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子ども宇宙サミット(1~9)

1.アマチュア無線交信

交信記念QSL
アマチュア無線を通し、日本中から地球環境に関する意見集約した内容を全国中継地からの意見集約の中で紹介するとともに、子どもたちの意見交換の内容や意見集約された提言文を公開しました。

2.宇宙・環境教育情報交換会

宇宙・環境教育情報交換会
有識者の講話、環境教材の発表、意見交換会を実施し、その他教材の展示を行いました。参加者は道内10科学館、地元校長、理科部会及び日本宇宙少年団北海道地区連絡協議会のメンバーです。

3.ミール特別公開・展示会

開催期間中、ミールの特別公開、北海道産ロケット「CAMUI」、宇宙服の特別公開・展示・試着を行いました。
「CAMUI」の展示 ミール特別公開の様子 宇宙服試着の様子

4.基調講演1「未来の宇宙・地球の未来」

エドワード・ジョーンズ氏
エドワード・ジョーンズ氏(教育心理博士)
「子ども宇宙サミット」で一番重要なのは、参加者各国のみなさんの相互理解です。21世紀は今の若い人が進めていきますので、その子どもたちが何を考えているかを聴くことが非常に重要です。今紹介する「未来からのレッスン」「未来からの教訓」というビデオは、近い将来、人が地球外に出て他の惑星に暮すかもしれない姿のイメージです。しかし、今の人が考えること、行うことが、未来に影響を及ぼします。今の若い人がこれからをどうつくっていくかが非常に重要です。

5.基調講演2「宇宙から見た地球の姿」

基調講演する松浦直人氏
JAXA宇宙利用ミッション本部 地球観測研究センター計画マネージャ 松浦直人氏
具体的な観測データに基づいて「地球の姿」を紹介します。このデータによると今の青く輝く地球は、実に色々な問題を抱えています。例えば、今後気温が3度上昇すると生態系への影響等で、深刻な問題に発展します。宇宙からは陸・海・空といろいろなものが見えます。(陸)は森林伐採、(海)は海氷の減少や海の汚れ、(空)はオゾンホールの広がりがわかります。少しずつ見えてきた地球の悲鳴は人の目から見てもわかりませんが、機械の目を通してみるとその悲鳴が聞こえてくるのです。

6.ミニ講演「3つの地球」

基調講演する的川泰宣氏
JAXA技術参与/特定非営利活動法人 子ども・宇宙・未来の会(KU-MA)代表/
日本宇宙少年団副本部長 的川泰宣氏
それぞれ違って見える3つの「地球」の表情を紹介します。この青く美しい星・地球の色が変わるようなことがあれば、地球に住む私たちにも大変大きな影響があります。地球が生まれ、その地球上に生命が誕生し、進化してきた歴史があります。他の星もまた誕生から死、そしてまた生まれる原因になるなど宇宙は廻りながら私たちの世界を創っています。人間は生まれた時から好奇心があります。その好奇心こそが皆さんの生きている証しです。しかし地球環境問題を考える際にはそれだけでは足らず、「いのちの大切さ」を根底に置き、宇宙をバネにして子どもたちが育って欲しいと願っています。いのちを大切にすることはみんなの仕事、いのちを大切にしたいから環境問題を考えていかなければなりません。

7.星出彰彦宇宙飛行士ビデオメッセージ

星出宇宙飛行士
6月1日、きぼう「日本実験棟」の組み立てミッションの第2便(STS-124)に搭乗した星出宇宙飛行士より「『子ども宇宙サミット』において、このかけがえのない美しい星「地球」をこれから先ずっと守っていけるよう地球全体の問題として、皆さんからいろんなアイディアを出し合い、一人ひとりができることは何かを考えてみましょう」とメッセージがありました。

8.松本零士日本宇宙少年団本部長ビデオメッセージ

松本本部長
「この地球の環境を守るのは、21世紀の主役である君たち少年少女、そのことを考えながらサミットに望んでほしい。明日25日に『銀河鉄道999 太陽系・恐竜絶滅篇』を上映するので、多くの人に見に来ていただきたい。全人類、地球環境、全生命体の未来がかかっている。今までの人類の歴史の中でも一番大事な世代が君たちであり、希望をもって自分の思いを語り、みんなで何ができるか知恵を出し合って下さい」とメッセージがありました。

9.海外参加者のレポート発表

ツバル

水につかったツバルのメインストリートツバルは、小さな島国々で、苫小牧までは約6,000km。 1978年10月1日に独立し、今年で30年目を迎えます。「TUVALU」のTUはStand Up、VALUは8という意味があります。そのため8つの部族で国を立ち上げる時に名前を「TUVALU」と名付けました。温暖化による海面上昇をはじめ、ツバル諸島での環境被害について、スライドを使いながらご説明しますが、科学者の方々は何十年後かにツバルが沈んでしまうかもしれないと言っております。写真のように子ども達の未来が心配です。どうか、地球温暖化の原因になっている二酸化炭素の排出を削減して下さい。

