きせかえ
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令和3年9月号 読み上げ用ページ

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9月1日は「防災の日」
~土砂災害への備えと情報収集~


詳細 危機管理室 電話 32-6280


9月1日は防災の日。1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災が由来です。
近年、日本各地では大規模な自然災害が多く発生しており、本年7月3日に静岡県熱海市で起こった伊豆山土砂災害では、多数の人的被害・建物被害などが発生しました。現場は土石流や地滑り、急傾斜地の崩壊などのリスクが高いエリアに指定されていました。
苫小牧でも市内北部を中心に崖崩れや土石流の危険箇所が多数存在しており、警戒すべき区域は、市で発行している防災ハンドブックに掲載しています。また、最新の土砂災害警戒区域などは地区ごとに作成している土砂災害ハザードマップで確認することができますので、まずは、自宅や職場周辺などが危険箇所に示されていないか確認しましょう。


こんな前触れ現象に注意!土砂災害から身を守る!!

一般的に土砂災害は、降雨や融雪で地中の水分が増して地盤が緩み、さらに長雨や強雨が続いたときなどに発生するとされています。次のような現象を察知した場合は、直後に土砂災害が起こる可能性がありますので、直ちに周りの人と安全な場所へ避難するとともに、関係機関に通報してください。



時間的切迫性


土石流

山や川の石や土砂が、大雨などにより水と一緒になって激しく流れ下る現象。

【発生の経緯】
1●流水の異常な濁り 
2●流木が発生 ●渓流内の転石の音 
3●降雨時での水位の低下 ●山鳴り・地鳴り


地滑り

雨や雪解け水が地下に染み込み、断続的に斜面が滑り出す現象。
※地滑りの予測は技術的に困難であり、土砂災害警戒情報の発表対象となっていないので注意してください

【発生の経緯】
1●湧水量の増加 ●井戸水の濁り 
2●亀裂の発生 
3●山鳴り・地鳴り


崖崩れ

雨や雪解け水、地震などの影響によって、急激に斜面が崩れ落ちる現象。

【発生の経緯】
1●湧水量の増加 
2●小石がぱらぱら落下 ●湧水が濁る 
3●小石がぽろぽろ落下 ●亀裂の発生



防災ハンドブック、土砂災害ハザードマップは市ホームページから確認できます 
https://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kurashi/bosai/jishin/handbook.html


土砂災害警戒区域などの詳細は北海道ホームページから確認できます
https://www.njwa.jp/hokkaido-sabou/others/displayDesignatedDetail.do?municipalityCode=01213





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警戒レベル4「避難指示」で必ず避難


災害対策基本法が改正され、令和3年5月20日から新たな避難情報に変わりました。

従来の警戒レベル3「避難準備・高齢者等避難開始」が警戒レベル3「高齢者等避難」に変わり、警戒レベル4「避難勧告・避難指示(緊急)」が警戒レベル4「避難指示」に一本化されました。
今後は警戒レベル3「高齢者等避難」が発令されたら、避難に時間を要する方(ご高齢の方、障がいのある方、乳幼児など)とその支援者は避難を、警戒レベル4「避難指示」が発令された場合は、全員が危険な場所から必ず避難をしましょう。

※警戒レベルは、洪水、土砂災害、高潮、内水氾濫に用いられます(津波は対象外)
※警戒レベル1〜5の順番で発令されるとは限りません。状況が急変することもあります




【警戒レベル1】今後気象状況悪化の恐れ 
【新たな避難情報など】早期注意情報(気象庁)
【住民が取るべき行動】災害への心構えを高めましょう。


【警戒レベル2】気象状況悪化 
【新たな避難情報など】大雨・洪水・高潮注意報(気象庁)
【住民が取るべき行動】避難に備え、ハザードマップなどにより、自らの避難行動を確認しましょう。


【警戒レベル3】災害の恐れあり 
【新たな避難情報など】高齢者等避難 
※警戒レベル3は、高齢者等以外の人も必要に応じ普段の行動を見合わせ始めたり、避難の準備をしたり、危険を感じたら自主的に避難するタイミングです
【住民が取るべき行動】危険な場所から高齢者等は避難 避難に時間を要する人(ご高齢の方、障がいのある方、乳幼児など)とその支援者は避難をしましょう。その他の人も避難の準備をし、危険を感じたら自主的に避難しましょう。
【防災気象情報】警戒レベル3相当情報 氾濫警戒情報 洪水警報 など


