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青年海外協力隊~協力隊員の声~ (平成22年内海さん 16~17)

平成22年度2次隊 ケニア 養護 内海智博さん

16. 乾期


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今朝、中国へ派遣中の、苫小牧人、今泉さんと高校で同じクラスだったと知り、(今泉さんからのメールで)世の中って狭いなと思ったと同時に、この報告も誰に読まれているのかわからない、ヤバイと思った今日この頃です。なので真面目に書きます。
私のいる地方は12月くらいから乾期で、雨が全く降らず、というか毎日、雲すらなく…。よって、1月下旬から雨水タンクは空。そしてあるはずの水道も、水道管だけで、水は来ず。最悪時にはこんな水を使わなければならない状態でした。この水で作られた料理を、自分も食べてたんだなぁと思うとちょっとテンション下がります。基本的に熱していれば、大丈夫らしいのですが、子どもらこの水を直接飲んでいます。てんかん発作の薬を飲んでいる子もけっこういるのですが、それもこの水で飲んでいました。ほとんどの生徒が寮生活のこの養護学校、こんなんで大丈夫か?授業どころでないだろ?…と思ったのですが、2月の2週目くらいから、溜めて日中使えるくらいの水道が、夜中、少しずつ来るようになり、最近はいくらか改善されています。ここの水道、写真の水よりは透明です。(笑)子どもらも大人らも、水が無いのには慣れっこで、しょうがないなぁって感じでしょうか。ちょっとくらいのどが渇いても、意外と人間生きていけるんだということを知りました。
2011年2月27日

17. マランダの1日

 今回は、マランダ養護学校の生徒の日常生活を…。

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朝7時。ウジ(とうもろこし)という白い飲み物を飲みます。毎朝4時くらいから走り回っている子ども達…。元気すぎます。やかましすぎます。なので、毎日彼らを疲れさせようと頑張っているのですが、自分が疲れる一方です。

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8時。朝の掃除。落ちてる枝とかゴミとか集めます。こちらの方々、全員が等しくやらなければならないという感覚はないようで、自由にサボれます。でも、やってる人達にも特に不満はないようで、たまに抜けて休んだり、また始めたりとまったりやっています。

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8時30分。朝会。先生が来て、30分くらい、キリスト教の本を読んだり、みんなで歌ったりしています。

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9時。朝の歯磨き。歯磨きの指導らしいのですが、大いに自由です。

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9時30分。授業です。最近、徐々に教室での授業に切り替わりました。私のことをものすごく怖がる生徒がいたのですが、(私が外国人だからかと思います。)最近徐々に笑ってくれるし、あいさつも返してくれるようになって安心しています。授業で何をやろうか迷うところだったのですが、「名前」「時計」「カレンダー」でやろうと考えています。
 
1学期はとりあえず「名前」。まず、自分の名前と、クラスメイトの名前がわかったらいいなと思いました。そして、1年後には、自分の名前の文字がなんとなくでもわかるところまでいけたらなぁと考えています。今までやってこなかっただけで、なんとかいけるんでないかと妄想しています。

上の写真は、それぞれの顔写真を見せながら、似顔絵を描いているところです。最初、授業を教室で始めた時、紙とクレヨンを出してみたのですが、ものすごく嬉しそうで、夢中で何かを描いてくれました。もう、授業、ずっとそれだけでもいいんでないかと思うくらい…。あらためてここの子ら、クレヨンも鉛筆も紙も使わせてもらえないよなぁと実感した時でした。

授業で、写真を使うかどうかも迷ったところでした。なぜならば、カメラを持っている人も、プリントアウトできる余裕のある人も、教師含め、ほとんどまわりにいません。ただ、そういうものを使わないと、自分のクラスには、私が使っているスワヒリ語ではなく、地域語であるルオ語しか、聞いたり話したりができない子もおり、できる授業がかなり限られてくると感じたため、使う事にしました。パソコンを使った、動画作成や録音といったところが、自分が経験ある仕事でもあります。それに、写真や動画は、子どもらの興味も非常に強く、効果的です。ただ、興味をひきすぎる劇薬と言えなくもないので、うまく使いたいところでもあります…。

