きせかえ
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令和3年4月号 読み上げ用ページ

P2

新型コロナワクチンの接種について

詳細 新型コロナウイルスワクチン接種対策室 電話 32-6407

新型コロナワクチンの接種は、予防接種法に定める臨時接種として、16歳以上の市民を対象に実施します。
年齢や基礎疾患の有無などによって、次のグループに分けて段階的に実施しますので、ご自分がどのグループに属するかご確認の上、接種開始時期までお待ちください。


グループ1 医療従事者など 令和3年3月から段階的に接種

グループ2 令和3年度中に65歳以上になる方 令和3年4月から段階的に接種

グループ3 基礎疾患を有する方 ※ワクチンの供給量に応じて、順次開始します

グループ4 高齢者施設などの従事者 ※ワクチンの供給量に応じて、順次開始します

グループ5 60~64歳の方 ※ワクチンの供給量に応じて、順次開始します

グループ6 グループ1~5以外の方 ※ワクチンの供給量に応じて、順次開始します

※4月以降当面の間は、国からのワクチン供給量が非常に少ないことが予想されます。グループ2(65歳以上)の方への接種については、対象者を区切って徐々に拡大していくこととなりますので、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします



接種券の発送について

令和3年度中に65歳以上になる方(昭和32年4月1日より前に生まれた方)には、令和3年4月下旬より順次、接種券をお届けします。

・接種に必要となる「接種券」は、個人ごとに住民票のご住所にお送りします。

・グループ3以降については、グループ2の発送完了後、ワクチン供給量に応じて、順次発送します。

・具体的な発送時期については、広報とまこまい5月号でお知らせします。


接種場所について

苫小牧市は、身近な医療機関での「個別接種」が中心となります。十分な量のワクチンが供給された際には、集団接種会場も開設します。

※個別接種できる医療機関は広報とまこまい5月号に掲載予定です


コールセンターについて

・新型コロナワクチン接種事業に関する市民の皆さんからの問い合わせやご相談をお受けするコールセンターを開設(3月29日から)しました。

・接種券の発送に関することや接種場所など、ご不明な点はコールセンターへお電話ください。


とまこまいコロナワクチンコールセンター 応対時間 9時~17時 ※土日祝も開設 電話 0144-82-9660

※ワクチンの効果や副反応に関することなど、専門的な内容は、厚生労働省のコールセンターにお問い合わせください


厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター  応対時間 9時~21時 ※土日祝も開設 電話 0120-76-1770(フリーダイヤル)




P3


医療機関での個別接種の受け方について


1 接種できる医療機関を確認する

・接種券と一緒にお送りするリーフレットや市ホームページの新型コロナワクチン特設ページで、接種できる医療機関を確認してください。

・医療機関によっては「当院を定期受診している方のみ対象」など、条件がある場合がありますので、必ずご確認ください。


2 電話またはインターネットで予約する

※予約開始時期は広報とまこまい5月号でお知らせします。

・医療機関へ直接電話するか、予約用ホームページから予約してください。

・予約の際には、接種券番号が必要となりますので、接種券をお手元にご用意ください。


3 予診票に必要事項を記入する

・接種券と一緒に予診票をお送りします。

・医療機関の混雑を緩和するため、できるだけ、事前にご自宅で記入してください。

・体温は、接種当日に医療機関で測定しますので、空欄でかまいません。


4 医療機関で接種を受ける

・予約した日時に、忘れずに医療機関を受診してください。

・接種券と身分証明書(生年月日、氏名、住所が確認できるもの)を必ず持参してください。

※注意! 本人確認ができない場合、接種はできません

・医師の問診を受け、ワクチン接種を受けます。


5 接種後、15分~30分待機する

・接種直後はアナフィラキシーと見られるアレルギー症状を起こす可能性があるため、必ず15分以上、接種した医療機関で待機してください。


6 2回目の予約を行う

・1回目の接種日から18日の間隔を空けた日から2回目の接種が可能となります。

・1回目の接種日から3週間後の同じ曜日に2回目を受けるようにしましょう。



集団接種会場について

場所 市民会館 大ホール(旭町2-2-3)

名称 苫小牧コロナワクチン接種センター

予約 予約用ホームページから予約または市コールセンターへ電話で予約

※十分な量のワクチンが供給されるまでは、医療機関での個別接種のみとなる予定です。集団接種会場の開設スケジュールについては、広報とまこまい5月号でお知らせします



市ホームページのコロナ情報特設ページについて

・新型コロナワクチン接種の特設ページを開設しています。

・よくある質問なども掲載していますので、ぜひご覧ください。

P4-5

市政方針

詳細 政策推進課 電話 32-6039


苫小牧市長 岩倉 博文(いわくら ひろふみ)