【警戒レベル4】災害の恐れ高い 
【新たな避難情報など】避難指示 
※避難指示は、これまでの避難勧告のタイミングで発令されることになります
【住民が取るべき行動】危険な場所から全員避難 速やかに危険な場所から避難先へ避難しましょう。公的な避難場所までの移動が危険と思われる場合は、近くの安全な場所や、自宅内のより安全な場所に避難しましょう。
【防災気象情報】警戒レベル4相当情報 氾濫危険情報 土砂災害警戒情報 など



〈警戒レベル4までに必ず避難!〉


【警戒レベル5】災害発生または切迫 
【新たな避難情報など】緊急安全確保 
※市町村が災害の状況を確実に把握できるものではないなどの理由から、警戒レベル5は必ず発令される情報ではありません 
【住民が取るべき行動】既に災害が発生している状況です。命を守るための最善の行動を取りましょう。警戒レベル5の発令を待っていてはいけません。
【防災気象情報】警戒レベル5相当情報 氾濫発生情報 大雨特別警報 など




避難行動は正しい情報から ~デマやうわさに惑わされない~

災害時に皆さんが正しい情報を得ることは、命を守るための最善の行動につながります。
市からは、下記の方法で災害に関する情報を発信していますのでご活用ください。



苫小牧市防災行政無線[避難情報など]

天候によっては屋外スピーカーの放送が聞こえにくいことがあります。サイレンやチャイムが聞こえたら、テレビ・ラジオなどで情報収集しましょう。


苫小牧市防災メール[避難・気象情報、Jアラートなど]

※メールを送信して登録
bousai.tomakomai-city@raiden.ktaiwork.jp


苫小牧市テレフォンサービス[避難情報(Jアラート含む)]

電話050-5865-1569



苫小牧市防災情報サイト

[防災に関する総合情報サイト]
苫小牧 防災情報 で検索

苫小牧市公式フェイスブック

苫小牧市LINE公式アカウント
ID『@city.tomakomai 』で検索



テレビ・ラジオなど

警報や注意報の発表状況は、テレビ・ラジオ・ケーブルテレビやテレビのデータ放送でも情報の入手が可能です。
データ放送を見るには、テレビリモコンのdボタンを押す



インターネット

気象・地震・津波・火山情報などは

●気象庁/室蘭地方気象台ホームページ
●北海道防災情報ホームページ
河川情報(雨量・水位等)などは
●国土交通省「川の防災情報」



緊急速報メール

お手持ちの携帯電話会社より、緊急地震速報、津波情報、気象等に関する特別警報、災害・避難情報が無料で配信されます。



災害時は市ホームページにおいても随時情報発信をしています。

「苫小牧市防災メール」と同じ内容をLINEで受け取れます
【設定方法】
1 苫小牧市LINE公式アカウントを開く
2 総合メニューの「受信設定」をタップ
3 欲しい情報で「苫小牧市防災メール」にチェック
4 確認・送信


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みんなで守ろう! 私たちの足 公共交通
鉄道 タクシー バス

詳細 まちづくり推進課 電話 84-4071

皆さんは、公共交通を利用していますか?
鉄道やバス、タクシーなどの公共交通機関は、利用者が年々減少しています。
数年後、十数年後の「私たちの足」を守るためにも、今から公共交通を継続して利用することが重要です。
ぜひ公共交通を利用しましょう!



ますます高まる公共交通の役割

少子高齢化が進む中、免許返納などにより自分で車を運転しなくなった方や、車を持たない方の交通手段の確保が全国的な課題となっています。
市でも今後、年少人口、生産年齢人口が減少する一方、老年人口が増加し、少子高齢化が進むことが予想されています。
こうした課題に対し、地域公共交通の在り方や活性化、維持を図るための方策などについて、三位一体(事業者、行政、市民・利用者)で取り組むため、今年6月に、持続可能な公共交通網の形成に向けた「苫小牧市地域公共交通計画」を策定しました。
公共交通機関は買い物や通院、通勤・通学の際に安心して利用できる交通手段であり、東西に約40キロと長い苫小牧市では、ますます公共交通の果たす役割が高まっていくことが考えられます。
新型コロナウイルスの影響もあり、利用者の減少が進み交通事業者にとって厳しい状況となっていますが、各事業者は勤務体制の見直しや運行本数の調整などにより、公共交通サービスの維持に努めています。



苫小牧市の人口と高齢化率の推移

2010年
【年少人口(15歳未満)】23,476人 
【生産年齢人口(15~64歳)】113,284人 
【老年人口(65歳以上)】36,515人 
【高齢化率】21.1%

2015年
【年少人口(15歳未満)】22,403人 
【生産年齢人口(15~64歳)】105,714人 
【老年人口(65歳以上)】44,620人 
【高齢化率】25.8%

