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2013年7月に既存の博物館に美術館機能をもたせた複合施設としてリニューアルした苫小牧市美術博物館は、2018年で5年目の節目を迎えます。当館では、前身となる博物館時代より、郷土ゆかりの作家の作品を中心に作品を収集してきており、平成29年度現在、所蔵作品の数は延べ1,300点を超えています。本展では、当コレクションの中から、遠藤ミマン、砂田友治ら苫小牧市ゆかりの作家の作品をはじめ収蔵後初公開作品をふくむ約100点を精選して紹介いたします。
主 催 苫小牧市美術博物館
後 援 苫小牧信用金庫、北海道新聞苫小牧支社、株式会社苫小牧民報社、株式会社三星
会 期 2018(平成30)年2月3日(土)-3月18日(日)
休館日 月曜日(ただし2月12日(月・祝日)は開館)、2月13日(火)
観覧料 一般300(240)円、高大生200(140)円、小中学生以下 無料
※( )内は10名以上の団体料金
※年間観覧券での鑑賞可、あわせて常設展・中庭展の観覧も可
※免除規定がありますので、お問合せください
関連イベント
ギャラリートーク担当学芸員が展示室内にて作品解説を行います。
日 時 2月3日(土)、3月3日(土) 両日とも 11:00~12:00/14:00~15:00
対 象 各回 一般30名
ミュージアムラボ「絵画鑑賞会」
展示室内で参加者同士、対話を楽しみながら鑑賞します。温かいお飲みものもご用意しています。
共 催 2月11日(日・祝)13:30~15:00
対 象 一般 30名
こども向けギャラリーツアー
こども広報部「びとこま」が作成したコレクションカードを使った作品解説会。
日 時 2月24日(土)11:00~11:30
対 象 小学生以上 30名
※いずれのイベントも申込不要・参加料無料ですが、高校生以上の方は当日有効の観覧券が必要となります。
あなたが選ぶこの1点
本展会期中、会場にて出品作品について、お気に入りの作品を投票していただきます。ランキング上位作品については、来年度以降の収蔵品展にて紹介します。
特別展示/苫小牧ランドスケープ:坂東史樹×佐竹真紀
平成29年度、新たに収蔵となった、苫小牧の景観を精巧な模型により再現し、そこに現代人の心象を象徴的に投影する坂東史樹の作品と、苫小牧の都市景観におけるランドマークである王子製紙株式会社苫小牧工場の煙突をモチーフとする佐竹真紀の映像作品《Pivot》。胆振日高ゆかりの現代美術を紹介する展覧会シリーズ「NITTAN ART FILE」を機に制作された両作品を同一空間に展示することで、作者固有のフィルターを通して制作された”ランドスケープ/景観”に着目します。坂東史樹(ばんどう・ふみき/1963-)
浦河町生まれ。札幌市在住。自身の夢やその時々に印象に残った情景を精巧な模型により復元し、意識下に潜在する内なるビジョン、あるいは幼年期に抱く幻想などを想起させる心象風景を投影した作品世界を創造。近年はそうした固有の世界像をピンホールカメラで撮影し、リアリティを備えた平面作品として制作発表している。
佐竹真紀(さたけ・まき/1980-)
豊頃町生まれ。札幌市在住。連続的に投影した写真を用いた、写真アニメーションの手法で実験性の高い映像作品を制作、自身が投影したイメージと他者の手によるそれとを組み合わせながら、”現在”と”過去”という時間軸が交差する映像表現を展開し、”記録”と”記憶”の狭間にある曖昧かつ普遍的な「記憶の中の世界」を探求している。