きせかえ
きせかえ

ここからメインメニュー

メインメニューここまで

ここから本文です。

男女平等参画都市宣言文

苫小牧市男女平等参画都市宣言

苫小牧市は、女性と男性が、互いに人権を尊重しつつ責任を分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮できる男女平等参画社会の実現に向けて、市民意識の一層の高揚と気運を醸成することを目的に男女平等参画都市を宣言しました。

男女平等参画都市宣言の経過

男女平等参画都市宣言の経過
平成25年 4月1日 内閣府の平成25年度男女共同参画宣言都市奨励事業における共催地に決定
4月25日 苫小牧市男女平等参画審議会へ「苫小牧市男女平等参画都市宣言の宣言文について」諮問
苫小牧市男女平等参画審議会開催   4月25日 第1回
5月20日 第2回
6月3日 第3回
6月18日 苫小牧市男女平等参画審議会より答申
6月26日 第11回市議会定例会厚生委員会に報告
7月4日 市民説明会を開催
7月5日~8月3日 市民意見提出手続(パブリックコメント)を実施
8月6日 苫小牧市男女平等参画都市宣言文成案を決定
9月13日 第12回市議会定例会において議案第1号「苫小牧市男女平等参画都市宣言について」を全会一致で可決
11月17日 内閣府と共催で開催された苫小牧市男女平等参画宣言都市記念式典において、男女平等参画都市を宣言