第13回市議会定例会で、岩倉市長は令和3年度の市政方針と予算案を示しました。
市政方針では、今年が新型コロナウイルス感染症の収束に向けた重要な1年となることから、感染症対策を市政の最優先事項の一つとして取り組むとともに、次の世代が安心して暮らせる明るい未来を創造するという強い決意を表明しました。

昨年から猛威を振るい、世界的な脅威となっている新型コロナウイルス感染症は、本市においても市民、企業市民、行政運営に与える影響は大変大きく、一日も早く日常を取り戻せるよう、引き続き"感染拡大防止・地域経済対策・健やかな日常"を重点軸として、ウイズコロナ、アフターコロナも意識しながら、地域の実情に応じた施策を進めてまいります。
また、今年は4回目となる「ふくし大作戦」を展開し、市民の皆さまのふくしのこころと福祉施策をマッチングさせた"ふくしのまちづくり"を推進してまいります。
さらに、地球温暖化への対応において、本市ではCCS大規模実証実験が実施されており、今後はカーボンリサイクル、CCUSへ対象を広げ、地球環境の保全と地域産業の活性化が両立可能な脱炭素社会の構築に向けて、引き続き先導的な役割を担ってまいります。
今後も、ものづくり産業のさらなる展開、臨海ゾーンにおけるロジスティクスの展開、臨空ゾーンにおける国際リゾートの展開という成長戦略への取り組みを引き続き進め、その方向性を示す都市再生プランに基づき、環境と産業が共生する持続可能な都市の実現に向けてチャレンジしていきます。



基本政策


1 市民によるまちづくりの推進

地域活動の促進につきましては、まちづくりの重要なパートナーである町内会と意見交換を行い、地域課題の解決と町内会同士の連携をサポートするとともに、活動拠点の整備などを実施し、町内会活動の活性化に向けて支援してまいります。
市民自治の推進につきましては、企業市民や関係団体との協働をさらに前進させるとともに、まちかどミーティングや市政モニター制度などの広聴事業を通じて、まちづくりに関する市民ニーズの把握と情報共有に努めてまいります。
男女平等参画の推進につきましては、"自分らしさ応援EXPO"を開催し、誰もが個性と能力を発揮できる環境整備に向けた講演会や働き方を紹介するとともに、女性からの相談やDV防止の啓発を行う配偶者暴力相談支援センターを設置するなど、男女平等参画社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。


2 健全な行財政運営の推進

行政改革につきましては、5年間で約46億円の財政効果をもたらした「行政改革プラン-NEXT STAGE-」の後継計画として、「行政創革プラン」がスタートしています。時代の変革期を迎えているという認識の下、AIやRPA※ロボットによる業務自動化(Robotics Process Automation)の略名 などICTを活用した取り組みのほか、新たな財源確保や民間資本の活用の検討など、これまでの行政改革に加え、イノベーションをより意識し、新たな発想や手法を取り入れながら、"行政創革"に積極的にチャレンジしてまいります。
また、財政運営につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況が予想されますが、市民生活や地域経済に配慮しながら、「財政基盤安定化計画 Second Stage」で定める財政秩序を踏まえた健全な財政運営に努めてまいります。


重点施策



1 持続可能なまちに向けた都市機能の強化

行政組織の活性化

行政組織の活性化につきましては、新たな行政課題に対し、迅速かつ柔軟に対応できるよう機能的な組織体制を構築してまいります。
4月には、行政のデジタル化を見据え、ICT推進室を設置し、本市の情報政策を一体的に推進してまいります。また、こども相談課を設置し、室蘭児童相談所苫小牧分室との緊密な連携により、児童虐待への対応を一層強化してまいります。
さらに、各職場において、業務遂行の過程で発生する実例や課題を踏まえた実践的な研修を行うことで若手職員の育成を強化するとともに、地域課題に対し、有機的に機能する組織づくりを進めてまいります。


防災体制の充実

防災体制の充実につきましては、各種計画の見直しや市民の防災意識の向上を図るとともに、全市に拡大した防災行政無線の屋外スピーカーを運用し、災害時における迅速・確実な情報発信に努めてまいります。
また、今後北海道から公表される日本海溝・千島海溝沿いの新たな津波浸水予測に基づき、津波ハザードマップの改定に向けた取り組みを進め、避難体制の強化を図ってまいります。


