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子ども宇宙サミット(10~21)

10.分科会によるディスカッション

分科会での討議の様子
各テーマに別れ、分科会形式により、提言文作成に向けたディスカッションを行いました。

分科会A

環境問題で失うもの:地球、自然、いのち、環境、ふるさと、文明・文化

分科会B

人間に出来ること:共存、日常生活、制度・仕組、国際協力

分科会C

宇宙に期待する役割:いのちを知る場所、地球を知る、未来に生きる場所

分科会D

科学技術の役割:環境保護、地球を知る、いのちを知る、文明・文化の持続

分科会E

こどもの役割:いのちの大切さを伝える、共存の輪を支える、過去と未来をつなぐ

11.全国中継地からの意見集約

下の2箇所に中継地を置き、現地苫小牧と中継を結び、参加者同士の意見交換や子ども宇宙サミットに寄せられたメール等の紹介を行いました。

中継場所

YAC淵野辺事務所内コズミックスタジオ(神奈川県相模原市)
YAC広島分団(広島県)
全国中継地からの意見集約

12.子ども環境サミット(神戸)との中継

同日開催の「子ども環境サミット in KOBE」の参加者と、テレビ会議等により意見交換を行いました。
子ども環境サミット(神戸)との中継

13.提言書

わたしたちの願い
(苫小牧・子ども宇宙サミット環境宣言)

「美しい星・地球。わたしたちは、いのちあるこの星を守りたい。 宇宙から眺めると、地球は、わたしたちの唯一のふるさと。大切にしたい」
この思いから、わたしたちは、日本各地とアジア太平洋地域から北海道苫小牧市に集まり、2008年5月24日から25日の二日間にわたり議論を行いました。わたしたち、サミット参加者29名は、自らの決意を確認し、洞爺湖G8サミットと地球の仲間に向けて次の提言を行います。
美しい星・地球をめざして、わたしたちはこの宣言を行い、これからも宇宙と環境を考え、子どもとしてできる活動を続けていきます。
 
2008年5月25日 子ども宇宙サミット参加者一同

私たちの提言


1. 私たちは、私たちの住む世界のさまざまな地域の状態を発表しあい、私たちの周りでどのような問題が起きているのかを把握し確認しました。
 私たちは、集まった仲間たちから報告されたツバルが沈みつつあること、オーストラリアの干ばつやサンゴ礁の白化、沖縄での台風の被害など、地球的規模で温暖化が進行していることを実感しました。現在の科学技術を駆使して宇宙から見た地球は、非常に美しく、かけがえのない地球であることを確認できましたが、一方で環境が広い範囲で破壊されていることも具体的にわかりました。にもかかわらず、日常生活ではそれを実感することができない場合もあります。危機が迫っていることを感じるためには、宇宙からの視点で世界各国の環境を見守り、地球環境の実情をもっとよく知ることがますます重要になります。

2. つぎに、この実態から私たちの地球を守るために、私たち自身が具体的に何をすべきかについて話し合いました。
 おじいちゃん、おばあちゃんの住んでいた時代のような汚れる前の地球へ戻したい。先人の知恵を生かして伝統的なライフスタイルに戻すために、ぜいたくをしないことをもちろん、日常生活でエコバッグを使ったり、電気や水の無駄遣いをなくしたりすることはすぐにできます。また、人間だけでなく地球全体を考えた科学技術を発展させることによって、太陽光などの代替エネルギーを利用し、自然とのバランスがとれた生活ができます。人間が破壊した地球は、人間により治すことができるはずです。

3. しかし子供だけでできることは限られています。G8サミットに集まった国々がイニシャティヴをとって、世界中の国々の政府に対し、以下のことをよびかけてほしいと思います。
  • 世界中で協力して環境問題に立ち向かうことをお願いします。
  • 世界各国で環境問題に取り組みやすい仕組みを整備してください。
  • 世界の各国が協力した地球環境を守ることを目的とした宇宙ステーションの建設を進めてください。
  • 日本の生活スタイルに、「もったいない」(Shame to Waste)があります。これを世界中が共通して使える言葉として広めてください。
  • 国により生活スタイルやレベルが違いますから、G8の国は他の国にも気を遣ってください。
私たち子どもは、地球環境問題を解決するために役立つことをしていきます。大人も地球全体のことを考えて、かけがえのない美しい地球を守るように行動してください。

14.宇宙実験教室「宇宙での生活と地球環境」

AXA研究開発本部未踏技術研究センター主任研究員/JAXA宇宙教育リーダー 小口美津夫氏
宇宙での生活に必要な「水」の循環(再利用)について、実験教室を行いました。実験教室ではクイズや実験の様子をスクリーンに映し出し、子どもたちにわかり易く解説しながら行われました。

15.紹介・発表 「宇宙旅行と環境保全」について

米国ロケットプレーン社アジア支社長 大貫美鈴氏
宇宙旅行ビジネスのスタート時の目標は、地球の危機の問題解決、地球の経済圏の拡大、人間の活動領域の拡大、宇宙エネルギーの利用、宇宙環境の利用、宇宙の位置の利用、地球を救うことでした。ロケットプレーン社は宇宙ビジネスパークを宇宙に築き、地球環境問題に取り組むためにつくられた会社です。1990年代頃より宇宙へ行くための乗り物の開発を始め、 2003年にロケットプレーンXPの開発を開始しました。自分の資金で宇宙へ行く人を「宇宙旅行者」と呼んでいますが、既にこれまで5人の方が宇宙飛行を体験しています。2012年には商業運航もはじまります。そして一般の人も気軽に宇宙へ行ける時代も来ます。

16.自然環境映画の上映

2日間に分けて次の映画を上映しました。

5月24日(土):アース(earth)
5月25日(日):3Dアニメ・大型スクリーン映像上映 「銀河鉄道999星空はタイムマシーン太陽系・恐竜絶滅篇」

17.紹介・授与式「苫小牧の桜・宇宙へ」

苫小牧市立中央図書館前の桜から採取された「花の種」と、参加者の書名入りの提言文を国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」に届けるための授与式を行いました。
「苫小牧の桜・宇宙へ」の様子 授与式

18.ミウラ折り教室

科学センター職員により、市民会館ロビーにてミウラ折り教室を実施しました。「ミウラ折り」は東京大学名誉教授・三浦公亮氏の考案した折り方で、対角線部分を持って、さっと左右に引っ張ると一瞬にして広がり、たたむのも瞬く間、という簡単便利なものです。現在では、衛星のアンテナなどの展開に使用されています。この宇宙に関連の深い折り方を実際に体験する教室を開きました。
ミウラ折りの様子

19.ユースリポーター

子ども宇宙サミットでの様子を自ら取材し「子ども★宇宙新聞」を作成しました。また、新聞記事を展示ブースへ掲載するほか、内外に情報発信を行いました。
子ども★宇宙新聞

20.知事への報告

平成20年6月16日、子ども宇宙サミットで採択された提言書を、参加した子どもたちと苫小牧市長が北海道知事(洞爺湖サミット事務局)に手渡し開催結果の報告を行いました。
知事への報告の様子

21.外務省提言伝達

平成20年6月19日、岩倉市長(実行委員長)、サミット参加者の小沼さくらさん、北村智文くんが、小池正勝外務大臣政務官に子ども宇宙サミットの提言文を託し、G8に提言文を届けることをお願いしました。
外務省提言伝達の様子

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