きせかえ
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令和3年1月号 読み上げ用ページ

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令和3年 新年を迎えて

市長新年あいさつ


まず初めに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、日々、ご尽力いただいている医療・介護従事者の方々や、感染症の拡大防止にご協力をいただいている市民の皆さま、市内事業者の方々に、心よりお礼を申し上げます。一日も早い収束を願うとともに、感染拡大防止・地域経済対策・健やかな日常という重点軸をテーマにして、市民と企業市民が一日も早く日常を取り戻すことができるよう対応してまいります。新型コロナウイルス感染症の脅威はまだまだ予断を許さない状況でありますが、今後も市民の皆さまの健康と安全を守るため、市政の推進に一層力を尽くしていく決意を新たにしております。
さて、本市にとって長年の悲願でありました、道央自動車道苫小牧中央インターチェンジが、昨年12月13日に開通となりました。一昨年の緑跨線橋の架け替えと併せ、市内中心部とのさらなる交通アクセスの向上を実現することができました。今後の経済活動をはじめ、物流の効率化や広域救急医療搬送、災害対応など「命のみち」としての役割を期待するとともに、北海道経済を支える「要」のまちとしての役割を果たしてまいりたいと考えております。
本年1月には「苫小牧市子どもを虐待から守る条例」が施行され、また、苫小牧市こども相談センター及び北海道室蘭児童相談所苫小牧分室が市内双葉町に開設されます。社会全体で子どもを守るという本市全体の意識醸成と子育て支援の施策推進ならびに、児童相談体制のより一層の充実を図り、児童虐待のないまちを目指します。
また、4月1日からは旧明徳小学校の校舎を活用し、道立の特別支援学校として「北海道苫小牧支援学校」が開設されます。障がいのある児童生徒に対して、より身近な場所で専門性の高い教育を受ける機会が確保されることとなりますが、本市の特別支援教育においても、連続した多様な学びの場、学びの機会が設定されることにより、さらに充実されるものと期待しております。
さらに、4月1日から「苫小牧駒澤大学」の校名が「北洋大学」に変更されます。人口減少と少子高齢化が同時進行する社会の中で、活気あるまちであり続けるためには、大学がこれまで以上に盛り上がり、このまちで活躍する人材が輩出されることが必要となります。苫小牧の未来を創る原動力となる学生が、学業やスポーツなどに励み、実り多いキャンパスライフを送っていただけるよう、大学関係者や地域の方々と共に、しっかりとサポートしてまいります。
今夏に開催が延期されましたが、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会においては、聖火リレーとパラリンピック採火式が本市で実施されます。全国で初めてスポーツ都市宣言を行ったまちとして、市民の皆さまと一体となり大会を盛り上げ、スポーツのまち苫小牧を全国に発信してまいります。
10月には、同じく延期となっておりました、第44回全国育樹祭が本市で開催されます。森林に対する愛情を培うことを目的に、森林がもたらす恩恵や木の持つ優しさ・温もりを体感できる取り組みを進め、継続して森を守り育てることの大切さを普及啓発し、次世代に継承してまいります。
これまでと変わりない市政へのご支援とご協力をお願いいたしますとともに、市民の皆さまのご健勝とご多幸を祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。


苫小牧市長 岩倉 博文(いわくら ひろふみ)

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企画展
総天然色!考古資料のあざやかな世界

ところ・詳細 美術博物館 電話35-2550


期間 1月9日(土)~3月7日(日)

開館時間 9時30分~17時(入館は16時30分まで)

会場 第1・2展示室

休館日 毎週月曜日 ※1月11日(月)は開館し、翌12日(火)が休館

観覧料 一般300(240)円、高大生200(140)円、中学生以下無料
※( )内は10人以上の団体料金、年間観覧券での観覧可
※併せて収蔵品展、常設展示も観覧できます