まちなかの活性化

まちなかの活性化につきましては、CAP(キャップ)(苫小牧市まちなか再生総合プロジェクト)プログラムパート4に基づき、まちづくりの関係者や市民などで構成するT.O.P(トップ)(Tomakomai Open Project)による事業展開など、まちなかの新たな誇りや愛着の醸成を図り、日常的なにぎわいの創出に取り組んでまいります。
また、本市公式キャラクター「とまチョップ」が生誕10周年の節目を迎えることから、記念事業を実施し、これまでの感謝を伝えるとともに、「ふくし大作戦Ⅳ2021」などと連携した取り組みを行い、本市のPRやふくしのまちづくりにつなげてまいります。
旧サンプラザビルの対応では、市民の皆さんにご心配をおかけしていますが、今後も司法の場において、本市の考えを主張していくとともに、一日も早い駅前の再生と活性化の実現に向け努力してまいります。

 

2 地域経済をけん引する力強い産業の展開


企業立地の促進、港湾整備とポートセールスの推進

企業立地の促進につきましては、全ての産業に対応し得る充実した交通ネットワークに加え、自然災害の少なさや冷涼で安定した気候など本市の優位性をPRし、企業ニーズに応じた誘致活動を実践してまいります。
脱炭素社会に向けた取り組みは、わが国が目指す「経済と環境の好循環」につなげるための、極めて重要な国家的チャレンジとなります。本市としてもカーボンリサイクルや水素の利活用、再生可能エネルギーの導入など脱炭素化の取り組みを地元産業と連携しながら進めることにより、産業誘致や地域経済の活性化に努めてまいります。
食関連産業においては、温度管理型冷凍冷蔵倉庫を核に、食と物流が一体となった新たな物流拠点フードロジスティクスの形成に向けた取り組みを推進し、農水産物の高付加価値化による道内産品の輸出拡大につなげてまいります。
苫小牧港においては、東港区周文ふ頭の連続バース化に向けた取り組みを進め、さらなる港湾荷役の利便性向上と大規模災害などに備えるほか、真古舞地区中央北ふ頭および汐見地区小型船だまりなどの整備を進め、滞船・混雑緩和や複合一貫輸送機能を強化してまいります。
また、国際コンテナターミナルにおいては、ガントリークレーンの4基体制を構築し、荷役機能の向上と安定稼働に努めるほか、指定管理者制度を導入し、利用者のサービス向上やターミナル運営の効率化を図ってまいります。
海外ポートセールスにおいては、新型コロナウイルス感染症の状況を見極めながら、苫小牧港の優位性をPRし、知名度向上と港勢拡大につなげられるよう、関係機関と連携して取り組んでまいります。


雇用・労働環境の整備・充実

雇用・労働環境の整備・充実につきましては、企業による合同就職説明会への参加など、魅力発信や採用力向上を図る取り組みを支援し、市内企業の人材確保に努めてまいります。
また、職場改善に取り組む企業へのオーダーメイド型支援を実施し、従業員の職場定着や新型コロナウイルス感染症の状況に応じた働き方の導入など、企業が持つ多様な課題の解決をサポートしてまいります。
さらに、職人を目指す方や復職を希望する女性、就職氷河期世代の方などを対象として、研修や職場体験などを行う就業支援事業を実施し、雇用の確保に取り組んでまいります。
公共工事の発注においては、新たに週休2日制工事の試行に取り組み、受注者の働き方改革や職場環境の改善、人手不足への対応に努めるとともに、早期発注や着手時期の弾力化などを継続してまいります。



