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昆虫の標本整理中

2022年6月1日

昨年の企画展で展示した昆虫標本の整理をしています。
基本的に展示や調査の時にしか収蔵庫から出すことが無いため、この機会にデータベース化(標本の情報をパソコンに移す作業)を進めています。



今、扱っているのは、1970~90年代に苫小牧周辺で採集されたゲンゴロウの標本。
数センチある大きなものからミリ単位の小さなものまで、すべてゲンゴロウの仲間です。
北海道では50種以上のゲンゴロウの仲間が見つかっており、当館にも約20種類の標本が保管されています。
標本には、いつ、だれが、どこで採集したのかが記入された紙のラベルがひとつひとつに付いています。


 写真:ヒゲブトコツブゲンゴロウ

今でもこの種類は生き残っているのだろうか?
当時、湿地だった採集場所はどうなっているのだろう?
整理を進めると、いろいろな疑問が沸いてきます。

この疑問に答える重要な情報が、ラベルに記載された情報です。
データベース化し、他の地域や現在の情報と比較することで、自然環境の特徴や移り変わりを知ることができます。
昆虫標本は数千点以上あり、気の遠くなるようなデータベース化の作業ですが、地道に続けていきたいと思います。

 

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