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青年海外協力隊の声~平成29年2月 小越さん~

こんにちは。グアテマラに派遣中の小越剛です。

今回は、前回お伝えした三つの活動(①ゴミのリサイクル回収システムの構築、 ②学校での環境教育の実施、③シハの丘を利用したエコツーリズムの実施)のうち、③のエコツーリズムの実施についてお話しようと思います。

 赴任当初、配属先からは「自然環境の有効利用について」の活動は、特に求められていませんでした。主に廃棄物関係(ゴミ処理問題・リサイクル方法の確立)や環境教育に関する活動を求められていました。ですが、森林課の職員と共にシハの丘と呼ばれる裏山に何度か登るうちに、「なんてもったいないんだ!!」という気持ちが高まり、「自然環境の有効利用」を自分の活動の一つとして取り組む事にしました(もちろん配属先の許可は得ています)。
 

シハの丘について

・市内中心部から登山口まで徒歩5分
・丘を一周する登山道を完備(山頂の標高は3,000ⅿを超える)
・丘を巡るコース1周で約3時間なので誰でも登れる
・登山道沿いには案内板があり
・山頂には広いグランドあり
・中米最高峰を眺望する展望台あり
等々、ハイキングするには絶好の条件が揃っています。ですが、シハの丘の現状は下記状況です。

 【シハの丘の現状】
・登山客はほとんどいない
・丘に入山する人は、ほとんど薪確保のための森林伐採が目的
・設置されていた遊具やサッカーゴールは全て盗まれる
・山頂や展望台の案内板は盗まれる
・登山道沿いに5個設置されていたゴミ箱は4個盗まれる
・入口の案内板は銃創だらけ
・去年の山火事で焼けた山肌がそのまま残っている
 
 一見すると、「誰がこんな山に興味を示すんだ?」と思ってしまうかもしれません。ですが、逆にこの様々な物が盗まれたり、銃がたやすく手に入る現実こそ、グアテマラの現状を凝縮しているのではないかと考えました。グアテマラ人にとっては大した魅力はないかもしれません。ですが旅行客の外国人にとっては、グアテマラの現状に自然の中で触れられる良い機会になるのではないか?と考え、「外国人がグアテマラの現状に自然の中で触れるエコツアー」を実施する事にしました。

エコツアーを始めた当初、なかなか旅行客の方に興味を持っていただくことができませんでした。というのも、ここグアテマラは火山大国です。活火山や中米最高峰のタフムルコ山を登るトレッキングツアーが各所で実施されています。たかだか標高3,000m程度の丘にはあまり興味を示してもらえませんでした(タフムルコ山:標高4,220m)。
 そこで、シハの町の名物とも言える、チーズ作りをトレッキングとセットにしたら、観光客の方にも興味を持ってもらえるのではないかと思いつきました。シハのチーズは、近郊の大都市でシハの町の倍の値段で売られる程希少品とされています。ですのである程度名前が売れていますし、とにかく美味しいのでもっと認知されてほしいとも思っていました。

この話を市役所の同僚に相談したところ、同僚の両親が牛を飼っており、チーズ作り講習会の実施を快く快諾してくれたので、シハの丘トレッキング+チーズ作り講習会のエコツアーを開始する事になりました。
 
 現在までに30人以上の日本人、韓国人、大都市の在住のグアテマラ人にツアーに参加してもらい、様々な意見を頂いています。この意見を市役所にフィードバックし、今後の自然環境の有効利用方法や、チーズ作りの可能性について言及していきたいと思っています。

エコツアー風景

乳搾り体験中

チーズ作成中


 

お問い合わせ

総合政策部政策推進室市民自治推進課
電話:市民自治担当:0144-32-6156、国際交流担当:0144-32-6157、広聴担当:0144-32-6152
フォームからのお問い合わせ(リンク)

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青年海外協力隊の声(平成27年 環境教育、グアテマラ)

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