3 地域で活躍する"ひと"を育むまちの形成


地域福祉の推進、高齢者福祉の推進、障がい者福祉の推進

地域福祉の推進につきましては、誰もが住み慣れた地域で孤立することなく、一人一人の個性が尊重されるよう、地域住民が抱える多様で複雑化した課題を包括的に受け止める相談支援体制づくりを進めてまいります。
また、「第3期苫小牧市地域福祉計画」に基づき、"ひと、ちいき、まち"に焦点を当て、自分らしく生きるための仕組みづくり、共に支え合う地域づくりの推進に向けて各種事業に取り組んでまいります。
高齢者福祉の推進につきましては、「苫小牧市高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画」に基づき、苫小牧版地域包括ケアシステムの深化に向けた取り組みを進めてまいります。特に、とまこまい医療介護連携センターを活用し、多職種連携の強化を目的とした研修と、関係機関同士の連携に関わるルールづくりに取り組み、円滑なサービス提供体制を構築してまいります。
また、現在実施している介護職員就業支援事業を継続し、介護人材の確保を図るとともに、介護ロボット・ICTの活用を促進するなど、安定したサービスの提供に努めてまいります。
障がい者福祉の推進につきましては、"あいサポート運動"を通じた障がい特性への理解促進に努めてまいります。
また、医療的ケア児の短期入所など在宅支援に向けた取り組みを継続しながら、障害者雇用奨励金事業などを通じて、障がいのある方の就労支援に取り組んでまいります。
8月には、"いけまぜ夏フェス2021 in とまこまい"が開催されます。全道各地の障がいのある児童や、その家族が一堂に会する多彩な交流の場であることから、多くの方の参加・協力を通じて、ふくしのこころの機運醸成につなげてまいります。


子育て支援の充実

子育て支援の充実につきましては、「第2期子ども・子育て支援事業計画」に基づき、認定こども園や小規模保育施設の整備を行い、保育需要が増加している3歳未満児の受け皿を拡充することにより、保育環境の充実と待機児童の解消を図ってまいります。
また、児童虐待の防止に向けて、「苫小牧市子どもを虐待から守る条例」の周知・啓発に努めるとともに、新たに開設した苫小牧市こども相談センターにおいて、室蘭児童相談所苫小牧分室と緊密な連携を図り、虐待のないまちづくりを進めてまいります。


市民スポーツの推進

市民スポーツの推進につきましては、延期されていた東京オリンピックの聖火リレーを6月に開催するとともに、男子卓球競技で日本代表に決定している本市出身の丹羽孝希(にわ こうき)選手をオール苫小牧で応援し、全国初のスポーツ都市宣言のまちからオリンピックを盛り上げてまいります。
また、8月に実施を予定しているパラリンピックの採火式や、パラスポーツ体験会を引き続き開催することにより、障がい者スポーツの市民理解に努めてまいります。
さらに、令和4年2月に開催される北京冬季オリンピックに、アイスホッケー女子日本代表のスマイルジャパンが出場を決めています。氷都とまこまいから多くの選手が出場することを願い、市民一丸となって応援してまいります。
令和5年度には、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)のソフトテニスおよびテニス競技の本市開催が決まっており、関連施設の整備を進めるほか、老朽化した各スポーツ施設の整備を計画的に実施し、安全で安心して利用できる施設環境を整え、スポーツによる活気あるまちづくりを推進してまいります。



主要施策

1 共に支え合い健やかに暮らすまち

2 明日を拓く力みなぎる産業のまち

3 学ぶ喜びがあふれる文化の薫るまち

4 自然と環境にやさしいまち

5 安全・安心で快適に暮らすまち

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教育行政執行方針

詳細 教育部総務企画課 電話 32-6739


苫小牧市教育委員会は、「未来の社会をつくるひとづくり」という本市教育の基本理念に基づき、教育の一層の振興と充実に向けて、教育行政を推進します。

教育長 五十嵐 充(いがらし みつる)



1 一人一人のニーズに応じた確かな学力をはぐくむ教育活動の充実


1 学ぶ意欲の向上と望ましい学習環境の定着

中学校区を1つのエリアとした苫小牧型小中連携教育「苫小牧オール9(ナイン)」を継続発展させます。
また、GIGA(ギガ)スクール構想の実現に向けICT教育環境の充実を図ります。
外国語教育においては、ALTを中学校区に配置し、小・中学生が英語に親しみ、活用する機会を増やします。またALTを活用し、まち全体で生涯にわたって英語を学べる環境を整備します。


2 確かな学力の定着を目指した学習指導の充実

共通取組事項の徹底による授業改善を推進するとともに、これから学校に求められる情報モラルやICTの効果的な活用などについての研修講座を市教育研究所で実施します。


3 特別支援教育の福祉との連携強化、環境整備

個別の支援計画を活用した福祉機関と学校との連携を推進し支援に努め、令和3年4月に開校する北海道苫小牧支援学校との連携を強化します。また通級による指導の充実を図り、一人一人の特性に応じた支援を行います。



2 豊かな人間性と健康な体の育成


1 道徳教育の推進

道徳的な実践力を高めるため、子どもたちが考え、議論する道徳の授業となるよう改善に努めます。また、こころの授業の実施により、子どもたちが命と心について自ら気付くような指導の充実に努めます。


