研究主題
主体的に考え、共に学び合う子の育成
~一人一人がわかる、伝え合える算数科の授業づくり~
主題設定の理由
令和2年度より完全実施となった新学習指導要領に加えて、令和3年1月、中央教育審議会より出された『令和の日本型学校教育』の構築を目指して(答申)」において、目指すべき新しい時代の学校教育の姿として「全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現」が提言された。
本校では、令和3年度まで、算数科に重点を置き、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善と授業スキルの向上を目指し、研究を進めてきた。2年間で、北星スタンダードが定着し、学習の土台として機能していることや単元や1単位時間のねらいを明確にし、その達成に向けた授業づくりが行なわれていたことなど、一定の成果をみることができた。
しかしながら、授業の観点に応じた学習過程のタイムマネジメントの見直しやICT機器の効果的な使用場面や発達段階に応じた系統的な活用方法などの整備、また指導と評価の一体化を図る手立てなどの課題が見えてきた。
また一方で、全国学力学習状況調査、市統一学力検査、校内学力検査の結果から、基本的な知識・技能のより確実な習得の必要性、思考力・表現力の育成などの課題が挙げられた。
そこで、再び算数科に重点を置き、児童一人一人の確実な学習内容の定着を図るとともに、個別最適な学びと協働的な学びの実現に向けた授業改善と授業スキルの向上を目指し研究を進めることとした。