展示概要

遺跡から出土する資料の中には、色鮮やかなものが数多く見られます。赤色に塗られた土器や漆塗櫛、お墓の底にまかれたベンガラ、遠く運ばれてきた黒曜石やアオトラ石、ヒスイといった石器や玉類の素材。これらは当時の人々が遠隔地からわざわざ取り寄せて使用していた顔料や鉱物によるもので、道具の形や機能とはまた異なるモノづくりの考え方の一端を表しています。
考古学はモノを通して過去のヒトの営みを解明する学問であり、モノには「形」と「色」の要素が含まれます。しかし、長い埋没中に失われやすい色に関しては取り上げられることが多くありませんでした。
本展示では、これまであまり着目されていない考古資料の色に焦点を当て、その鮮やかな「色」を考古学、自然史のみならず美術的な側面からも見ていきます。

社台1遺跡(白老町)
ヒスイや滑石製の装身具

美沢1遺跡(苫小牧市)
お墓にまかれた赤い顔料

野田生1遺跡(八雲町)
北海道指定有形文化財赤彩注口土器

遠藤(えんどう)ミマン
《藍の親馬仔馬》
1979年 油彩・カンバス 苫小牧市 美術博物館蔵




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色とヒト

ヒトが色を使い始めたのは10万年以上前からとされています。アフリカ大陸では、その時代の遺跡から装飾品や顔料が出土しています。日本でも旧石器時代からこうした資料は見られ、千歳市柏台1遺跡からは2万年以上前に使われていた、赤い顔料を製造する道具が出土しています。何に塗られていたかは不明ですが、はるか昔にすでに色を求めていた人々の努力や工夫がうかがえます。
苫小牧市内では、縄文時代早期(およそ7千年前)の赤い顔料であるベンガラが付着した貝や赤く塗られた土器、縄文時代後期(およそ3千年前)の漆塗櫛が出土しています。また、白滝や置戸産の黒曜石で作られた石器、平取町でしか採れないアオトラ石で作られた石斧(せきふ)、新潟県糸魚川周辺でしか採れないヒスイ製の装飾品なども出土しています。
また、苫小牧市内で見つかっているお墓には、赤い顔料であるベンガラがまかれているものが多く見られます。血を表しているとされたり、魔よけの意味があったとされていますが、実際はどうだったのでしょうか。


赤いモノ

ベンガラで赤く塗られた土器や漆塗り製品、コハク製の平玉などさまざまな赤い色を用いていました。


青いモノ

ヒスイや滑石などを素材とした装飾品、平取町産のアオトラ石を素材とした石斧などは特定の産地で採れる原材料から作られました。


黒いモノ

黒色漆を塗った土器や黒く輝いて鋭く切れる黒曜石、蛇紋岩製の装飾品などがあります。



関連イベント

学芸員による展示解説スライドトーク(企画展)

とき 1月9日(土)、2月11日(木) 11時~11時40分、14時~14時40分、3月6日(土) 11時~11時40分

定員 各25人 先着順

申し込み 直接会場へ


まが玉をつくろう

とき 1月23日(土) 10時~12時

対象 小学4年生以上(小学3年生以下は保護者同伴で可)

定員 15人 申し込み順

申し込み 1月6日(水)から電話で



講演会

とき 2月6日(土) 14時~15時30分

演題 「発掘調査からわかるアイヌ文化」

講師 平取町沙流川歴史館 館長 森岡 健治(もりおか けんじ)氏

定員 70人 申し込み順

申し込み 1月13日(水)から電話で


とき 3月6日(土) 14時~15時30分

演題 「ガラス玉が語るもの―丸い小さな世界から―」

講師 札幌国際大学縄文世界遺産研究室 室長 越田 賢一郎(こしだ けんいちろう)氏

定員 70人 申し込み順

申し込み 2月9日(火)から電話で



遺跡報告会

近年苫小牧市内で行った遺跡の調査について報告します。

とき 3月7日(日) 14時~15時

講師 美術博物館 学芸員 岩波 連(いわなみ れん)

定員 50人 先着順

申し込み 直接会場へ



同時開催‼
収蔵品展「色と絵~彩のひみつ~」

期間 1月9日(土)~3月7日(日)