2 望ましい生活習慣の確立・体力の向上

望ましい生活習慣確立のため、苫小牧市PTA連合会と協働で作成した"情報機器 利用の約束"の啓発を進めます。また、道徳・体力アクションプランに基づき、効果的な指導を行っている学校の実践例を周知し、体力向上の取り組みを進めます。


3 いじめや不登校の未然防止、早期発見・対応と機関連携の強化

不登校問題については、不登校対策プランを策定するとともに、未然防止の観点から不登校対策モデル校を指定し、早期対応の観点から市内東地区に学校適応指導教室を拡張します。いじめ問題については、早期発見・対応に努めるとともに、「いじめ問題子どもサミット」を開催し取り組みの充実を図ります。


4 健康の保持増進に向けた取組の推進

子どもたちがコロナ禍において健やかに生活していくため、感染症対策の徹底、偏見や差別のない環境づくりに努めます。また、学校給食についてはアレルギー対応食の提供を継続して実施するほか、令和4年1月からはあえ物など副菜の提供を開始します。



3 学校・家庭・地域社会が連携した信頼される学校づくりの推進 


1 教職員の資質能力の向上

市教育研究所においてICTを活用するなどさまざまな研修講座を実施し、教員の資質能力の向上に努めます。また、学力向上、不登校対応、小中一貫・連携などの教育先進地を視察し、その結果を授業改善委員会などで活用します。


2 社会に開かれた教育課程の推進

コミュニティ・スクールを導入している勇払中学校地区および開成中学校地区を筆頭に、地域とともにある学校づくりを進めます。
コロナ禍においてもICTの活用支援などで教育活動の情報発信を促進します。


3 安全安心な施設環境整備と新たな教育に対応した学びの環境づくりの推進

耐震化や老朽化対策、感染症拡大防止のための学校施設整備を行い、子どもたちの学習環境の向上に努めます。また、安全で質の高い学びを保障するための学校規模適正化プランの検討を進めます。ほかにも学校の働き方改革として、民間の人材を活用し部活動指導員を配置します。


4 幼稚園、保育園、小・中学校間の連携の推進

幼児教育と小学校との円滑な学びの接続のため、スタートカリキュラムの充実を図るとともに、幼稚園などからの要請に応じてALTを年数回派遣し、外国語に興味関心を持つ契機となるよう取り組みを進めます。



4 家庭・地域で子どもを育てる環境づくりの推進 


1 家庭教育に関する情報発信の充実

家庭教育情報紙「ほ・む・す・く」や令和2年に機能拡充した「保護者向け一斉情報配信システム」を活用し、さまざまな情報を提供します。


2 家庭の教育力の向上を目指した研修機会の拡充

保護者が子育てや教育について考える機会の拡充のため学習会を開催するなど、学校と家庭が連携した取り組みを進めます。


3 地域における安全・安心・防犯のネットワークづくり

学校、保護者、地域および関係機関が連携し、子どもたちの登下校時の交通安全指導や通学路の安全点検、防犯対策などを進めます。
また、苫小牧市学校防災マニュアルに基づき各学校で取り組みを推進し、防災教育の充実を図ります。


4 幼児教育の推進への連携の強化

地域ごとに幼小連携の一層の強化を図るとともに、特別な支援を必要とする幼児についての幼稚園等訪問事業などを実施し小学校への円滑な接続を図ります。また幼稚園などに情報提供するほか研修を行うなど、幼児教育の質の向上を目指します。



5 郷土の良さを生かした潤いのある生涯学習の推進


1 地域や市民と密着した協働体制の充実

「出前講座」や「アーティストバンク」など、生涯学習推進計画や文化芸術振興計画に基づく事業を推進します。また、関係団体などの支援・協力をはじめ、市民・企業・学校など、地域との連携を強化します。


2 生涯学習の環境整備と充実

「生涯学習だより」や「サークルガイド」による情報提供や、「赤ちゃん、絵本のとびら事業」、「ナナカマド教室」、「障がい者学習支援事業」などライフステージに応じた学習環境の充実のため取り組みを継続します。


3 豊かな心や生きがいを育てる地域コミュニティ形成の促進

「PMFオーケストラ演奏会」などの鑑賞型事業、「青少年ミュージックキャンプ」などの体験型事業の実施に加え、「苫小牧音楽祭」や「文化芸術振興助成事業」を通じ、市民が文化芸術に親しみつつ、活躍できる場の拡充を図ります。





