市民会議開催に至るまでの経緯
男女平等参画社会を目指す理由
私たちを取り巻く社会情勢は、人口減少と少子高齢化が同時進行し、各産業においての担い手不足や家庭内における子育て・介護の負担増などが顕在化しており、日本における大きな社会問題となっています。これまで、社会の常識とされてきた、女性、外国人、高齢者、障がいのある方への偏見や固定的な役割を見直し、一人ひとりが能力を発揮して、あらゆる分野における活動に参画する機会が確保される男女平等参画社会の実現が新たな働き手やイノベーションを生み出すといわれております。
また、その社会を目指す上での平和や人権、DV、ハラスメント、健康、育児、介護、ワークライフバランスなどの課題は、社会を形成する土台ともなる課題であり、男女平等参画社会を目指す取り組みが、時代に求められています。
これまでの取組
男女平等参画社会の実現は、男女共同参画社会基本法において、21世紀の最重要課題と謳われ、国全体で取組を進めてきました。本市においては、男女平等参画推進条例、男女平等参画推進計画による取組のほか、市民、企業、市が一体となって取組を推進していくことを表明する男女平等参画都市宣言、さらには、全国大会である日本女性会議を開催するなど、課題の解決に向けて取り組んできましたが、なお一層の推進のためにも、様々な立場の方々との連携や協働が必要だと考えています。
市民・団体、企業、行政が連携して推進することで期待される効果
1 相乗効果
男女平等参画を推進する各分野の方々が、様々な課題や情報を共有することにより参加者が抱える課題を解決するひとつの手法となり得る。例)企業の方が技術系の女子学生や障がいのある方の雇用状況、他社の取組や市民の方の声を聞くことで、自社との取り組みの比較や多様な人材の確保等に役立てられる。
2 協働による効果的な推進
市が各分野の方の考え方や意見、要望を聞くことにより見えてきた男女平等参画社会を目指す上での課題をまちづくりに活かすことができるとともに、お互いが課題を理解して協働することにより大きな推進力となることが期待される。3 まちや企業のイメージアップ
「市民会議」を通じて男女平等参画の推進を内外に発信することで、平等社会を目指すまちのイメージや働きやすい職場環境を目指す企業の多いまちとしてのイメージアップにつながる。目的
国では、家庭、職場、学校、地域その他の社会のあらゆる分野において、男女平等参画の浸透を図る取り組みを行ってきているが、市としても、それぞれの主体的な取組などの情報交換や相互連携ができる場を持つことにより、市全体の男女平等参画を積極的に推進することを目指すとともに、協働のまちづくりに寄与することを目的とする。
会議の開催
年3回~4回程度構成団体等
座長 :苫小牧市長
事務局 :苫小牧市総合政策部協働・男女平等参画室
構成団体等:22団体 (
