きせかえ
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令和3年2月号 読み上げ用ページ

P2

手話という言語をもっと身近に

詳細 障がい福祉課 
電話 32-6356 
ファクス 36-3121 
メールアドレス syogaifukusi@city.tomakomai.hokkaido.jp


手話は、手指や体の動き、表情を使って表現する「見る言語」です。耳の聞こえない方のコミュニケーション方法の一つである手話は、最近ではテレビの記者会見などで手話通訳者の姿が映し出されることも多くなりました。聴覚障がい者が困っていたら…今回はコミュニケーションで使えるワンポイント手話もご紹介しますので、手話を身近に実践してください。



聴覚障がいとは


耳の機能に何らかの障がいがあるため、音や声が聞こえない、あるいは聞こえにくい状態のことをいいます。


ろう者…耳が聞こえない人で、手話で会話をしている人。

中途失聴者…音声で話をしていたが、病気や事故などにより聞こえなくなった人。

難聴者…音が聞こえにくい人で、補聴器を使い音声で会話をする人。



手話以外にもコミュニケーション方法はたくさんあります!


聞こえなくなった年齢や状態によって、コミュニケーション方法が一人一人違います。その人が一番話しやすい方法を選んで話し掛けてみてください。


「手話」…手や指、体の動き、表情を使って表現する目で見る言語です。

「筆談(ひつだん)」…ノートやメモなどに短く分かりやすい文章を書きます。

「空書(くうしょ)」…筆談するための紙などがないとき、空間、テーブルの上、手のひらなどにゆっくりと分かりやすい文字で書きます。

「口話(こうわ)」…相手の口の動きを見て言葉を読み取ります。はっきりゆっくり口を動かしてください。最近はマスクの着用で口の動きや表情が見えません。「聞こえない」「マスクを外して」という身振りをされたときには、筆談などをお願いします。

「音声文字変換アプリ」…音声を文字に変換してくれるアプリがあります。字幕のように表示されるようになりました。



聴覚障がい者はこんなことに困っています


耳が聞こえないことは外見からでは気付かれにくいため、日常生活のいろいろな場面で困ることがたくさんあります。


道を歩いている時…後ろからの自転車のベル、車のクラクションなどの音に気が付きません。また、後ろから声を掛けられても分からず、無視していると誤解されます。

病院などの窓口では…音声による呼び出しが分かりません。番号表示や振動による呼出機がもっと増えると助かります。

駅や商業施設などでは…音声放送による案内が聞こえません。

災害時では…サイレン、広報車のアナウンス、テレビでの緊急放送の内容が分かりません。



苫小牧市手話言語条例について


市では、平成29年4月1日手話言語条例が施行されました。
手話は、お互いの気持ちを理解するために、また知識を高め文化を創造するために、そして、自ら生活を営むために必要な言語です。また、ろう者は手話により意思疎通を図る権利を持ちます。市民の手話に対する理解を進め、手話の普及に努めます。ろう者とろう者以外の人々が、互いに支え合い、共生することのできる地域社会の実現を目指し制定しました。




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手話であいさつしてみよう



実践してみよう!ワンポイント手話

手話は表情も大切な要素です。
表情でも気持ちを表現しましょう!


おはようございます(朝)

1 右手を「グー」にし、その手をこめかみの所からほほの所まで下げる

(あいさつ)
2 両手の人さし指だけを伸ばし、向かい合わせる
+
3 伸ばしていた人さし指を曲げる


こんにちは(昼)

1 人さし指と中指だけを伸ばし、額につける

(あいさつ)
2 両手の人さし指だけを伸ばし、向かい合わせる
+
3 伸ばしていた人さし指を曲げる


こんばんは(夜)