P7


令和3年度の予算が決まりました

詳細 財政課 電話 32-6212


今年度の予算は、新型コロナウイルス感染症について必要な対応を取りつつ、「快適都市を目指して~笑顔あふれるふくしのまちづくり~」を実現するため、市民の皆さまの安心・安全やまちの活性化、雇用・産業振興、福祉、子育て環境の充実などを中心に予算編成を行いました。市政方針の重点施策と主要施策の内容に沿って、主な事業の予算額と内容をお知らせします。



重点施策の予算



防災体制の充実


◦津波ハザードマップ更新事業

新たな津波浸水予測に対応した避難体制の整備 772万円



まちなかの活性化

◦とまチョップ生誕10周年記念事業

とまチョップの生誕10周年を記念した各種事業を実施することで、まちなかのにぎわいを創出 850万円


◦まちなか再生総合プロジェクト事業

まちなかイベントの開催支援、子ども・子育て居場所づくり支援事業、まちなか居住支援事業など 2,353万円



企業立地の促進、港湾整備とポートセールスの推進


◦再生可能エネルギー基本戦略構築事業

脱炭素社会実現に向けた計画の策定 500万円


◦企業立地振興条例助成

地域資源の活用など戦略的な誘致活動の展開と立地企業への支援 1億3,893万円


◦立地企業サポート事業

企業の職場環境改善に係る補助および展示会・合同就職説明会などの出展に対する補助 4,725万円 


◦港管理組合負担金

岸壁・道路改良整備、用地造成など 8億6,300万円




市民スポーツの推進


◦夏季冬季オリンピック・パラリンピック開催事業

聖火リレーやパブリックビューイングを実施 319万円


◦緑ケ丘公園庭球場改修事業

人工芝張替、フェンス改修およびLED照明へ更新 1億3,137万円



雇用・労働環境の整備・充実


◦採用力・魅力創造支援事業

働きやすい職場づくりの支援、市内外の求職者に地元企業の魅力や求人情報を広く周知、合同就職説明会の開催 3,893万円


◦就業支援事業

若者や女性らの活躍促進、雇用機会の創出を支援 5,825万円


◦就職氷河期世代就職応援事業

不安定な就労状況にある就職氷河期世代への就労支援 850万円




地域福祉の推進、高齢者福祉の推進、障がい者福祉の推進


◦ふくし大作戦Ⅳ2021

地域共生社会の実現に向け、「ふくし」に対する意識の醸成を図る事業の実施 530万円


◦介護職員就業支援事業

介護人材の確保・資格取得など育成を図る事業の実施 2,293万円


◦障がい者就労推進事業

就労を希望する障がい者や企業の相談に応じながら、関係機関と連携 385万円




子育て支援の充実


◦私立保育所等施設整備費補助

私立保育所・認定こども園の園舎建て替えに係る補助 2億1,140万円


◦小規模保育施設整備事業

小規模保育施設の園舎建設に係る補助 5,726万円


◦苫小牧市子どもを虐待から守る条例啓発事業

シンポジウムの開催や啓発シールの作成・配布、子育て支援講座の開催など 110万円




主要施策の予算



共に支え合い健やかに暮らすまち


◦医療機械器具整備事業(市立病院事業)

高度医療需要に対応した医療機器の整備 3億500万円


◦学資金貸与事業(市立病院事業)

看護師および助産師の安定確保のため、就学者に学資金を貸与 4,200万円


◦受動喫煙防止対策事業

民間施設における分煙施設などの整備に対し助成 100万円


◦がん検診推進事業

がんに対する正しい知識、健康意識の向上を図り、がんの早期発見のため、がん検診の受診を促す無料クーポン券の発送 690万円


◦歯周病検診事業

特定の年齢に達した方々に対し、歯周病検診受診券を発送し、歯周病検診の受診勧奨を図る 516万円




安全・安心で快適に暮らすまち


◦上水道の整備(水道事業)

配水管新設・改良工事、検満量水器取替工事など 20億3,904万円


◦下水道の整備(下水道事業)