男女平等参画都市宣言文


sengen1

説明

苫小牧市男女平等参画都市宣言文を考えるに当たっては、できるだけ長文にならないように、また優しく柔らかい文章で表現し、その中に苫小牧市男女平等参画推進条例や苫小牧市男女平等参画基本計画(第2次)の基本理念を盛り込めるよう配慮しました。
全体の構成としましては、前段で現在の私たちが住んでいる苫小牧の状況と、そこに新たな男女平等参画の意識を醸成して明るく平和な未来を次代につなぐために、男女平等参画社会の実現を目指すという決意を力強く表現しました。そして後段では、男女平等参画社会を実現するための具体的に目指すものを地域、家庭、職場、教育の4項目に絞って箇条書きに列挙する構成としました。
先人が築いた歴史と文化に恵まれ 大自然にいだかれて
ものづくりの息吹を感じ 躍動するまち「とまこまい」
過去から引き継がれた苫小牧市の現状を表現したものです。「先人が築いた歴史と文化に恵まれ」の先人というのは、先住民、八王子千人同心、あるいは港づくりに奔走した人々など、人それぞれに思いをはせる先人は異なると考えますが、それら全てを包括して先人としました。その先人が築き上げた悠久の歴史と文化に感謝の意を込めて表現しています。「大自然にいだかれて」の大自然というのは、わが国有数の渡り鳥の中継地・越冬地となっているウトナイ湖をはじめ、勇払原野や樽前山のふもとに広がる広大な森林や湖沼など、緑に恵まれた自然豊な環境にありますが、個々の固有名詞は市民憲章に盛り込まれており、重複を避けることと、苫小牧の現状の部分はできるだけ簡単に表現し、「大自然にいだかれて」としました。「ものづくりの息吹を感じ 躍動するまち「とまこまい」」は、苫小牧港や新千歳空港を背景に物流拠点として注目されるほか、道内随一の工業都市として自動車産業や製紙工場を中心にエネルギーやリサイクル関連企業など各種企業が進出しており、ものづくりが盛んで発展しているまちの様子を表現しています。「とまこまい」は文を柔らかくするために、ひらがなにしました。
かけがえのないこのまちに 新たな光をそそぎ
平和な未来を子どもたちにつなぐため
最初の2行で表現した苫小牧の現状を受けて、今生活しているこのまちに新しい男女平等参画の意識を醸成し、明るく平和な未来を次代につないでいくために都市宣言するという目的を述べています。「かけがえのないこのまちに」は前2行で表現した先人から受け継いだ現在のまちを、感謝の意を込めて「かけがえのないまち」と表現し、「新たな光をそそぎ」は男女平等参画を光に例えて表現し、かけがえのないまちに男女平等参画という新しい光をそそいで、より良いまちを未来に向かって子どもたちにつないでいくため、宣言をするという5行目以降の文にかかっていきます。
わたしたち苫小牧市民は
世代や性別を超え 人権を尊重し
いきいきとこころ豊かに暮らす社会の実現をめざし
ここに「男女平等参画都市」を宣言します
苫小牧市民が一体となって、世代や性別を超えて老若男女それぞれがお互いの人権を尊重し合い、喜びも責任も分かち合い、平等にいきいきと心豊かに暮らす男女平等参画社会を目指して宣言することを力強く表現しました。
後段の「私たちは」に続く4項目についは、社会のあらゆる分野へ対等に参画し、だれもが活躍できるまちを目指す中で、具体的に地域、家庭、職場、教育の4つに絞って箇条書きにし、それぞれで目指すことを、できるだけ分かりやすく柔らかい表現にすることを心がけてつくりました。
1 互いに支え合うあたたかい地域をつくります
1項目めの「互いに支え合うあたたかい地域をつくります」は、2項目めの家庭の部分とも密接なかかわりがありますが、豊かで住み良いまちづくりのためには男女が共に町内会やPTA、ボランティアなどの活動に参画していかなければ実現できません。隣近所の付き合いの希薄化や独居老人世帯が増えることによる様々な問題など、男女の地域活動への参画を推進することで、目の行き届いた温かい地域をつくっていきたいという願いを込めております。また、最近は地域の防災分野においても女性の視点が重要視されております。
1 手をたずさえ責任を担う家庭をつくります
2項目めの「手をたずさえ責任を担う家庭をつくります」は、私たち市民には最も身近で生活の基礎となる家庭での男女平等参画ですが、家事や育児、介護などの家庭生活における責任は、男女がお互いに協力して担うべきものですが、まだまだその責任の多くを女性が担っている現状にあります。男女が家庭生活と仕事や地域活動など他の活動を両立させるためには、お互いに協力し合い、責任を分かち合う家庭をつくっていくことが重要となってきます。
1 個性や能力を活かせる職場をつくります
3項目めの「個性や能力を活かせる職場をつくります」は、男女雇用機会均等法や育児・介護休業法の改正など、制度面では整備がされてきておりますが、女性の場合、育児等の負担が大きい年代の就労率は低くなっており、またパートタイムや派遣などの雇用形態が多く賃金・昇給・昇格の格差などもあり、まずは女性の就労環境の改善が必要です。また、子育て時期の女性の就労率を高める上でも、事業者の責務として家庭生活との両立が図れるよう男性に対しての配慮も必要となります。そして男女が共に職場において、その個性や能力を活かせる環境を整備していかなければなりません。
1 平等意識を育てる教育をめざします
4項目めの「平等意識を育てる教育をめざします」ですが、男女の固定的な役割分担意識が解消され、男女が多様なライフスタイルを選択して、家庭や仕事、地域社会などあらゆる活動が両立できる環境の整備は、長い時間をかけて形成されていくもので、幼少期から男女平等参画の意識を培うことが大切となります。そのためには、学校はもちろんのこと家庭や地域社会など様々な場における男女平等参画の視点に立った教育を進めていくことが重要となります。

以上の4項目は、互いに密接にかかわりあっていくものであり、私たちが目指す男女平等参画社会の実現に向けて、最も基本的で重要な要素であると考え、一つ一つの項目として列記しました。
なお、読み上げるときは、各項目の数字の「1」を「ひとつ」と読むこととします。

お問い合わせ

総合政策部協働・男女平等参画室
電話:市民自治担当:0144-32-6156、広聴担当:0144-32-6152、男女平等参画担当:0144-84-4052
フォームからのお問い合わせ(リンク)

本文ここまで

  • 前のページに戻る
  • ページの先頭へ戻る

ここからフッターメニュー

フッターメニューの文章は、リードスピーカーにより読み上げされません