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青年海外協力隊の声~平成29年5月 K.Sさん~ 

ご挨拶



 

السلام عليكم! 

(アッサラームアライクム!)

 こんにちは、皆様初めまして。2017年1月から中東のヨルダンという国に青年海外協力隊として派遣され、活動しているK・Sです。今後、苫小牧市役所さんのページから私の活動について情報発信させていただきますので、よろしくお願いいたします!
(ヨルダンは治安は安定していますが、シリア・イラク等紛争国に囲まれており、依然としてテロ等の危険性も無視できません。そのため安全上の観点から名前や顔写真、個人情報に繋がる情報は伏せさせていただいております。ご了承ください。)
 
派遣から早いもので4か月近くが経ち、日々新たな発見があり、たくさんお伝えしたいことがあるのですが、まずは簡単な自己紹介と「ヨルダンってどんな国?」というところからお話させていただきたいと思います!

応募から派遣まで


 私、現在24歳で、苫小牧市出身です。18歳まで苫小牧に在住し、その後都内の大学に進学。卒業後、二度目の応募で協力隊に合格し現在に至ります。協力隊に応募した理由としては、はじめは海外への好奇心に近い、漠然としたものでした。それが就職活動という人生の進路を決める段階においてより一層強くなり、自分の知らない世界を自分の目で確かめたい、自分を大きく成長させたい、そんな気持ちに変わっていきました。そうして、「職務経験なし」で協力隊を受験することを選んだのです。
 
協力隊は、ご存じの通り、日本の若者が途上国に赴き、自分の持っている技術や経験を伝え、発展に貢献するという制度です。にも関わらず、なんの技術も持たない僕が応募したのは、いま思えば「よく決断したな」と思いますね(笑)ただ、熱意だけはありました。何かしら必ず、自分にできることはあると信じていました。
 
以前、スリランカにボランティアで訪れたとき、ホームステイした村のごみのポイ捨てがとても印象に残っていました。貧しくも素敵な村だったのに、道脇にはごみが散乱とても残念でした。そして、帰国後に見つけた協力隊の「環境教育」の要請。
「これだ。啓発なら自分にもできるかもしれない。」
 
面接での猛アピールの甲斐あってか、無事合格。昨年8月の話です。
 
合格してからの日々は本当に慌ただしい日々でした。アルバイトの傍ら、引っ越し準備をして、研修を受けて、友達に別れを告げて
 
10月からは福島県二本松市で2か月半の派遣前訓練。アラビア語の難しさに苦しみながらも、同時期にそれぞれの国に派遣される同期の仲間と、切磋琢磨し、たくさんの思い出を作りながら、無事訓練を修了しました。

(2か月みっちり学んだアラビア語クラス)
 
そして新年あけて間もない2017年1月10日、私は日本にしばしの別れを告げ、中東ヨルダンに旅立ちました。

ヨルダンという国

 ヨルダンと聞いて、名前は聞いたことがあってもなかなかピンとくる方は少ないかもしれません。何を隠そう、私もはじめはそうでした。合格通知の「派遣国 ヨルダン」という箇所を見たとき非常に困惑したのを覚えています(笑)皆様に少しでもヨルダンを知っていただくため、簡単に紹介させていただきます。
 
ヨルダンは中東に位置する国で、人口は約600万人、面積は北海道とほぼ同じです。国土の80%がなんと砂漠。ヨルダンは世界遺産であるペトラ遺跡、また体が浮くことで有名な死海があることで知られています。
(今後砂漠や世界遺産に訪れる機会があると思うので写真をお楽しみに!)
 
そして北にシリア、右にイラク、左にイスラエル(パレスチナ)と、政治的に複雑、あるいは不安定な国に囲まれています。

 多くの方に出発前、「ヨルダンは大丈夫なの?」と心配されました。しかしヨルダンは立憲君主制のもと、政治は比較的安定しており、私自身も首都アンマンで毎日生活していて、いまのところ危険を感じたことはありません。もちろん、国の場所が場所なので、油断大敵なのですが、ついつい平和ボケしてしまうというか安全だと感じてしまいますね。
 
ちなみに首都アンマンにはこんなモールも。 

 都会で、ほとんど必要なものは揃います。まったくもって途上国の域ではありません。また、ご存じのとおり、国民の大多数がイスラム教徒で、毎日近くのモスクから「アザーン」と呼ばれる礼拝の呼びかけが聞こえてきます。お酒や豚肉はイスラム教では禁じられていますが、ヨルダンは比較的戒律が緩い国で、首都アンマンでは手に入ります。日本人にとってはありがたいですね。
 
ヨルダン人はとてもアットホームな印象です。タクシーに乗ったり、お店に入ると「どこから来たんだ?」「ウェルカムウェルカム!」とよく言葉をかけてくれます。日本に対しても好印象を持っている方が多く、「日本の車は最高だ」と皆が口を揃えます。ときどき「ジャッキーチェン」や「ブルース・リー」を日本人だと勘違いしている人もいますが・・・()
 
高い値段をふっかけてくるタクシードライバーには時々腹が立ったり、文化の違い、言葉の壁等あるものの、私は着実にヨルダンという国に対して愛着を抱き始めています。
 
これから約二年間、もっともっとヨルダンのことを知ってもっともっと好きになれたら、そう願っています。そして、皆様にも、ヨルダンについての情報発信をどんどんさせていただきたいです!

 
以上、自己紹介とヨルダンという国のお話でした。次回はいよいよ私自身の活動先と仕事内容について書きたいと思っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。


 
 

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総合政策部未来創造戦略室
電話:0144-32-6229、0144-32-6157,0144-32-6062
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