管渠整備、施設の長寿命化対策など 21億5,456万円


◦住宅建設事業

日新団地建て替えに係る工事など 17億5,076万円


◦空家等対策推進事業

解体費用の一部を助成など 343万円


◦公園整備事業

老朽化した公園施設の更新・整備 1億9,993万円


◦道路整備事業

幹線道路・生活道路・道路照明の整備 18億5,030万円


◦JR利用促進事業

室蘭線および日高線の利用促進を図る事業の実施 70万円


◦消防車両整備事業

老朽化した消防車の更新 1億898万円


◦高齢者安全運転支援装置設置促進事業

後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置の設置補助 180万円




自然と環境にやさしいまち


◦公害測定機器整備事業

低周波騒音測定機器の導入 108万円


◦住宅用新・省エネルギーシステム補助事業

住宅用省エネルギーシステムを設置する市民に対し、補助金を交付 700万円


◦霊葬場整備事業

高丘霊葬場の点検整備 2,000万円


◦資源リサイクル運動推進事業

ごみの減量、リサイクルの推進、まちの環境美化に関する事業 1億9,975万円


◦資源物中間処理事業

ごみとして出された資源物を選別するなど中間処理する業務 2億1,824万円


◦沼ノ端クリーンセンター整備事業

沼ノ端クリーンセンターの整備・点検業務 1億7,526万円




明日を拓く力みなぎる産業のまち


◦就農者等支援事業

新規就農者に対する初期投資費用の助成など 400万円


◦とまなか産業発展・創出事業

苫小牧高専と協働で中小企業の技術相談窓口「C-base(シーベース)」を運営 380万円


◦地方創生地域コミュニティ活性化支援事業

本市限定の地域共通ポイント「とまチョップポイント」を活用し、地域経済の活性化などを促進する 2,965万円


◦苫小牧市事業承継推進事業

事業承継が完了した事業者に補助金を給付し、廃業を防ぎ雇用や資産の維持 350万円


◦観光振興ビジョン推進事業

観光事業者への支援や観光客の誘致促進、観光情報の発信など 1,712万円


◦創業促進・商業にぎわい事業

商店会店舗の魅力向上、空き店舗の活用、創業者への支援などを実施 1,889万円


◦新千歳空港整備事業費負担金

新千歳空港の機能強化、耐震、老朽化対策を実施 4,400万円


◦再編関連訓練移転等交付金事業(道路整備事業)

未舗装道路を整備するための実施設計を実施 700万円


◦苫小牧イノベーション活性化事業

課題解決や新規事業の創出に向け、先進技術やアイデアを導入する市内企業を支援 805万円




学ぶ喜びがあふれる文化の薫るまち


◦学習用ICT環境整備事業

校内ネットワークなどのICT環境の維持・運用 1億7,828万円


◦新第2学校給食共同調理場整備事業

新たな調理場の建設工事 15億2,899万円


◦苫小牧東小学校及び苫小牧東中学校改築事業

グラウンドなどの外構整備および旧校舎の解体工事 8億2,085万円


◦外国語教育推進事業

外国語指導助手(ALT)の任用により、小・中学校の英語指導に活用 6,777万円


◦市民ホール整備運営事業

PFIによる事業者の募集・選定に向けた募集要項等の作成など 2,359万円


◦国際化推進事業

国際交流事業や外国人住民に対しサポートを実施 1,192万円


◦国際友好都市交流事業

姉妹都市のネーピア市へ記念事業として市民訪問団を結成し、交流を目的とした市民訪問の実施 1,003万円


◦はちとまネットワーク事業

八戸市とスポーツ、観光、物流・港湾の分野を軸に両市の連携を推進 250万円

P8


令和3年度予算の特徴



政策マネジメント予算編成の実施と財政基盤の強化

事業の目的や効果などを考慮し、より効果の高い予算となるよう検討を行い、限られた財源の有効活用に努めました。財政の健全性を確保しながら、「快適都市を目指して~笑顔あふれるふくしのまちづくり~」を推進する施策を中心に予算編成を行いました。



一般会計は3.2%の減、特別会計は0.1%の増、企業会計は2.6%の増

今年度の一般会計の予算は788億7,500万円で、前年度より26億3,100万円の減額となりました。
特別会計予算は、327億1,298万円で、前年度より2,785万円の増額となりました。これは、後期高齢者医療の広域連合納付金が増額となることなどによるものです。
企業会計の予算は、227億2,848万円で、前年度より5億7,062万円の増額となりました。これは、水道事業の高丘浄水場管理棟改築主体工事や病院事業の医療情報システム更新などによるものです。



令和3年度 予算 1,343億1,646万円


一般会計 

3年度予算額 78,875,000,000円 
2年度予算額 81,506,000,000円 
比較増減 2,631,000,000円減
減率 3.2%減


特別会計

国民健康保険事業 
3年度予算額 15,881,546,000円 
2年度予算額 15,964,864,000円 
比較増減 83,318,000円減 
増減率 0.5%減

