当館では2013年以降、中庭スペースの空間にあわせたインスタレーションを紹介するシリーズ企画「中庭展示 ― Court installation」を実施してきました。これまで、各年度2回ずつ延べ11回にわたり道内外の現代作家の作品を紹介してきた同シリーズですが、今回は「中庭展示+(プラス)」と銘打ち、企画展「藤沢レオ―Still Living」(会期:2018年10月6日~12月2日)の開催を機に制作された、2点の大型インスタレーションを継続して展観します。
「場」の変容や発生を意図する〈場の彫刻〉シリーズ(2014~)において「柱」は重要なモティーフとなりますが、本展では「Still Living」展の出品作品として制作された、中庭展示スペースの《柱の研究》と、企画展示室外壁の《場の彫刻(大柱)》という2点に焦点を当てて展示することにより、同シリーズに繰り返し登場するモティーフである「柱」が象徴する光と影、虚と実、生と死、瞬間と永遠など、両者の対比的な関係性について着目します。
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会期:2018年12月8日(土)~2019年3月3日(日)
休館日:月曜日(ただし、12月24日・1月14日・2月11日は開館し、翌日休館)、
年末年始(12月29日~1月3日)
主催:苫小牧市美術博物館
会場:中庭展示スペース、企画展示室外壁前
観覧料:一般300(240)円、高大生200(140)円、中学生以下無料
※( )内の料金は10名以上の団体料金
※免除規定がありますので、お問い合せください
※年間観覧券でもご覧いただけます。
※あわせて企画展示(12/15~)、特集展示、常設展示もご覧いただけます。
※2月24日(日)は無料開館日です。
《柱の研究》2018 撮影:山岸せいじ
《場の彫刻(大柱)》2018 撮影:山岸せいじ
同時期開催
企画展「美々鹿肉缶詰工場展 よみがえるまぼろしの工場」
2018年12月15日(土)~2019年3月3日(日)
いのち
特集展示「北川豊の静物画 -生命充ちるところ」
2018年12月8日(土)~2019年3月3日(日)