1 両方の手のひらを相手の方に向け、顔の前で手のひらを交差させる

(あいさつ)
2 両手の人さし指だけを伸ばし、向かい合わせる
+
3 伸ばしていた人さし指を曲げる


ありがとうございます

左手の甲を上にして、右手を垂直に左手の上にのせ、右手を上げながら会釈する


お疲れさま

「グー」にした右手の小指側で左腕を2回たたく


よろしくお願いします

1 2 鼻先に置いた右手拳を開きながら、前へ出し、軽く頭を下げる



あいサポーター研修

 さまざまな障がい特性を理解し、サポートのノウハウを学ぶことで、障がいのある人に温かく接するとともに障がいのある人が困っているときに「ちょっとした手助け」や配慮を実践する「あいサポーター」を育成します。研修会については、障がい福祉課までお問い合わせください。

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すぐそばの町内会

詳細 市民生活課 電話 32-6303


私たちの日常生活に欠かせない幅広い活動を行っている町内会。
皆さんはお住まいの地域の町内会がどのような活動をしているかご存じですか?
今回は、さまざまな行事が中止や縮小となるなかで創意工夫を凝らしたり、精力的に活動している町内会について紹介します。



町内会って?

町内会とは、自分たちの住んでいる地域を快適で住みよくすることや、子どもからお年寄りまで誰もが安全・安心に暮らせるまちづくりを目的として、同じ地域に住む人々や企業で構成された自主的な団体です。市内には現在82の町内会があり、それぞれ地域の特性を生かしたさまざまな活動を行っています。


どんな活動をしているの?

町内会の活動は、さまざまな目的のため多岐にわたっています。その中で主な活動を紹介します。


環境美化

地域の定期清掃やごみ減量に取り組むため、廃品回収などのリサイクル活動を行っています。美化意識を高め、住みよい地域づくりをしています。


防災活動

災害時には一人一人はもちろん、地域ぐるみでの心構えや事前の訓練が大切です。消防士を招き救命講習や防災訓練、消火器の使い方を学んだりします。地域防災力を高め、安心な地域づくりをしています。


防犯活動

地域の危険な場所の確認や、路上駐車などの見回りをしています。ほかにも、町内会費で街路灯の設置管理を行うなど、防犯意識を高めて安全な地域づくりをしています。


青少年育成

児童の登下校時に通学路の交通安全の見守り、子どもみこしなどの青少年行事や夏休みのラジオ体操などを行っています。未来を担う子どもたちの、健全育成を行う地域づくりをしています。


高齢者福祉

高齢者の見守り活動や、独居老人との茶話会の開催、敬老会を行うことで、高齢者に優しいふくしの地域づくりをしています。


住民交流

地域の親睦を深めるため、さまざまな行事を企画しています。住民の皆さんが交流しやすく、住みよい地域づくりをしています。




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具体的な活動を紹介!


ドライブスルー長寿を祝う会【拓勇東町内会】

拓勇東町内会では、昨年9月20日にドライブスルー長寿を祝う会を行いました。新型コロナウイルス感染症の影響により、行事の中でも高齢者の方が集まる行事は開催が難しい状況でした。しかし、「高齢者の方々の毎年の楽しみを継続したい」「コロナ禍だからこそ地域のつながりを改めて感じてほしい」という思いから、アメリカの高校の卒業式を参考にドライブ・ウオークスルー方式による長寿を祝う会を実施しました。事前案内や参加申し込みは全て郵送で行い、時間差での来場となるよう集合時間をそれぞれ設け、参加者はあらかじめ郵送された引換券を記念品と交換し帰宅する方法で感染症対策に努めました。初の試みとなりましたが例年の倍の参加があり、コロナ禍でも開催してくれたことへの感謝の声が多数寄せられました。また、記念品として配布した『敬寿しんぶん』には町内の子どもたちから募集したお祝いメッセージを掲載し、こちらも大変喜ばれたそうです。拓勇東町内会では、他にも各種講座やハロウィーン、クリスマスのイベントなどをオンラインで開催しており、今後についても状況を鑑みつつ、行事の開催についてさまざまな形を検討していくそうです。


