公債費の軽減を図り、財政の健全化を推進するため、国の制度を活用し、過去に借入れした市債の一部を繰上償還しています
苫小牧市では、地方財政法施行令に基づき、公的資金補償金免除繰上償還を実施しています。実施に当たって策定が必要な「公的資金補償金免除繰上償還に係る財政健全化計画」は、平成19年12月に財務大臣と総務大臣から承認を受けました。また、平成24年度には延長計画を策定し、平成24年12月に財務大臣と総務大臣から承認を受けました。
補償金免除繰上償還とは
過去に国などの公的機関から高い利率で借りた市債を、補償金を支払わずに繰り上げて償還するものです。これまで、公的資金の繰上償還を行う場合は、利子相当分を補償金として支払わなければなりませんでしたが、今回は特例措置としてその支払いが免除されます。繰上償還の対象となる公的資金と借入利率は
旧資金運用部資金、公営企業金融公庫資金、旧簡易生命保険資金のうち5%以上の高利率で借入れた市債が対象となります。期間は
平成19年度から平成24年度までで、資金の種類と借入利率によって償還時期が決められています。繰上償還の条件は
徹底した行財政改革の実施により財政の健全化を図ることが条件とされ、策定した財政健全化計画に基づく行財政運営が求められます。財政健全化計画の内容
苫小牧市では、「第3次苫小牧市行政改革推進計画(平成17年度~平成21年度)」及び「苫小牧市財政健全化計画(平成19年度~平成21年度)」に基づき財政健全化計画を、「苫小牧市行政改革プラン(平成22年度~平成26年度)」及び「苫小牧市財政健全化計画(平成22年度~平成24年度)」に基づき財政健全化延長計画を国の様式に沿ったかたちで策定しました。資料
苫小牧市公的資金補償金免除繰上償還に係る財政健全化延長計画(普通会計)(162.48 KB)苫小牧市公的資金補償金免除繰上償還に係る財政健全化計画(普通会計)(34.04 KB)
公営企業会計にも同様の制度があり、苫小牧市では、水道事業会計、下水道事業会計において公営企業経営健全化計画を策定しました。
水道事業会計公的資金補償金免除繰上償還に係る経営健全化計画
下水道事業会計公的資金補償金免除繰上償還に係る経営健全化計画
これらの計画は、平成19年11月に策定したもので、計画上の数値はその時点での財政状況等に基づいた推計値となっております。このため、実際の決算数値や予算数値とは数字が異なります。