インドネシア

樹や土、きれいな水や酸素、これらは変わってしまったといわれています。誰が何をどう変えてしまったのかもわかりませんが、この犯人こそが「地球温暖化」といわれています。将来宇宙に移り住むことで、いろいろなメリットや利点も考えられますが、わたし達の家「地球」は、生命の拠り所であるので、わたし達の大切な「地球」を温暖化から守るためには何をすべきかが、まず問わなければなりません。そのためにわたし達ができることは、電化製品などの省エネルギー化を進める、水を温めるときは太陽エネルギーを利用する・断熱材を用いる、公共の交通手段を使うなどにより、省エネルギー化や温室効果ガスを排出しないクリーンエネルギーに移行していくことではないでしょうか。未来にわたし達は翼を持って宇宙(ソラ)高く飛出し、天高く輝く星を眺めたいです。そして新しい移住区を宇宙の惑星に求め、地球上ではできない様々な経験を手にしたいと思っています。

韓国

地球温暖化とは一体何でしょう。それでは地球温暖化の基になっている科学について調べたことを発表します。太陽エネルギーが大気に光の波となって入ってきて地球を熱します。その一部のエネルギーは地球を暖めますが、残りは再度放射され、宇宙の方に赤外線となって戻されていきます。今人間活動が原因で発生する二酸化炭素の大気層が厚くなり、宇宙の方に戻される赤外線が大気の中に閉じ込められ、地球の大気、海水の温度が上昇しつつあります。この影響でネパールは1978年の氷が今はほとんどなくなっており、残りの氷もいずれは無くなってしまうと推測されています。次に、家庭のエネルギーの消費量を調べました。例えば家庭で電球をいくつか替えることやエネルギー効率の良い方法を選ぶこと、ハイブリッド車を使うことなどでエネルギーの消費量を抑え、温暖化ガスの排出の削減につながります。単に個人的に温暖化ガスを削減するだけではなく、気候変動の危機を解決するための行動を起こすことで、継続して環境の現状について学べ、その対策について考えることができ、一緒に行動したいという気持ちをみんなに知ってもらうことができます。また、地域や学校、職場の意識をも高め、具体的にどう行動すれば良いのか、その方法を見つけていくこともできるのです。米国元副大統領アル・ゴア氏の「不都合な真実」を参考にまとめました。

香港

専門家は、今後100年間にクリーンエネルギーを使い切ってしまうと推定しています。それを考えると全ての国は手遅れになる前に一緒に協力して、太陽エネルギーを開発するべきです。他の惑星に移住しても同じ間違えを繰り返すだけでしょう。我々は、地球上の他の生物の命を守る責任があることを忘れてはなりません。地球は、何百万もの生き物が住んでいるからこそ美しいのです。人間はその1つの種でしかありません。我々は、ずっときれいできちんとした地球であるように一生懸命努力すべきでしょう。そして、この地球でずっと永遠に住むことができるように、宇宙から地球を観測したデータなどを活用するべきです。我々は地球上の環境を守ろうとしている一方で同時に宇宙環境に損害を与えています。1998~2003年の間に700機もの新しい衛星が打ち上げられました。これらの宇宙の塵が宇宙飛行士や宇宙船、宇宙ステーションにぶつかったりしたら大変危険です。政府機関と民間企業は共に協力して宇宙のみならず、地球上の環境災害から守るために協力すべきです。また、我々の家「地球」をクリーンで安全にするために手を組むべきです。更に、宇宙を安全にできるように科学と宇宙開発技術の発展のために力を尽くすべきです。そうすればいつの日か夏休みに宇宙を旅行したり、ずっと宇宙へ住むことさえできるようになるかもしれません。

オーストラリア

シドニーの北にあるビーチオーストラリアは、世界最大の島国であり、周囲を海で囲まれ、世界にオーストラリアにしかいない固有野生物が多くおります。しかしオーストラリアの国内にはあまり水がなく土地の70%は乾燥しています。そして地球の気温上昇に伴って乾燥した土地がどんどん増えてきています。また、多くの人々が低地に暮らしており、今後海面上昇の影響を受けてきます。国民はつい最近までは気候変動の危険について全く気付いていませんでした。しかし過去10年は未曽有の干ばつに悩まされてきました。現在の水危機を予想していなかったため、私たちは緊急対策をしていますが、それは根本的な原因を解決することはできません。私たちには技術があり、知識があり、そして能力がありますので、様々な環境問題のシナリオを想定することができます。従いまして、気候変動の原因に目を向けなければなりません。例えば、非常に強くなってしまった温室効果、そして温室効果ガスの排出によって悪化した状態に対してです。また、オーストラリアにはサンゴ礁の白化など他にも環境問題がありますし、最近の報告書では、この30年間で私の住んでいる地元は水で溢れてしまうという結果が出ています。今ここで環境問題を何とかしなければ私の住んでいる家が水に沈んでしまうのだと考えると本当に恐ろしいです。この二日間でわたし達は、共に取り組み、非常に大きな進展を迎えられれば良いと思っております。この国際的な若者のチームが一致団結し、我々学生が自分達の声を世界に聞かせるということは、非常に重要なことであると思っています。今後、環境的な問題に対して成功するか否かは、わたし達世代にかかっているからです。

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