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10時。2度目のウジの時間。ケニアでは一般的らしいのですが、昼までこれだけで過ごすのは、結構お腹が空くと思います。この時間、私は他の教師陣と一緒に、ギゼリという豆料理と、ケニアではチャイと呼ばれる甘いミルクティーを飲んでいます。

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11時30分。2コマ目の授業。この時間、教師の気分次第で1コマ目以上に、無いクラスが多く…、というか毎日全く授業の無いクラスも少なくなく…。他の校内の問題との兼ね合い等も考えながら、問題提起するタイミングを見計らっているところです。というか、日本での経験からも耐えているところです。笑(ちょっと波風起こそうと思います。)授業があれば、12時までやって、学校はおしまいです。このクラスは最上級生徒のクラス。英語です。自分にはわかりません…。算数も、かけ算割り算をやっていたりします。

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13時。昼は毎日ギゼリと呼ばれる豆料理。みんな自由な感じで食べてます。

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学校以外でもこうやって、動ける生徒らにけっこう仕事があったりします。これも単に授業がないだけで、すぐに悪いと言いきれないところです。こちらの方が生きていく上で、言葉とか数とか、何か描いたりする授業よりもよっぽど大切だと思えます。

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昼からは、生徒らが「○○やって~」って家まで私を連行しに来るので、それに応じて、ギターで熱唱してるか、パソコンを学校のラジカセのスピーカーにつないで、DJ気分で大音量で音楽をかけて遊ぶか、いろいろです。(みんな踊りだします。昨年の南アフリカワールドカップの公式テーマソングが一番人気です。)最近はそれに、毎日方行っている、サッカーのボールのパンク修理に追われるようになりました。隣の小学校のグラウンドを使っているんですが、植物のトゲが強力すぎて、毎日のようにパンクします…。
よって、私、休憩する時間がないのですが…。労働基準法に違反しています。学校のお手伝いさん方に、自分の家の玄関に「修理屋の看板出せば」って言われた今日この頃です。彼ら、何でも無料で修理するつもりです。「いえ、出しません。」

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そしてそのサッカー。日中は暑すぎるため、(というか、北海道人の私が無理なため…)17時スタート。毎日30分ハーフを2本やります。みんな個性的でおもしろすぎます。笑いのネタの多さなら、そこらへんのチームに負けません。片足が多少不自由でも、私より遙かに足が速かったりする子もいます。(その子のドリブルに追いつけない…)写真の彼は、我がチームのゴールキーパー、不動の守護神、ケビンくん。こうやってほとんど試合を見ていないため、失点多すぎです。ただ、ゴールキックは誰にも譲りません。常に片足裸足でボールを蹴る準備をしています。写真右下にサンダルたくさん。みんな裸足でやっています。全然平らなグラウンドでないのですが…。

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こちらはウチの迷審判エリックくん。最初、水分補給用で持って来ていた、コップ2つを手に持ったまま審判やってて、また何考えてんだか…って思ったのですが、気づいた時には大笑いしました。ただ、レッドコップを提示されても特に退場する必要はないそうです。

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19時。晩ご飯です。ウガリと呼ばれる、ケニアで一般的である主食とキャベツ。ウガリも元はとうもろこしです。

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20時。21時には撤収させられるのですが、みんなよく踊りだします。自分も少しずつこちらの人の好みの曲を覚えてきました。(一日中鳴り響いているので覚えさせられます。)踊りは独特で、まだまだです。ということで、授業以外は土曜も日曜も関係なく…。いや、ヤツらには負けない。負けないぞ…。

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…。
…お。
家でパソコン作業をしていても、常に私は生徒らの監視下に置かれています。ほら…。
彼女はいつも突然静かに現れます。気づいたら隣にいた!みたいな。
2011年2月27日

お問い合わせ

総合政策部政策推進室市民自治推進課
電話:市民自治担当:0144-32-6156、国際交流担当:0144-32-6157、広聴担当:0144-32-6152
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