介護保険事業 
3年度予算額 14,385,136,000円 
2年度予算額 14,383,804,000円 
比較増減 1,332,000円増
増減率 0%

後期高齢者医療 
3年度予算額 2,446,297,000円 
2年度予算額 2,336,460,000円 
比較増減 109,837,000円増 
増減率 4.7%増

計 
3年度予算額 32,712,979,000円 
2年度予算額 32,685,128,000円 
比較増減 27,851,000円増 
増減率 0.1%増 



企業会計

水道事業 
3年度予算額 4,647,274,000円 
2年度予算額 4,416,831,000円 
比較増減 230,443,000円増 
増減率 5.2%増


下水道事業 
3年度予算額 6,131,361,000円 
2年度予算額 6,225,974,000円 
比較増減 94,613,000円減 
増減率 1.5%減


市立病院事業 
3年度予算額 11,753,213,000円 
2年度予算額 11,325,244,000円 
比較増減 427,969,000円増 
増減率 3.8%増


公設地方卸売市場事業 
3年度予算額 196,636,000円 
2年度予算額 189,817,000円 
比較増減 6,819,000円増 
増減率 3.6%増


計 
3年度予算額 22,728,484,000円 
2年度予算額 22,157,866,000円 
比較増減 570,618,000円増 
増減率 2.6%増


合計 
3年度予算額 134,316,463,000円 
2年度予算額 136,348,994,000円 
比較増減 2,032,531,000円減 
増減率 1.5%減




P9



令和3年度一般会計の歳入と歳出の特徴



歳出

人件費は約0.1%の増
市職員の給与、退職金、議員や委員の報酬などの経費である人件費は、前年度比約0.1%増の約495万円増額となりました。

扶助費は約0.1%の増
高齢者・児童・生活困窮者などを援助するための経費である扶助費は、保育所費の増などにより、前年度比約0.1%増の約1,421万円増額となりました。

公債費は約3.6%の増
施設建設などのために借り入れた市債を返済する経費である公債費は、前年度末で返済終了となる市債額を、返済開始となる市債額が上回ったことなどの影響で、前年度比約3.6%増の約2億6,236万円増額となりました。

普通建設事業費は約23.3%の減
学校、道路、公園などの整備を行うための経費である普通建設事業費は、全体として前年度比約23.3%減の約29億3,616万円の減額となりました。これは、みその・しみず保育園建替事業や東小学校及び東中学校改築事業などの大型事業費が減少したことによるものです。



歳入

市税は8億9,883万円の減
歳入の根幹である市税は、前年度予算額276億6,169万円に対し、今年度予算額が267億6,286万円となり、8億9,883万円の減額となりました。
これは、市民税が約7億1,627万円の減額、固定資産税が1億4,174万円の減額となることなどを見込んでいます。
市税の収納率については滞納整理など積極的に取り組み、令和元年度は96.6%と前年度を上回っており、今後も収納体制の強化に努めさらなる収納率の向上を目指します。

市債は11億1,470万円の減
主に建設事業を行うために借り入れる市債は、世代間負担の公平性の確保とともに大型事業実施の当面の財源として有効な手段です。ただし、市債の返済金である公債費の増加は、財政硬直化の要因となるため、慎重な判断が必要となります。
今年度は、防災行政無線整備事業の終了などにより、前年度に比べ11億1,470万円の減額となりました。
なお、今年度末の市債残高は、前年度から約18億7,151万円増額の約938億1,668万円を見込んでいます。



ネーミングライツによる広告収入について


令和3年度予算額 16,660,000円

施設名 白鳥アリーナ
愛称 白鳥王子アイスアリーナ

施設名 緑ケ丘野球場
愛称 とましんスタジアム

施設名 市民文化公園
愛称 出光カルチャーパーク

施設名 沼ノ端スケートセンター
愛称 ダイナックス沼ノ端アイスアリーナ

施設名 日新温水プール
愛称 アブロス日新温水プール

施設名 沼ノ端スポーツセンター
愛称 アブロス沼ノ端スポーツセンター

施設名 リサイクルプラザ苫小牧
愛称 JFEリサイクルプラザ苫小牧



今後も予算の効率的・効果的な執行に努め、財政の健全性を確保しながら、さまざまな課題に対応できる持続可能な財政運営を目指していきます。



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