積275ha、平均水深0.6mの淡水湖で、美々川をはじめトキサタマップなどの清流がそそぎ、湖の周辺には、原野、湿原などの豊かな自然が形成されています。
このことからウトナイ湖は、動植物の宝庫、野鳥の楽園ともいわれ、現在まで270種を超える鳥類が確認され、バードウオッチングや自然散策、自然観察など、四季折々の自然や野鳥とのふれあいが楽しめます。特にガン、カモ類やハクチョウなどの渡り鳥にとっては重要な中継地であり、マガンやハクチョウの集団渡来地として国際的に知られています。
国指定鳥獣保護区 1982年(昭和57年)
ウトナイ湖とその周囲、面積約510haは、国指定鳥獣保護区特別地区に定められ、渡り鳥をはじめ鳥獣を保護しています。
ラムサール条約登録湿地 1991年(平成3年)
ラムサール条約は、国際的に重要な湿地及びそこに生息する動植物の保全を進めることを目的に定められましたが、ウトナイ湖も日本を代表する水鳥の中継地として、日本で4番目に登録されています。
東アジア・オーストラリアフライウェイパートナーシップ 2006年11月(平成18年)
渡り性水鳥を対象とする重要生息地の国際的なネットワークを構築し、ネットワーク参加地における渡り鳥及びその生息地の保全と持続的な利用に関する普及啓発、調査研究、能力向上、情報交換等を推進していく予定です。
日本野鳥の会サンクチュアリ 1981年(昭和56年)
(財)日本野鳥の会により我が国初の野鳥のサンクチュアリ(野生生物が安全に生息できるよう確保され保護されている地域)が設置され、野鳥観察や保護・研究の拠点として、ネイチャーセンターも設置されています。