子ども会花火大会【見山町西町内会】

見山町西町内会では、昨年10月31日に町内の公園で花火大会を行いました。新型コロナウイルス感染症の影響でさまざまな町内会行事が中止となるなか、子どもたちのために何かできることはないかと、町内会と子ども会の役員が中心となり実施しました。町内の子どもと保護者が約60人参加し、100発ほどの吹き出し花火を観賞しました。その後、懐中電灯を使い、宝探し感覚でお菓子を探す企画も行いました。花火を観賞する際には間隔を空けて立ち、歓声をなるべく抑えるよう注意喚起するなど、感染症対策にもしっかりと取り組むことで、保護者の皆さんにも安心して楽しんでいただくことができました。今後も先の見通せない状況が続くとは思いますが、町内の皆さんや子どもたちの楽しめる行事を可能なかぎり実施できるよう取り組んでおり、冬の間には、例年行っている公園スケートリンクの造成を検討しているそうです。


資源回収【新開明野元町町内会】

新開明野元町町内会では、昨年10月25日に新たに町内会館を建設しました。当初はプレハブを集会所として活動していましたが、平成28年に地域住民の福祉の増進と地域活動の育成を目的に、会館建設プロジェクトを立ち上げました。建設資金確保の中で、資源回収が会館建設の非常に大きな原動力になりました。町内地域の回収をはじめ他地域の店舗への直接回収も毎日欠かさず行い、みんなで目標に向かうことで士気が高まっていきました。地域の親睦をより深めるため、会館建設後も資源回収の活動を継続していくそうです。


お住まいの町内会を知りたい場合やお申し込みはこちら

町内会連合会 市市民生活課
電話 32-6303

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「北海道苫小牧支援学校」が開校します
詳細 総務企画課 電話 32-6739



北海道苫小牧支援学校は「特別支援学校」です。

現在、胆振・日高地区には、障がいのある義務教育段階(小・中学生)の児童生徒が学ぶ特別支援学校として「室蘭養護学校」、「室蘭聾学校」、「平取養護学校」があります。今回、義務教育段階の児童生徒がより身近な場所で専門性の高い教育を受けることのできる機会を確保することを目的に、市内に新しく特別支援学校を設置することとなりました。



地域の中で育ち、地域と共に歩む学校に


私たちは、児童生徒たちが学校の中はもちろん、地域の中でも「自分らしく」、「生き生き」と生活する姿を描いています。

苫小牧支援学校で学ぶ児童生徒たちは、知的障がいがあり、その障がいの特性から「話す、聞く、伝える」などのコミュニケーションが苦手です。身に付けた力を応用するためには、実際の生活と関連付けながら学習することが効果的です。例えば、算数で行った金銭の学習が家族と買い物に行ったときに発揮できるなど、学校で身に付けた力を地域で実践することで、学習した内容がより「確かな力」となります。
本校は、苫小牧市、安平町、白老町を校区としており、広範囲な地域から児童生徒は通学してきます。家庭、地域、学校がお互いに連携し、子どもたちを育てていくことが大きな成長につながると考えています。



地域との関わりの例

地域の施設やお店で行うお仕事体験、産業実習

地域の方々を招いての授業参観、学校紹介

お店やイベントなどでの児童生徒の作品展示

公共交通機関の利用や地域の施設での体験学習

地域の皆さまや施設、近隣の学校との交流学習

地域清掃などのボランティア体験学習


地域の皆さまからもアイデアがありましたら、ぜひお聞かせください!