会場 第3展示室


展覧会について

絵画表現において、色彩は現実の色味を再現する役割のほか、立体感や寒暖感などの感覚、喜怒哀楽の感情に働きかけるような力を持ちます。画家たちは独自の視点により、色とイメージを組み合わせて作品の中で表現してきました。
本展覧会では、収蔵作品の中から赤、黄、緑、青、紫を基調とする作品をそれぞれ色ごとに紹介します。静物画、人物画、心象画、風景画などさまざまな画題の作品を色という視点から一堂に並べ、一部屋の展示室でパレットのように展覧します。画家が色彩をどのように用いたか、類似する色味の作品を比較することで、色彩に託されたイメージの差異や表現の多彩さに着目します。



関連イベント

学芸員による展示解説スライドトーク(収蔵品展)

とき 1月16日(土) 11時~11時40分、2月13日(土) 14時~14時40分

定員 各25人 先着順

申し込み 直接会場へ

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MONO(モノ)テク苫小牧~技術で拓け、夢・未来~

北海道立苫小牧高等技術専門学院訓練生募集!


詳細 工業・雇用振興課 電話 32-6432


北海道立苫小牧高等技術専門学院「MONO(モノ)テク苫小牧」では訓練生を募集しています。魅力あふれるMONO(モノ)テク苫小牧で専門的な知識・技術・技能を身に付け、自らの確かな未来につなげましょう。

※MONO(モノ)テク苫小牧とは北海道立苫小牧高等技術専門学院の愛称です



MONO(モノ)テク苫小牧 とは

ものづくり産業界で将来活躍するために必要な「専門的な知識・技術・技能」を基礎から学び、また、その職種に必要とされる多くの「免許・資格」の取得にも挑戦するとともに、「行《考》動力・コミュニケーション能力」など、訓練生が社会人として必要な基礎力の向上に取り組んでいます。平成29年度より2年制課程を基本としていますが、今回の募集より、主に既卒で早期に就職を希望する方向けに、1年制課程の併設が追加されました。


MONO(モノ)テク苫小牧の魅力

魅力1 特色と特長

就職したときに即戦力として活躍できるよう、実技を主体とした訓練カリキュラム(2年制・1年制)となっています。また、働く上で必要とされている「各種の技能講習・安全衛生特別教育」の習得を訓練に反映することにより、自信を付けて社会で働くことができます。


取得可能な資格

専門資格
 溶接評価試験(金属加工科)、二・三級技能検定(機械科)、第一種・二種電気工事士(電気工事科)

技能講習
 ガス溶接(3科)、玉掛け(3科)、小型移動式クレーン運転(3科)、高所作業車運転(電気工事科)

安全衛生特別教育 
アーク溶接(3科)、クレーン運転(5t未満)(3科)、自由研削砥石(3科)、低圧電気取扱(電気工事科)



金属加工科

主な学習内容
 金属同士を接合する溶接技術などを学び、「溶接技能士」を目指します。

主な就職先
 鉄鋼構造物・産業機械・建築金物製作会社、プラント製作・保守会社、重機・特殊車両製作会社



機械科(令和3年4月より精密機械科へ科名変更の予定)

主な学習内容
 各種産業機械の部品加工・保守技術などを学び、「機械加工技能士」を目指します。

主な就職先
 産業機械・自動車部品・農業機械製造会社、精密金型製造会社・プラント保守会社



電気工事科

主な学習内容
 電気配線工事・設備保守技術などを学び、「電気工事士」を目指します。

主な就職先
 電気設備・電気通信設備設計施工会社、防災設備会社、ビルメンテナンス会社



魅力2 きめ細かな少人数指導

経験豊富な指導員の複数配置により、一人一人に目の行き届いた訓練を行います。

指導員1人当たりの訓練生数(令和2年10月末時点)

訓練生数 11人 指導員数 9人 指導員 1人当たりの訓練生数 1.2人





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魅力3 高い地元就職率

毎年、訓練生数の5倍前後の求人があり、直近5年間の就職率は80%台~100%の高い水準を達成しています。そのうち、70%以上の方が苫小牧市内の企業に就職しています。経験豊富な指導員による就職相談やインターンシップを通じた職業意識の醸成など、本人の希望や適性に応じた就職支援に取り組んでいます。