2020年
【年少人口(15歳未満)】21,125人 
【生産年齢人口(15~64歳)】98,553人 
【老年人口(65歳以上)】50,773人 
【高齢化率】29.8%

2025年
【年少人口(15歳未満)】19,582人 
【生産年齢人口(15~64歳)】94,304人 
【老年人口(65歳以上)】52,666人 
【高齢化率】31.6%

2030年
【年少人口(15歳未満)】18,130人 
【生産年齢人口(15~64歳)】89,908人 
【老年人口(65歳以上)】53,326人 
【高齢化率】33.0%


出どころ:第2期苫小牧市人口ビジョンおよび総合戦略の数値を基に作成




通院・通勤・通学の足「鉄道」はどうなる?

市には、室蘭線、日高線、千歳線の3路線が乗り入れています。そのうち、室蘭線(沼ノ端―岩見沢間)と日高線(苫小牧―鵡川間)については、利用者が少なく老朽化などによる維持管理費もかさみ、平成28年には、今後鉄道事業者のみで維持していくことが難しいという考え方(「当社単独では維持することが困難な線区」)が、JR北海道から示されました。
また、今年4月1日には、「当社単独では維持することが困難な線区」のうち日高線(鵡川―様似間)が廃止され、バス転換となりました。
路線を維持するためには、利用者の増加に向けた取り組みが必要です。JR北海道、北海道と沿線自治体が連携し、利用促進に向けた取り組みを進めています。





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ユニバーサルデザインタクシーの導入

市では、障がい者や高齢者、子育て中の保護者、訪日外国人観光客など、誰もが安心して、快適に利用できる交通環境を整備するため、ユニバーサルデザインタクシー導入支援事業を行っています。
市内では、ユニバーサルデザインタクシーが75台導入されており(令和2年度末現在)、利用者の皆さまからもご好評をいただいています。
今後も、誰もが安心して利用できる交通環境の整備を目指し、事業者のユニバーサルデザインタクシー導入を支援していきます。



利用者の減少が進む「バス」の現状

市内路線バスの利用者数は、減少傾向であり、赤字路線が増えることで、現在の路線網や運行本数の確保が難しくなりつつあります。
また、運行本数の減少により、バスの利便性が低下することで、ますます利用者が減少するなど、悪循環に陥る恐れがあります。
利便性や快適性の向上策など、利用者目線で、使いやすいバスを目指す取り組みが求められており、市では、事業者と連携して利用しやすい路線網への再編や、乗り継ぎ利便性の向上などを検討し、利用促進に取り組んでいきます。



バスロケーションシステム「バスキタ!道南バス」が稼働!

市内路線バスを運行する道南バス㈱では、バスの位置情報を提供するバスロケーションシステム「バスキタ!道南バス」を導入し、今年7月5日から稼働しています。


●バスロケーションシステムとは

お持ちのパソコンやスマートフォンから、バスの現在地、バス停への到着予測時刻や交通障害による遅延情報などを把握することができるシステムのことです。
また、市内11カ所には、各施設最寄りのバス停に停車するバスの運行情報を表示する「デジタルサイネージ」が設置されており、悪天候の際でも屋内でバスの到着を待つことができます。


●デジタルサイネージ設置箇所(令和3年8月現在)

のぞみ・豊川・沼ノ端コミュニティセンター、道南バス錦西営業所、アブロス日新温水プール、苫小牧市立病院、ふれんどビル、王子総合病院、総合体育館、JR苫小牧駅北口、沼ノ端交流センター


●対応エリア

道南バス(株)運行エリア全域の市内路線バス(樽前ハッピー号を除く)、都市間高速バス


●ご利用方法について

どなたでも無料でご利用いただけます。(通信料は利用者負担)
「バスキタ道南」で検索すると、マップや検索画面が表示されます!


バスキタ道南 で検索
https://db.buskita.com/




持続可能な公共交通に向けて

公共交通を維持していくためには、利用者の減少や、少子高齢化、事業者の乗務員不足、重複路線を抱える非効率な運行、JRの維持困難線区など、公共交通を取り巻くさまざまな課題に対応していく必要があります。
市ではこうした課題に対応するため、「苫小牧市地域公共交通計画」に基づき、鉄道やバスの乗り継ぎ改善、バス待合環境の改善、バス路線網の再構築、ICT※を活用した利便性向上策、ユニバーサルデザインタクシーの導入など、効率的で利便性が高く、誰もが利用しやすい公共交通網の形成を目指していきます。

※ICT:IC乗車券システムなどを含む情報通信技術のこと







 

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