苫小牧支援学校での学び


「行うことが分かって自分から活動に参加できるように」
児童生徒が活動の目的や内容を理解し、主体的に参加できる授業を行います


「新しいことを知ることは楽しい、できると嬉しいと思ってもらえるように」
できたときの達成感を味わうことのできる授業を行い、またチャレンジしたいという気持ちを大切にします


「児童生徒たちが役割を持ち、社会や人の役に立つ経験を大切にするために」
児童生徒の主体性を尊重し、学びたいという意欲を高め、自己有用感が持てる作業・体験学習を行います


「高校生になることを楽しみに、将来の生活に大きな夢を持つように」
日常生活の指導の充実を図り、家庭と連携して確かな生活力を身に付けます


「さまざまな方法で自分の気持ちを伝えることができるように」
日常の学習の中で、自己選択、自己決定の場面を多く設定します


「地域の中で生き生きと生活する姿を想像して」
地域の中で学ぶ経験を大切にして、地域と共に育つ教育を行います




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対象の児童生徒

主たる障がいが知的障がいの児童生徒が対象となります。知的障がいのほかに、視覚や聴覚、肢体不自由などの障がいがある児童生徒も、入学や転学が可能となります。詳しくは、各市町の教育委員会にお問い合わせください。


通学方法

現在、スクールバスの経路やバス停留場所など、開校準備事務室で検討を進めています。また、保護者の送迎による通学も可能です。
本校への就学や転学を検討するに当たって、通学は毎日のことですのでとても大切です。通学について、詳しく知りたい場合は、開校準備事務室までお気軽に連絡ください。また、地域の皆さまには、スクールバスの運行について、ご理解とご協力をお願いします。



現在の状況


1 開校準備事務室の開設

4月の開校に向けた準備の一つとして、苫小牧南高等学校の協力の下「開校準備事務室」を設置しています。開校準備事務室では、2人の教員と2人の事務職員、計4人で開校に係る業務を行っています。また、入学や転学の検討を考えている方々への個別の説明や情報提供も行っています。


2 改修工事

苫小牧支援学校は、旧苫小牧市立明徳小学校の校舎を活用し開校となります。特別支援学校として必要な施設設備となるように整備を進めており、改修工事は、2月末までを予定しています。



主な施設設備

児童生徒玄関前と校舎裏にスロープを設置

エレベーターを設置

ネットワーク環境の整備 

校内の数カ所にエアコン設備を設置

玄関に自動ドアを設置 

各階に多目的トイレ、シャワーを設置

階段や窓に転落防止の柵を設置


お問い合わせやご相談はこちらへ



開校準備事務室(苫小牧南高等学校内)

電話 67-6801 ファクス 67-6802
メールアドレス tomashien-z0@hokkaido-c.ed.jp
ホームページ www.tomashien.hokkaido-c.ed.jp 
※校舎の改修状況や学校説明会で使用した資料、学校紹介のパンフレットなどを掲載しています



苫小牧支援学校開校準備事務室より


苫小牧支援学校の開校まで残り数カ月となりました。

今年度に入り学校説明会を実施したところ、本校への入学や転学を検討する保護者の方々や教育関係者の皆さまに多数ご出席いただきました。まだ形のない学校であり決定していることも少ない状況ではありますが、多くの方々に関心を持っていただき、開校準備を進める教員として感謝申し上げます。
開校に当たって、教育関係者の方々をはじめ非常に多くの方にご協力をいただいております。校舎の改修工事に関わる工事関係者の皆さまには、子どもたちが学習をしやすい環境をつくるために、私たちでは気付かない視点からご意見をいただくことも多く、その専門性の高い仕事に敬意を払わずにはいられません。また、想定しているスクールバスの運行経路などを中心に、地域の方々にご挨拶をさせていただいた際には、激励の言葉をいただいたり、快くご協力をいただくなど、私たち開校準備事務室の活力となっております。引き続き開校準備事務室では、関わっていただいております多くの皆さまへの感謝の気持ちを忘れずに、4月の開校に向けての業務を進めていきます。
子どもたちのために学校内でできることは限られているのかもしれませんが、学校が家庭や地域としっかり連携し、お力添えをいただくことで子どもたちは大きく成長することと思っています。各関係者の皆さまには、開校までの期間、そして開校後も本校へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
開校後、児童生徒たちが生き生きと学ぶ姿が今からとても楽しみです。

開校準備事務室

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