修了年月
 平成28年3月 就職希望者 17人 就職者 16人 就職率 94.1% 苫小牧市内への就職 15人 苫小牧市内への就職/就職者 93.8%

修了年月
 平成29年3月 就職希望者 15人 就職者 14人 就職率 93.3% 苫小牧市内への就職 11人 苫小牧市内への就職/就職者 78.6%

修了年月
 平成30年3月 平成29年度より2年制課程に移行したため修了生はおりません

修了年月
 平成31年3月 就職希望者 12人 就職者 10人 就職率 83.3% 苫小牧市内への就職 7人 苫小牧市内への就職/就職者 70.0%

修了年月
 令和2年3月 就職希望者 12人 就職者 12人 就職率 100% 苫小牧市内への就職 10人 苫小牧市内への就職/就職者 83.3%

計 
 就職希望者 56人 就職者 52人 就職率 92.8% 苫小牧市内への就職 43人 苫小牧市内への就職/就職者 82.6%



魅力4 低い離職率

苫小牧高等技術専門学院を修了し、就職した方の離職率は、新規高卒者の平均より大幅に低く、職場の定着率が高いことが特徴です。技術・技能や知識の習得に努めることはもとより、社会講話や就活講話など、きめ細かな就職支援を行い、職業観の醸成にも力を入れています。

在職期間 3年(平成29年3月卒) 離職率 苫小牧高等技術専門学院 23.5% 新規高卒者 北海道※ 44.6% 全国※ 39.5%

※令和2年11月北海道労働局調べ



魅力5 訓練生の高い満足度

令和元年11月と令和2年9月に、苫小牧高等技術専門学院で訓練に関する満足度についてアンケート調査を行った結果、8割以上の訓練生から「満足している」または「やや満足している」との回答がありました。


修了生からのメッセージ


金属加工科 令和2年3月修了 王子工営北海道株式会社 H・Sさん(21歳) 入社1年目

 苫小牧高等技術専門学院の金属加工科で学んだことが就職先の仕事に役立つのか、自分の中に大変不安がありましたが、溶接作業を専門とする仕事をしてみて、学院で学んだことが仕事の上ですごく役立っていると思っています。溶接作業の仕事をして苦しいことも多々ありますが、皆さんの指導の下で真面目に頑張っていきたいと思います。


機械科 令和2年3月修了 杉山工業株式会社 W・Aさん(20歳) 入社1年目

 苫小牧高等技術専門学院を修了して良かったことは、年齢の離れた同級生がいたことにより、コミュニケーション能力が向上したことと、民間企業での経験がある指導員の方々から、現場での知識や技術を学び、さまざまな資格を取得できたことです。また、この会社に就職してやりがいのある仕事ができて、本当に良かったと思います。


電気工事科 令和2年3月修了 株式会社電気工事西川組 N・Yさん(31歳) 入社1年目

 苫小牧高等技術専門学院の在学中に第一・二種電気工事士、消防設備士などのさまざまな資格を取得できたことが良かったと感じています。入社時は職場になじめるか、やっていけるか不安でしたが、先輩方からの丁寧な指導によって、少しずつですができることが増え、意欲や責任感が増したと自覚しています。仕事をしてみて、従事した現場が完成し、現場だった建物の前を通るたびに、この現場に携わることができたという達成感を得られており、この会社で働くことができて、本当に良かったと思います。



令和3年度訓練生募集中‼

対象 

●学校教育法による高等学校もしくは中等教育学校を卒業した方(令和3年3月卒業見込みを含む)
●またはこれと同等以上の学力を有すると認められる方(高等学校卒業者と同等以上の技能習得能力を有すると認められる方または、高等学校中退(中学既卒含む)などの学歴を有する方)
●金属加工科短期課程(1年制)については、職業の転換を必要としている求職者の方向けの訓練課程ですが、新規学卒(中卒含む)の方も応募可能です。


定員 若干名

申し込み・詳細 北海道立苫小牧高等技術専門学院 4月初旬まで 電話 55-7007

ところ 〒053-0052 新開町4-6-10



苫小牧市ものづくり技能習得奨励金

市では、北海道立苫小牧高等技術専門学院の入校者(1年次)を対象に「苫小牧市ものづくり技能習得奨励金」を交付します。
奨励金は、1人当たり10万円、授業料全額免除者と短期課程者は1人当たり5万円の予定です。(一部対象外規定有)

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